獣人伯爵の獣姿に愛を囁く冷酷令嬢【完結】

Lynx🐈‍⬛

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緊縛♡

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「何だ………もう孔から垂らしてるじゃないか……胸しか触ってないぞ?」
「っ!」

 胸でイク直前に止められると、ヒューマはメイリーンの下から這い出て、横に座ってメイリーンの足を広げ秘部を覗き込んでいた。

「だらしない孔だとは思わんが、俺が舐めて解してやりたいのに、意味が無くなるぞ?………もう、このまま突き刺せそうだ」
「…………仕方………ありませんわ!……ヒューマ様の手が気持ちいいのですから!」
「…………嬉しい事を言ってくれる……我慢しているのに、抑えられなくなるではないか………でも、せっかく縛っているから、この蜜をメイリーンに塗ってやろう………溢すのは勿体無いからな」
「え?」

 ヌルヌルと、秘唇から湧き出る蜜を掬い取り始めたヒューマは、メイリーンの胸や腹に蜜を塗っては、舐め取っていく。

「っんっ、あっん……」
「どっちが気持ちいい?メイリーン………蜜を掬い取られる時と、塗られて俺に舐め取られる時と」
「…………選べませんっ!」
「では………どっちの胸が触られるのが好きだ?」
「……………み………右………」
「そうか…………では可愛がってやらねばな……」
「ん………あっ……はっ………ああっっ……違っ……其方は………左っ!」
「左でも気持ち良さそうだ………嘘吐きだったか?メイリーンは」
「右の方が………感じますっ!」
「そんな事は知ってるさ…………俺が今知りたいのはいつから俺を好きだったかを知りたい」
「……………気にしなくていいではありませんか!」
「頑なに答えない態度を改めてもいいんじゃないか?強情娘」
「ああっん!」

 意地悪く、ヒューマの指がメイリーンの右胸を弾くと、ぶるん、と揺れる乳房がヒューマを誘惑させた。

「挟みたくなったな……後で頼む」
「…………挟むって、ヒューマ様の………?」
「他に何がある?」
「んっ!」

 秘唇にヌルヌルと指を動かし蜜を絡め掬い、右胸に塗っては舐め取った後にキスマークを付けまくっているヒューマ。まるで、右胸だけ花びらが散った様に見えている。

「しまった………バランスが悪いな………左胸も付けまくってやらなければな」
「着るドレス無くなりますわ!」

 キスマークが付けまくられ、胸元が隠せるドレスしか着れなくなってしまう。

「そうしたら、また作ればいい」
「作ったばかりですのよ?今は要りません」
「君は豊満な胸だから、次に作る時は俺も意見を言わせて貰おう………今日は出来なかったからな」
「卑猥な物にしそうですわね」
「…………卑猥な物……うん、明日にでもまた呼ぶか」
「今の聞かなかった事にして下さいませ!………ああっ、あんっ!」

 何か企んでいそうなヒューマに、詰め寄ろうとするが、身体が起こせないのでバタバタと藻掻くメイリーン。その都度揺れる胸を見て、ヒューマは食い付く様に愛撫を強めた。

「やらしい胸だ……」
「もぅ、解いて下さいっ!」
「駄目だ………まだ突っ込んでないからな………このままの姿勢で貫いてやる」
「……………っ!……な、ならとっととすればいいではありませんか!」

 この姿勢が辛いのだろう、メイリーン。頭はベッドには付いてはいるが、腕も縛られ天井に腹が引っ張られるので、姿勢も変えられないから、早く済ませて、体位を変えさせて欲しかった。

「…………可愛くない言葉だな……俺はそんな言葉は望まん」
「っ!………でしたら、どう言えばいいのです!」
「…………フッ……」

 強情なメイリーンに調教出来る喜びを嬉しそうにするヒューマ。

「『わたくしの卑猥な孔を舐めて、蕾を虐めて下さい』とも言って貰おうか………この色気のある口から君の声で………」
「っ!」
「…………さぁ、メイリーン………言え」

 耳元で囁かれた低く荒い声にゾクッと身体が振るえ、蜜壺が締まるメイリーン。

「………わ、わたくしの……ひっ……猥の……孔……な………い、言えません!」
「言え、メイリーン」
「ひぅっ!」

 言えなかったお仕置きか、強く胸の蕾を摘まれ、蜜が敷布に溢れ落ちた。

「勿体無い……蜜が溢れ落ちたではないか………疼くなら治めてやろうと手伝ってやるのに………違うか?」
「…………あ、孔……を………舐めて……虐め………て………」
「…………いい子だ………」

