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30 隠された手紙
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泣いたせいで目を真っ赤に腫らしたレイズンだったが、風呂担当の侍女らに身体どころか顔までしっかりマッサージされ、ピカピカの状態でいつものようにガウン姿で寝室にまで連れてこられてしまった。
遅刻したせいで今日は食事抜きとなってしまったが、レイズンとしては食欲がないので丁度良かった。
(でも酒は飲みたかったな……)
こんな日に好きでもない相手とやるのだ。酔えるとも思えないが、できれば体に酒をいれて気を紛らわせるくらいはしたかった。
ドアの前で使用人がコンコンとノックをする。しかしアーヴァルからの返事はない。
使用人に促されドアを開けると、部屋に立ち込めたアーヴァルの重い香水の匂いが鼻に流れ込んだ。
中に入りベッドに目をやるが、そこに人影はない。
パタンとドアが背後で閉められ、レイズンはキョロキョロとアーヴァルの姿を探した。
そしてやっと部屋の奥にあるソファから、アーヴァルの錆びた金髪が少し覗いているのを見つけた。
「……アーヴァル様?」
そろそろとソファに近づくと、珍しくアーヴァルがうたた寝をしていた。
はだけたガウンからは、盛り上がった筋肉が惜しげもなく晒されている。手には何か書類のようなものが握られ、数枚が床に落ちて散らばっていた。
なかなかやって来ないレイズンを待つ間、暇つぶしに溜まった書類の整理でもしようとしていたのか、報告書か何かを読んでいるうちに寝てしまったみたいだった。
レイズンは起こさないようそろっと側に近づきしゃがみ込むと、踏んでしまわないよう床からそれらを拾い上げた。
機密事項の可能性もある。なるべく内容は見ないように心がけた。しかし拾いそこねた紙がひらりと舞い落ち、そこに見えた筆跡にドキンとした。
(この字……)
ドクンドクンと痛むように動悸がする。
(……これ、まさか……)
テーブルにはこれが入っていたと思しき封筒がある。
『レイズンへ』
素早く封筒を手に取り、裏にひっくり返して差出人を見た。
あの小屋の住所とハクラシスの名前。明らかにこれはハクラシスからレイズンへと宛てたもの……。
手に持った便箋へ恐る恐る目を戻す。そこにはハクラシスの几帳面な筆跡で、レイズンへの小言がびっしりと書いてあった。
なにか不都合はないか、ちゃんと食べているか、おやつばかり食べてはいないか、レイズンから返信がないが大丈夫なのか、ケガや病気はしていないか、寂しくて泣いていないか……
そこにはいつものハクラシスがいた。
いつ出されたものか確認しようと封筒を確かめるが、封筒には本来飛脚に依頼した際に押されるはずの日付け入りの受付印が押されていなかった。
レイズンは他にも手紙がないか確認する。 ハクラシスはレイズンが出した手紙を受け取っていないと言っていた。もしかするとそれもここにあるのかもしれないと思ったのだ。
テーブルの上にはキレイな紙が貼られた箱があり、覗くといろいろな書類に紛れていくつかそれと同じ封筒があった。
そのどれにもレイズンへの宛名。そしてガサガサと引っ掻き回すと、下のほうにレイズンからハクラシスに宛てた手紙が出てきた。
「……これ…………俺の……」
ハクラシスは嘘を言ってなかった。
彼はちゃんと手紙を出していたし、レイズンからの手紙を受け取ってもいなかった。
「……なんで、これがここに……」
レイズンは呆然とし、ソファのほうに目を戻した。
「アーヴァル様……」
「……いけない子だな。勝手に他人のものを見るなんて」
アーヴァルはもう起きていて、彼の冷ややかな視線とぶつかった。
「この手紙……」
「ああ、これは検閲され押収されたものだ。ハクラシスは一応機密事項に関わっているからな」
「それがなぜここに……?」
「俺を誰だと思っている。報告書類はいつも俺の元に届けられる」
返せとばかりにアーヴァルがレイズンの手からハクラシスの手紙を取り上げようとするが、それにレイズンが抗った。
「これは俺に宛てた手紙です! 返して下さい!」
