クズ男はもう御免

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52 二人の時間 -完-

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「あの、……ハクラシス、服を脱ぎたいんですけど。……いいですか?」
 
 名前呼びに慣れないレイズンは一瞬呼び方を躊躇い、それから自分に覆いかぶさるハクラシスに声をかけた。
 
「ああ、いいぞ」
 
 それならば脱がしてやろうとばかりにレイズンの服に手をかけたハクラシスに、レイズンはストップをかけた。
 
「いえ自分で脱ぐんで、今日は、というか今日こそはハクラシスも脱いで欲しいんですけど」
 
 その言葉にハクラシスの手がピタリと止まった。
 眉間にしわを寄せ、しばし黙り込むハクラシス。
 そんな彼を見てレイズンは(今日もだめか)とちょっと諦めていた。
 
 まあ帰ってきたばかりで、急かす必要もない。これからゆっくりとその気にさせればいいかとなったところで、ハクラシスの口から「…………分かった。いいだろう」との声が聞こえた。
 
「え!?」
 
 驚いたレイズンがガバッと勢いよく起き上がった。
 
「本当に!?」
 
「ああ」
 
 渋々とはいえハクラシスからの承諾に、レイズンは「やった!」と嬉々としてさっさと着ていた服を脱ぎ始めた。
 
 いそいそと最後の下着を脱ぎながら、チラッとハクラシスのほうに目をやる。 当然のことながらハクラシスもまた約束通りハクラシスも服を脱いでいる。
 
 正直言ってレイズンは男の体など騎士団で見馴れている。だからハクラシスの体を見ても大して驚くことなどないと思っていた。
 
 しかしレイズンはハクラシスの体を見て息を呑んだ。
 
(……小隊長殿の体、凄いな)
 
 初めてみるハクラシスの体からは、彼が恥じていたような衰えなど一切感じられなかった。
 確かに服の上からでも体の逞しさは感じていたが、その引き締まった体に盛り上がる筋肉は若い者に負けるどころか、むしろ逆で、その無駄のない肉の付き方は惚れ惚れとするほどである。
 
 馬に乗っただけで筋肉痛になったレイズンからしてみれば、これで衰えたなど逆に嫌みだ。
 
 そしてこれまでどれほど死線を乗り越えてきたのか、その体には無数の傷が刻まれていた。
 
「……おい、そんなにジロジロ見るんじゃない」
 
 下着姿のハクラシスが撫然とした表情で顎に手をやり、胡座をかいている。
 
「……いえ、ちょっとすごい体だなって……」
 
「ふん、年寄りの体はみっともないだろう。無駄に傷も多いしな」
 
 その言葉にレイズンはブスッと膨れっ面で返した。
 
「みっともなくなんかありませんよ。逆に筋肉凄すぎて驚きました。恥ずかしがる意味が分かりません。俺の体なんかハクラシスに比べると貧弱でほんとすみませんって感じですよ。戦にも出てないからほぼ無傷だし。どうせ俺は討伐にも連れて行って貰えなかった貧弱無能野郎ですよ~だ」
 
「……お前はまだ根にもっていたのか。討伐部隊から外して悪かった。ほら謝ったのだからいいだろう? ……いい加減ブスッとしていないでこっちに来なさい」
 
 別に喧嘩をしたい訳ではないレイズンは、ブスッとした顔のままで、膝でじりじりとにじり寄った。そして肩がハクラシスの肩にピトッとくっついたところで止まった。
 
 肩から伝わる温もりが、生々しい。
 
 レイズンは顔色を窺うようにチラッとハクラシスを見た。
 目があうとハクラシスの顔が傾き、察したレイズンが目をつむると、唇と唇が優しく触れた。
 
「仲直りだ。——本当に嫌じゃないか。爺の体だと、本当は幻滅したんじゃないのか」
 
「嫌な訳ないですよ。俺より筋肉凄いし。むしろ俺もこうなりたい」
 
 レイズンの答えを聞いて、ハクラシスはややはにかんだように笑い、今度は深く口づけた。
 
「……お前も体に肉がついたな。最後に体を拭いてやったときより、逞しくなった」
 
 ハクラシスが口づけながら、胸の筋肉を確認するかのように手で撫で上げ、手のひらが突起を捉えると、そこを指先で優しく押し潰した。
 
「んっ、……部隊長殿にはしごかれましたから」
 
「お前の体はとてもきれいだ。初めてお前の体を触る機会を得た時は、本当に俺が好きにしていいものかと戸惑った」
 
 そうしてまた啄むように口づける。何度も何度も口づけていると、少しカサついた唇の感触が次第に湿り気を帯びてくる。
 だが顔の角度によっては、眼帯がレイズンの顔に当たり、ちょっと邪魔だ。
 
