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スーシリアム神皇国
39 セイドリックの純情
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「スーちゃん、顔どうしたんだ?ここ、傷があるじゃないか」
定食屋の常連で神兵のセイドリックは、美味そうにジュースを飲むスルトの横顔を凝視し、傷のある場所と同じ場所を、自分の顔で指し示した。
ここは定食屋のある北通りから少し先にある、屋台や露店が立ち並ぶ広場だ。
ここはおしゃれな雑貨や珍しい食べものなどの店が多く、定期的に店が変わることもあり、流行の最先端として若い人たちに人気の場所だ。密かにデートスポットとしても有名な場所でもある。
“今日は早あがりで夕刻の予定は空いている”というスルト情報をどこからか聞きつけ(本当はコウとスルトの話を盗み聞きした)、伝えたいことがあるからと、セイドリックは勇気を出してスルトに声をかけた。
そしていつかスルトと来たいと思っていたこの広場に連れて来るところまでは成功したのだが……なんと残念なことか、セイドリックの横にはスルトだけではなく、コウもいる。
実はセイドリックはスルトに断られるのを見越して、最近スルトと仲の良さげなコウまで誘ってしまったのだ。
おかげで「コウさんも一緒なら」というスルトの言葉で、この恋人たちの広場でコウも含め三人で過ごすハメになってしまったのだ。
(仕方がない。コウさんがいないと警戒して、スーちゃんは来てくれない)
内心落胆しつつも、本当にコウとスルトの間に何もないのか確かめる丁度よい機会でもあると、セイドリックは前向きに考えることにする。
ちなみにだが今スルトが飲んでいる、生の果実とよく分からない種やらゼリーやらが入ったジュース。
実はこれ、若い恋人たちの間で流行っているもので、ここの屋台が発祥ということで見回すと広場中のカップルが飲んでいる。
これを好きな人と飲むと相思相愛になるなどと言われていて、中に入っている具材一つ一つに意味があるのだとか。珍しい果実が生のまま使われているからか飲料にしてはやや値が張るのだが、セイドリックにとってこれは『ぜひスーちゃんと』と夢見ていたものだ。
……夢は叶ったが、しかしその隣でコウも同じものを飲んでいる。
しかもそれもすべて誘ったセイドリックが支払った。傍目から見ると三角関係にしか見えない。
「あー、この傷?やっぱり目立っちゃうかな?」
セイドリックに指摘されたスルトは、こめかみに残った傷を手で隠した。
「事故か何かか」
「うーん、まあそんな感じ……かな」
そのちょっと歯切れの悪い気まずそうな顔を見て、セイドリックはもやっとした。
(スーちゃんのあの傷。スーちゃんの待っている男、まさか、まさかそいつがやったとかじゃないだろうな)
打撲痕のような傷跡、あれは殴られた痕じゃないか? もしそうだとしたら許せん。男同士とはいえ、かわいい恋人に手をあげるヤツなんざ男じゃないと、思わず拳に力が入る。
「……スーちゃん、まさかその傷、男がらみじゃないよな。もしそうならそんな男はやめとくんだ。手をあげる男なんてスーちゃんには合わない」
「え? え?」
スルトは戸惑った声をあげた。そしてなぜか隣では、コウがジュースを飲むのも忘れてセイドリックをガン見している。
「セイドリックさん? 何か勘違いしてる?」
「いや、スーちゃんは優しすぎる。俺だったら、絶対にスーちゃんに手をあげるなんてことはしない!!」
セイドリックは、興奮気味に空になったジュースのカップをベンチに叩きつけた。
「……は? いや、なに?」
スルトはより一層戸惑い、その隣でコウは口を開けたまま、セイドリックをガン見して動かない。
そんな周囲の戸惑った空気をハッと感じ、セイドリックはようやく冷静になった。
(“俺だったら”なんて、こ、これではまるでスーちゃんに告白をしているのと同じではないか!)
