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第81話 未知なる力の覚醒⁉メルヴィルの災難!
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ステラは立ち尽くしたまま、目の前の光景を信じられない思いで見つめていた。先ほどまで訓練場にいたはずのチャチャは、巨大で黒々とした鋼をまとったような姿に変わっていた。赤い瞳が鋭く輝き、額の水晶は真っ赤な角のように変化し長い尻尾は鋼の鞭にしなっていた。まるで別の存在に生まれ変わったようなその姿と存在感は、訓練場にいる全員を圧倒した。
「これが…チャチャなの?」
ステラの言葉は震えていた。同時にその力の膨大さが恐ろしかった。
「リリカ、大丈夫?」
ステラがリリカに声をかけたが、リリカはその場に立ち尽くしたままだった。赤い瞳がまるで炎を宿したように燃え盛っている。彼女は何かに取り憑かれたように、チャチャを見つめていた。
「リリカ!」
ステラがもう一度叫ぶと、リリカはゆっくりと振り返った。
「ステラ…私は大丈夫…」
リリカは自分の手を見つめた。彼女は魔力を注ぎ込んだ瞬間に、チャチャがこの姿へと変わったことを理解していた。だが、今のチャチャは制御不能なほど強力だった。
「メルヴィルさん、これは…?」
ステラはメルヴィルに問いかけたが、彼女もまた驚愕の表情を浮かべていた。メルヴィルはしばらく無言でチャチャの姿を見つめ、ようやく冷静さを取り戻したかのように口を開いた。
「これは…私たちが予想していた以上の力。チャチャは元々火の属性。リリカとは相性がいいわ。リリカの魔力とチャチャの本来の力が融合し、限界を超えた形で覚醒したのでしょう。この力がうまく制御できれば、ルクス・マグナ遺跡の攻略に大きな助けとなるでしょう…」
メルヴィルは再度チャチャを観察するかのように見上げて感嘆の声を漏らす。
「すごいわ……本当に……まるでリリカ自身の力が、チャチャを通じて具現化したみたい。予想以上の成果よ。」
確かに、今のチャチャの巨大で堂々とした姿は、まるでリリカの分身のようだった。
彼女は嬉しそうに微笑むが、次の瞬間、少し心配そうな表情を浮かべた。
「でも……」
「でも?」
ステラが不安げに聞き返す。
「もしチャチャが暴走したら、私たち全員が危険に晒される。うまくコントロールできるかしら?」
メルヴィルの問いに、リリカは自信に満ちた笑顔を浮かべた。
「それは大丈夫、メルヴィルさん。チャチャとは、なんだか心でつながっているような気がするんです。この子にとって私はお母さんみたいな存在だから、きっと私の言うことをちゃんと聞いてくれます。」
リリカはそう言うと、あの日子猫だったチャチャの姿が思い浮かべながら、チャチャの額に手を当て、優しく語りかけた。
「チャチャ、そろそろ元の姿に戻ろうか?」
その言葉に、まるでリリカの言葉を理解しているかのように、チャチャはじっと彼女を見つめた。そして、首を横に振ると、そのままふり座り込んでしまった。
「えっ、戻りたくないの?」
リリカが驚いて尋ねる。
チャチャはただ尻尾をゆらりと動かし、目を細めてリリカを見上げた。その様子から、彼女はすぐにチャチャの気持ちを察した。
「遊びたいのね?背中に乗れだって」
リリカが笑顔でそう言うと、ステラとセルフィも顔を見合わせて微笑んだ。
「リリカ、チャチャはまるで子供みたいね。あなたが“お母さん”なら、遊びたがるのも当然かもね」
とステラが微笑む。
その瞬間、今まで黙っていたセルフィが久しぶりに口を開いた。
「あの私、ぜひチャチャの背中に乗ってみたいです!メルヴィルさんもステラさんも、一緒に乗りましょう!」
