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セイドリックの恋5
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治水工事の現場を襲った賊どもは、先に常駐していた傭兵らが追っていたおかげですぐに居場所を特定でき、意外とたやすく制圧することができた。
また怪我人も、金の管理をしていた文官以外、重傷者は出たものの死人はなく、さすが普段から鍛え、腕っ節には自信があると豪語する人足どもなだけはあるなと、俺たち神兵はいたく感心した。
水害による水路の崩落も、食い止めてくれた者らがいたおかげか一部のみで大きな被害もなく、一安心といったところだ。崩れて埋まってしまった箇所については、これまで作業にあたってきた者らには不憫だが、またやり直して貰えば済む話だ。
まあ、俺たちも資材の状況の確認と発注処理に追われ、さらに忙しくなるだろうが……仕方がない。
コウさんはといえば、板材に押しつぶされたせいで肺をやられ、しばらく絶対安静が続いた。そんなコウさんが心配で、俺は彼にバレないようこっそりと様子を見に行っていた。
レイルからは「堂々と見舞いにいけばいいじゃないか」と呆れた顔で言われたが、まだ勇気が出ないし、弱っている者のところへ押しかけてうやむやにしてしまうのも、弱みに付け込むようでなんだか卑怯な気がしたのだ。
コウさんは肺ほどではないが内臓もやられていて、酷くはないといえ、しばらくは痛みが続くだろうと医者から聞いた俺は、これまたこっそりと体を支えるクッションやらコウさんの好きそうな甘い菓子を差し入れていた。
あとでコウさんはその名も無き者からの贈り物をひどく怪しんでいたと聞き、やはりレイルの言ったとおり堂々と見舞いにいったほうが良かったのかと後悔した。レイルはいつも正しい。
△△△
「いらっしゃい! コウさん来てるよ!」
いつもの定食屋の扉を開けるとオヤジさんの忙しそうな声が飛んでくる。
今日も店内はいっぱいで賑わっている。人に当たらぬよう狭い椅子の間をくぐり抜け、オヤジさんが指し示した店の奥に行くと、椅子に座っているコウさんの姿が見えた。コウさんはすでに食べ始めていて、俺に気付くと手招きするように手を上げた。
あれからコウさんは治癒を施され、その後三カ月ほど安静にし、しばらくは普通の生活を送り様子を見てから、現場に復帰した。
肺のほうも最初は慎重な現場復帰だったが、今はもういつも通り元気にフルで仕事をしている。
コウさんが入院中、なかなかコウさんの前に顔を出せなかった俺だが、見舞いに行ったスーちゃんから、コウさんが会いたがっていると、そう伝えられ、俺は勇気を出した。
寝台の上でコウさんは、それまでの気まずい雰囲気を払拭するように俺に笑いかけ、「今まで変なもの差し入れてくれたの、セイドリックさんだろ」と俺が内緒で贈った派手な色味のクッションを取り出して見せた。
変なもの……確かに変だったかもしれない。しかしそのクッションの柄は、傷病平癒の守りとして売られていたものだ。でもこうして見ると確かに変な柄だ……また俺は気持ちの押し売りをしたのかもしれない。
俺がまごまごとしていると、コウさんが「俺がもう顔を見せるなと言ったから、こっそり見舞いに来てくれていたんだよな。ありがとうセイドリックさん」と俺の手を握ってくれた。
俺は周りから見ておかしいくらい涙をこぼしていたと思う。
コウさんは気がついていたんだ。それでなんで顔を出してくれないのかと気を揉んでくれていた。
そしてコウさんは助けられたとき俺の顔が見えて安堵したと言い、「あんな重い木の板を一人で持ち上げるなんてすごいな」と笑ってくれた。
「背におぶってくれたときも、ずっと声をかけてくれただろう。セイドリックさんの声がすごく心強かったんだ。同僚も助けてくれて、本当に感謝している。ありがとうセイドリックさん」
だが俺は救助隊として現場に行き、やらなければいけないことをしたまでだ。コウさんに感謝されるようなことは何一つしていない。……それに俺はコウさんに謝らなければいけない。
「コウさん、こんな時に蒸し返すようで申し訳ないのだが、きちんと謝罪をしたい。……もうコウさんに勝手な言い分を押し付けるつもりもない。だから聞いてくれるか」
コウさんはすこし戸惑いをみせつつも、頷いてくれた。
俺は深呼吸をし、まず実直に心から謝罪をした。そしてスーちゃんのときのような格好つけや遠回しな物言いはやめ、俺は素直に自分の気持ちをコウさんに伝え、謝罪と称しあわよくばコウさんを自分のものにしようとしたことを侘びた。
「俺は、コウさんのことが本当に好きなんだ。でもコウさんが異性のほうが好きなのも知っている。コウさんよりも体の大きな俺なんか対象外であることも承知だ。だ、だから、もし、コウさんが嫌なら俺ももう姿を見せないし、定食屋へ行くのもやめる。コウさんにはもう迷惑をかけないようにする」
コウさんは俺の言葉をただ黙って聞いていた。
俺はコウさんがどんな顔をしているのか怖くて、なかなか顔をあげられず、病室には沈黙が流れた。
——出ていくべきだろうか。それとも他に何か言うべきなのだろうか。
俺は俯いたまま、頭の中ではぐるぐるとどうすべきかということだけを考え、悩みに悩み、ただ気まずい雰囲気だけを垂れ流していた。
——やはり病室を出ていこう。
耐えられなくなり席を立とうとした矢先、気まずい雰囲気の中そんな俺にコウさんから声がかかった。
「……セイドリックさん。俺は今回のことでとてもあなたには感謝している。セイドリックさんに見つけて貰えなかったらあのまま俺は死んでいた。だからと言ってあなたの気持ちに応えられるかどうかはまた別問題だ。でも、……………………まあ、今後のことについては、セイドリックさん次第…………ではあるかな」
俺が「えっ?」と顔をあげると、コウさんがいつもの余裕そうな顔で笑って俺を見ていた。
「つきまといをやめてくれるなら、今までどおり接して欲しい」
その時の俺は涙でグショグショで、さらにコウさんの言葉でかなり滑稽な顔をしていたと思う。
俺はコウさんに許され、さらにチャンスまで貰えたのだ!!
だから今こうしてコウさんと同じテーブルにつくことができる。
「今日は俺の方が早かったな」
俺が椅子に座ると、コウさんはスープをうまそうに啜りながら、笑いかけてくる。それが俺は最高に嬉しい。
注文を取りに来た従業員に、俺もコウさんが食べている定食と同じものを告げた。
この従業員はスーちゃんが辞めてから新しく雇った子だが、あまり愛想もなく澄ました感じの子だ。でも器用なのか、たまにオヤジさんの調理の手伝いをしていたりして、そのうち料理人にでもなるんだろう。
「あの子が作った甘味、結構おいしかったぞ」
「コウさん、食べたのか」
「ああ。なんだか知らんが、この前サービスで出してくれたんだ。卵を甘くして焼いたもので、ちょっと焦げているところも逆にうまかった」
「…………へえ」
俺にはそんなものが出されたことがない。
コウさんはクマのような俺とは違い、若いし男前で端正な顔をしているので、男女ともに結構モテている。……ような気がする。
本人は否定するが俺は気が気でならない。
コウさんは復帰後、休みのたびにアパートに帰ってきては、こうやって夜に定食屋に顔を出すようになった。
俺はと言えば、こうやって会えることが嬉しくて、仕事が終わると定食屋で飯を食うのが再び日課となっている。
もちろんコウさんから誘われているわけではない。休みが不定期のコウさんに会いたくて、勝手に通っているのだ。
飯を食いながら目の前の日に焼けたコウさんの顔をじっと見つめると、コウさんがチラッとこちらを見ては苦笑いする。
「なんだよ? 見られていると食べにくいからやめてくれ」
「あ、いや、1人より2人で飯を食べたほうがやっぱりうまいなと思ってな」
少しどもりながら、慌ててコウさんを見ていた言い訳をする。
「ああ、そうかもしれないな。俺も1人よりは、セイドリックさんと食べたほうがうまい」
「…………!」
カシャンッ
「おい、フォークが落ちたぞ。おーいオヤジさん! フォークの替えをくれ!」
————コウさん。
それはもしかして俺に少しは気があると期待してもいいと言うことだろうか!?