「そんなもの今更どうする。先ほどベイジルから聞いたぞ。もうハクラシスとは縁を切ったのだろう? 手元にあっても未練を残すだけだ」
「——これがあるかないかで俺の選んだ道が違いました! 手紙が届いてさえいれば、俺は小隊長殿を信じてあの小屋で一人で待っていられた! それなのに」
「それで? そんな手紙を真に受けて、帰らぬ男をずっと待ち続けるのか?」
アーヴァルが立ち上がり、手紙を持ったほうの腕を掴み上げた。
「そんな手紙、例え手元に届いたとしても、結局お前は待ちきれずにここに来た。そして俺に頼り、同じ道を辿っただろう」
「——いたっ……!!」
アーヴァルはレイズンの腕を捻り上げると、そのままテーブルにドンッとうつ伏せにして頭を押さえつけた。
「……レイズン、お前は今日ここに何をしに来たんだ? ハクラシスの手紙を盗み見るためか? 違う、俺を満足させるためだ。そうだろう? これはお前が望んだことだ」
「——……い、いや……だ!! やめ……!」
暴れるレイズンをものともせず、アーヴァルはレイズンが着ているガウンの裾をまくり上げた。
ーーーー
「——あ、……いて…………くそ……」
事が終わり、打ち捨てられるようにして床に転がされたレイズンは、アーヴァルがシャワーを浴びるため部屋から出て行ったのを見て、のっそりと起き上がった。
いつもならちゃんと解してから挿入してくれるのに、今日のアーヴァルは前戯もなく、少しの慣らしだけで最初から容赦なく突きまくってきた。
そのおかげでレイズンの腰からは力が抜け、尻はひどく痛んだ。
風呂上がりに着せられた上等なガウンも、レイズンやアーヴァルの出したものでドロドロになり、見る影もない。
(とりあえず、アーヴァル様が戻るまでにここを出よう)
痛みに顔をしかめながら、尻から垂れ落ちてくるものを汚れたガウンで拭き取りつつ、いつものように隣の控の間に置かれているはずの自分の服を取りに行った。
(ちょっと血が出てる……)
拭ってもぬぐっても尻からは白濁が流れ落ち、拭った後のガウンには血と思わしきやや薄いピンク色が混じったものがついていた。
目にじわっと涙が浮かぶのを、レイズンは泣いてたまるかと慌てて手の甲でゴシゴシと拭き取る。
レイズンはきれいに形を整えられた状態でハンガーにかけられた部隊服を手に取ると、痛む腰を庇いながらなんとか着替え、ハクラシスの手紙を取りに戻った。
封筒から出されていた便箋は、踏まれてグシャグシャになって散乱し、さらに白濁まで飛んでインクがところどころ滲んでいた。
だが箱の中のものは無事で、レイズンはそれらを上着の内側に大事に抱えると、おぼつかない足取りでそっと邸宅から抜け出した。
意外なことに邸宅内でレイズンを気に留める者はおらず、誰かに咎められることなく外に出られたのは幸いだった。
ほうほうの体でやっと庭まで出てくると、泣くまいと誓ったのに、安堵と悔しさから目からは涙が溢れ、頬を伝い、ポタッポタッとこぼれて落ちた。
——もうこれから先、何をどうしたらいいか、レイズンには分からなかった。ここではもう頼れる者もいない。
レイズンは、ここに来たときアーヴァルとハクラシスと妻の住む屋敷を見たあの茂みにまで行くと、その場に蹲った。
屋敷の窓からは穏やかな明るい光が漏れて、屋敷全体を包むようにほんのりと輝き、レイズンのいる世界とはまた別の世界にあるものを見ているようだった。
「——しょ、小隊長殿ぉ…………」
あの中にいるであろうハクラシスを想い、レイズンはその場でひとり泣き崩れた。
……
「…………」
「…………ちょっと………」
「……ねえ、君、大丈夫?」
気がつくと誰かがレイズンの体を揺さぶっていた。
顔を上げて誰なのか確認しようとしたが、蹲り膝に目を押し付けていたためか、目がシパシパしてなかなか焦点が合わない。その上周囲は真っ暗で、外灯の明かりで逆光だ。
「……誰、ですか……」
「君は……レイズン?」
静かで穏やかな声。レイズンは目を細めたままこくりと頷いた。
「……立ち上がれるかな?」
目の前に薄ぼんやりと光る白い手袋をはめた手が差し出される。
誰なのかもわからないまま、レイズンはそれでもなぜか警戒することなく差し出された手を取った。しかし立ち上がろうとするも、腰に力が入らずガクンと尻もちをつく。