セルフィの言葉に、メルヴィルは驚いた表情を浮かべたが、リリカやステラが楽しそうにしているのを見て、しぶしぶ同意した。
「まあ……仕方ないわね。一度くらいなら……」
「じゃあ、みんな!しっかりつかまってね!」リリカが元気よく声をかけ、全員が準備を整えた。
まず、リリカがチャチャの背中に飛び乗ると
「じゃあ、メルヴィルさんは私の後ろ!」
メルヴィルが私?という顔をしてリリカの後ろに座る。
そしてステラ、セルフィも続いた。
「よし、全員乗ったわね。みんなしっかりと捕まってる?」リリカが確認する。
リリカは後ろの三人を確認すると
「よし!でも、ちょっと心配だから、今日は尻尾を使ってしっかり固定するね。」
リリカは自分の黒い尻尾をメルヴィルの腰に巻きつけ、ステラも真似してセルフィの腰に尻尾を巻きつけてしっかりと固定した。
「今日ほど尻尾が役に立つと思った日はないわ!」
ステラが冗談を言い、全員が大笑いした。
「さて、チャチャ!この前私を乗せた時みたいに、自由に動いてみて!」
リリカがチャチャに指示を出すと、チャチャは元気よく立ち上がり、訓練場を駆け回り始めた。
チャチャの背中に乗った四人は、そのスピードと迫力に驚かされながらも、風を切る音とともに広い訓練場を駆け巡る爽快感を楽しんでいた。
「すごい!本当に速いわ!」セルフィが大興奮で叫ぶ。
「これは……思った以上ね……!」
ステラも目を輝かせながら、必死にチャチャの背中にしがみついていた。
しかし、メルヴィルだけは様子が違った。チャチャが飛び跳ねる度に、彼女は顔を真っ青にして、まるで魂が抜けたような表情をした。
「……こ、これは……無理……」
彼女の声は震えており、明らかにチャチャの動きとスピードについていけていないようだった。
「メルヴィルさん、大丈夫ですか?」
リリカが心配そうに振り返ったが、メルヴィルは答える余裕もないほどだった。
「これは……もう……」
やがて、リリカが「チャチャ、止まって!」
と指示を出すと、チャチャは瞬時に動きを止め、尻尾を巧みに使い四人をゆっくりと地面に降ろした。
「……助かった……」
メルヴィルは顔を蒼白にしたまま、地面に降り立つと、その場にへたり込んでしまった。
「すごい!リリカ、チャチャは本当にすごいわ!まるで風のように軽やかで、楽しかった!」
ステラが興奮気味に感想を述べた。
「チャチャは、本当に言葉がわかるようになったのかもしれないですね」
セルフィも目を輝かせながら言った。
リリカはチャチャの背中を撫でながら
「ありがとう、チャチャ。今日はすごく楽しかったよ」
と微笑んだ。
「じゃあ、チャチャ。元の姿に戻ろうか?」
リリカがそう言うと、チャチャはまるで言葉が理解できるかのように頷き、静かに元の小さな姿へと戻っていった。
その瞬間、リリカは再び驚きの表情を浮かべた。
「本当に戻った……チャチャ、すごい!あなた、私の言うことが本当にわかるの?」
チャチャはリリカの足元で嬉しそうに鳴き、リリカに甘えるように体を擦り寄せた。
「可愛い、さすが私の子(猫)」
リリカはそう言ってチャチャを抱きしめた。
だが、そんな光景を見ながら、メルヴィルはまだ顔を真っ青にしていた。
「……こんな気持ち悪い感覚、初めてよ……」
彼女は自嘲気味に笑ったが、その声にはまだ若干の震えがあった。
「乗り物酔いってやつですかね?」
セルフィが笑いながら言った。
「ご、ごめんなさい、メルヴィルさん。でも、これも訓練の一環ってことで……」
リリカは申し訳なさそうに笑ったが、ステラとセルフィはその様子に大笑いした。
「確かに、今日はすごい訓練になったわね。メルヴィルさんがここまでになるなんて……」