また怪我人も、金の管理をしていた文官以外、重傷者は出たものの死人はなく、さすが普段から鍛え、腕っ節には自信があると豪語する人足どもなだけはあるなと、俺たち神兵はいたく感心した。
水害による水路の崩落も、食い止めてくれた者らがいたおかげか一部のみで大きな被害もなく、一安心といったところだ。崩れて埋まってしまった箇所については、これまで作業にあたってきた者らには不憫だが、またやり直して貰えば済む話だ。
まあ、俺たちも資材の状況の確認と発注処理に追われ、さらに忙しくなるだろうが……仕方がない。
コウさんはといえば、板材に押しつぶされたせいで肺をやられ、しばらく絶対安静が続いた。そんなコウさんが心配で、俺は彼にバレないようこっそりと様子を見に行っていた。
レイルからは「堂々と見舞いにいけばいいじゃないか」と呆れた顔で言われたが、まだ勇気が出ないし、弱っている者のところへ押しかけてうやむやにしてしまうのも、弱みに付け込むようでなんだか卑怯な気がしたのだ。
コウさんは肺ほどではないが内臓もやられていて、酷くはないといえ、しばらくは痛みが続くだろうと医者から聞いた俺は、これまたこっそりと体を支えるクッションやらコウさんの好きそうな甘い菓子を差し入れていた。
あとでコウさんはその名も無き者からの贈り物をひどく怪しんでいたと聞き、やはりレイルの言ったとおり堂々と見舞いにいったほうが良かったのかと後悔した。レイルはいつも正しい。
△△△
「いらっしゃい! コウさん来てるよ!」
いつもの定食屋の扉を開けるとオヤジさんの忙しそうな声が飛んでくる。
今日も店内はいっぱいで賑わっている。人に当たらぬよう狭い椅子の間をくぐり抜け、オヤジさんが指し示した店の奥に行くと、椅子に座っているコウさんの姿が見えた。コウさんはすでに食べ始めていて、俺に気付くと手招きするように手を上げた。
あれからコウさんは治癒を施され、その後三カ月ほど安静にし、しばらくは普通の生活を送り様子を見てから、現場に復帰した。
肺のほうも最初は慎重な現場復帰だったが、今はもういつも通り元気にフルで仕事をしている。
コウさんが入院中、なかなかコウさんの前に顔を出せなかった俺だが、見舞いに行ったスーちゃんから、コウさんが会いたがっていると、そう伝えられ、俺は勇気を出した。
寝台の上でコウさんは、それまでの気まずい雰囲気を払拭するように俺に笑いかけ、「今まで変なもの差し入れてくれたの、セイドリックさんだろ」と俺が内緒で贈った派手な色味のクッションを取り出して見せた。
変なもの……確かに変だったかもしれない。しかしそのクッションの柄は、傷病平癒の守りとして売られていたものだ。でもこうして見ると確かに変な柄だ……また俺は気持ちの押し売りをしたのかもしれない。
俺がまごまごとしていると、コウさんが「俺がもう顔を見せるなと言ったから、こっそり見舞いに来てくれていたんだよな。ありがとうセイドリックさん」と俺の手を握ってくれた。
俺は周りから見ておかしいくらい涙をこぼしていたと思う。
コウさんは気がついていたんだ。それでなんで顔を出してくれないのかと気を揉んでくれていた。
そしてコウさんは助けられたとき俺の顔が見えて安堵したと言い、「あんな重い木の板を一人で持ち上げるなんてすごいな」と笑ってくれた。
「背におぶってくれたときも、ずっと声をかけてくれただろう。セイドリックさんの声がすごく心強かったんだ。同僚も助けてくれて、本当に感謝している。ありがとうセイドリックさん」
だが俺は救助隊として現場に行き、やらなければいけないことをしたまでだ。コウさんに感謝されるようなことは何一つしていない。……それに俺はコウさんに謝らなければいけない。
「コウさん、こんな時に蒸し返すようで申し訳ないのだが、きちんと謝罪をしたい。……もうコウさんに勝手な言い分を押し付けるつもりもない。だから聞いてくれるか」
コウさんはすこし戸惑いをみせつつも、頷いてくれた。
俺は深呼吸をし、まず実直に心から謝罪をした。そしてスーちゃんのときのような格好つけや遠回しな物言いはやめ、俺は素直に自分の気持ちをコウさんに伝え、謝罪と称しあわよくばコウさんを自分のものにしようとしたことを侘びた。
「俺は、コウさんのことが本当に好きなんだ。でもコウさんが異性のほうが好きなのも知っている。コウさんよりも体の大きな俺なんか対象外であることも承知だ。だ、だから、もし、コウさんが嫌なら俺ももう姿を見せないし、定食屋へ行くのもやめる。コウさんにはもう迷惑をかけないようにする」
コウさんは俺の言葉をただ黙って聞いていた。
俺はコウさんがどんな顔をしているのか怖くて、なかなか顔をあげられず、病室には沈黙が流れた。
——出ていくべきだろうか。それとも他に何か言うべきなのだろうか。
俺は俯いたまま、頭の中ではぐるぐるとどうすべきかということだけを考え、悩みに悩み、ただ気まずい雰囲気だけを垂れ流していた。
——やはり病室を出ていこう。
耐えられなくなり席を立とうとした矢先、気まずい雰囲気の中そんな俺にコウさんから声がかかった。
「……セイドリックさん。俺は今回のことでとてもあなたには感謝している。セイドリックさんに見つけて貰えなかったらあのまま俺は死んでいた。だからと言ってあなたの気持ちに応えられるかどうかはまた別問題だ。でも、……………………まあ、今後のことについては、セイドリックさん次第…………ではあるかな」
俺が「えっ?」と顔をあげると、コウさんがいつもの余裕そうな顔で笑って俺を見ていた。
「つきまといをやめてくれるなら、今までどおり接して欲しい」
その時の俺は涙でグショグショで、さらにコウさんの言葉でかなり滑稽な顔をしていたと思う。
俺はコウさんに許され、さらにチャンスまで貰えたのだ!!
だから今こうしてコウさんと同じテーブルにつくことができる。
「今日は俺の方が早かったな」
俺が椅子に座ると、コウさんはスープをうまそうに啜りながら、笑いかけてくる。それが俺は最高に嬉しい。
注文を取りに来た従業員に、俺もコウさんが食べている定食と同じものを告げた。
この従業員はスーちゃんが辞めてから新しく雇った子だが、あまり愛想もなく澄ました感じの子だ。でも器用なのか、たまにオヤジさんの調理の手伝いをしていたりして、そのうち料理人にでもなるんだろう。
「あの子が作った甘味、結構おいしかったぞ」
「コウさん、食べたのか」
「ああ。なんだか知らんが、この前サービスで出してくれたんだ。卵を甘くして焼いたもので、ちょっと焦げているところも逆にうまかった」
「…………へえ」
俺にはそんなものが出されたことがない。
コウさんはクマのような俺とは違い、若いし男前で端正な顔をしているので、男女ともに結構モテている。……ような気がする。
本人は否定するが俺は気が気でならない。
コウさんは復帰後、休みのたびにアパートに帰ってきては、こうやって夜に定食屋に顔を出すようになった。
俺はと言えば、こうやって会えることが嬉しくて、仕事が終わると定食屋で飯を食うのが再び日課となっている。
もちろんコウさんから誘われているわけではない。休みが不定期のコウさんに会いたくて、勝手に通っているのだ。
飯を食いながら目の前の日に焼けたコウさんの顔をじっと見つめると、コウさんがチラッとこちらを見ては苦笑いする。
「なんだよ? 見られていると食べにくいからやめてくれ」
「あ、いや、1人より2人で飯を食べたほうがやっぱりうまいなと思ってな」
少しどもりながら、慌ててコウさんを見ていた言い訳をする。
「ああ、そうかもしれないな。俺も1人よりは、セイドリックさんと食べたほうがうまい」
「…………!」
カシャンッ
「おい、フォークが落ちたぞ。おーいオヤジさん! フォークの替えをくれ!」
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