 涙目で頬を火照らすメイリーンにキスを落としたヒューマは、下半身も脱ぐと耳と尻尾も出して、興奮した様だ。

「耳………触りたい……」
「後でな………ご褒美で終わったら解いてやる」
「…………嬉し………」
「…………何故か黒豹の姿の俺に嫉妬するんだが………」
「…………黒豹もヒューマ様ではないですか」
「クソッ!獣人姿の方がいい、とは言わんメイリーンにいつか言わせてやる!」

 ―――言ったら見境なく貪られそうですわ……わたくし、半獣人のこのお姿が一番好きだと、絶対に言えませんから………

 そう、メイリーンには半獣人のヒューマが一番逞しく美しく見えるのだ。房事のメイリーンを欲しがる姿が好きだと言ってしまったら、本当に壊され兼ねない。

「ああっ………ヒューマ様ぁっ!」

 やっと、メイリーンの秘部にヒューマの舌が貰え、甘く啼くメイリーン。求めて貰えて嬉しくて、啼き声ももっと甘く誘ってあげたくなってくる。

「今日は一段と美味いな………緊縛が余程気に入ったのなら、結び方も種類増やさねばな」
「そ、それと………これとは違……うっんあぁっ!」
「違わん………尻尾は如何だ?要るなら使うぞ?」

 緊縛が好きな訳ではないと思う。ただヒューマの愛撫が好きなだけなのだが、ヒューマはその気になってしまった様だ。
 尻尾をメイリーンの前にフラフラと揺らすヒューマ。触りたい尻尾に触れず、触れないならヒューマから触って欲しい。

「尻尾………欲しい……です……」
「お強請り上手になれば、幾らでもいつでも触らせてやる」
「ひゃっぁっん!」
「……………ズブズブと挿入って行くぞ?メイリーン」

 蕾を虐められながら、尻尾が蜜壺を蛇が蠢く様にクネクネと這いずって最奥迄入っていても、まだ長い余程のある尻尾。

「ああっ……もっと……」
「……………もっと挿入るぞ?」
「っ!あっ!コレ………凄……」

 バネの様にクルクルと壁伝いに巻かれ隘路が行き来され、蜜を掻き出された感覚を味わえたメイリーン。喘ぎ声と悶えひくひくと振るえる身体と、ヒューマの目線はメイリーンを見下ろし、興奮していた。

「気に入ったか?コレ」
「ああっ、あっ、ああああっ!」

 プシャ、と間隔を開けずに潮を噴き、中と外と同時に何度もイかされた。

「そろそろ挿入るぞ」
「…………来てぇ!」
「くっ!………煽るなっ!」

 ぐちゅ、とねじ込まれた巨根は、一気に最奥に感じ、激しく打ち付けられたが、最初のひと突きで、メイリーンは達していた。

「ま、待って!………き、休け………あああァァッ!」
「イキっぱなしだな、メイリーン………飛ぶなよ……まだ俺は射精してない………この奥に注ぎたいんでな」

 暫くすると、ドクンドクン、と脈打つ巨根がメイリーンの中に爆ぜた。

「…………はぁ、はぁ……メイリーン………大丈夫か?」
「……………あぁ………はぁ………」

 全身で息を整えていくメイリーンを確認し、ヒューマは縄を解くと、メイリーンを抱き締めた。

「最高………」
「み…………」
「?…………み?」
「耳………触りたい……」
「………プッ…………思う存分触れ………その代わり、まだ続けるからな」
「まだ休憩中です………」

 ワシャワシャと、腕の解放感を感じる為に、ヒューマの頭を撫で回すメイリーンに、捕らえられていたヒューマが次に挑めたのは、かなり待たされてからだった。
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