その日の午後に予定されていた勉強会は、メルヴィルの体調不良により中止となったことは、言うまでもない。
チャチャの新たな力とリリカとの深い絆が明らかになり、仲間たちとの訓練は楽しいものとなった。しかし、メルヴィルにとっては、少々?過酷な一日となったのであった――。
「これが…チャチャなの?」
ステラの言葉は震えていた。同時にその力の膨大さが恐ろしかった。
「リリカ、大丈夫?」
ステラがリリカに声をかけたが、リリカはその場に立ち尽くしたままだった。赤い瞳がまるで炎を宿したように燃え盛っている。彼女は何かに取り憑かれたように、チャチャを見つめていた。
「リリカ!」
ステラがもう一度叫ぶと、リリカはゆっくりと振り返った。
「ステラ…私は大丈夫…」
リリカは自分の手を見つめた。彼女は魔力を注ぎ込んだ瞬間に、チャチャがこの姿へと変わったことを理解していた。だが、今のチャチャは制御不能なほど強力だった。
「メルヴィルさん、これは…?」
ステラはメルヴィルに問いかけたが、彼女もまた驚愕の表情を浮かべていた。メルヴィルはしばらく無言でチャチャの姿を見つめ、ようやく冷静さを取り戻したかのように口を開いた。
「これは…私たちが予想していた以上の力。チャチャは元々火の属性。リリカとは相性がいいわ。リリカの魔力とチャチャの本来の力が融合し、限界を超えた形で覚醒したのでしょう。この力がうまく制御できれば、ルクス・マグナ遺跡の攻略に大きな助けとなるでしょう…」
メルヴィルは再度チャチャを観察するかのように見上げて感嘆の声を漏らす。
「すごいわ……本当に……まるでリリカ自身の力が、チャチャを通じて具現化したみたい。予想以上の成果よ。」
確かに、今のチャチャの巨大で堂々とした姿は、まるでリリカの分身のようだった。
彼女は嬉しそうに微笑むが、次の瞬間、少し心配そうな表情を浮かべた。
「でも……」
「でも?」
ステラが不安げに聞き返す。
「もしチャチャが暴走したら、私たち全員が危険に晒される。うまくコントロールできるかしら?」
メルヴィルの問いに、リリカは自信に満ちた笑顔を浮かべた。
「それは大丈夫、メルヴィルさん。チャチャとは、なんだか心でつながっているような気がするんです。この子にとって私はお母さんみたいな存在だから、きっと私の言うことをちゃんと聞いてくれます。」
リリカはそう言うと、あの日子猫だったチャチャの姿が思い浮かべながら、チャチャの額に手を当て、優しく語りかけた。
「チャチャ、そろそろ元の姿に戻ろうか?」
その言葉に、まるでリリカの言葉を理解しているかのように、チャチャはじっと彼女を見つめた。そして、首を横に振ると、そのままふり座り込んでしまった。
「えっ、戻りたくないの?」
リリカが驚いて尋ねる。
チャチャはただ尻尾をゆらりと動かし、目を細めてリリカを見上げた。その様子から、彼女はすぐにチャチャの気持ちを察した。
「遊びたいのね?背中に乗れだって」
リリカが笑顔でそう言うと、ステラとセルフィも顔を見合わせて微笑んだ。
「リリカ、チャチャはまるで子供みたいね。あなたが“お母さん”なら、遊びたがるのも当然かもね」
とステラが微笑む。
その瞬間、今まで黙っていたセルフィが久しぶりに口を開いた。
「あの私、ぜひチャチャの背中に乗ってみたいです!メルヴィルさんもステラさんも、一緒に乗りましょう!」
セルフィの言葉に、メルヴィルは驚いた表情を浮かべたが、リリカやステラが楽しそうにしているのを見て、しぶしぶ同意した。
「まあ……仕方ないわね。一度くらいなら……」
「じゃあ、みんな!しっかりつかまってね!」リリカが元気よく声をかけ、全員が準備を整えた。
