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あれから……④

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 ジュル、ジュル、と吸われる布越しで翼希に舐め続けられ、由真はその舌に翻弄され、翼希の頭に抱き着いていた。

「あぁあ、あ………直接………触って……」
「…………まだ、駄目…………あぁあ………透けちゃったなぁ………紐パン……エロっ……隙間からエロ汁がストッキング迄垂れちゃって………舐めきれないよ?俺………由真は本当に淫乱なんだから」

 下着から強調された秘蕾。ぷっくりと勃つ小さな突起を翼希は指で扱き始めた。

「っあぁぁぁっ、駄目ぇ……ソレ………イッちゃ……」
「イケば?…………可愛い由真がイクのは我慢させる気はないし………ただ、俺が挿入るのを焦らしてあげてるだけ………だろ?」
「っんあっ、あっん………はっん……っん!」
「凄いな………もう下着の意味無いぐらい染みてる…………しとく?由真」
「…………ふ、蓋?………翼希さん………挿入てくれ………」
…………グッズも持ってきてあるから、しちゃおうか」
「……………え?」

 空港から直行で教会で式を挙げたと言うのに、アダルトグッズを持って来ていたという翼希は、由真をベッドにうつ伏せにさせて離れて行った。
 手荷物が置いてある場所迄、取りに行く様子。

「由真、目を瞑って待ってて」
「は、はい…………」

 セックスの主導権はいつも翼希だ。
 拘束や束縛される事に、由真は幸せを感じるM女であるから、素直に応じてしまう。

「由真、尻突き上げて足を広げて」
「っ!」

 ベッドに翼希が戻って来た。
 頭上から聞こえる翼希の声は荒く、欲望の塊となり、色気を振り撒く。確認をしたいが目を瞑っていろ、と言われている由真は、目を開ける事はなかった。

「いい娘………ちゃんと目を瞑ってるね………そんな由真にだよ。似合いそうな拘束グッズが撮影場所の近くの街の売店であったから買ってきた………あとになるグッズもね」
「ま、まだ開けちゃ駄目ですか?………見たい……」
「由真を着飾ったら目を開けていいよ。ドレスの上から拘束してあげる。破れない様に気を付けるから」

 すると由真の首と太腿に翼希の手を感じ、由真は手首を取られると太腿迄持って行かれた。

「あ…………動けな……」
「似合うよ、由真………可愛い………目を開けていいよ。でもこの姿勢だと見られないかな。したら姿勢変えてあげる」

 首と手首、そして開脚させられた太腿に繋がる拘束具。動かせられない身体の由真は期待でいっぱいだった。

「また濡れたね、由真…………淫乱だなぁ……そんなに待ちきれない?」
「っ!…………ま、待ちきれないです………淫乱でごめんなさい………翼希さん………」
「…………本当だよ………妻がこんなに淫乱だと、夫としてお仕置きしないと駄目だよね………濡らし過ぎて、俺が挿入する前に乾いちゃわないか心配するよ」
「っ…………お仕置き………下さいっ………」
「まだしないって………でも乾かない様にでギリギリにイケないようにしちゃう?我慢させたくはないけど、まだ時間あるからさ」

 イク事を我慢させない、と言いつつ、翼希は焦らしたくて用意したのは小さなローター。そのローターを下着のクロッチをズラして由真に入れると、微弱の振動のみで、クロッチを戻し由真の姿勢を変えた。まだうつ伏せにされたままの由真だが、ベッドの中央に移動させてくれた様だ。

「あぁっ、あ、っあ…………」
「微弱の振動でもどかしそうだね、由真…………本当はコレで蓋して欲しかったんだろ?目を開けていいよ」
「っ!」

 翼希が由真の顔の前に座って、由真の顔を持ち上げる。

「由真、エロい顔………可愛いなぁ………まだ隠してるコレ、見たいんだろ?」
「っ!…………は、はい……」
「もう、俺も勃ってるからさ………由真も俺に愛撫してくれない?」
「し、します………」
「…………じゃあ、ちょっとコレ綺麗に拭き取るかな………」

 濡らしたタオルも同時に持ってきていた様で、徐ろに翼希は杭を出すと、タオルで拭いた。身体を洗って開始した訳ではないので、濡らしたタオルで綺麗にした杭だったが、先からは翼希の汁が溢れてていた。

「はい、由真の好きなち○ぽ」
「…………っ!」
「いっぱい口に頬張ってよ」
「…………んっ………ぐ………ん……」
「由真の口の中、気持ち良いよ………後でコレで由真をもっと気持ち良くさせてあげる」

 じゅぶ、じゅぶ、と由真は口を萎めて翼希の杭を頬張っていた。
 手を使えない由真を手伝う様に、時折翼希も由真の頭を持って上下させ、由真に愛撫をしてもらう。

「由真…………飲まなくていいからね、タオルもあるんだし、そこに射精すから」
「んっ………」
「っ………はぁ………っ……」

 翼希の呼吸も荒くなっていくと、ビクビクと由真の口の中で太くなる翼希の杭。

「射精すっ!」
「んっ!」

 由真は翼希に押し離され、タオルで杭を包んだ。

「飲んでも良かったのに………」
「気持ち良過ぎて、そればっかり要求しそうになるのもね………俺が注ぎたいのは由真の口じゃないよ………分かるだろ?」
「っ!…………は、はい………」
「今ローター入れてるし、間に合わなさそうだったから良いんだ…………さぁ、由真………俺は少し落ち着いたから、フェラはまた後にして、由真を可愛いがらせて」
「……………きゃっ!」

 うつ伏せにしていた由真を次は仰向けにさせた翼希。
 開脚させていた由真は隠せる術はなく、とろとろに濡らされた秘部を纏う下着はもう意味が成さない状態だった。

「エロっ…………ドレス着て拘束されて、エロいま○こ晒して、俺を煽った覚悟はもう出来てる?」
「か、覚悟って………だって………いつも抱き潰してくれますから………」
「…………抱き潰される覚悟はいつも持ってたんだね、由真…………今日、避妊なんてしないから、子供出来ちゃうかな………」
「出来たら喜んでくれますよね?」
「当然だろ…………由真の子なら可愛いに決まってるから、イキ狂いさせておかないと暫くセックスもお預けさせられるからね、俺………頑張らせて種付けしなきゃ」
「っ!……………も、もう………私は準備出来てますよ?」

 かろうじて下着の紐に届く由真の手は、自ら紐を解いて翼希を待ち構えた。

「っ!…………まだ我慢させてくれよ……ドレス脱がしたら挿入るから………今は、エロい由真を弛緩する時間」
「ま、まだ焦らすんですか?」
「焦らしてみたいからね」

 お互いに束縛と執着を持ち合わせる由真と翼希に、その世界を探求する時間はたっぷりと用意されていた。
 由真がその後、ホテルをチェックアウトする迄気怠さを醸し出し、翼希に支えられながら帰路に着いたのは言うまでもない。

「あぁ、満足」
「……………腰、痛いです………」
「帰ったらマッサージしてあげる」
「……………直ぐにマッサージは遠慮しておきます」
「よく分かってらっしゃる」
「……………妻なんで………っ!」

 ホテルから出て歩いて駐車場に向かう際、由真からドロっと溢れる、翼希の白濁が由真の下着を濡らした。

「出しちゃ駄目だぞ、由真」
「な、何で気付くんですか!」
「出した分、また注がなきゃなぁ………明日も仕事入ってるのに………忙しくなったもんだ……」

 この夜も、由真と翼希が住むビルの最上階で蜜夜が繰り広げられるのだった。
 
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