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12 ローレントの塔の小部屋
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「——いい風だ。気持ちがいい!」
ローレントは今、内郭の一番端にある、高い塔のてっぺんにいた。
城内を散歩していたときに、塔に入る兵士が見えたので、声をかけて案内をしてもらったのだ。
この城は小高い丘の上に立っている上、塔は5階建て。城壁よりも高いこの塔ならば、このサルース領をぐるりと見渡すことができた。
眼下には内郭の外が広がる。地平線に広がる見渡す限りの広い森の向こう側は、隣国だ。サルース領が国境を守る重要な砦だということが、よく分かる。
「殿下、あ、あの……あまり壁の外に身を乗り出されないよう……」
「わかってる。大丈夫だよ」
あまりの眺めの良さに、つい鋸壁から身を乗り出すローレントに、塔の上まで案内してくれた兵士が焦りながら制止する。だがローレントは気にする様子もなく、光に透ける、金の髪を撫でる爽やかな風を思い切り体に浴びようと、ノコギリ型の壁の隙間から身を乗り出した。
城のすぐ下には、町並みと広大な畑が見える。
「ねえ。あの建物はなんだい?」
「え、あ、あれは、我がサルース軍の兵舎で……」
「じゃああれは? あそこがサルースの町?」
「殿下~! いい加減にしてくださいよ~。殿下を塔のてっぺんに上げたなんて知られたら、ガーディアス様に怒られてしまいます~!」
「ええ? だって辺境伯は、この塔にある部屋を一部屋くれるって僕に言ったんだよ。だから平気さ」
「勘弁してください! 見張り台は梯子段を登るし、壁は汚いし、そこまでは許可されてないと思いますよ~」
まるで命乞いでもするかのように懇願する兵士を横目で見て、ローレントはふふっと笑った。
王城でだって、こんな見張り台の上まで登ったことがない。ちょっと憂さ晴らしに、誰かを困らせてみたかったのだ。
「わかった、わかったよ。サルースが一望できたし、もう満足だ。無理を言って悪かったね」
「あ、……いえ」
もっとわがままを言うと思ったのだろう。あっさり引き下がったローレントに、兵士は少し戸惑ったようだった。
「君は、もうここは長いのかい」
「ガーディアス様が辺境伯の爵位を叙爵されてすぐ、移住者を募集しておられたので、そのときからです。ただの傭兵だった俺でも、ここでは正規軍人として雇っていただけるということで、応募しました」
「ここでの暮らしはどうだい」
「貧しいですが、それでも王都にいるよりはみじめではありません。——あ、国を悪く言うつもりは……! 殿下の前で大変失礼いたしました!」
「いい。国民に不自由をさせて、申し訳ない」
「いえ! ……殿下と偽……聖女様が町で慈善事業を行っていたのは知っております。医者にかかれない者で、聖女様に救われた者もいたという話を聞いております。……だから、まさかこのようなことになるとは。……その、残念です」
「そうか。知っていてくれただけ、僕は嬉しいよ」
あの厄災の後、ハルカの功績すべて消えてしまったようで悲しかったが、こうして覚えてくれている人がいることを知り、ローレントは嬉しかった。
——だが、その当のハルカは、今いったいどこにいるのだろうか。辺境伯の口から、その後の話は出てこない。
ハルカに思いを馳せながら、ローレントは見張り台を後にする。
見張り台の梯子段を慎重に降りると、今度は塔の中を見て回る。別についてこなくてもいいのに、なぜか先ほどの兵士がまるで護衛兵のように、ローレントに側から離れない。
「もう君は持ち場に戻ってもいいよ。ここからは勝手に見て回るからさ」
「いえ! 塔の中の部屋はまだ片付いておりませんし、殿下に何かあっては困ります」
「あ、そう。ならいいけどさ」
円形の塔の中は、各階ごとに部屋の構成が異なり、備え付けてある扉も、簡素なものからやや立派なものまで様々だった。
「この主塔は、戦が起こっても籠城できるようになっておりまして、最上階が兵士の部屋で、その下が主人やそのご家族が使う部屋。そしてその下は倉庫、武器庫となっております。しかし今、最上階以外は倉庫状態で、使われておりません」
なるほど。扉が部屋によって違うのはそういうことかと、ローレントは納得した。
最上階では、休憩中の兵士たちの談笑する声が響いていた。その楽しそうな声に惹かれ、ローレントは思わず、付き添いの兵士が止めるのも聞かず扉を開けてしまい、「やあ、楽しそうだね!」と声をかけた瞬間、中の兵士らを「ひぃっ!」と固まらせてしまった。
……早くこのサルースの者らと馴染みたいのだが、なかなかスムーズにはいかないようだ。
「一番広い部屋と言いますと、やはり『主人の間』でしょうか」
たしかにこの部屋が一番広く、窓もあるし、古びてはいるが内装も整っている。
「そうだね。……でも僕はこっちの部屋がいいかな」
主人の部屋の隣にある小さな小部屋。おそらく子ども部屋かなにかなのだろう、テーブルと椅子を一組と棚を置くだけでいっぱいになりそうな部屋だが、窓もあるし、ひとりだけの秘密の部屋のようで居心地がいい。
「ここにしよう。ふふ。ああ、いい眺めだ」
縦に長細い窓からは、中庭が一望できる。居館だと、階下にいる辺境伯の気配が妙に鬱陶しく感じるが、ここならば心安らかに過ごすことができる。
「家具とか、余っているものはあるかな」
「下の階に不要な家具などをしまっておりますが、殿下のお気に召すようなものがあるか……」
「別に上等なものでなくてもいい。見せてもらってもいいかな」
「ではご案内いたします」
案内されたカビ臭い倉庫には、古いものから新しいものまで、家具だけではなく、さまざまなものが積み重なっていた。
「隣の部屋にカーテンなどがあるはずです。きれいなものが良ければ、他の使用人に……」
「いや、ひとまずここにあるものを選ぶよ。カーテンはなくてもいいし。選ぶのに時間がかかるから、君はもう行っていいよ」
「し、しかし……」
「明日以降もまた来るんだし、毎回君たち仕事の邪魔をする気はないよ。運ぶのも自分でやりたいし、心配ない」
にっこりと笑って、やんわりと拒絶すると、兵士も仕方なく引き下がった。
さて、どんな家具があるだろうか。ローレントは埃だらけの家具の山に手を伸ばした。
ひとりでも運べそうな小さなテーブルと座りごこちのいい椅子がまずあればいい。ほかにも本を置く棚や花瓶、絵などがあればいい。花は中庭の庭師から毎朝分けてもらおう。そうだ、久々に自分で絵を描いて飾るのも楽しそうだ。
ローレントはここに来てはじめて楽しみを見つけた。使用人にでも頼めば数時間もかからず整ってしまうような、小さな部屋だが、ここサルースでは必要とされていないローレントにとって、やっとできた〝仕事〟だ。
王宮では王子としての役割があり、暇な時間というものは、捻出しなければ出ないものだった。だがここではなにもない。暇しかないのだ。
本来ならば領主の妻としてやるべきことがあるはずだが、今のところなにも言われないということは、辺境伯に必要とはされていない。
(——いや、鬱憤を晴らすための道具としては、必要とされているのかな)
夜中にだけ姿を現し、荒々しいセックスだけをして明け方に去っていく男。
まるで自分は奴隷のようだ。
……まあ罪人の扱いとしては当然か。
ローレントは自虐的に笑みをこぼす。
(いやいやいや、僕はハルカのために、辺境伯と取引をしているだけだ。ハルカさえ見つかれば、状況は変わる。そのときこそ、このバカバカしい関係を終わらせるときだ。そして、次の要求を辺境伯にすればいい)
ローレントは、薄暗い倉庫部屋で家具を探す手を止め、小さな窓の遥か向こうをじっと眺めた。
それからローレントはひとりで、2日かけて掃除をし、さらに3日かけて内装を整え家具を設置した。城を行き交う使用人や塔の兵士たちが見かねて手伝うと申し出てくれたが、ローレントはみんなの仕事の邪魔をしたくないからと一切断り、ひとり作業に没頭した。
そして出来上がった小さな秘密の部屋で、ローレントは本を読んだり、昼寝をしたり、辺境伯の気配を気にすることなく自由に過ごした。
ローレントは今、内郭の一番端にある、高い塔のてっぺんにいた。
城内を散歩していたときに、塔に入る兵士が見えたので、声をかけて案内をしてもらったのだ。
この城は小高い丘の上に立っている上、塔は5階建て。城壁よりも高いこの塔ならば、このサルース領をぐるりと見渡すことができた。
眼下には内郭の外が広がる。地平線に広がる見渡す限りの広い森の向こう側は、隣国だ。サルース領が国境を守る重要な砦だということが、よく分かる。
「殿下、あ、あの……あまり壁の外に身を乗り出されないよう……」
「わかってる。大丈夫だよ」
あまりの眺めの良さに、つい鋸壁から身を乗り出すローレントに、塔の上まで案内してくれた兵士が焦りながら制止する。だがローレントは気にする様子もなく、光に透ける、金の髪を撫でる爽やかな風を思い切り体に浴びようと、ノコギリ型の壁の隙間から身を乗り出した。
城のすぐ下には、町並みと広大な畑が見える。
「ねえ。あの建物はなんだい?」
「え、あ、あれは、我がサルース軍の兵舎で……」
「じゃああれは? あそこがサルースの町?」
「殿下~! いい加減にしてくださいよ~。殿下を塔のてっぺんに上げたなんて知られたら、ガーディアス様に怒られてしまいます~!」
「ええ? だって辺境伯は、この塔にある部屋を一部屋くれるって僕に言ったんだよ。だから平気さ」
「勘弁してください! 見張り台は梯子段を登るし、壁は汚いし、そこまでは許可されてないと思いますよ~」
まるで命乞いでもするかのように懇願する兵士を横目で見て、ローレントはふふっと笑った。
王城でだって、こんな見張り台の上まで登ったことがない。ちょっと憂さ晴らしに、誰かを困らせてみたかったのだ。
「わかった、わかったよ。サルースが一望できたし、もう満足だ。無理を言って悪かったね」
「あ、……いえ」
もっとわがままを言うと思ったのだろう。あっさり引き下がったローレントに、兵士は少し戸惑ったようだった。
「君は、もうここは長いのかい」
「ガーディアス様が辺境伯の爵位を叙爵されてすぐ、移住者を募集しておられたので、そのときからです。ただの傭兵だった俺でも、ここでは正規軍人として雇っていただけるということで、応募しました」
「ここでの暮らしはどうだい」
「貧しいですが、それでも王都にいるよりはみじめではありません。——あ、国を悪く言うつもりは……! 殿下の前で大変失礼いたしました!」
「いい。国民に不自由をさせて、申し訳ない」
「いえ! ……殿下と偽……聖女様が町で慈善事業を行っていたのは知っております。医者にかかれない者で、聖女様に救われた者もいたという話を聞いております。……だから、まさかこのようなことになるとは。……その、残念です」
「そうか。知っていてくれただけ、僕は嬉しいよ」
あの厄災の後、ハルカの功績すべて消えてしまったようで悲しかったが、こうして覚えてくれている人がいることを知り、ローレントは嬉しかった。
——だが、その当のハルカは、今いったいどこにいるのだろうか。辺境伯の口から、その後の話は出てこない。
ハルカに思いを馳せながら、ローレントは見張り台を後にする。
見張り台の梯子段を慎重に降りると、今度は塔の中を見て回る。別についてこなくてもいいのに、なぜか先ほどの兵士がまるで護衛兵のように、ローレントに側から離れない。
「もう君は持ち場に戻ってもいいよ。ここからは勝手に見て回るからさ」
「いえ! 塔の中の部屋はまだ片付いておりませんし、殿下に何かあっては困ります」
「あ、そう。ならいいけどさ」
円形の塔の中は、各階ごとに部屋の構成が異なり、備え付けてある扉も、簡素なものからやや立派なものまで様々だった。
「この主塔は、戦が起こっても籠城できるようになっておりまして、最上階が兵士の部屋で、その下が主人やそのご家族が使う部屋。そしてその下は倉庫、武器庫となっております。しかし今、最上階以外は倉庫状態で、使われておりません」
