5 / 7
如月学園のアルバイト事情
しおりを挟む
如月学園の授業料は高い。
また、ほとんどの女子生徒が寮生活である。補助金が出ているので格安とは言っても、いくらかの費用はかかるわけで、それが彼女たちの家の負担になっている。
そのため、アルバイトをしている女子生徒も多い。
学園から少し離れた国道沿いに料理店があり、そこでウェイトレスのバイトをしているがいる。
この料理店のウェイトレスの衣装が非常に可愛いもので、若い女の子でなければ似合わない代物である。
自然、ウェイトレスの従業員は若い子ばかりになっている。
その衣装は、カラフルなエプロンに超ミニスカートで、しかもほとんどのウェイトレスが生足であった。
中には、フォークやスプーンをわざと落として、それを拾う時にウェイトレスの脚を下から覗き見る阿保もいた。
そういうそそうを頻繁にする阿保は、店のウェイトレスの間でブラックリスト入りして、要注意人物とされた。
如月学園のウエイトレスたちは、見た目が全く普通の女子と見分けがつかないので、客たちは正真正銘の女子だと思っている。そしてその生足を見に、わざわざ来店する客もいるわけである。この店の味は至って普通であったが、価格が高めなのに繁盛していた。それは助平な男性客が多いからだった。
料理を配膳する時や、コーヒーや酒を注いでもらったりする時に、すかさずウェイトレスに顔を近づけようとしたり、後ろ姿をいつまでもじろじろ見たりする男客が多かった。
でもこういう助平な客のおかげで、バイトの時給は高かったし、日本なのにチップを渡そうとする下心見え見えの客がいたので、ウェイトレスの収入は他店と比べて良かった。相乗効果で、若くて美人なウエイトレスが集まる店となった。
一方、この料理店の斜め向かいに、一見商業ビルのようなお店があった。
その店は、一階は全く事務所のようで社員が何か作業をしているみたいだが、何をやっている会社なのかよく分からなかった。
二階は、バーの酒場であった。だが、一般の客は入らない。ちょっと怖いタイプの人たちが出入りするバーであった。
三階は、ある限られた客しか入れない店であった。土地の人々も、このビルの三階がどうなっているのか、誰も知らなかった。
実は三階には、二階の怖い人達の上の人、つまり親分と言われるような人や、大企業の役員、政治家や上級官僚、芸能界やスポーツ界の大物、芸術界の重鎮などが出入りしていたのである。
彼らは必ずお忍びでやってくるので、誰も彼らがこの店に出入りしている様子を見た者がいない。
三階のセキュリティは厳重で、照明はいつも薄暗く、通常カーテンを閉めており、外からは見えないようになっていた。入り口には、強そうな用心棒がいつも二人立っていた。
「三橋様、ようこそいらっしゃいました。」
と、ある客を案内係が出迎えた。
三橋は、健康食品が大ヒットし、俄かに億万長者になった実業家である。三橋は案内されたソファに腰かけると、疲れた顔をして言った。
「喉が渇いたから、水持ってきて。」
「かしこまりました。」と、案内係が出て行くと、入れ替わりに一人の可愛い女性が水とおしぼりを持ってきた。
女性は、まるで仮面舞踏会のような目の回りを隠す仮面をつけていた。
黙ってその女性は、水とおしぼりをテーブルの上に置いた。
三橋はその女性の顔と、股間をまじまじと見つめた。
女性は全裸であった。いや、一部にだけわずかに衣装を着けていた。
それは到底衣装と呼べるものでは無かった。シンクの排水溝に被せる水きりネットのようなものを、股間に装着しているだけであった。彼女は生物学的には男性であった。陰茎と睾丸袋を、すっぽり水きりネットに被せていたのである。水きりネットと同様に、それは半透明であったので透けて見える。
三橋は再度、女性の股間をじーっと見つめた。彼女の陰茎はとても小さく、まるで小学生低学年のようであった。もちろん皮はかむっている。陰毛は皆無で、剃った様子もない。陰茎の色に黒っぽさは無く、むしろピンクに近かった。三橋は、今度は彼女の胸を見つめた。乳輪は小さく、乳首は全く奇麗なピンク色であった。乳房はやや膨らんでいる。
「ウィスキーダブルを。」