告白ならもっとムードやシチュエーションに凝りたいセイドリックは、これではいかんと一旦仕切り直すことにした。
気を取り直しごほんと咳払いをすると、スルトに向き直り、今日一番伝えたかったことを伝える。
「スーちゃん、今各地で視察をしているアンブリーテス皇子の護衛を、次から俺たちの部隊が担当することになった。明後日は騎馬でこのあたりを通るから、ぜひ見に来てほしい」
「アンブリーテス皇子の護衛……」
セイドリックは、神兵の隊服姿で馬に乗る格好いい自分をアピールしたいがために、今日スルトを誘ったのだ。
そんなどこの馬の骨か分からぬ暴力男なんかより、きっと自分の方が断然格好いいに決まっている! と謎の自信を胸に、セイドリックはスルトに、騎馬隊が通る時間帯を伝えた。
しかし肝心のスルトの顔が曇っていたことに、伝え切った達成感に浸っていたセイドリックは気がつかなかった。
△△△
アンブリーテス皇子の視察の日、風は穏やかで空気は澄み、朝から清々しい日だった。
セイドリックら神兵は、視察同行のため既定の隊服を身に纏い、よく手入れされた馬に騎乗し隊列を組むと、馬車が動くのを待っていた。
本日の視察には皇子の従兄妹プリースカが同行するということで、彼女が『サハル=ディファお兄様を護衛に』と指名したことから、配下のセイドリックらが護衛にあたることになったのだった。
今回の視察では、普段は騎馬隊があまり通ることのない、定食屋のある北通り近くの大通りを抜けるというので、スルトに格好いいところを見せたいセイドリックは、すぐさま手をあげた。
いつもならあのワガママなプリースカの護衛など面倒なだけで、ストレスでしかない。それなら書類整理をしたほうがマシと自ら居残り組を希望するのだが、今回ばかりは彼女のワガママに感謝しかない。
しかも今回はなんとサハル=ディファ隊長の隣、皇子の乗る馬車の前方というよく目立つ位置に配置され、できる男アピールまでできる。
これを利用しない手はない! とばかりに、セイドリックは意気込んでいた。
準備が整い出発の時間が迫ると、一貫してニコリともしないサハル=ディファ隊長に対し、きゃあきゃあと黄色い声をあげるプリースカをアンブリーテス皇子が馬車に押し込み、ようやく馬車が走り出した。
セイドリックらは訓練通り美しい隊列を組み、街道を進む。
街道にはひと目皇子と騎馬隊を見ようと民が大勢集まり、まるで凱旋パレード気分だ。
普段は書類仕事に追われるセイドリックも、なんだか少し偉くなったような気がして、誇らしく背筋が伸びる。まあ声援のほとんどは隣にいるサハル=ディファ隊長へのものだが、それでも注目を浴びるのはそれなりに嬉しいものだと、得心した。
(もうすぐ、北通りの近くだ)
セイドリックはどこかで見ているはずのスルトを探しつつ、緊張で胸の鼓動も大きくなっていく。
(あ、もしかしてあの辺、定食屋のオヤジさんたちじゃないか)
物見高い定食屋の従業員らが身を乗り出して声援を送っている。今回はセイドリックら神兵の知り合いがいることもあり、尚のこと盛り上がっているようだ。
(スーちゃんは……?)
ということは、この近くにスルトがいる。そう思うとセイドリックの心臓は、まるで初めて戦に出兵したときのように大きな音をたて、今にも喉から跳ねて飛び出てしまいそうだ。
「あ、スーちゃん」
見つけた瞬間、思わず口に出た。
オヤジさんたちよりも少し離れた所、人のあまりいない路地に近くに、一人佇んでいるのをセイドリックは見つけた。
訓練どおりよそ見せず前を見据えないといけないのに、思わずそこに目がいってしまう。
(スーちゃん! 凛々しい俺の騎馬姿を見てくれているか!?)
だが、そんな嬉しそうな顔のセイドリックの横で、もう一人スルトを目で捉えた者がいた。
(あ、あれ?サハル=ディファ隊長?)
気がつくと、なぜか隣にいたはずの隊長が急に馬を動かし、すーっと皇子の乗った馬車の横に移動している。中へ何か伝えているなと思った瞬間、こちらに戻ることなく、いきなり馬を後退させ大きく迂回させた。
「あ、ちょっ、隊長!?」
馬が向かうのは、前方左方向住宅街に入る路地、スルトが立っている方向だ。
向かってくる馬に気がついたスルトが、怯えたように路地へと走って逃げる。
それを見たセイドリックも慌てて自分の馬を方向転換させた。
「え? た、隊長!? お、おい!セイドリックも戻れ!」
背後から副隊長の制止の声が聞こえるか、セイドリックは構わず隊列から外れた。あとで罰則をくらうだろうが、緊急事態だ。それもやむなし。
(なぜ隊長がスーちゃんを追いかけるんだ? まったく意味がわからん!!)
もしかして、スーちゃんは俺たちに何か隠していることがあるのか? スーちゃんがまさかの犯罪者で、指名手配されているとか? それとも犯罪者は相手の男か? 俺達に言えないような何か後ろ暗いことがあるのか?
二人を追いかけながらもセイドリックは、隊長がスルトを追いかけなければならない理由を必死で考えた。
だが理由はどうあれ、隊長に義があるだろうとも、スルトのことは身を挺して庇う、セイドリックはそう覚悟をもって追いかけた。
定食屋の常連で神兵のセイドリックは、美味そうにジュースを飲むスルトの横顔を凝視し、傷のある場所と同じ場所を、自分の顔で指し示した。
ここは定食屋のある北通りから少し先にある、屋台や露店が立ち並ぶ広場だ。
ここはおしゃれな雑貨や珍しい食べものなどの店が多く、定期的に店が変わることもあり、流行の最先端として若い人たちに人気の場所だ。密かにデートスポットとしても有名な場所でもある。
“今日は早あがりで夕刻の予定は空いている”というスルト情報をどこからか聞きつけ(本当はコウとスルトの話を盗み聞きした)、伝えたいことがあるからと、セイドリックは勇気を出してスルトに声をかけた。
そしていつかスルトと来たいと思っていたこの広場に連れて来るところまでは成功したのだが……なんと残念なことか、セイドリックの横にはスルトだけではなく、コウもいる。
実はセイドリックはスルトに断られるのを見越して、最近スルトと仲の良さげなコウまで誘ってしまったのだ。
おかげで「コウさんも一緒なら」というスルトの言葉で、この恋人たちの広場でコウも含め三人で過ごすハメになってしまったのだ。
(仕方がない。コウさんがいないと警戒して、スーちゃんは来てくれない)
内心落胆しつつも、本当にコウとスルトの間に何もないのか確かめる丁度よい機会でもあると、セイドリックは前向きに考えることにする。
ちなみにだが今スルトが飲んでいる、生の果実とよく分からない種やらゼリーやらが入ったジュース。
実はこれ、若い恋人たちの間で流行っているもので、ここの屋台が発祥ということで見回すと広場中のカップルが飲んでいる。
これを好きな人と飲むと相思相愛になるなどと言われていて、中に入っている具材一つ一つに意味があるのだとか。珍しい果実が生のまま使われているからか飲料にしてはやや値が張るのだが、セイドリックにとってこれは『ぜひスーちゃんと』と夢見ていたものだ。
……夢は叶ったが、しかしその隣でコウも同じものを飲んでいる。
しかもそれもすべて誘ったセイドリックが支払った。傍目から見ると三角関係にしか見えない。
「あー、この傷?やっぱり目立っちゃうかな?」
セイドリックに指摘されたスルトは、こめかみに残った傷を手で隠した。
「事故か何かか」
「うーん、まあそんな感じ……かな」
そのちょっと歯切れの悪い気まずそうな顔を見て、セイドリックはもやっとした。
(スーちゃんのあの傷。スーちゃんの待っている男、まさか、まさかそいつがやったとかじゃないだろうな)
打撲痕のような傷跡、あれは殴られた痕じゃないか? もしそうだとしたら許せん。男同士とはいえ、かわいい恋人に手をあげるヤツなんざ男じゃないと、思わず拳に力が入る。
「……スーちゃん、まさかその傷、男がらみじゃないよな。もしそうならそんな男はやめとくんだ。手をあげる男なんてスーちゃんには合わない」
「え? え?」
スルトは戸惑った声をあげた。そしてなぜか隣では、コウがジュースを飲むのも忘れてセイドリックをガン見している。
「セイドリックさん? 何か勘違いしてる?」
「いや、スーちゃんは優しすぎる。俺だったら、絶対にスーちゃんに手をあげるなんてことはしない!!」
セイドリックは、興奮気味に空になったジュースのカップをベンチに叩きつけた。
「……は? いや、なに?」
スルトはより一層戸惑い、その隣でコウは口を開けたまま、セイドリックをガン見して動かない。
そんな周囲の戸惑った空気をハッと感じ、セイドリックはようやく冷静になった。
(“俺だったら”なんて、こ、これではまるでスーちゃんに告白をしているのと同じではないか!)