「……この眼帯、外してもいいです?」
 
「ああキスの邪魔になったな。——取るのはいいが、見ると驚くかもしれない」
 
「この前見せてもらったから大丈夫です」
 
「——分かった」
 
 ハクラシスが手を頭の後ろに回し、眼帯を取り去った。隠されていた目の傷が露わになる。
 この前見せてもらった時はチラッとだったから分からなかったが、こうしてしっかりとみると、本当に酷い怪我だったことが見て取れる。
 
 目からもみあげにかけて一回潰れでもしたのか、少しだけへこみ歪んでいる。だが、傷跡は思ったほどではなく、引き攣れはあるものの目の周囲はきれいなものだ。
 もしこれが頭で脳を損傷していたら、いくら治癒師でも助からなかった。無事で本当によかったと、心の底から思い、レイズンは鼻の奥がツンとした。
 
 そして自分を見つめるその目にそっと触れる。
 
「……見えているんですよね?」
 
「少しだけな。そっちの目だけで見るとかなりボケているが。これでも視力は少しマシにはなったんだが……腕の良い治癒師でもさすがに機能まで完全回復は難しいらしい」
 
 そういえばルルーも表面の火傷はきれいになっていたが、手は不自由そうだった。
 
「じゃあ、もうちゃんとは見えないんですか」
 
「いや右目は無事だし、視界が狭くなったくらいで、今の所とくに不自由はしていない」
 
 確かに旅の間も片目であることなど忘れてしまうくらい、普通に過ごしていた。
 しかし左側にあるものを見るとき、ハクラシスが体を大袈裟なくらい捻って見ているのを思い出した。
 
(これからは俺がハクラシスの左目になろう)
 
 レイズンが首を伸ばしてハクラシスの左目にキスをすると、強く抱きしめられた。
 
 初めて感じるハクラシスの肉の感触。
 しっとりとした肌がぴたりと吸い付くようにレイズンの肌と合わさった。
 
 力の抜けた筋肉は柔らかく、体と体の隙間を埋め密着させる。レイズンとの間に少しの隙間も与えない。
 
(ずっとこうしていたい)
 
 そのまま二人はマットの上に倒れ込み、唇を貪りあった。
 そしてレイズンは夢中でハクラシスの体に足を絡めた。
 
「……レイズン、レイズン」
 
 ハクラシスが熱に浮かされたように何度も何度もレイズンの名を呼び、舌を吸い、それから首筋に舌を這わせ、逞しく盛り上がった胸に辿りつくと、すでに硬く膨らんだ突起を口に含んだ。
 
「あっ!」
 
 チュッと吸い上げ軽く噛むと、レイズンが仰け反る。片方も手でこねるように揉み、先端をつまみ上げると、レイズンが我慢できずに腰をハクラシスに擦りつけた。
 
「あっ、ん……、気持ちい……っ」
 
 下着の奥にあるハクラシスのペニスに擦り付けるように、レイズンが腰を動かす。
 
 その動きに合わせてハクラシスの腰も揺れ、絡みつくレイズンの足にも力が入る。
 
「あ、おい……レイズン」
 
 腰に絡みついたレイズンの足の指先が、ハクラシスの下着の隙間に入っていく。
 器用に少しずつ彼の下着をずらし、あらわになった尻の割れ目に足先を埋めてなぞると、ハクラシスが慌てたように少し体を浮かせて、尻に手をやった。
 
「おい、レイズン、器用な脱がせ方をするな。いたずらが過ぎるぞ」
 
「へへ。……ね、これも脱いで、これ」
 
 レイズンが足の指で下着を引っ張る。
 ハクラシスの下着の前は、レイズンのペニスから溢れ出た透明な汁で濡れていた。
 
「……下着も脱いでほしいのか」
 
 レイズンがこくりと頷くと、頭をポリポリと掻いた。だが諦めたようにすぐその場で脱ぎ去った。
 
 一度裸を見せたらもう肝が据わったのか、随分思い切りがいい。
 
 初めて見たハクラシスのペニスは、下を向いてぐんにゃりとしてはいたが、やはりかなり長く立派だった。
 
(……やっぱり元がこれだけ立派だと、不能になってからのショックがでかいんだろうなあ)
 
「……触っていい?」
 
 ハクラシスが躊躇いながらも頷くと、レイズンは体を起こして向きを変え、そっと手を伸ばした。
 
 だるんと項垂れたペニスはやはり柔らかく、レイズンが触るとピクリと跳ねた。
 
(人の勃ってないやつ、俺初めて触ったかも)
 
 グニグニするとなんだか面白い。
 
「ね、ハクラシス、勃たない状態でも射精ってするんですか」
 
「……まあ、どうだろうな。吐精感がある時もあるが……俺はそれだけだ」
 
「へえ……」
 
 レイズンは目の前のモノをジッと見つめた。
 そして何の前振りもなく、そのままパクッと口に咥えた。
 
「っレイズン!? おい!」
 
「ん……」
 
(やっぱでか)
 
 口の中にある柔らかく弾力のあるモノをレイズンはきゅっと吸い上げた。
 そして手で支えつつ、舌を絡めながら頭を上下させ、ハクラシスが止めようとしても強引に口淫を続けた。
 
「っく……レイズン……!」
 
 チラッと目線を上げると、熱のこもった目でハクラシスがレイズンを見下ろしている。
 吐息は熱く、快感に耐えている顔だ。勃たないだけで気持ちはいいのだろう、時折レイズンの頭を撫でる手に力がこもる。
 
「……はあ……レイズン、ちょっと顔を上げてくれ」
 
 しばらくそうやって頑張っていると、ハクラシスから声がかかった。
 言われた通り「ん?」と顔を上げると、いきなり口からペニスが引き抜かれ、気がついたら下に組み敷かれていた。
 
「へ?」
 
 レイズンが呆気に取られている間に、ハクラシスがレイズンの股間に割り込み、その萎えたままの長いペニスをレイズンの反り返ったモノに押し当てた。
 
「あっ……! ハ、……ハクラシス!」
 
 この前夜に騎士団の図書館裏に呼び出された時にされたのと同じ体勢だ。
 あの時は服越しだったが、今は違う。レイズンのペニスに柔らかく弾力のあるモノが押し当てられ、それがいい具合に擦り付けられる。
 
「あっ……いいっ」
 
 レイズンは腰を浮かせ、さらにハクラシスの腰と密着させるようにして揺り動かすと、ハクラシスも自身の萎えたままのペニスと硬い腹筋を擦り付けた。
 
「ひっ、あ……気持ち、い……っ」
 
 静かな小屋に、二人の荒い息遣いとレイズンの喘ぐ声が響く。
 二人の揺れ動く影がランプの明かりによって、壁に映像のようにゆらゆらと照らし出されていた。
 
「あっ! あっ! 出る……っ」
 
 レイズンが浮かせた体を硬直させた。最後はグリッとハクラシスが押しつけたタイミングで、勢いよく吐精した。
 そして全てを出し切ると、そのまま支えを失ったかのように、ボスンとマットに崩れ落ち、ハクラシスもそのまま横になった。
 
 はぁはぁと荒い呼吸のままぼんやりと横を見ると、ハクラシスの顔がすぐ横にある。
 目が合うと彼は目の端に優しいシワを作り、首を伸ばしてレイズンにキスをくれた。
 
「ここで二人でゆっくりするのは久々だな」
 
 
 ——本当にここで抱き合うなんて久々だ。
 
 ハクラシス出立前は、媚薬事件もあり、ちょっとよそよそしいまま別れた。
 
 ハクラシスとの間に感じていた距離感を、あの時はっきりと実感した。
 
 恋人同士になってから何度もベッドを共にはしたが、体をぴったりと密着させることはなく、なんだかちょっとだけ距離があった。
 
 体の距離は心の距離、なんてどこかで誰かが言っていた気がする。
 
 お互いほんの少しの気後れがあって、またお互いがお互いを思うがあまり、妙なところで遠慮をしていた。
 それがちょっとしたすれ違いになったり、思いをはっきりと伝えられなかったりして、ギクシャクするようなことにもなった。
 
 それに王都に行くまでは、レイズンのハクラシスに対する想いは一方通行で、"奥さん"という存在がハクラシスの心にいる限り、想いの矢印がレイズンのほうへ向くことなどないと思っていた。
 
 だが、全ては王都に行ってから変わった。
 
 ——王都では嫌なことがたくさんあった。
 アーヴァルに騙されたり、そのせいでルルーとハクラシスとのことでヤキモキして、勝手に別れようと考えたり。
 
 仲間からも冷遇され、ずっと一人ぼっちだった。
 最後はライアンやデリクという友人ができたから楽しかったが、ハクラシスと再会するまでは一人奈落の底に沈んでいるような気分だった。
 
 だがあれがあったからこそ、今はこうやってハクラシスとの仲が深まったのだと、レイズンは思っている。
 ハクラシスの心のうちを聞くことが出来たのは、アーヴァルからの妨害があったからこそ。
 
(何だかんだといってアーヴァル様のおかげっていったらそうなんだよな。癪だけど)
 
 アーヴァルのおかげで騎士団では上位部隊に入れたし、すんなりと上位騎士の試験も通った。
 これもすべてアーヴァルから贈られた弓があったおかげだ。
 
(あのくれた弓といい、初めて会った日あの日から、アーヴァル様の手のひらで転がされていたんじゃないかと思うと、ちょっとコワイ)
 