「かしこまりました。」
と、女性はバーカウンターの方に歩いて行った。
三橋は女性の後ろ姿を、またじーっと見つめた。女性のお尻は理想的な丸みを帯びていた。女性が歩くたびに左右に揺れるお尻の肉が、三橋の性的感覚をひどく刺激した。女性の髪は、肩に触れるほどの長さで、背中は一点のシミもないほど奇麗であった。
もっとも店内の照明は暗く、幾分彼女の奇麗さはごまかされているかもしれない。
『悪くない。』と、三橋はほくそ笑んだ。
別の客が入店して来た。三橋よりずっと年配で、紺の上等そうな背広を着こなしている。三橋はその客の顔をちらっと見たが、年配客の方は全く気にしない風で、水とおしぼりを持ってきた女性に顔を近づけて、一心不乱にその女性の体を凝視していた。そちらの子も、衣装は水きりネットのみで、生物学的には男性であることが伺えた。しかし、見た目もしぐさもとても女の子らしく、『この子もいいなあ。』と三橋は勝手に欲張りな空想を膨らませていた。
ところで、三橋はその年配客が財務官僚であることを知っていた。その名前と肩書も知っていた。
大蔵省の時代、『ノーパンしゃぶしゃぶ事件』というものがあった。三橋はリアルタイムではないが、小学生の頃、子供ながらにその事件のことをかすかに覚えていて、苦笑いをしてしまった。
さっきの子が、ウイスキーを持ってきてくれた。
「ちょっと、話してもいい?」
と三橋が聞くと、その子は「はい。」と小さく答え、三橋が隣の場所を指でさすと、その子は素直にそこに座った。しかし、50センチほどの間を置いている。お触りはNGなのである。
「僕、今健康食品販売会社の社長をやっているんだけど、知ってる?結構有名なんだけど。」
と、三橋ははしゃぐように話しかけたが、その子は、
「いえ、すみません。」
と、あっさり不愛想に返事をした。
「そっかー、残念だなあ。最近ね、やたら健康食品で寿命を延ばそうとする年寄りが多いんだよねー。」
と言って、三橋が馬鹿笑いをすると、その子もつられて少し愛想笑いをした。
それから三橋は、自分の製品の自慢話をたくさんしたが、その子は時々小さく頷く程度で、静かに聞いていた。
「じゃあ、僕の名刺置いておくから、もし良かったら見てよ。」
と言って、三橋はテーブルの上に自分の名刺を置いた。
「ありがとうございます。」
と言って、女の子は名刺を受け取り、バーカウンターの方に歩いて行った。
三橋は、「よいしょ。」と言って、席を立つ拍子にわざと頭を低くして、女の子が先ほどまで尻を置いていた場所の匂いを嗅いだ。『堪んねえ。』と、三橋は一人悦に入った。
会計を済ますと、請求額は10万円であった。ほんの10分ほどウイスキーを飲んだだけで、途方もない金額だが、三橋は満足していた。実はこの金額の大半は、女性を隣に座ってもらうための料金であった。
この店では、客の名刺を受け取った場合、連絡する権利は女の子側に発生する。店側は、名刺からその顧客の財務事情や、逮捕歴などの危険情報を審査し、OKであれば女の子に許可を出す。許可が出ても、連絡するかどうかは女の子側に委ねられる。つまり連絡しなくても構わないのだ。名刺を受け取ることさえしない場合がある。『生理的に無理』という意思表示である。それがこの店のルールであった。
だから、名刺を受け取ってもらった三橋は、法外な金額を請求されても喜んでいたのであった。
女の子から連絡が来た場合、その後何をするかは、ケースバイケースである。
単なるデートで終わる場合もあるし、連れ込まれる場合もある。
回数を重ねると、高級車やマンションを買ってもらう子もいる。
この店の接待嬢に、如月学園の在校生がいるかどうかは不明である。あるいはOB(OG?)がいるかも知れない。
但し、在校生であれば未成年の確率が高いので、性的行為は犯罪となる。男側でそのリスクを背負う覚悟があるのかどうか。但し、妊娠のリスクは無い。
如月学園の近くに、こういう店があることは、決して偶然ではない。
また、ほとんどの女子生徒が寮生活である。補助金が出ているので格安とは言っても、いくらかの費用はかかるわけで、それが彼女たちの家の負担になっている。
そのため、アルバイトをしている女子生徒も多い。
学園から少し離れた国道沿いに料理店があり、そこでウェイトレスのバイトをしているがいる。
この料理店のウェイトレスの衣装が非常に可愛いもので、若い女の子でなければ似合わない代物である。
自然、ウェイトレスの従業員は若い子ばかりになっている。
その衣装は、カラフルなエプロンに超ミニスカートで、しかもほとんどのウェイトレスが生足であった。
中には、フォークやスプーンをわざと落として、それを拾う時にウェイトレスの脚を下から覗き見る阿保もいた。
そういうそそうを頻繁にする阿保は、店のウェイトレスの間でブラックリスト入りして、要注意人物とされた。
如月学園のウエイトレスたちは、見た目が全く普通の女子と見分けがつかないので、客たちは正真正銘の女子だと思っている。そしてその生足を見に、わざわざ来店する客もいるわけである。この店の味は至って普通であったが、価格が高めなのに繁盛していた。それは助平な男性客が多いからだった。
料理を配膳する時や、コーヒーや酒を注いでもらったりする時に、すかさずウェイトレスに顔を近づけようとしたり、後ろ姿をいつまでもじろじろ見たりする男客が多かった。
でもこういう助平な客のおかげで、バイトの時給は高かったし、日本なのにチップを渡そうとする下心見え見えの客がいたので、ウェイトレスの収入は他店と比べて良かった。相乗効果で、若くて美人なウエイトレスが集まる店となった。
一方、この料理店の斜め向かいに、一見商業ビルのようなお店があった。
その店は、一階は全く事務所のようで社員が何か作業をしているみたいだが、何をやっている会社なのかよく分からなかった。
二階は、バーの酒場であった。だが、一般の客は入らない。ちょっと怖いタイプの人たちが出入りするバーであった。
三階は、ある限られた客しか入れない店であった。土地の人々も、このビルの三階がどうなっているのか、誰も知らなかった。
実は三階には、二階の怖い人達の上の人、つまり親分と言われるような人や、大企業の役員、政治家や上級官僚、芸能界やスポーツ界の大物、芸術界の重鎮などが出入りしていたのである。
彼らは必ずお忍びでやってくるので、誰も彼らがこの店に出入りしている様子を見た者がいない。
三階のセキュリティは厳重で、照明はいつも薄暗く、通常カーテンを閉めており、外からは見えないようになっていた。入り口には、強そうな用心棒がいつも二人立っていた。
「三橋様、ようこそいらっしゃいました。」
と、ある客を案内係が出迎えた。
三橋は、健康食品が大ヒットし、俄かに億万長者になった実業家である。三橋は案内されたソファに腰かけると、疲れた顔をして言った。
「喉が渇いたから、水持ってきて。」
「かしこまりました。」と、案内係が出て行くと、入れ替わりに一人の可愛い女性が水とおしぼりを持ってきた。
女性は、まるで仮面舞踏会のような目の回りを隠す仮面をつけていた。
黙ってその女性は、水とおしぼりをテーブルの上に置いた。
三橋はその女性の顔と、股間をまじまじと見つめた。
女性は全裸であった。いや、一部にだけわずかに衣装を着けていた。
それは到底衣装と呼べるものでは無かった。シンクの排水溝に被せる水きりネットのようなものを、股間に装着しているだけであった。彼女は生物学的には男性であった。陰茎と睾丸袋を、すっぽり水きりネットに被せていたのである。水きりネットと同様に、それは半透明であったので透けて見える。
三橋は再度、女性の股間をじーっと見つめた。彼女の陰茎はとても小さく、まるで小学生低学年のようであった。もちろん皮はかむっている。陰毛は皆無で、剃った様子もない。陰茎の色に黒っぽさは無く、むしろピンクに近かった。三橋は、今度は彼女の胸を見つめた。乳輪は小さく、乳首は全く奇麗なピンク色であった。乳房はやや膨らんでいる。
「ウィスキーダブルを。」
「かしこまりました。」
と、女性はバーカウンターの方に歩いて行った。
三橋は女性の後ろ姿を、またじーっと見つめた。女性のお尻は理想的な丸みを帯びていた。女性が歩くたびに左右に揺れるお尻の肉が、三橋の性的感覚をひどく刺激した。女性の髪は、肩に触れるほどの長さで、背中は一点のシミもないほど奇麗であった。
