15 / 18
15 行方不明のローレント
しおりを挟む
「なに? 殿下が昼間、いなくなることがあるだと?」
使用人の再教育をはじめてからしばらくし、ガーディアスは3階の使用人から、そんな報告を受けた。
「は、はい。……ここ数日、日中どこにおいでなのか、分からないのです」
「居館から出るなとは言っているはずだが」
「それが、外で作業する使用人も誰ひとりとしてお姿を拝見しておらず……。塔番兵も、門番も、またここ以外の棟で働く者も、誰も見ていないのです。そして、いつも気がついたらお部屋に戻られておりまして……」
「誰も見ていない……。たくさんある小部屋のどこかに隠れているということはないのか」
「念の為、館内の使用人らで手分けしてお探ししましたが、3階1階のどのお部屋にもおられず……。ご報告が遅れまして、申し訳ございません」
必死に謝罪を繰り返す使用人に、「頭を上げろ」と言いながら、ガーディアスは訝しげに眉を寄せた。
居館から出るなとは言ったが、さすがに監視をつけるほどではないだろうと、これまでどおり誰もつけずにいたのだが……。
そもそも居館から出れば、誰かひとりくらいは気がつくはずなのに。誰も見ていないとは、どういうことなのか。
「2階に来ているという話も聞いていないが……」
2階は軍部の者や事務官など往来が激しい。とくに頻繁に出入りのある事務室はいつもドアが開きっぱなしだから、あんなのがウロウロしていればすぐに目がつくし、必ず誰かが報告に来るはずだ。
「——分かった。なにか分かれば知らせてくれ。お前たちはもう下がっていい。代わりに事務官長を呼んで来てくれ」
使用人が「はい」とお辞儀をし部屋を出たあと、事務官長のサシが急ぎ足でやってきた。
「なにかございましたか」
「ここ数日、日中に殿下の姿を見た者はいるか。奥の書庫に出入りしているとか」
「殿下、ですか? ……いえ。もし見た者がいれば、必ず話題に出るでしょうから……。それに2階にいらっしゃれば、必ず誰かが気づきます」
「新入りが、勝手に3階へ行っているということはないか」
「まさか。黙って長時間席を外すようなことは、これまで一度もございませんでした。用を足すときですら、それは早いですよ」
「そうか」
眉を寄せて、持っていたペンで顎髭を掻くガーディアスに、サシが「なにかあったのですか」と尋ねた。
「それがだな——」
先ほど使用人から聞いた話をすると、サシも「うーん」と眉を寄せた。
「失礼ですが、夜に殿下からなにか聞かれたりは」
「……ない」
不服そうにガーディアスが、そう吐き捨てるように呟いた。
夜はいつもどおり一緒に寝ている。セックスに応じてくれるものの、相変わらずローレントはガーディアスに無関心な人形のようで、日中なにをしていたのか聞いても「とくには」としか答えず、最近ではなにか訊ねることを諦めていた。だが、最近はちょっとだけ機嫌が良さそうで安心していた。
ただ——
「ただ?」
「……なんとなく顔色が悪いように思う」
「お顔の色が……」
「医者に見せても、顔色が悪いのは、外に出ていないからじゃないのかと言われたな。挙句の果てに、夜に無理をさせているのでは、とまで」
ブスッとした顔でそう言うと、サシはプッと吹き出しそうになるのを堪えて袖で口を隠した。
「た、たしかに、日の光を存分に浴びることができないのは問題でしょう。そろそろ、使用人の教育も終わりますので、いい加減外出禁止も解禁になさればいいのでは」
「それがだな。外に出るかと聞いても、今のままで大丈夫だと言うんだ。ここで満足していると。もう塔の部屋にも興味をなくしているようだ」
「そうですか。今のままがいいとは……。ではどこでなにをなさっているんでしょうね」
「それがわからんから困っているんだ」
「ひとり、専属の使用人をつけてみてはいかがでしょう」
「……新入りはだめだぞ」
「分かっておりますよ。大変優秀な方ですから、彼がいなくなると私も困ります。今回の使用人再教育でも、おおいに力を発揮してくれましたし、管理者としての能力も申し分ありません。ですので、今いる使用人を専属にすればよいのです」
「専属をつけるとしても、今更だろう」
赤子じゃあるまいし、子守の如く1日中べったりな使用人など必要ないだろうと、専属の使用人をつけなかったのは自分だ。今更それを覆すのも、なんだかばつが悪い。
「今更もなにも、そうしなければ殿下が日中なにをしていらっしゃるのか、分からないでしょう」
「だが、まるで監視しているように思われないか」
「それは……そう思われても仕方がないですね。正直、監視のようなものですし」
「これ以上、不機嫌になられても困る」
