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4 ある神官との出会い
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結局この日、サーシャは娼館に行ったきりまで戻ることはなかった。
サーシャが娼館に行くと長い。まあそれも分かりきったことだったので、アンバーは1人食べそこねた朝食兼昼食を食べるべく、街を彷徨い歩いていた。
昼時も過ぎ、日は斜めに傾きかけた夕刻も近い時間帯であれど、街は一日賑わいが途切れず騒々しい。
アンバーはふと背後から付け狙う者の気配を感じていた。
おそらくスリか追い剥ぎか。どちらにしろ小者であろうことは感じ取る気配で分かっていた。
このような大きな街だ。そういう不埒な輩も湧きやすい。
面倒なのでそのまま撒こうかと思ったが、暇を持て余し、たまには相手をしても良いかと人目につかぬ路地に入り込んだ。
こちらに接触してきた時点で取り押さえてやろうと待ち構えていたが、なかなか男は近づかない。痺れを切らし、それならばこちらから出向いてやろうかと思ったとき、背後から咎める声が聞こえた。
「そういうことはもうやめなさい。良いことにはならない」
振り返ると長いローブを着込み、フードを目深に被った男が、賊徒らしき男と対峙していた。
フードの男はその賊とは面識があるのか、繰り返す犯罪を咎めているような口振りだったが、肝心の賊の方は相手を見下すようにチッと舌打ちし、小さく「淫売が」とだけ呟いて去って行った。
フードの男はふうっと小さく嘆息すると、「サスリーム神に御慈悲あれ」と祈るように呟き、アンバーには目もくれずに踵を返した。
何もせねばそのまま立ち去ってしまっただろう。アンバーは思わずその腕を掴んで引き止めてしまった。
「……何かご用か」
男の声は存外低く冷たい。フードのせいで顔が隠れ、背の高いアンバーからは男が今どのような表情をしているのか見えない。
「いや、助けてもらった礼をいわなくてはな」
「あなたを助けたのではない。彼が犯罪者になる前に止めただけだ。あなたは強そうだ。彼があなたに手をかけていたら、酷く甚振られていただろう」
「……」
返す言葉もないとはこの事だ。確かにその通りだったから、アンバーも二の句を継げられなかった。
それにアンバーを助けたのに、恩に着せるどころか、逆に突き放されてしまった。
「……ふ、ふははは!貴殿はおもしろいな。まあそれでも礼を言う。今俺は腹が減って店を探している。貴殿がよければ是非奢らせてくれ。どこかよい所は知らないか」
いきなり笑いだし気安く食事を誘うアンバーに、男は戸惑っているようだった。
「……俺、いえ私は神官なので一般の店に立寄ることを禁じられております。今もたまたま外の用事にでかけた帰り。すぐに戻らねばなりません」
神官であると自ら告げた男は、かなり生真面目な男のようだ。礼にと食事に誘ったが、適当にかわせば良いものを、それにすら真面目に断りをいれてきた。
なかなか面白い。
アンバーはこのフードの男が気に入った。
「ほう。そのローブ、神官殿でしたか。俺も今日は神殿で治癒をして頂きましてな。お陰で旅の疲れも癒されました。担当は、そうだリニ神官と申したかな」
「リニ神官の……」
リニ神官と聞き、フードの男はようやく顔をあげてアンバーを見た。
いかにも神官といったたおやかな風情のリニとは違い、やや日に焼けた健康そうな浅黒い肌に切れ長の目。鼻筋はすっと通り、薄い唇はどこか異国を思わせる。
吸い込まれそうな黒曜石の如く黒い瞳には、表情はなく、何を思っているのかは読み取ることはできない。
まだ幼さが残るが、美しい少年だ。
この国の者ではないのだろうか。さりとてアンバーの国ともまた違う。
髪の色はリニ神官のように薄いのだろうか。
髪はフードで完全に隠れ、見ることができないのが残念だ。
「俺はこの街には来たばかりで、右も左も分からない。良ければ案内を頼みたい」
「……」
このまま離すのが惜しくなり、思わず口からついて出た。
神官は空をぐるっと見上げ、日の傾きを確認すると、アンバーに「日が落ちるまでであれば」とこれまた真面目に答えた。