「大丈夫? ……ちょっと待ってて」
その人はそう言うと、レイズンの頭を軽く撫でてから立ち上がり、屋敷の方に足早に去って行った。
遅刻したせいで今日は食事抜きとなってしまったが、レイズンとしては食欲がないので丁度良かった。
(でも酒は飲みたかったな……)
こんな日に好きでもない相手とやるのだ。酔えるとも思えないが、できれば体に酒をいれて気を紛らわせるくらいはしたかった。
ドアの前で使用人がコンコンとノックをする。しかしアーヴァルからの返事はない。
使用人に促されドアを開けると、部屋に立ち込めたアーヴァルの重い香水の匂いが鼻に流れ込んだ。
中に入りベッドに目をやるが、そこに人影はない。
パタンとドアが背後で閉められ、レイズンはキョロキョロとアーヴァルの姿を探した。
そしてやっと部屋の奥にあるソファから、アーヴァルの錆びた金髪が少し覗いているのを見つけた。
「……アーヴァル様?」
そろそろとソファに近づくと、珍しくアーヴァルがうたた寝をしていた。
はだけたガウンからは、盛り上がった筋肉が惜しげもなく晒されている。手には何か書類のようなものが握られ、数枚が床に落ちて散らばっていた。
なかなかやって来ないレイズンを待つ間、暇つぶしに溜まった書類の整理でもしようとしていたのか、報告書か何かを読んでいるうちに寝てしまったみたいだった。
レイズンは起こさないようそろっと側に近づきしゃがみ込むと、踏んでしまわないよう床からそれらを拾い上げた。
機密事項の可能性もある。なるべく内容は見ないように心がけた。しかし拾いそこねた紙がひらりと舞い落ち、そこに見えた筆跡にドキンとした。
(この字……)
ドクンドクンと痛むように動悸がする。
(……これ、まさか……)
テーブルにはこれが入っていたと思しき封筒がある。
『レイズンへ』
素早く封筒を手に取り、裏にひっくり返して差出人を見た。
あの小屋の住所とハクラシスの名前。明らかにこれはハクラシスからレイズンへと宛てたもの……。
手に持った便箋へ恐る恐る目を戻す。そこにはハクラシスの几帳面な筆跡で、レイズンへの小言がびっしりと書いてあった。
なにか不都合はないか、ちゃんと食べているか、おやつばかり食べてはいないか、レイズンから返信がないが大丈夫なのか、ケガや病気はしていないか、寂しくて泣いていないか……
そこにはいつものハクラシスがいた。
いつ出されたものか確認しようと封筒を確かめるが、封筒には本来飛脚に依頼した際に押されるはずの日付け入りの受付印が押されていなかった。
レイズンは他にも手紙がないか確認する。 ハクラシスはレイズンが出した手紙を受け取っていないと言っていた。もしかするとそれもここにあるのかもしれないと思ったのだ。
テーブルの上にはキレイな紙が貼られた箱があり、覗くといろいろな書類に紛れていくつかそれと同じ封筒があった。
そのどれにもレイズンへの宛名。そしてガサガサと引っ掻き回すと、下のほうにレイズンからハクラシスに宛てた手紙が出てきた。
「……これ…………俺の……」
ハクラシスは嘘を言ってなかった。
彼はちゃんと手紙を出していたし、レイズンからの手紙を受け取ってもいなかった。
「……なんで、これがここに……」
レイズンは呆然とし、ソファのほうに目を戻した。
「アーヴァル様……」
「……いけない子だな。勝手に他人のものを見るなんて」
アーヴァルはもう起きていて、彼の冷ややかな視線とぶつかった。
「この手紙……」
「ああ、これは検閲され押収されたものだ。ハクラシスは一応機密事項に関わっているからな」
「それがなぜここに……?」
「俺を誰だと思っている。報告書類はいつも俺の元に届けられる」
返せとばかりにアーヴァルがレイズンの手からハクラシスの手紙を取り上げようとするが、それにレイズンが抗った。
「これは俺に宛てた手紙です! 返して下さい!」
「そんなもの今更どうする。先ほどベイジルから聞いたぞ。もうハクラシスとは縁を切ったのだろう? 手元にあっても未練を残すだけだ」
「——これがあるかないかで俺の選んだ道が違いました! 手紙が届いてさえいれば、俺は小隊長殿を信じてあの小屋で一人で待っていられた! それなのに」