 
「どうしたんだ、いきなり険しい顔をして。どこか痛いのか。それとも少しうたた寝でもしていたのか」
 
 ハクラシスのやや心配げな声が聞こえ、目を開けた。レイズンは物思いにふけながら、いつの間にか目を瞑っていたようだ。
 
 痛いといえば、そういえば太ももが動かない。
 さっき夢中になりすぎて無理な体勢をとってしまったのだ。動かそうとすると、力が入らない。
 
「ハクラシス、太ももが痛くて動きません」
 
 お腹も自分が出したものでベトベトだから拭きたいのに、これじゃ自分で拭くことができない。
 
「ああ、さっきイクとき足を突っ張っていたからな。ちょっと待ってなさい。体を拭いたら足をほぐしてやろう」
 
 ハクラシスがそう言って無防備な姿のまま立ち上がった。もう彼はレイズンに体を隠さない。
 
 一度ざっと腹の上に垂れたものを布で拭き取ると、持ち帰った水筒の水を使い、濡れ布巾を作ってそれで腹の上を拭いてくれた。
 
「冷たいか?」
 
「ん~大丈夫」
 
 こうしてお世話されるのも久々だ。
 
「よし、足を見せてみろ」
 
 ハクラシスは今度こそいたずらなしで足をマッサージし、それを終えるとレイズンを抱きかかえるようにして寝転び、二人で一枚の布に包まった。
 
「……こうしていると、お前がここに来たばかりの頃を思い出す」
 
 もちろん裸ではなかったが、最初の頃は部屋も一つで、ベッドなどもなかったから、このマットの上で二人でよく寝転がって寝ていた。
 
「あの頃のお前はどこか危うく、いつかどうにかなってしまいそうで、怖かった」
 
 ハクラシスが眉を寄せ、レイズンの頬を指で撫でた。その指をレイズンは両手で握りしめた。
 
「……俺、本当は、あの日、ここを出たら死ぬつもりだったんです。だから小隊長殿に引き止められなかったら、俺は死んでいました」
 
「レイズン……」
 
「だから小隊長殿は、俺の恩人なんです。あなたがいたから、俺は強くなれた」
 
 自分をじっと見つめるハクラシスの目を、レイズンも見つめ返す。
 傷めた左目もちゃんとレイズンの方を向いていて、こんな酷い怪我をしても生きて俺の元に戻ってきてくれたんだと、レイズンの心に愛しさが込み上げる。
 
「愛してます、ハクラシス」
 
「ああ、俺もだ。愛している、レイズン」
 
 それから二人は深く長いキスを交わし、抱き合ったまま眠りについた。
 
 
 
 翌朝——
 
「おい、レイズン! 水は通ったか!?」
  
「はい! 今流れて来ましたー!」
 
 とりあえず生活するにはまずは水が先だということで、ハクラシスは起きるなり疲れ果てて寝ていたレイズンを叩き起こし、水を引いていた沢に出て取水口を覗き、詰まりを取り除いた。
 
 そして水が出ると水を汲んで馬にやり、草を食わせ、それからこれからの生活に必要なもの確認しメモをし始めた。
 
「馬房を作る大工を呼ばないといけないな。雪の時期は街の馬飼に預けるのがいいか……。馬の世話に必要なものも買い揃えないといけないのと、あとは食料の買い出しに……どうしたレイズン」
 
「……いや元気だなって」
 
 レイズンがぼそっとそう言うと、ハクラシスが片眉を上げた。
 
「何を言っとるんだ。俺だって怠いんだ。明日からちゃんと生活するためには今日しっかりやっておかないと」
  
「はい……ソウデスネ」
 
 できれば今日くらいイチャイチャしながら寝ていたかった。
 
「ほら、街へ行ったら肉屋にも顔出さないといけないんじゃないのか。さっさと支度しろ。……街へ行ったら何か買ってやるから」
 
「もう! 俺は子供じゃないんですって!」
 
 レイズンがぷりぷり怒ってみせると、ハクラシスが左目に眼帯をしながらははっと笑った。
 
「さあ、早くしないか! 置いていくぞ」
 
 眼帯を着け終わったハクラシスが、馬のいるほうに歩いていく。
 
「あ、馬で行くんですか!? オレまだ足が……ちょっと待ってくださいよ~!」
 
 レイズンは慌ててマントを被ると、上がらない太ももを頑張って持ち上げ、走って追いかけた。




----------

これでこのお話は完結となります。
思ったよりも長く続いた話でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

しおりを動かしてくれた方、お気に入り登録していただいた方、そして感想をくださった方、本当にありがとうございます。
大変励みになりました!

今回こっそりとBL大賞に参加しておりましたが、見つけて投票していただいた方、本当に感謝しております。

あと誤字脱字報告も大変助かりました!

実はまだネタが残っていたりするので、番外編を書く予定にしております。
またその時にはよろしくお願いいたします!
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