放浪の花嫁【完結】

Lynx🐈‍⬛

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陵辱♡

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 アニースはタイタスの居る客間の扉を開けた。

「アニース様、必ず避妊具を着けさせて下さいね。」
「着けてくれる………かな……。」
「…………分かりませんが、もしアニース様が懐妊したら、必ずタイタス殿下はアニース様を蔑ろにもしませんし、大切にされる筈です。タイタス殿下は無責任な事は致しません。それでも、タイタス殿下は責任を重く持ち過ぎる可能性があります。」
「……………そうだな……。」

 バタン………。

 扉を締められ、呻き声がする方へ向かうアニース。

「だ…………誰……だ………。」
「タイタス…………大丈夫………じゃ……ない……な………。」
「…………く、来るなっ!!」

 ベッドの上でのたうち回るように苦しく悶えるタイタスの傍に行こうと歩みを進めるアニースに、タイタスは拒む。

「タイタス……。」
「アニース………自分を………自分が大事………なら、俺から………守れ………。」

 理性をかろうじて保ちながら、火照る身体を抑え込もうとするタイタス。
 見れば見る程助けてあげなければ、と衝動に駆られてしまうアニース。

「無理だ………そんなタイタスの姿………見たら………。」
「部屋から出ろ!!俺から逃げろ!!」
「嫌だ!!タイタスを助けたい!!」
「アニース!!……………頼む………侵す前に…………。」
「…………他の女をタイタスに充てがわれたくないから、私が全部受け止める!」
「……………な…………だって………?」
「その身体を治める為だけに、女が充てがわれたらタイタスが傷付くんじゃないか、て思った………なら私がタイタスを受け止めたい!」
「……………駄目だ!!乱暴に抱くぞ!………理性が保ててる間に…………っ!!………はぁはぁはぁ……………逃げろ………アニースっ……。」

 言葉と裏腹にタイタスはアニースに手を伸ばしてしまう。
 キスもまだしていない2人の初めての夜にしては過激な夜になってしまうのだが、アニースはその手を取ってしまった。

「あっ!!……………んんんっ!!」

 腕をタイタスに引っ張られ、押し倒されたアニースに覆いかぶさられ、唇が重なる。
 合わせたら合わせたで、息も出来ないぐらいにタイタスの舌がねじ込まれた。
 一度快感を味わってしまったタイタスはもう止められる事がなく、アニースの服を引き裂く。

「い………いやっ…………いきなりっ!」
「…………はぁ………はぁ………もう……遅い………。」
「んあっ!!」

 タイタスはアニースの顕になった胸をわしづかみし、頂点を口に含むと、舌で転がしては噛み、吸った。

「…………いやっ………優しく………してっ!」
「………無理だって言った…………。」

 アニースの豊満な胸に顔を埋めたタイタスは、そのままアニースの太腿に触れる。
 下半身を纏う服はタイタスはまだ剥ごうとはしなかったが、足の付け根を指で擦って来た。
 その指は力強く、布越しでも指が入るのでは、と思えて仕方なく、アニースは想像してしまう。

「あゝ…………タイタスっ………んっ!」

 アニースがタイタスを呼ぶと、その口を自らの口で塞ぐタイタス。
 胸を揉まれ、蜜口を布越しで擦られ、喘ぐアニースに、タイタスは唇を離し言った。

「酷い事してるんだ…………喘ぐと…………止まらなく………なる……俺の名も呼ぶな………勘違い…………する…………だろっ!」
「……………タイタス………。」

 アニースはタイタスが泣いている様な気がした。
 そんなタイタスの首にしがみついたアニース。

「!!…………アニースっ!離れ………っ!」
「タイタスになら何されてもいい…………全部受け止めるからっ!」
「くっ………!!」

 アニースがタイタスにしがみつき、キスを自分から仕掛けると、タイタスはいきなりアニースから離れてしまう。
 何事かとタイタスを見ると、理性が切れたのだろう。
 タイタスの足の付け根がじわじわと染みが広がる。

「タイタス?」
「…………駄目だ………我慢出来なくなってる………。」

 タイタスは服を脱ぎ捨てると、アニースの服も剥ぎ取り、全裸にした。
 今の染みは明らかにアニースでも何か分かっていた。
 キスをアニースからして、かろうじて繋がっていたタイタスの理性をアニースが切ったのだ。
 タイタスは一度吐き出したにも関わらず、まだ天井に向けてそそり立つ熱を、アニースの蜜口に押し当てた。
 しかし、布越しでしか触られていないアニースの蜜口は濡れきってはいない。
 解されてもいない蜜口に、無謀とも言える。
 そしてアニース自身、男のモノを受け止める事自体初めてなのだ。

「タイタス………お願い………そこに落ち着いている避妊具を……。」

 痛いのは我慢しよう、とは思っていたが、貞淑さを求めるレングストンに、未婚のまま妊娠等許されない。
 しかし、タイタスは我慢しきれずそのままアニースに押し入る。

「!!いやぁ!!タイタスっ!!避妊…………してぇ!!…………痛いっ!抜いてっ!」
「……………アニース………アニース………。」

 挿入され、腰を打ち付けられているアニースに覆いかぶさるタイタスは、挿入したままアニースにキスや愛撫を繰り返す。

「…………タイタス…………お願い……せめて……避妊具…………っ…………ああっ!はぁん!!」

 アニースも挿入られた直後は痛みで理性的にタイタスに言えていたが、蜜壁に擦られた時の感触と、最奥に引っ掛かるタイタスの先端に突付かれた衝撃と蜜口が広げられ捲られたまとわりつくような破瓜の証明たるアニースの血で、アニースは喘ぐ事しかもう出来なくなってしまった。
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