あまり夫婦仲が順調でないことを知っているサシは、うーんと困ったように拳を口元に当てた。
「では、分からないように監視を付けて、なにかあれば随時こちらに報告というのはどうでしょう」
「そうできるか」
「勿論です。ではそのように」
「……明日は、久々に魔獣討伐へ出る。もしその間でなにかあれば、お前が対応してくれ」
「かしこまりました」
サシは丁寧にお辞儀をし、事務室へと戻って行った。あとは彼がいろいろと差配してくれるだろう。
あの大災厄の後、本物の聖女が戻ってから一時は抑えられていた瘴気が、ここのところやけに活発で、魔獣出没の頻度も増えてきた。それも小物ではなく、災厄のときのような、大型が出没する頻度が増えたのだ。
瘴気を纏った、どす黒い大きな獣のような姿。放置すれば、瘴気が肉の体を持ち、まるで実在するかのごとく獰猛な獣の姿へと変貌し、人々を襲う。そうなれば一筋縄ではいかず、ガーディアスが討伐へと出向くことになる。
(瘴気の増加は、殿下が行方不明になることと、なにか関係があるのか?)
まさかローレントが、偽聖女ハルカと秘密裏に会っているなどあるまいな。
……正直否定はできない。だがこのサルースの城壁の守りは完璧だ。外郭、内郭と二重の門には昼夜問わず兵で守らせてある。その門をくぐらず、ましてやあの高い塀を小娘がひとりで越えられるとは、さすがに思えない。
そもそも大災厄は、本物の聖女を追放したことで起こった厄災なのだから、仮に2人が密会していたとしても、瘴気と結びつくはずがない。
——そのはずなのだが、あのハルカという娘は〝異世界から来た聖女〟という人智を越えた存在だ。何をしでかすか分からない。常に警戒しておいて損はない。
——それに、あの娘の居場所が依然として掴めていないのは事実だった。
国は〝偽聖女ハルカを追放の刑の処した〟と公表しているが、いつ、どこに追放されたのか、なにも特定できないのだ。
だからさまざまなケースを考え、各地方での情報収集だけではなく、王都でどこかの貴族にでも囲われてはいないか、偽聖女に恩義のある王都民が匿ってはいないかなど、いろいろと調べてはいるがなにも出てこない。
一番怪しいと思われた元第一王子派の貴族たちは、今はこぞって第二王子に媚びへつらい、誰もサルースにいるローレントのことなど気にもしていないらしい。
それは、〝第一王子と偽聖女の仲間〟という名の取り巻きだった者らも、例外ではない。
(……かつてはかなり親密に行動していたと聞く。それが今は無関心とは。それもおかしい話だ)
それほど仲がよかったのならば、普通であれば誰かひとりでも心配して、ローレントとコンタクトを取ろうとしてくるはずだ。だがそれすらない。
(まあ、それについては、俺を恐れてというのがあるかもしれんが)
王都で騎士団の団長よりも強いと噂されるガーディアスだ。それにこの姿かたち、獣人の末裔と、人々が恐れる要素は多様にある。
(王が殿下をここに寄越したのは、正しかったのかもな)
ガーディアスが許可を出さない限り、誰ももうローレントと接触できない。それに王座に無関心で、このサルースの地を守ることにしか興味のないガーディアスが、ローレントと結託するはずもなく。
ローレントは謀反を起こすことなどできず、二度と王族の名を汚すことはない。それに魔獣の多いこの地では、ガーディアスに守られないと生きてすらいけないのだ。
ガーディアスは、ドスンとふんぞり返ったように背もたれに凭れると、天井を仰ぎ見た。
この上はちょうどローレントの部屋があるあたりだ。昼間どこかへと行っていたローレントも、今は部屋でくつろいでいる頃だろう。
無理に聞き出しても、嘘をつかれればそれで終わりだ。
今はとりあえずサシを信じ、待つしかない。
ガーディアスは、しばらくじっと天井を見つめていた。
使用人の再教育をはじめてからしばらくし、ガーディアスは3階の使用人から、そんな報告を受けた。
「は、はい。……ここ数日、日中どこにおいでなのか、分からないのです」
「居館から出るなとは言っているはずだが」
「それが、外で作業する使用人も誰ひとりとしてお姿を拝見しておらず……。塔番兵も、門番も、またここ以外の棟で働く者も、誰も見ていないのです。そして、いつも気がついたらお部屋に戻られておりまして……」
「誰も見ていない……。たくさんある小部屋のどこかに隠れているということはないのか」
「念の為、館内の使用人らで手分けしてお探ししましたが、3階1階のどのお部屋にもおられず……。ご報告が遅れまして、申し訳ございません」
必死に謝罪を繰り返す使用人に、「頭を上げろ」と言いながら、ガーディアスは訝しげに眉を寄せた。