リニ神官のような下心どころか、愛想のかけらもみえない。そこがまたいい。
「名前を聞いてもよろしいか、神官殿」
「……ではディーと」
「ディー神官殿、改めて。俺はアンバーと申す。宜しくお頼み申し上げる」
ディーと名乗った神官は、無言で頷いた。
ディー神官は終始表情を変えぬまま、淡々と街を案内した。とはいえ、広い街だ。案内は神殿周囲に限られ、あっという間に日が傾き、まるでディー神官に帰路を促す合図かのように街全体が赤く染まった。
「ディー神官殿。神殿に来れば貴殿にもまた会えるか」
「……私はまだ未熟者ゆえ、あまり表には出ておりません。名前を告げても私とは会えないでしょう」
「それは残念だ。貴殿に会いたくなったらどうしたら良い?この街に来てはじめての友人だ」
友人という言葉にディー神官は、呆気にとられたようにアンバーの顔を見上げた。これまで貫いていた無表情にはじめて浮かべた表情だった。
「……友人、と呼べるほどまだ親しくはないと思うのですが」
「俺は友人だと思っている」
戸惑いつつも真面目なディー神官は、何やら思案している。
アンバーとしてはそこを狙った訳なのだが。
「アンバー様はいつまでこちらに?」
「まだ決めてはおらぬ。連れもいるのでな。傷が痛むためそのうち『特別な治癒』も望んでいるが」
特別な治癒という言葉を、アンバーはわざと強調して発した。
ディー神官はその言葉に、少し顔を強張らせたように見えた。
「アンバー様も『特別な治癒』をお望みでこちらに?」
少し声が震えている。
「いや、ここに来たのは偶然だ。リニ神官殿に傷の事を伝えたら、『特別な治癒』が必要だと聞かされてな」
「……そうでしたか」
アンバーの返事を聞いた頃には、もうディー神官の声には何の心情も現れていなかった。
「では、『特別な治癒』はリニ神官に?」
「いや、リニ神官殿には指名の誘いを受けたが、どうするかはまだ決めかねている」
「……そうですか」
「『特別な治癒』とはどのようなものなんだ?」
これまで何の表情も現さなかったディー神官が思わず動揺する『特別な治癒』とは一体何なのか。
「……私の口からは申し上げることはできません。ご寄付頂いた方にのみお伝えできる事柄でございますゆえ」
ディー神官は一瞬息を呑み言葉を詰まらせたが、きっと神殿でこのように言うように言われているのであろう。金を出さない者が、いらぬ詮索をするなということだ。
「いくらでできるのだ?」
「それも信者様のお気持ちの重さにより決まります」
これまた曖昧だ。
人によって寄付の額も異なるのか。
なんとも言えぬ不快な感情が沸き起こる。この神殿はなんとなく胡散臭い。
「アンバー様、私はもう帰らねばなりません。明日以降もどうぞこの街をお楽しみ下さい」
そう言って以降の邂逅を拒絶するかの如く立ち去ろうとする神官に、慌ててアンバーが呼び止める。
「また会いたい。どうしたらいい?」
「何故私にそこまで言われるのか分かりません」
「友人だからだ」
「……」
ディー神官は振り返り、しばしアンバーを見つめた。そして吐息すると、アンバーにこう告げた。
「分かりました。アンバー様、夜であれば俺も外出ができます。いつでも、という訳には行きませんが。夜にお会いするのではいかがでしょうか」
一人称が私から俺に変わった。諦めたような声色だが大きな一歩だ。
「ではまた明日に」
「……承知しました。では明日。そうですね、八の時刻になら大丈夫です」
「分かった。ではその時間にここで」
ディー神官は頷くと踵を返し、振り返ることなくそのまま神殿へと戻っていった。なんともあっさりとしたものだ。
アンバーがここまで執着をみせるのは珍しい。神殿への興味か、それともディー神官個人への興味なのか。アンバーにも分からない。
だが神殿を探るための唯一接点でもあることは確かだ。
気付くとぐぅと腹の虫が泣いた。
結局昼食も食べそこねたことに、アンバーは今さらながら気が付いた。
絶倫を自負するサーシャもさすがにそろそろ戻る頃だろう。夕餉はサーシャととるとしよう。
沈みゆく真っ赤な夕陽を背に、アンバーは宿の方向に向かい、歩き出した。
サーシャが娼館に行くと長い。まあそれも分かりきったことだったので、アンバーは1人食べそこねた朝食兼昼食を食べるべく、街を彷徨い歩いていた。
昼時も過ぎ、日は斜めに傾きかけた夕刻も近い時間帯であれど、街は一日賑わいが途切れず騒々しい。
アンバーはふと背後から付け狙う者の気配を感じていた。
おそらくスリか追い剥ぎか。どちらにしろ小者であろうことは感じ取る気配で分かっていた。
このような大きな街だ。そういう不埒な輩も湧きやすい。
面倒なのでそのまま撒こうかと思ったが、暇を持て余し、たまには相手をしても良いかと人目につかぬ路地に入り込んだ。
こちらに接触してきた時点で取り押さえてやろうと待ち構えていたが、なかなか男は近づかない。痺れを切らし、それならばこちらから出向いてやろうかと思ったとき、背後から咎める声が聞こえた。
「そういうことはもうやめなさい。良いことにはならない」
振り返ると長いローブを着込み、フードを目深に被った男が、賊徒らしき男と対峙していた。
フードの男はその賊とは面識があるのか、繰り返す犯罪を咎めているような口振りだったが、肝心の賊の方は相手を見下すようにチッと舌打ちし、小さく「淫売が」とだけ呟いて去って行った。
フードの男はふうっと小さく嘆息すると、「サスリーム神に御慈悲あれ」と祈るように呟き、アンバーには目もくれずに踵を返した。
何もせねばそのまま立ち去ってしまっただろう。アンバーは思わずその腕を掴んで引き止めてしまった。
「……何かご用か」
男の声は存外低く冷たい。フードのせいで顔が隠れ、背の高いアンバーからは男が今どのような表情をしているのか見えない。
「いや、助けてもらった礼をいわなくてはな」
「あなたを助けたのではない。彼が犯罪者になる前に止めただけだ。あなたは強そうだ。彼があなたに手をかけていたら、酷く甚振られていただろう」
「……」
返す言葉もないとはこの事だ。確かにその通りだったから、アンバーも二の句を継げられなかった。
それにアンバーを助けたのに、恩に着せるどころか、逆に突き放されてしまった。
「……ふ、ふははは!貴殿はおもしろいな。まあそれでも礼を言う。今俺は腹が減って店を探している。貴殿がよければ是非奢らせてくれ。どこかよい所は知らないか」
いきなり笑いだし気安く食事を誘うアンバーに、男は戸惑っているようだった。
「……俺、いえ私は神官なので一般の店に立寄ることを禁じられております。今もたまたま外の用事にでかけた帰り。すぐに戻らねばなりません」
神官であると自ら告げた男は、かなり生真面目な男のようだ。礼にと食事に誘ったが、適当にかわせば良いものを、それにすら真面目に断りをいれてきた。
なかなか面白い。
アンバーはこのフードの男が気に入った。
「ほう。そのローブ、神官殿でしたか。俺も今日は神殿で治癒をして頂きましてな。お陰で旅の疲れも癒されました。担当は、そうだリニ神官と申したかな」
「リニ神官の……」
リニ神官と聞き、フードの男はようやく顔をあげてアンバーを見た。
いかにも神官といったたおやかな風情のリニとは違い、やや日に焼けた健康そうな浅黒い肌に切れ長の目。鼻筋はすっと通り、薄い唇はどこか異国を思わせる。
吸い込まれそうな黒曜石の如く黒い瞳には、表情はなく、何を思っているのかは読み取ることはできない。
まだ幼さが残るが、美しい少年だ。
この国の者ではないのだろうか。さりとてアンバーの国ともまた違う。
髪の色はリニ神官のように薄いのだろうか。
髪はフードで完全に隠れ、見ることができないのが残念だ。
「俺はこの街には来たばかりで、右も左も分からない。良ければ案内を頼みたい」
「……」
このまま離すのが惜しくなり、思わず口からついて出た。
神官は空をぐるっと見上げ、日の傾きを確認すると、アンバーに「日が落ちるまでであれば」とこれまた真面目に答えた。
リニ神官のような下心どころか、愛想のかけらもみえない。そこがまたいい。
「名前を聞いてもよろしいか、神官殿」
「……ではディーと」
「ディー神官殿、改めて。俺はアンバーと申す。宜しくお頼み申し上げる」
ディーと名乗った神官は、無言で頷いた。
ディー神官は終始表情を変えぬまま、淡々と街を案内した。とはいえ、広い街だ。案内は神殿周囲に限られ、あっという間に日が傾き、まるでディー神官に帰路を促す合図かのように街全体が赤く染まった。
「ディー神官殿。神殿に来れば貴殿にもまた会えるか」
「……私はまだ未熟者ゆえ、あまり表には出ておりません。名前を告げても私とは会えないでしょう」
「それは残念だ。貴殿に会いたくなったらどうしたら良い?この街に来てはじめての友人だ」
友人という言葉にディー神官は、呆気にとられたようにアンバーの顔を見上げた。これまで貫いていた無表情にはじめて浮かべた表情だった。
「……友人、と呼べるほどまだ親しくはないと思うのですが」
「俺は友人だと思っている」
戸惑いつつも真面目なディー神官は、何やら思案している。
アンバーとしてはそこを狙った訳なのだが。
「アンバー様はいつまでこちらに?」
「まだ決めてはおらぬ。連れもいるのでな。傷が痛むためそのうち『特別な治癒』も望んでいるが」
特別な治癒という言葉を、アンバーはわざと強調して発した。
ディー神官はその言葉に、少し顔を強張らせたように見えた。
「アンバー様も『特別な治癒』をお望みでこちらに?」
少し声が震えている。
「いや、ここに来たのは偶然だ。リニ神官殿に傷の事を伝えたら、『特別な治癒』が必要だと聞かされてな」
「……そうでしたか」
アンバーの返事を聞いた頃には、もうディー神官の声には何の心情も現れていなかった。
「では、『特別な治癒』はリニ神官に?」
「いや、リニ神官殿には指名の誘いを受けたが、どうするかはまだ決めかねている」
「……そうですか」
「『特別な治癒』とはどのようなものなんだ?」
これまで何の表情も現さなかったディー神官が思わず動揺する『特別な治癒』とは一体何なのか。
「……私の口からは申し上げることはできません。ご寄付頂いた方にのみお伝えできる事柄でございますゆえ」
ディー神官は一瞬息を呑み言葉を詰まらせたが、きっと神殿でこのように言うように言われているのであろう。金を出さない者が、いらぬ詮索をするなということだ。
「いくらでできるのだ?」
「それも信者様のお気持ちの重さにより決まります」
これまた曖昧だ。
人によって寄付の額も異なるのか。
なんとも言えぬ不快な感情が沸き起こる。この神殿はなんとなく胡散臭い。
「アンバー様、私はもう帰らねばなりません。明日以降もどうぞこの街をお楽しみ下さい」
そう言って以降の邂逅を拒絶するかの如く立ち去ろうとする神官に、慌ててアンバーが呼び止める。
「また会いたい。どうしたらいい?」
「何故私にそこまで言われるのか分かりません」
「友人だからだ」
「……」
ディー神官は振り返り、しばしアンバーを見つめた。そして吐息すると、アンバーにこう告げた。
「分かりました。アンバー様、夜であれば俺も外出ができます。いつでも、という訳には行きませんが。夜にお会いするのではいかがでしょうか」
一人称が私から俺に変わった。諦めたような声色だが大きな一歩だ。
「ではまた明日に」
「……承知しました。では明日。そうですね、八の時刻になら大丈夫です」
「分かった。ではその時間にここで」
ディー神官は頷くと踵を返し、振り返ることなくそのまま神殿へと戻っていった。なんともあっさりとしたものだ。
アンバーがここまで執着をみせるのは珍しい。神殿への興味か、それともディー神官個人への興味なのか。アンバーにも分からない。
だが神殿を探るための唯一接点でもあることは確かだ。
気付くとぐぅと腹の虫が泣いた。
結局昼食も食べそこねたことに、アンバーは今さらながら気が付いた。
絶倫を自負するサーシャもさすがにそろそろ戻る頃だろう。夕餉はサーシャととるとしよう。
沈みゆく真っ赤な夕陽を背に、アンバーは宿の方向に向かい、歩き出した。
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※現在、コウとセイドリックの話『失恋した神兵はノンケに恋をする』を新作として公開しています。閑話コウの受難の続きでセイドリック視点で始まります。コウの受難の続きが気になっていた方がいればぜひ。
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