「それで? そんな手紙を真に受けて、帰らぬ男をずっと待ち続けるのか?」
アーヴァルが立ち上がり、手紙を持ったほうの腕を掴み上げた。
「そんな手紙、例え手元に届いたとしても、結局お前は待ちきれずにここに来た。そして俺に頼り、同じ道を辿っただろう」
「——いたっ……!!」
アーヴァルはレイズンの腕を捻り上げると、そのままテーブルにドンッとうつ伏せにして頭を押さえつけた。
「……レイズン、お前は今日ここに何をしに来たんだ? ハクラシスの手紙を盗み見るためか? 違う、俺を満足させるためだ。そうだろう? これはお前が望んだことだ」
「——……い、いや……だ!! やめ……!」
暴れるレイズンをものともせず、アーヴァルはレイズンが着ているガウンの裾をまくり上げた。
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「——あ、……いて…………くそ……」
事が終わり、打ち捨てられるようにして床に転がされたレイズンは、アーヴァルがシャワーを浴びるため部屋から出て行ったのを見て、のっそりと起き上がった。
いつもならちゃんと解してから挿入してくれるのに、今日のアーヴァルは前戯もなく、少しの慣らしだけで最初から容赦なく突きまくってきた。
そのおかげでレイズンの腰からは力が抜け、尻はひどく痛んだ。
風呂上がりに着せられた上等なガウンも、レイズンやアーヴァルの出したものでドロドロになり、見る影もない。
(とりあえず、アーヴァル様が戻るまでにここを出よう)
痛みに顔をしかめながら、尻から垂れ落ちてくるものを汚れたガウンで拭き取りつつ、いつものように隣の控の間に置かれているはずの自分の服を取りに行った。
(ちょっと血が出てる……)
拭ってもぬぐっても尻からは白濁が流れ落ち、拭った後のガウンには血と思わしきやや薄いピンク色が混じったものがついていた。
目にじわっと涙が浮かぶのを、レイズンは泣いてたまるかと慌てて手の甲でゴシゴシと拭き取る。
レイズンはきれいに形を整えられた状態でハンガーにかけられた部隊服を手に取ると、痛む腰を庇いながらなんとか着替え、ハクラシスの手紙を取りに戻った。
封筒から出されていた便箋は、踏まれてグシャグシャになって散乱し、さらに白濁まで飛んでインクがところどころ滲んでいた。
だが箱の中のものは無事で、レイズンはそれらを上着の内側に大事に抱えると、おぼつかない足取りでそっと邸宅から抜け出した。
意外なことに邸宅内でレイズンを気に留める者はおらず、誰かに咎められることなく外に出られたのは幸いだった。
ほうほうの体でやっと庭まで出てくると、泣くまいと誓ったのに、安堵と悔しさから目からは涙が溢れ、頬を伝い、ポタッポタッとこぼれて落ちた。
——もうこれから先、何をどうしたらいいか、レイズンには分からなかった。ここではもう頼れる者もいない。
レイズンは、ここに来たときアーヴァルとハクラシスと妻の住む屋敷を見たあの茂みにまで行くと、その場に蹲った。
屋敷の窓からは穏やかな明るい光が漏れて、屋敷全体を包むようにほんのりと輝き、レイズンのいる世界とはまた別の世界にあるものを見ているようだった。
「——しょ、小隊長殿ぉ…………」
あの中にいるであろうハクラシスを想い、レイズンはその場でひとり泣き崩れた。
……
「…………」
「…………ちょっと………」
「……ねえ、君、大丈夫?」
気がつくと誰かがレイズンの体を揺さぶっていた。
顔を上げて誰なのか確認しようとしたが、蹲り膝に目を押し付けていたためか、目がシパシパしてなかなか焦点が合わない。その上周囲は真っ暗で、外灯の明かりで逆光だ。
「……誰、ですか……」
「君は……レイズン?」
静かで穏やかな声。レイズンは目を細めたままこくりと頷いた。
「……立ち上がれるかな?」
目の前に薄ぼんやりと光る白い手袋をはめた手が差し出される。
誰なのかもわからないまま、レイズンはそれでもなぜか警戒することなく差し出された手を取った。しかし立ち上がろうとするも、腰に力が入らずガクンと尻もちをつく。
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