告白ならもっとムードやシチュエーションに凝りたいセイドリックは、これではいかんと一旦仕切り直すことにした。
気を取り直しごほんと咳払いをすると、スルトに向き直り、今日一番伝えたかったことを伝える。
「スーちゃん、今各地で視察をしているアンブリーテス皇子の護衛を、次から俺たちの部隊が担当することになった。明後日は騎馬でこのあたりを通るから、ぜひ見に来てほしい」
「アンブリーテス皇子の護衛……」
セイドリックは、神兵の隊服姿で馬に乗る格好いい自分をアピールしたいがために、今日スルトを誘ったのだ。
そんなどこの馬の骨か分からぬ暴力男なんかより、きっと自分の方が断然格好いいに決まっている! と謎の自信を胸に、セイドリックはスルトに、騎馬隊が通る時間帯を伝えた。
しかし肝心のスルトの顔が曇っていたことに、伝え切った達成感に浸っていたセイドリックは気がつかなかった。
△△△
アンブリーテス皇子の視察の日、風は穏やかで空気は澄み、朝から清々しい日だった。
セイドリックら神兵は、視察同行のため既定の隊服を身に纏い、よく手入れされた馬に騎乗し隊列を組むと、馬車が動くのを待っていた。
本日の視察には皇子の従兄妹プリースカが同行するということで、彼女が『サハル=ディファお兄様を護衛に』と指名したことから、配下のセイドリックらが護衛にあたることになったのだった。
今回の視察では、普段は騎馬隊があまり通ることのない、定食屋のある北通り近くの大通りを抜けるというので、スルトに格好いいところを見せたいセイドリックは、すぐさま手をあげた。
いつもならあのワガママなプリースカの護衛など面倒なだけで、ストレスでしかない。それなら書類整理をしたほうがマシと自ら居残り組を希望するのだが、今回ばかりは彼女のワガママに感謝しかない。
しかも今回はなんとサハル=ディファ隊長の隣、皇子の乗る馬車の前方というよく目立つ位置に配置され、できる男アピールまでできる。
これを利用しない手はない! とばかりに、セイドリックは意気込んでいた。
準備が整い出発の時間が迫ると、一貫してニコリともしないサハル=ディファ隊長に対し、きゃあきゃあと黄色い声をあげるプリースカをアンブリーテス皇子が馬車に押し込み、ようやく馬車が走り出した。
セイドリックらは訓練通り美しい隊列を組み、街道を進む。
街道にはひと目皇子と騎馬隊を見ようと民が大勢集まり、まるで凱旋パレード気分だ。
普段は書類仕事に追われるセイドリックも、なんだか少し偉くなったような気がして、誇らしく背筋が伸びる。まあ声援のほとんどは隣にいるサハル=ディファ隊長へのものだが、それでも注目を浴びるのはそれなりに嬉しいものだと、得心した。
(もうすぐ、北通りの近くだ)
セイドリックはどこかで見ているはずのスルトを探しつつ、緊張で胸の鼓動も大きくなっていく。
(あ、もしかしてあの辺、定食屋のオヤジさんたちじゃないか)
物見高い定食屋の従業員らが身を乗り出して声援を送っている。今回はセイドリックら神兵の知り合いがいることもあり、尚のこと盛り上がっているようだ。
(スーちゃんは……?)
ということは、この近くにスルトがいる。そう思うとセイドリックの心臓は、まるで初めて戦に出兵したときのように大きな音をたて、今にも喉から跳ねて飛び出てしまいそうだ。
「あ、スーちゃん」
見つけた瞬間、思わず口に出た。
オヤジさんたちよりも少し離れた所、人のあまりいない路地に近くに、一人佇んでいるのをセイドリックは見つけた。
訓練どおりよそ見せず前を見据えないといけないのに、思わずそこに目がいってしまう。
(スーちゃん! 凛々しい俺の騎馬姿を見てくれているか!?)
だが、そんな嬉しそうな顔のセイドリックの横で、もう一人スルトを目で捉えた者がいた。
(あ、あれ?サハル=ディファ隊長?)
気がつくと、なぜか隣にいたはずの隊長が急に馬を動かし、すーっと皇子の乗った馬車の横に移動している。中へ何か伝えているなと思った瞬間、こちらに戻ることなく、いきなり馬を後退させ大きく迂回させた。
「あ、ちょっ、隊長!?」
馬が向かうのは、前方左方向住宅街に入る路地、スルトが立っている方向だ。
向かってくる馬に気がついたスルトが、怯えたように路地へと走って逃げる。
それを見たセイドリックも慌てて自分の馬を方向転換させた。
「え? た、隊長!? お、おい!セイドリックも戻れ!」
背後から副隊長の制止の声が聞こえるか、セイドリックは構わず隊列から外れた。あとで罰則をくらうだろうが、緊急事態だ。それもやむなし。
(なぜ隊長がスーちゃんを追いかけるんだ? まったく意味がわからん!!)
もしかして、スーちゃんは俺たちに何か隠していることがあるのか? スーちゃんがまさかの犯罪者で、指名手配されているとか? それとも犯罪者は相手の男か? 俺達に言えないような何か後ろ暗いことがあるのか?
二人を追いかけながらもセイドリックは、隊長がスルトを追いかけなければならない理由を必死で考えた。
だが理由はどうあれ、隊長に義があるだろうとも、スルトのことは身を挺して庇う、セイドリックはそう覚悟をもって追いかけた。
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※現在、コウとセイドリックの話『失恋した神兵はノンケに恋をする』を新作として公開しています。閑話コウの受難の続きでセイドリック視点で始まります。コウの受難の続きが気になっていた方がいればぜひ。
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