上 下
38 / 42

5人目フェリクスとの婚約♡

しおりを挟む

 結婚の儀を終えた1週間後、フェルドマンがフェリクスとの婚約の儀の日程を決めて、メリッサに話をしてきた。しかも子作りの真っ最中だ。

「んあっ………あっ………今……聞かされ……ても………」
「仕方ありませんよ、メリッサ………貴女は今は食事と睡眠以外、誰かと房事する必要がありますからね」

 今迄もそうだったのだが、更にその時間が増えたのだ。最低でも1週間に1回は生命力の部屋での房事に加え、それ以外は場所等関係ないのでは、と思うぐらい子作りの部屋だろうが、勉強部屋だろうが、バスルームだろうが夫達に貪られているのだ。今はオルサガに顔面騎乗位という恥ずかしい思いをしながら、カイエンに胸を弄られている。

「それで?婚約の儀はいつ?」
「早いですよ、フェルの希望もあり5日後です」
「は?私達の時は伸ばされたよね?」

 カイエンは婚約者候補となった後、かなり待たされた事と比べている。オルサガ等1年以上待たされたので、愛撫を止めてしまう。

「どういう事だ、フェルドマン」
「話は簡単ですよ……メリッサは結婚しましたしね、今迄は16歳になる迄、調教と開発が先でしたので、完成したメリッサを拒ませる必要等ありませんし」
「…………確かに、結婚の儀に合わせてたな……」
「いいですね、メリッサ……5日後は婚約の儀ですからね」
「…………どっちにしたって、房事するには変わらないじゃない……」
「えぇ、その日は生命力の部屋で6人一緒ですから、前日はよく寝て体力回復しましょうね」

 6代わる代わる、吐精されるのに何の変化があるのか、今迄も4人の男達に体力限界迄散々抱かれ回されているのに、1人増えたからって、とメリッサは思っていたが、メリッサは分からなかった。フェリクスの抱き方はまた4人とは違う事を。そして、フェリクスは結婚の儀の日以降、会いに来てはくれていない。忙しいのだろうとしか思っていなかった。

         ♡♡♡♡♡

「ふぅ………」
「如何した、メリッサ」

 メリベルや祖母達に身を清められたメリッサは溜息が漏れる。

「結婚の儀終わったばかりで、また婚約の儀……て必要あります?」
「…………まぁ、新たな夫になる者の紹介も兼ねているからな」
「………なるほど…………もう、私婚約者も夫も必要ないですからね、お母様」
「子が出来なかったら如何するんだ」
「5人で手一杯になりそうだから………その代わり子作り頑張りますので、打ち切りにして下さいね…………婚約の儀も結婚の儀も恥ずかしくて嫌なんだもん」
「……………そうか……まぁ、今はメリッサの意に沿おう……子が出来なかったら考えてくれよ?」
「…………分かりました」

 生命力の部屋のベッドには、4人の夫達と、新たな婚約者、幼馴染のフェリクスが待っていた。メリッサがベッドに上がると、フェリクスが手を差し伸べる。初めて見るフェリクスの裸体。学者であるのに運動はしているのか、引き締まった身体をしている。ゲルニカやオルサガ程ではないが。

「メリッサ」
「…………フェル……」

 抱き締められて、頭を撫でられるメリッサ。初めてフェリクスの温もりを感じる。頭を撫でられた事はあったが、抱き締められた事は無い。口へのキスは最後なので、フェリクスから耳へキスが贈られる。

「フェル、メリッサの後孔用の淫具を入れますよ」
「…………俺が入れても良いのか?」
「どうぞ」
「…………メリッサ、尻に入れるぞ」
「…………ん……」

 フェリクスは婚約の儀の手順を知ってるのか、フェルドマンから淫具を受取ると、メリッサの下着をずらして器用に背中から腕を回しゆっくり入れていく。使い方も知っている用で、フェリクスはメリッサの耳に愛撫しながら、手探りで出来る辺り、女を抱き慣れている様だった。

「……………もう濡れてるんだな、メリッサ」
「……い、言わ……ないで」

 尻孔に入った淫具を擦り、蜜口迄手を伸ばすフェリクス。にちゃにちゃと擦るが、ゆっくりゆっくりと、撫でられているだけでもどかしさで、うずうずさせられる。

「ゆっくり………嫌っ」
「そう?………せっかちな房事はつまらないぞ?」

 メリッサを方向転換させ、後ろからフェリクスが手を滑り込まし、脱がす事をせず、胸を揉みしだく。布上から蕾を勃たせ、首筋にキスや愛撫を繰り返すと足を開かせた。下着はまだそのままで濡れた蜜口からじわじわと布に染みを作る。

「………こんなにやらしい女になったんだなぁ………メリッサ」
「あぁっ………気持ち………いぃよぉ……」
「胸、気持ちいいだろ………直に触る?」
「う………ん……触って……」
「分かった………その前に……」

 メリッサの背中に当たっていたフェリクスの屹立が、下着の上から擦る様に蕾や蜜口に当てて押し付けられて、胸の蕾は直に触ってくるようになった。焦らし焦らしの手付きや愛撫はメリッサの蜜壺を疼かせ、自ら腰を動かしてしまう。

「ヌルヌル………」
「んっ………気持ち……い………から……」
「指がいいか?それども、もう挿入るか?」
「……………欲し………」
「分かった…………」
「んあぁっ………あっ………」

 下着はズラしだけで、後ろからゆっくり押し込まれ、焦らすだけ焦らし奥へもまだ到達せず、ギリギリ届かない。何故なら、奥迄到達しないように、フェリクスは自分の足で押し留めていたからだ。

「やだっ…………入口ばっかりっ…」
「まだ楽しみたい」

 入口をにゅぷにゅぷと擦るだけの杭にフェリクスの先が引っかかるように、逃したくなくなってしまう。

「あぁっ……イクッ…………コレ……イっちゃ………」
「こんなに開発されちゃって…………妬けるな……」

 胸と蕾の愛撫を止め、フェリクスはメリッサの下着を脱がし、腰を持ち上げるとうつ伏せにされ、後孔の淫具を抜き差ししながら、奥に進む。

「おっ………うあぁぁっ………ど、同時………やぁっ」
「2人の夫に前と後ろに入れて貰ってるんだろ?1人でも出来るんだぜ、メリッサ」

 擦られるタイミングが合っているのか、絶頂の波が小刻みにやって来る。

「序でに、も…………あぁ、イキっぱなし………俺、長いから頑張って耐えろよ」

 長い、と言うのは、サイズでは無い。時間の事だと知ったのは、フェリクスが吐精する迄の時間だと知ったのは、終わってからだった。
 
「…………はぁ……はぁ………んんっ……」

 キスを最後にされ、蜜口から大量の白濁が出た時は、意識が朦朧とし、メリッサが気が付いた時はもう終わっていた。 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

明智さんちの旦那さんたちR

明智 颯茄
恋愛
 あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。  奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。  ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。  *BL描写あり  毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。

旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜

ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉 転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!? のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました…… イケメン山盛りの逆ハーです 前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります 小説家になろう、カクヨムに転載しています

4人の王子に囲まれて

*YUA*
恋愛
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生の結衣は、母の再婚がきっかけとなり4人の義兄ができる。 4人の兄たちは結衣が気に食わず意地悪ばかりし、追い出そうとするが、段々と結衣の魅力に惹かれていって…… 4人のイケメン義兄と1人の妹の共同生活を描いたストーリー! 鈴木結衣(Yui Suzuki) 高1 156cm 39kg シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生。 母の再婚によって4人の義兄ができる。 矢神 琉生(Ryusei yagami) 26歳 178cm 結衣の義兄の長男。 面倒見がよく優しい。 近くのクリニックの先生をしている。 矢神 秀(Shu yagami) 24歳 172cm 結衣の義兄の次男。 優しくて結衣の1番の頼れるお義兄さん。 結衣と大雅が通うS高の数学教師。 矢神 瑛斗(Eito yagami) 22歳 177cm 結衣の義兄の三男。 優しいけどちょっぴりSな一面も!? 今大人気若手俳優のエイトの顔を持つ。 矢神 大雅(Taiga yagami) 高3 182cm 結衣の義兄の四男。 学校からも目をつけられているヤンキー。 結衣と同じ高校に通うモテモテの先輩でもある。 *注 医療の知識等はございません。    ご了承くださいませ。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

最愛の番~300年後の未来は一妻多夫の逆ハーレム!!? イケメン旦那様たちに溺愛されまくる~

ちえり
恋愛
幼い頃から可愛い幼馴染と比較されてきて、自分に自信がない高坂 栞(コウサカシオリ)17歳。 ある日、学校帰りに事故に巻き込まれ目が覚めると300年後の時が経ち、女性だけ死に至る病の流行や、年々女子の出生率の低下で女は2割ほどしか存在しない世界になっていた。 一妻多夫が認められ、女性はフェロモンだして男性を虜にするのだが、栞のフェロモンは世の男性を虜にできるほどの力を持つ『α+』(アルファプラス)に認定されてイケメン達が栞に番を結んでもらおうと近寄ってくる。 目が覚めたばかりなのに、旦那候補が5人もいて初めて会うのに溺愛されまくる。さらに、自分と番になりたい男性がまだまだいっぱいいるの!!? 「恋愛経験0の私にはイケメンに愛されるなんてハードすぎるよ~」

処理中です...