なるほど。扉が部屋によって違うのはそういうことかと、ローレントは納得した。
最上階では、休憩中の兵士たちの談笑する声が響いていた。その楽しそうな声に惹かれ、ローレントは思わず、付き添いの兵士が止めるのも聞かず扉を開けてしまい、「やあ、楽しそうだね!」と声をかけた瞬間、中の兵士らを「ひぃっ!」と固まらせてしまった。
……早くこのサルースの者らと馴染みたいのだが、なかなかスムーズにはいかないようだ。
「一番広い部屋と言いますと、やはり『主人の間』でしょうか」
たしかにこの部屋が一番広く、窓もあるし、古びてはいるが内装も整っている。
「そうだね。……でも僕はこっちの部屋がいいかな」
主人の部屋の隣にある小さな小部屋。おそらく子ども部屋かなにかなのだろう、テーブルと椅子を一組と棚を置くだけでいっぱいになりそうな部屋だが、窓もあるし、ひとりだけの秘密の部屋のようで居心地がいい。
「ここにしよう。ふふ。ああ、いい眺めだ」
縦に長細い窓からは、中庭が一望できる。居館だと、階下にいる辺境伯の気配が妙に鬱陶しく感じるが、ここならば心安らかに過ごすことができる。
「家具とか、余っているものはあるかな」
「下の階に不要な家具などをしまっておりますが、殿下のお気に召すようなものがあるか……」
「別に上等なものでなくてもいい。見せてもらってもいいかな」
「ではご案内いたします」
案内されたカビ臭い倉庫には、古いものから新しいものまで、家具だけではなく、さまざまなものが積み重なっていた。
「隣の部屋にカーテンなどがあるはずです。きれいなものが良ければ、他の使用人に……」
「いや、ひとまずここにあるものを選ぶよ。カーテンはなくてもいいし。選ぶのに時間がかかるから、君はもう行っていいよ」
「し、しかし……」
「明日以降もまた来るんだし、毎回君たち仕事の邪魔をする気はないよ。運ぶのも自分でやりたいし、心配ない」
にっこりと笑って、やんわりと拒絶すると、兵士も仕方なく引き下がった。
さて、どんな家具があるだろうか。ローレントは埃だらけの家具の山に手を伸ばした。
ひとりでも運べそうな小さなテーブルと座りごこちのいい椅子がまずあればいい。ほかにも本を置く棚や花瓶、絵などがあればいい。花は中庭の庭師から毎朝分けてもらおう。そうだ、久々に自分で絵を描いて飾るのも楽しそうだ。
ローレントはここに来てはじめて楽しみを見つけた。使用人にでも頼めば数時間もかからず整ってしまうような、小さな部屋だが、ここサルースでは必要とされていないローレントにとって、やっとできた〝仕事〟だ。
王宮では王子としての役割があり、暇な時間というものは、捻出しなければ出ないものだった。だがここではなにもない。暇しかないのだ。
本来ならば領主の妻としてやるべきことがあるはずだが、今のところなにも言われないということは、辺境伯に必要とはされていない。
(——いや、鬱憤を晴らすための道具としては、必要とされているのかな)
夜中にだけ姿を現し、荒々しいセックスだけをして明け方に去っていく男。
まるで自分は奴隷のようだ。
……まあ罪人の扱いとしては当然か。
ローレントは自虐的に笑みをこぼす。
(いやいやいや、僕はハルカのために、辺境伯と取引をしているだけだ。ハルカさえ見つかれば、状況は変わる。そのときこそ、このバカバカしい関係を終わらせるときだ。そして、次の要求を辺境伯にすればいい)
ローレントは、薄暗い倉庫部屋で家具を探す手を止め、小さな窓の遥か向こうをじっと眺めた。
それからローレントはひとりで、2日かけて掃除をし、さらに3日かけて内装を整え家具を設置した。城を行き交う使用人や塔の兵士たちが見かねて手伝うと申し出てくれたが、ローレントはみんなの仕事の邪魔をしたくないからと一切断り、ひとり作業に没頭した。
そして出来上がった小さな秘密の部屋で、ローレントは本を読んだり、昼寝をしたり、辺境伯の気配を気にすることなく自由に過ごした。
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