居館から出るなとは言ったが、さすがに監視をつけるほどではないだろうと、これまでどおり誰もつけずにいたのだが……。
そもそも居館から出れば、誰かひとりくらいは気がつくはずなのに。誰も見ていないとは、どういうことなのか。
「2階に来ているという話も聞いていないが……」
2階は軍部の者や事務官など往来が激しい。とくに頻繁に出入りのある事務室はいつもドアが開きっぱなしだから、あんなのがウロウロしていればすぐに目がつくし、必ず誰かが報告に来るはずだ。
「——分かった。なにか分かれば知らせてくれ。お前たちはもう下がっていい。代わりに事務官長を呼んで来てくれ」
使用人が「はい」とお辞儀をし部屋を出たあと、事務官長のサシが急ぎ足でやってきた。
「なにかございましたか」
「ここ数日、日中に殿下の姿を見た者はいるか。奥の書庫に出入りしているとか」
「殿下、ですか? ……いえ。もし見た者がいれば、必ず話題に出るでしょうから……。それに2階にいらっしゃれば、必ず誰かが気づきます」
「新入りが、勝手に3階へ行っているということはないか」
「まさか。黙って長時間席を外すようなことは、これまで一度もございませんでした。用を足すときですら、それは早いですよ」
「そうか」
眉を寄せて、持っていたペンで顎髭を掻くガーディアスに、サシが「なにかあったのですか」と尋ねた。
「それがだな——」
先ほど使用人から聞いた話をすると、サシも「うーん」と眉を寄せた。
「失礼ですが、夜に殿下からなにか聞かれたりは」
「……ない」
不服そうにガーディアスが、そう吐き捨てるように呟いた。
夜はいつもどおり一緒に寝ている。セックスに応じてくれるものの、相変わらずローレントはガーディアスに無関心な人形のようで、日中なにをしていたのか聞いても「とくには」としか答えず、最近ではなにか訊ねることを諦めていた。だが、最近はちょっとだけ機嫌が良さそうで安心していた。
ただ——
「ただ?」
「……なんとなく顔色が悪いように思う」
「お顔の色が……」
「医者に見せても、顔色が悪いのは、外に出ていないからじゃないのかと言われたな。挙句の果てに、夜に無理をさせているのでは、とまで」
ブスッとした顔でそう言うと、サシはプッと吹き出しそうになるのを堪えて袖で口を隠した。
「た、たしかに、日の光を存分に浴びることができないのは問題でしょう。そろそろ、使用人の教育も終わりますので、いい加減外出禁止も解禁になさればいいのでは」
「それがだな。外に出るかと聞いても、今のままで大丈夫だと言うんだ。ここで満足していると。もう塔の部屋にも興味をなくしているようだ」
「そうですか。今のままがいいとは……。ではどこでなにをなさっているんでしょうね」
「それがわからんから困っているんだ」
「ひとり、専属の使用人をつけてみてはいかがでしょう」
「……新入りはだめだぞ」
「分かっておりますよ。大変優秀な方ですから、彼がいなくなると私も困ります。今回の使用人再教育でも、おおいに力を発揮してくれましたし、管理者としての能力も申し分ありません。ですので、今いる使用人を専属にすればよいのです」
「専属をつけるとしても、今更だろう」
赤子じゃあるまいし、子守の如く1日中べったりな使用人など必要ないだろうと、専属の使用人をつけなかったのは自分だ。今更それを覆すのも、なんだかばつが悪い。
「今更もなにも、そうしなければ殿下が日中なにをしていらっしゃるのか、分からないでしょう」
「だが、まるで監視しているように思われないか」
「それは……そう思われても仕方がないですね。正直、監視のようなものですし」
「これ以上、不機嫌になられても困る」
あまり夫婦仲が順調でないことを知っているサシは、うーんと困ったように拳を口元に当てた。
「では、分からないように監視を付けて、なにかあれば随時こちらに報告というのはどうでしょう」
「そうできるか」
「勿論です。ではそのように」
「……明日は、久々に魔獣討伐へ出る。もしその間でなにかあれば、お前が対応してくれ」
「かしこまりました」
サシは丁寧にお辞儀をし、事務室へと戻って行った。あとは彼がいろいろと差配してくれるだろう。
あの大災厄の後、本物の聖女が戻ってから一時は抑えられていた瘴気が、ここのところやけに活発で、魔獣出没の頻度も増えてきた。それも小物ではなく、災厄のときのような、大型が出没する頻度が増えたのだ。
瘴気を纏った、どす黒い大きな獣のような姿。放置すれば、瘴気が肉の体を持ち、まるで実在するかのごとく獰猛な獣の姿へと変貌し、人々を襲う。そうなれば一筋縄ではいかず、ガーディアスが討伐へと出向くことになる。
(瘴気の増加は、殿下が行方不明になることと、なにか関係があるのか?)