まず、リリカがチャチャの背中に飛び乗ると
「じゃあ、メルヴィルさんは私の後ろ!」
メルヴィルが私?という顔をしてリリカの後ろに座る。
そしてステラ、セルフィも続いた。
「よし、全員乗ったわね。みんなしっかりと捕まってる?」リリカが確認する。
リリカは後ろの三人を確認すると
「よし!でも、ちょっと心配だから、今日は尻尾を使ってしっかり固定するね。」
リリカは自分の黒い尻尾をメルヴィルの腰に巻きつけ、ステラも真似してセルフィの腰に尻尾を巻きつけてしっかりと固定した。
「今日ほど尻尾が役に立つと思った日はないわ!」
ステラが冗談を言い、全員が大笑いした。
「さて、チャチャ!この前私を乗せた時みたいに、自由に動いてみて!」
リリカがチャチャに指示を出すと、チャチャは元気よく立ち上がり、訓練場を駆け回り始めた。
チャチャの背中に乗った四人は、そのスピードと迫力に驚かされながらも、風を切る音とともに広い訓練場を駆け巡る爽快感を楽しんでいた。
「すごい!本当に速いわ!」セルフィが大興奮で叫ぶ。
「これは……思った以上ね……!」
ステラも目を輝かせながら、必死にチャチャの背中にしがみついていた。
しかし、メルヴィルだけは様子が違った。チャチャが飛び跳ねる度に、彼女は顔を真っ青にして、まるで魂が抜けたような表情をした。
「……こ、これは……無理……」
彼女の声は震えており、明らかにチャチャの動きとスピードについていけていないようだった。
「メルヴィルさん、大丈夫ですか?」
リリカが心配そうに振り返ったが、メルヴィルは答える余裕もないほどだった。
「これは……もう……」
やがて、リリカが「チャチャ、止まって!」
と指示を出すと、チャチャは瞬時に動きを止め、尻尾を巧みに使い四人をゆっくりと地面に降ろした。
「……助かった……」
メルヴィルは顔を蒼白にしたまま、地面に降り立つと、その場にへたり込んでしまった。
「すごい!リリカ、チャチャは本当にすごいわ!まるで風のように軽やかで、楽しかった!」
ステラが興奮気味に感想を述べた。
「チャチャは、本当に言葉がわかるようになったのかもしれないですね」
セルフィも目を輝かせながら言った。
リリカはチャチャの背中を撫でながら
「ありがとう、チャチャ。今日はすごく楽しかったよ」
と微笑んだ。
「じゃあ、チャチャ。元の姿に戻ろうか?」
リリカがそう言うと、チャチャはまるで言葉が理解できるかのように頷き、静かに元の小さな姿へと戻っていった。
その瞬間、リリカは再び驚きの表情を浮かべた。
「本当に戻った……チャチャ、すごい!あなた、私の言うことが本当にわかるの?」
チャチャはリリカの足元で嬉しそうに鳴き、リリカに甘えるように体を擦り寄せた。
「可愛い、さすが私の子(猫)」
リリカはそう言ってチャチャを抱きしめた。
だが、そんな光景を見ながら、メルヴィルはまだ顔を真っ青にしていた。
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彼女は自嘲気味に笑ったが、その声にはまだ若干の震えがあった。
「乗り物酔いってやつですかね?」
セルフィが笑いながら言った。
「ご、ごめんなさい、メルヴィルさん。でも、これも訓練の一環ってことで……」
リリカは申し訳なさそうに笑ったが、ステラとセルフィはその様子に大笑いした。
「確かに、今日はすごい訓練になったわね。メルヴィルさんがここまでになるなんて……」
その日の午後に予定されていた勉強会は、メルヴィルの体調不良により中止となったことは、言うまでもない。
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