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那由多と智香の夜♡
しおりを挟む「那由多~。」
那由多が家庭教師のバイトが終わり、智香から知らされた店に行くと、居ると思っていた康太と理は居なかった。
「あれ?康太と理は?」
「何か、連絡取れなかったのよ、店も分からなくて仕方ないから、今回は抜きでごめんね。」
「なら帰るかな……。」
「言うと思った………帰っても食べる物ある訳?なら少し食べて帰ればいいじゃない。」
「食べる物は何とかなるからいいんだよ。」
「女1人でこんな居酒屋に残す気なの?那由多は。もう注文しちゃったのよ、責めてそれ食べ終わる迄付き合ってよ。」
「…………少しだけな、食べたら帰るからな。」
智香は必死になって那由多を留まらせようとしている。
料理を少し注文した、と言う割には量が多かった。
何かに付けて、ベタベタしてくる智香にうんざりしながら、会話に参加しつつも、那由多から智香に話掛ける事はなかった。
出て来た物をひたすら食べる那由多。
那由多は智香を見ようとしない事を、智香はチャンスと捉えていた。
飲み物に一服盛るのは簡単だった。
「…………那由多?大丈夫?酔っ払ったの?」
「…………あちぃ……。」
「店出ようか、那由多。」
薬の効果は絶大だった。
フラフラと歩き出す那由多を支える智香。
睡眠薬では、身体の大きい那由多を智香は運べない。
よって、智香が用意したのは媚薬。
媚薬を使い、那由多と肉体関係になるつもりでいた智香は飲ませてからの行動が早かった。
自分の部屋に連れて行き、関係を迫る智香に、那由多は意識を朦朧としている。
「…………と…………もか………。何した?」
息遣いも荒く、服にゆとりのある那由多の首元なのに苦しそうに喉を抑えている。
「那由多………好きなの。私の事めちゃくちゃにしていいのよ?」
智香は服を脱ぎ始め、上半身裸になり胸を見せる。
「どう?この胸、触りたくない?」
「はぁはぁはぁ…………や………め………。」
「触っていいよ?………ほら、那由多も苦しいでしょ?ココ。」
那由多のズボンの中で膨らむペニスは、智香が望む物だった。
「咥えてあげる。」
ズボンのファスナーを下ろし、開放になった下着の間からそそり立つペニス。
そして、先走った那由多の液を舐め始めた智香。
「………うっ…………や…………やめ………ろ。」
「………おいひっ………那由多。」
先を絞る様に口に力を込め、手でしごかれて、那由多も媚薬のせいでか息遣いは荒いままだ。
「………くひにらしていいよらゆた…………。」
那由多もまた自分の気持ちに反し、身体が言う事が効かない様子。、
ジュルジュル……………。
吸い取られる感じがし、思わず智香の口に放出してしまいそうになる那由多は我慢をしている。
「と…………も………やめっ…………で、出る
!」
ドプッ…………びゅるびゅる………。
ゴクン…………。
「美味しかった、那由多。まだ元気ね………食べてあげるね。中に出していいよ、私のココ、もう濡れてるし。」
「はぁはぁはぁ…………いい加減に………ちょ!ま、待て!!ゴム!!」
「アフターピル飲むから気にしないで、那由多。」
智香は、那由多の上に乗り、秘所に那由多のペニスを咥え込んだ。
まるで食べられるように、咥え込む智香。
何度か、智香の中で弾き出す那由多は、なかなか止まれなかった。
だが、何とか引き剥がし、智香に言い放つ。
「今後一切、俺に近寄るな!アフターピル飲むなら今すぐに飲め!今直ぐに!」
「………分かってるわよ、私だって今妊娠しても困るもの。でも、出来てたら認知はして貰うわよ、貴方の子だし。」
「冗談じゃない!薬盛ってレイプしたのは智香じゃないか!子供出来たら認知するどころか、中絶してもらうからな!」
予め、処方された物なのか、智香は錠剤を出して服用したのを確認すると、那由多はその処方箋を確認する。
アフターピルは本物のようだ。
何故智香が持っているかなんて関係ないし、興味も無い。
確認した那由多は、行為に及んだ周辺迄確認する。
録画や録音をしているんじゃないか、と思ったからだ。
案の定、カメラが数点あり、壊していくが、証拠として1つだけ持って行く那由多。
「これで全部?」
「…………。」
「全部か?て聞いてるんだが!」
「…………全部よ。」
「………俺や京に近付いたら被害届出すからな、今後一切近寄るな!分かったな!」
「…………。」
「返事は?」
「…………分かったわ。」
バタン。
返事を聞くと、那由多は無言で部屋を出て行った。
智香は、電話を手に取り、康太に連絡する。
「康太………那由多は帰ったわ。そっちは?…………そう、良かったわ。終わったら連絡くれる?今後の事決めたいし。」
智香は諦めていない。
那由多は手に入らないだろう、と分かるが、那由多を幸せにさせるつもりは毛頭無いのだ。
那由多の彼女の京の不幸を見たい。
そうすれば、那由多も幸せにならない、と分かるから。
隠しカメラも1つだけ残し、細かく壊された。
メインになっていたカメラを持って行かれた為、智香は確認する事が出来ない。
後は康太がどれだけ粘れるかに掛かっていた。
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