もっとも店内の照明は暗く、幾分彼女の奇麗さはごまかされているかもしれない。
『悪くない。』と、三橋はほくそ笑んだ。
別の客が入店して来た。三橋よりずっと年配で、紺の上等そうな背広を着こなしている。三橋はその客の顔をちらっと見たが、年配客の方は全く気にしない風で、水とおしぼりを持ってきた女性に顔を近づけて、一心不乱にその女性の体を凝視していた。そちらの子も、衣装は水きりネットのみで、生物学的には男性であることが伺えた。しかし、見た目もしぐさもとても女の子らしく、『この子もいいなあ。』と三橋は勝手に欲張りな空想を膨らませていた。
ところで、三橋はその年配客が財務官僚であることを知っていた。その名前と肩書も知っていた。
大蔵省の時代、『ノーパンしゃぶしゃぶ事件』というものがあった。三橋はリアルタイムではないが、小学生の頃、子供ながらにその事件のことをかすかに覚えていて、苦笑いをしてしまった。
さっきの子が、ウイスキーを持ってきてくれた。
「ちょっと、話してもいい?」
と三橋が聞くと、その子は「はい。」と小さく答え、三橋が隣の場所を指でさすと、その子は素直にそこに座った。しかし、50センチほどの間を置いている。お触りはNGなのである。
「僕、今健康食品販売会社の社長をやっているんだけど、知ってる?結構有名なんだけど。」
と、三橋ははしゃぐように話しかけたが、その子は、
「いえ、すみません。」
と、あっさり不愛想に返事をした。
「そっかー、残念だなあ。最近ね、やたら健康食品で寿命を延ばそうとする年寄りが多いんだよねー。」
と言って、三橋が馬鹿笑いをすると、その子もつられて少し愛想笑いをした。
それから三橋は、自分の製品の自慢話をたくさんしたが、その子は時々小さく頷く程度で、静かに聞いていた。
「じゃあ、僕の名刺置いておくから、もし良かったら見てよ。」
と言って、三橋はテーブルの上に自分の名刺を置いた。
「ありがとうございます。」
と言って、女の子は名刺を受け取り、バーカウンターの方に歩いて行った。
三橋は、「よいしょ。」と言って、席を立つ拍子にわざと頭を低くして、女の子が先ほどまで尻を置いていた場所の匂いを嗅いだ。『堪んねえ。』と、三橋は一人悦に入った。
会計を済ますと、請求額は10万円であった。ほんの10分ほどウイスキーを飲んだだけで、途方もない金額だが、三橋は満足していた。実はこの金額の大半は、女性を隣に座ってもらうための料金であった。
この店では、客の名刺を受け取った場合、連絡する権利は女の子側に発生する。店側は、名刺からその顧客の財務事情や、逮捕歴などの危険情報を審査し、OKであれば女の子に許可を出す。許可が出ても、連絡するかどうかは女の子側に委ねられる。つまり連絡しなくても構わないのだ。名刺を受け取ることさえしない場合がある。『生理的に無理』という意思表示である。それがこの店のルールであった。
だから、名刺を受け取ってもらった三橋は、法外な金額を請求されても喜んでいたのであった。
女の子から連絡が来た場合、その後何をするかは、ケースバイケースである。
単なるデートで終わる場合もあるし、連れ込まれる場合もある。
回数を重ねると、高級車やマンションを買ってもらう子もいる。
この店の接待嬢に、如月学園の在校生がいるかどうかは不明である。あるいはOB(OG?)がいるかも知れない。
但し、在校生であれば未成年の確率が高いので、性的行為は犯罪となる。男側でそのリスクを背負う覚悟があるのかどうか。但し、妊娠のリスクは無い。
如月学園の近くに、こういう店があることは、決して偶然ではない。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
温泉地の謎
asabato
大衆娯楽
可笑しな行動を求めて・・桃子41歳が可笑しなことに興味を持っていると、同じようなことで笑っているお父さんが見せてくれたノートに共感。可笑しなことに遭遇して物語が始まっていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる