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終わらない陵辱♡
しおりを挟む3回程、タイタスの熱を身体の中で感じたアニースは既に限界に近かった。
しかし、タイタスは媚薬のせいで、萎える事を知らず、アニースをうつ伏せにして、力の入らないアニースの腰を持ち上げ、4度目の時、多少なり理性を持ち直したのか、タイタスはアニースに声を掛けた。
「ごめん………な……痛かったよな……。」
「…………い、今……更……謝………るなら……激し………くしな……いぃぃ………んんん!!」
タイタスが、アニースのお尻に着いた血を見て言っている。
だが、アニースはタイタスに謝られたくなかった。
それも、媚薬を飲まされたタイタスが、治める為だけに、他の女を抱く事を、自分が後に嫉妬をするだろうと思い、その欲望を1人で受けるつもりになったからだ。
謝られると、痛みで泣いていたアニースは別の涙が出てしまう。
また違った虚しさがアニースを襲った。
「うぅ…………。」
「アニース……………。」
こんな形で抱かれたくなかったのだ。
妃になると決めて、もっとタイタスを理解し、心から愛し愛されて抱かれたかったアニース。
それが、タイタスの欲望だけで、気持ちが伴わないような抱かれ方をされたのが悲しくて仕方なかった。
それでもまだアニースの中で暴れるタイタスを受け取ると決めている以上、付き合うつもりだが、アニースは限界を超え過ぎて、頭が真っ白になっていく。
「ああああっ………お腹………いっぱいっ!………暴れ………やだぁ………。」
「はぁ………はぁ………くっ………!!」
「!!……またクるっ!!やん!!」
アニースの蜜壺で爆ぜたタイタスの熱がまた熱く、その瞬間アニースはタイタスを締め付けると、アニースは気を失う。
「アニース…………すまない………本当にごめん……。」
気絶し、そのまま寝息をかくアニースを抱き締めたタイタスは、幾分か治まった熱を、また再び沸き上がらせながら、何とかアニースの汚れた身体を拭き、ベッドの汚れていないシーツの上に移動させた。
だが、アニースの裸体を見ていれば、直ぐに熱を出したくなり、寝ているアニースの横でタイタスはひたすら自分を慰めるのだった。
タイタスの自慰は明け方迄続き、やっと落ち着いたタイタスは、後悔のどん底だった。
コンコン。
『タイタス殿下………。』
「………セシル?」
客間の中の声が落ち着いたからか、客間の外からセシルが声を掛けた。
恐らく、夜中ずっと居たのだろう。
『はい。隣の客間に風呂を用意しています。身体を清めて下さい。そして少し仮眠を。』
「…………風呂は入るが、アニースが起きる迄待つ………お前か?アニースを入れたのは。」
『タイタス殿下に、複数の女を充てがう予定でしたが、アニース様がご自分が引き受ける、と仰ったので。申し訳ありません、アニース様に負担と後悔をさせたくなかったので。』
バン!!
「だからって!!アニースは初めてだったんだぞ!」
タイタスは裸のまま、客間を出てセシルの胸ぐらを掴む。
「分かっております。ですが、もしタイタス殿下が他の女を避妊せず抱いたら、あなたはその女に責任を感じるのではないですか?避妊具を着ける余裕ありましたか?アニース様がお持ちになっていたから、アニース様がタイタス殿下の理性をかろうじて繋げられていたから、避妊具を着けられての行為だった筈。後の後悔をさせぬ為にアニース様の意思も尊重した上で、アニース様が決めた事。アニース様が拒否すれば、このままタイタス殿下はまだ苦しいままだったと思います。」
「……………くっ………分かってる……だが、アニースを傷付けた……。」
「そう思われたなら、一生大事になさいませ。アニース様はお強い方です。それはアニース様が起きられたら、分かります。さぁ、殿下、服を着るか風呂に入って下さい。」
「…………あ………。」
騒ぎがするので、侍女や兵士達がタイタスの一点を集中してしまっていた。
「アニースが起きたらまた呼ぶ!」
バタン。
「…………ま、丸見え……だったじゃないかか……。」
「う…………ん……。」
「アニース!!」
「…………タイタス?…………タイタス!大丈夫か?治まったか?」
アニースは裸のまま飛び起きるが、思うように動けず、突っ伏した。
しかし、タイタスを心配する目を向けているアニース。
そのアニースの身体はうっ血痕が所狭しと着けられている。
冷静に見れば唆られる姿のアニースだが、タイタスは欲情するより、アニースの身体を労るかの様に、傍に駆け寄る。
「俺の事よりアニースの方がよっぽど辛いだろ!」
「…………こんなに疲労感を味わうのは初めてだ……。」
「すまない…………本当に……。」
「…………謝らないで………後悔したくないから………タイタスに謝られたら、怖くてあんな事出来なくなる………謝罪はタイタスの中だけにしてくれ。」
「アニース………。」
タイタスはアニースの身体を起こし、自分の胸に凭れさせて、抱き締めた。
「タイタスは?大丈夫なのか?私寝ちゃったようだし。」
「………あ、あの後は………自分で何とか………したから……。」
「そっか………良かった……それにしても、媚薬の効果なんだよな?」
「何が?」
「…………あ、あの激しさ………。」
「………お、俺は他の男の閨なんて見た事ないから分かんないよ……。」
「…………そ、そっか………。」
もうあんなもんは飲まねぇ、とボソッと呟いたタイタスの言葉を聞いたアニースは安心するのだった。
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