番い【つがい】さがし※完結※

Lynx🐈‍⬛

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初体験♡

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 那由多がシャワーを浴びた後、京も汗を流した。
 バスローブを羽織り、京もバスルームから出ると、ベッドに座る那由多がスマホを見ている。
 普段、那由多はスマホで時間を潰さないのだが、手持ち無沙汰なのか、余程両親の様子が気になるのか、留守電やメールBOXをチェックしていた。

「連絡………あった?」
「……無いよ、今の所。」

 スマホを脱いだ服の上に放り投げ、京に手を差し伸べた那由多。
 京はその手を取る。
 那由多は京の手を引っ張り、腕の中に京を包む。
 京の胸に顔を埋める那由多。

「鼓動早っ。」
「………だ、だって…………。」
「俺もだよ………ほら。」

 恋人同士になる為に越えなければならない壁は、兄妹と思わない事。
 頭では分かっていたが、血統が邪魔をする。
 京の手を自分の胸に当てる那由多は、空いている手で、京の頭を下げさせ、後戻りするものか、と勢いで京の唇を合わせた。

「俺は後戻りするつもりないからな。」
「…………。」
「逃げるなら今の内だぞ?」
「……逃げない。」
「…………京…………好きだよ。ずっと前から好きだった。」
「那由多………。」

 唇を重ねていく那由多と京。
 舌を絡ませる為に、那由多は京の唇を割らせ、口内に押し入る。

「………京……………京……。」
「………んっ………那……由…多。」

 那由多は京が羽織るバスローブの紐を解く。
 解くと京の裸体が全開に……。
 初潮が来る前は、一緒にお風呂にも入っていた2人。
 その頃とは身体つきも少女の物とは違い、胸の張りや、腰のくびれ、お尻の丸みは女性そのもの。
 バスローブの中は下着も着ていなかった京。
 それは京の覚悟なのか……。
 那由多は恐る恐る、京の胸に触れる。

「…………夢みたいだ……。」
「……那由多ぁ………。好き………。」

 那由多は京をもう少し抱き寄せ、京の乳首を舐めた。

 ちゅっ………ちゅぱっ………くちゅ。

 乳房を揉み、乳首を舌で転がしたり、吸ったり甘噛みしたり、と初めてなりの必死の那由多。

「……京……可愛い………。」
「………あ、な、なんか……………あっ!……はぁ…………んっ!」
「……ぎこちないのに、気持ちよくなってきたのか?」
「……わ、分かん………ない………うぅっ………あっ。」

 京の下腹部がじわじわと疼き始める。
 自慰は何度となくしてきた京は分かっていた。
 自慰と言っても、触ってきたのは入口とクリトリスを擦る程度。
 今那由多に触られたら、恐らく濡れているだろう。

「京、触るよ。」
「………う、う……ん。」

 にちゃっ……。

「…………京………可愛い。」
「………やっ……言わないでよ………。」

 濡れている入口をなぞり、京を見つめる那由多。

「………横になろうか、京。ココ舐めたい。」
「…………え、汚い………。」
「シャワー浴びたろ?………ほら。」

 那由多は、京を持ち上げベッドの中央に寝かせた。
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