まさかローレントが、偽聖女ハルカと秘密裏に会っているなどあるまいな。
……正直否定はできない。だがこのサルースの城壁の守りは完璧だ。外郭、内郭と二重の門には昼夜問わず兵で守らせてある。その門をくぐらず、ましてやあの高い塀を小娘がひとりで越えられるとは、さすがに思えない。
そもそも大災厄は、本物の聖女を追放したことで起こった厄災なのだから、仮に2人が密会していたとしても、瘴気と結びつくはずがない。
——そのはずなのだが、あのハルカという娘は〝異世界から来た聖女〟という人智を越えた存在だ。何をしでかすか分からない。常に警戒しておいて損はない。
——それに、あの娘の居場所が依然として掴めていないのは事実だった。
国は〝偽聖女ハルカを追放の刑の処した〟と公表しているが、いつ、どこに追放されたのか、なにも特定できないのだ。
だからさまざまなケースを考え、各地方での情報収集だけではなく、王都でどこかの貴族にでも囲われてはいないか、偽聖女に恩義のある王都民が匿ってはいないかなど、いろいろと調べてはいるがなにも出てこない。
一番怪しいと思われた元第一王子派の貴族たちは、今はこぞって第二王子に媚びへつらい、誰もサルースにいるローレントのことなど気にもしていないらしい。
それは、〝第一王子と偽聖女の仲間〟という名の取り巻きだった者らも、例外ではない。
(……かつてはかなり親密に行動していたと聞く。それが今は無関心とは。それもおかしい話だ)
それほど仲がよかったのならば、普通であれば誰かひとりでも心配して、ローレントとコンタクトを取ろうとしてくるはずだ。だがそれすらない。
(まあ、それについては、俺を恐れてというのがあるかもしれんが)
王都で騎士団の団長よりも強いと噂されるガーディアスだ。それにこの姿かたち、獣人の末裔と、人々が恐れる要素は多様にある。
(王が殿下をここに寄越したのは、正しかったのかもな)
ガーディアスが許可を出さない限り、誰ももうローレントと接触できない。それに王座に無関心で、このサルースの地を守ることにしか興味のないガーディアスが、ローレントと結託するはずもなく。
ローレントは謀反を起こすことなどできず、二度と王族の名を汚すことはない。それに魔獣の多いこの地では、ガーディアスに守られないと生きてすらいけないのだ。
ガーディアスは、ドスンとふんぞり返ったように背もたれに凭れると、天井を仰ぎ見た。
この上はちょうどローレントの部屋があるあたりだ。昼間どこかへと行っていたローレントも、今は部屋でくつろいでいる頃だろう。
無理に聞き出しても、嘘をつかれればそれで終わりだ。
今はとりあえずサシを信じ、待つしかない。
ガーディアスは、しばらくじっと天井を見つめていた。
77
お気に入りに追加
252
あなたにおすすめの小説
そばかす糸目はのんびりしたい
楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。
母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。
ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。
ユージンは、のんびりするのが好きだった。
いつでも、のんびりしたいと思っている。
でも何故か忙しい。
ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。
いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。
果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。
懐かれ体質が好きな方向けです。今のところ主人公は、のんびり重視の恋愛未満です。
全17話、約6万文字。
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
Snow Crystal 〜氷のオメガは強面騎士団長のストーカー
荷葉ふみ
BL
『雪の華』と称される王弟リデルは、人形のように無表情で冷たい美貌を持つオメガ。
訳あって感情を表に出さない引きこもりとなってしまったが、アルファである兄王をはじめジャスリーガル王家の掌中の珠と可愛がられ大切に守られている。
もうすぐ十七歳になる彼に諸外国からの王族・高位貴族からの求婚は後をたたないが、リデルはこのままどこにも嫁がず、王宮の奥深くで目立たずひっそりと生きていきたいと思っていた。
なぜならリデルは、兄王の護衛騎士、王国騎士団長テオドール・レックス様を最推しと崇め、ただただそのお姿を眺めることだけが趣味であり生きがいのオタクであり、ただただ見守るだけの合法的ストーカーだったから。
だが、そんな幸せなストーカー生活を脅かす事態がジャスリーガル国を襲い、王弟であり王家の希少なオメガであるリデルは……。
トラウマ持ちの無表情(心の声はうるさいレックス様オタク)オメガと鉄仮面騎士(笑った顔を誰も見たことがない堅物)アルファの訳あり両片思いの恋物語(で、いいのかな……)。
不定期連載。見切り発車での連載開始&エントリー(汗) 行き当たりばったりなので、時々戻って修正が入るかもです。すみません。
11月中に完結する気はしないけど、とりあえず頑張ってみます。。。
そんなに長くはならないはずなので……しばらくお付き合いいただけたなら嬉しいです。
子育てゲーだと思ってプレイしていたBLゲー世界に転生してしまったおっさんの話
野良猫のらん
BL
『魔導学園教師の子育てダイアリィ』、略して"まどアリィ"。
本来BLゲームであるそれを子育てゲームだと勘違いしたまま死んでしまったおっさん蘭堂健治は、まどアリィの世界に転生させられる。
異様に局所的なやり込みによりパラメーターMAXの完璧人間な息子や、すでに全員が好感度最大の攻略対象(もちろん全員男)を無意識にタラシこみおっさんのハーレム(?)人生がスタートする……!
その部屋に残るのは、甘い香りだけ。
ロウバイ
BL
愛を思い出した攻めと愛を諦めた受けです。
同じ大学に通う、ひょんなことから言葉を交わすようになったハジメとシュウ。
仲はどんどん深まり、シュウからの告白を皮切りに同棲するほどにまで関係は進展するが、男女の恋愛とは違い明確な「ゴール」のない二人の関係は、失速していく。
一人家で二人の関係を見つめ悩み続けるシュウとは対照的に、ハジメは毎晩夜の街に出かけ二人の関係から目を背けてしまう…。
僕のユニークスキルはお菓子を出すことです
野鳥
BL
魔法のある世界で、異世界転生した主人公の唯一使えるユニークスキルがお菓子を出すことだった。
あれ?これって材料費なしでお菓子屋さん出来るのでは??
お菓子無双を夢見る主人公です。
********
小説は読み専なので、思い立った時にしか書けないです。
基本全ての小説は不定期に書いておりますので、ご了承くださいませー。
ショートショートじゃ終わらないので短編に切り替えます……こんなはずじゃ…( `ᾥ´ )クッ
本編完結しました〜
白金の花嫁は将軍の希望の花
葉咲透織
BL
義妹の身代わりでボルカノ王国に嫁ぐことになったレイナール。女好きのボルカノ王は、男である彼を受け入れず、そのまま若き将軍・ジョシュアに下げ渡す。彼の屋敷で過ごすうちに、ジョシュアに惹かれていくレイナールには、ある秘密があった。
※個人ブログにも投稿済みです。
麗しの眠り姫は義兄の腕で惰眠を貪る
黒木 鳴
BL
妖精のように愛らしく、深窓の姫君のように美しいセレナードのあだ名は「眠り姫」。学園祭で主役を演じたことが由来だが……皮肉にもそのあだ名はぴったりだった。公爵家の出と学年一位の学力、そしてなによりその美貌に周囲はいいように勘違いしているが、セレナードの中身はアホの子……もとい睡眠欲求高めの不思議ちゃん系(自由人なお子さま)。惰眠とおかしを貪りたいセレナードと、そんなセレナードが可愛くて仕方がない義兄のギルバート、なんやかんやで振り回される従兄のエリオットたちのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる