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独占♡
しおりを挟むうつ伏せのメイリーンのバスローブを脱がせ、下着もヒューマは脱がすのに、一度メイリーンから出ると、自身もバスローブを脱いだ。
「酷いですわ!皆が居る時に!」
「可愛かったぞ、メイ」
「っ!………そんな色っぽく仰っても、わたくし怒りは治まりませんわ!」
「まぁまぁ………続ける前に話をしよう」
「…………話?……お風呂場で仰ったもう1つのお話ですか?」
「そう………」
ヒューマが話をするなら、脱がす必要は無い気もしたメイリーンは、脱がされたバスローブに手を掛けるが、ヒューマに阻止された。
「な、何を………お話するのでは?」
「愛でながら話する方が分かるからな………着る必要はない」
「…………え?………ヒューマ……さ……ま………ッあああぁっ!」
蜜壺に納まっていた栓を抜き取られ、代わりにヒューマの巨根が解される事も馴染ませる事も無く、隘路を通ると一気に奥を突かれる。
「メイリーン………番いになる為に、再び俺は君の項を噛むが、それではマーキングと同じになる………だが、ある条件が満たされた時、君のココに、刻印が刻まれるんだ」
「ああっ!押さな………苦し……」
ぐっ、とヒューマに下腹部を押され、巨根の圧迫さが外からも掛かり、メイリーンはもう既にイッてしまっている。
「あっん、ああっ………さ、最中に………聞かさ……れて………も………」
「聞け、メイ………君の発情期……人間で言えば排卵日か…………それに合わせて結婚式を挙げ、番いとなる初夜で俺は君に刻印を施すつもりだ………その為に、君には房事を長時間耐え得る体力作りをしてもらう」
律動を繰り返して、夢現の状態のメイリーンの記憶に残るのか、と思うがメイリーンは聞いていた。
「ち、長時間………?さ、昨夜みたいな………という………」
「そう…………それが、メイリーンの排卵日の間、繋がってると思ってくれてもいい」
「っ!………む、無理で………すわ!」
「………ま、それは言い過ぎだが、刻印が出たら条件は完了しているから、解放はする………その条件が大変なんだ………だから、ラノックに番いが居ない」
「……………え?」
「番いたい相手が、ラノックの相手になれなかったか、ラノックが飽きたかの何方かだと思うが」
相手の体力と、番いになる条件と繋がらないメイリーンは、ヒューマの律動を止めたがり、身体を押し退けようとする。
「後でしっかりお相手しますから、聞かせて下さい!」
「シながらでも出来るだろ」
「わたくしが集中出来ませんわ!」
「…………俺は、君の中に居たいんだが?」
「緊縛でも朝迄もお付き合い致しますから、聞かせてからにして下さい!」
「……………ほぉ………言ったな?」
「………………え?………な、何かわたくし言いまして?」
ほくそ笑むヒューマに、言い過ぎたとメイリーンは自分が口を滑らせたのに気が付く。どんな条件なのか聞きたいから言ってしまったのだ。
「緊縛…………朝迄…………流石に昨夜はヤリ過ぎたな、と思ってはいたが、付き合ってくれるんだな?」
「っ!」
「話が長くなりそうだから、シながら話そうと思っていたが………そうか………メイはそんなに緊縛されたかったか………」
「す、好きな訳ではないですわよ!縛られるのは!」
「だが、縛った君の裸体は、俺の欲を更に昂ぶらせてくれるし、俺の腕の中で乱れるメイリーンは俺に酔ってくれるだろう?」
「っ!」
「……………ご希望とあらば、可愛い恋人に聞かせてから、再開しようか」
「んあっあぁぁっ!」
ヒューマは、メイリーンに覆い被さり反転させ、挿入されたまま、律動を止めメイリーンを騎乗位にさせた。
「条件というのは、メイリーンがイキっぱなしの状態で、俺が吐精しながら項を噛み付かなければならない。それを下腹部に痣が出来る迄何度もな」
「な、何度も?」
「獣人同士の結婚も同じ………番いの刻印が出来なくても、子は孕むが番いとしては繋がりは緩い………生涯唯一、とメイリーンが望むなら強く強固の関係を築いていきたいと思っている」
「結婚式挙げるだけでは、という事ですの?」
「あんな物は形式だけだ…………番いの下腹部に刻印が出来れば、他の異性に靡かないし、性欲も沸かない………メイリーンはそういう夫婦関係がいいのだろう?」
「…………わたくしの為に?」
「当然だ………俺の性欲に付き合えて、俺の事が好きでいてくれて、一緒に過ごせて楽しい女は今迄居なかった」
「…………ヒューマ様……」
「メイリーン、君は?何故俺を好きになった?」
「…………っ……い、意地悪で………」
「おい…………」
「鬼畜ですけど………わたくしも一緒に過ごす中で、これ程充実感味わえる方と出会えたのが初めてですわ………逞しくて、色っぽくて、わたくしをいつもときめかせてくれて……何よりも、黒豹という大きな猫のお姿は美しくて……抱き心地もわたくしはいつも極楽に居る様な気持ちにさせてくれて………人間の男性にはそれがありませんもの!とっても特した気分ですわ!」
お互いに外見ばかり好きな所を言ってはいるが、メイリーンはヒューマに大事にされている事も知っているし、ヒューマはメイリーンの邸の侍従達への対応に『冷酷令嬢』が噂だけだという事も分かっていて、伯爵家の夫人として充分任せていられるのも決め手ではあった。
「俺は、獣姿の俺自身に嫉妬しているの、知っているか?」
「そうなのですか?」
「黒豹で一緒に寝た時、どれだけ嫉妬に駆られたか」
「可愛いのですもの」
「…………休憩無しになるから、そのつもりで」
「!………そ、そうだわ!ラノック公爵様の番いが居ないという話は………」
「誤魔化したな?………まぁ、いいが………ラノックにその相手が居ないと見ているが、メイリーンに執着を見せたのは、そういう存在になりえそうだと思ったか、猫化特有の逃げる者に興味を示す習性からかもしれん……オルゴールを贈った女はメイリーンただ1人だったしな」
「そうなのですか?」
「他の女達には贈られてはいない………だから、君に執着があるのだと見ている」
「………わたくし、ラノック公爵様に気に入られる様な事、した覚えな…………っんあっ!……な、何故急に………お尻に……あぁぁっ!」
騎乗位の姿勢で話続けていたメイリーンとヒューマだが、ヒューマの尻尾がメイリーンの尻孔へと入っていく。
「嫉妬させられたからな」
「い、今の言葉………で何処に………嫉妬する……要素が………」
「天然の男限定の人たらしだな、君は」
「そ、そんな………事な……」
「冷酷な表情から、艶っぽく微笑まれて落ちぬ男は居ないぞ?それが、ラノックにも落ちたのだと思うと、腹立たしいな…………早く全て俺の物にしたい」
「なっているではありませんか!」
「俺の刻印してこそ、安心出来る…………そろそろ抱き潰していいか?」
「こんな状態で話をするから嫉妬するんじゃありません?」
「…………こんな状態にしなければ、嫉妬も増幅させられる事はない………今、メイリーンの中に居るから、抑えられているんだ……食事中にしていたら、食事せず食卓でメイリーンを貪ってたと思うぞ?」
「………んなっ!」
「そういう事だ………さぁ、君の淫靡な孔に俺の巨根を咥える所を見せてくれ」
「!」
騎乗位のメイリーンの腰を抱え、上下に腰を打ち付け始めたヒューマ。とろとろと膣から溢れ出る蜜と、びっちり咥え込まれたヒューマの逞しい巨根と揺れるメイリーンの胸を、ヒューマはじっと見つめた。
「…………堪らん……絶景だ……」
「ひぅっ、あっん、はっ………」
イキっぱなしに直ぐになってしまうように、ヒューマに繰り返し抱き潰されてしまっていたメイリーンは、羞恥からヒューマに見られない様に、ヒューマの腰に手を置いた。
「こら、隠すなっ!」
「あぁぁあっん!」
激しくすると、メイリーンは隠す余裕無く、ヒューマの腰から手を離してしまう。
「俺が射精す迄は、騎乗位で踊れメイ!」
「イ………って……待っ………て………」
「イキっぱなしでいい!」
最奥に突き付けられた白濁をメイリーンが飲み込むと同時にメイリーンの潮吹きを披露し、ヒューマは益々昂ぶらせていったのだった。
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