タイムリベンジ

マッシー 短編小説家

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初心者狩りの冒険者シン

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今私はというとベーン街を出てゴブリン出現地の草原にいる。

門を抜ける時はライセンスがある為簡易的に門を抜けることができた。

ロイさんの言う通りライセンスは持っておいた方がいいのは本当だった。

しかしゴブリンが見当たらない。辺りを見るとやはりただの草原で何にもなかった。

「ん?」
私は嫌な空気に包まれ草原を出ようとした時にはもう手遅れだった。

「あーあ、いつ見ても初心者はむかつくよ……」

周りは赤く染まった領域になっておりさっきまでの花や気持ちいい風が吹いていた草原の姿は消え赤一色だった。

「あ、あなたは?」

どこかで見た事がある顔つきに私は恐る恐る聞くと黒髪の男は足をざわつかせながら

「俺は初心者狩りのAランク冒険者シンだこの通り領域を作りそしてむかつく初心者を殺すただそれだけだよ」

シンとなのる男は剣を振り回しながら「さあバトル開始だ」

と言った瞬間シンは私の目の前に1秒で現れ私を殴った。

殴られた反動で私は体を強く地面に撃ち意識が離れていくのを抑え鞘から剣を抜いた。

慣れない剣に少し違和感を覚えたが私は剣を震わせ真っ先に剣を突き出しながら突進した。

「あーあこの弱さじゃ領域を張っても魔力の無駄か……」

とシンは指を鳴らすとさっきまで赤い空間が最初の草原に入れ替わった。

その衝動で私は思いっきり飛ばされ倒れ込んだ。

「ギルドを出た後からずっとつけてきたけどやっぱりお前は初心者だよ」

シンは怒り狂い強い殺意が感じとれた。

「私は初心者じゃない!」
死に物狂いで剣を突き出しシンえと突進した。

「ほらこんな単純な技しかできない……」
シンは軽々と避け「そろそろいいかな」ととどめをさすような口調だった。

とその時「アースヘキ」の魔法が放たれ私の周りは土の壁に覆われシンが土の壁に塞がれ見えなくなった。

「ロイさん!」
私の目の前には憧れる人でもあって尊敬する人でもあるロイさんだった。

「後は任せとけ」
ロイさんはそれだけいい私の前から消えた。



さてあいつが初心者狩りAランク冒険者シン……

「初めましてー俺はシンお前とはどこかであった気がするよBランク冒険者ロイ」

シンは馬鹿にするかのような笑いででしゃばった。

「確かにお前とはどこかで会った気がするよ」
「ほぉー」
シンは口で息を吐きながら返事をした。

「まあAランクとBランクの戦いだハンデを出してやろう」
シンは指を鳴らしながら俺をからかってきた。

「あいにくだが俺はもうBランクなんかじゃない立派なAランクだよ」
俺が言うとシンは「ふ、ははははは!!」

シンは大笑いしながら「まじかよじゃあ面白い勝負が出来るね」と一瞬で俺の目の前まで来て俺の腹を殴った。

「く……」
「おいまじかよそんなもんか?」

とシンが俺の頭に蹴りを入れようとした瞬間に俺はすかさず体を寄せぎりぎりで避けシンの腹に蹴りを入れた。

「おいおいやるじゃんかよ」

シンは嬉しそうに言いながら「『ファイアーエンチャント』」とシンが言った瞬間シンの剣が炎に包まれ「さあここからが本番だ」と本気を出した。

技を見る限りシンの属性は火。火と土の相性はなくどちらも同じ条件だ。つまりは技の数、応用性、体術、剣術、魔力量、技のタイミングの勝負になると言う事だ。

俺は鉄の剣を取り出し「『アースエンチャント』」と土の魔術を込め剣を極限まで硬くした。

先にシンが猛烈のスピードで向かってきた。俺はすかさずシンと俺の剣をぶつけ互いに衝動が流れたがそんなのは無視し互いに睨み合った。

そして数秒が経過した後にお互い距離をとり「『ファイヤーボール』」「『アースボール』」と互いの上級技を発動しその二つの魔法がぶつかりとてつもない霧が辺りを覆った。

視界がどちらも薄い中シンと俺は剣をぶつけ合い激しい金属音が鳴りながらも戦い続けた。

俺は取り返しがないと思い瞬時に離れ「『アースヘキ』」と10mの土の壁をだし様子を伺った。

アースヘキを放ったものの咄嗟にシンはファイヤーアースで10mの土の壁を壊した。

「『ファイヤーヘイジ!!』」
シンが初級魔法ながらも手から火を放ち俺の目の前までき火がきていた。

俺はスライディングで避け「『アース』」と小さい土の針をだし高速でシンの元えと放った。

土の針は見事にシンの左手腕に命中し一瞬の隙が出た瞬間に剣を突き出しシンの腹えと剣を突き出した。

シンの腹からは大量の血が出ており「『ファイヤー円陣』」と俺を離れさせるためか火の円を出し近づけないようにしていた。

俺はとどめをさそうと遠距離魔法アースランスを大量に放とうとした途端に数メートル先に15m級の火のボールが高速で向かってきていた。

「あ、あれは……」
あの技は俺でもまだ見た事がない火の技の超特級技と言われるハイパーファイヤーボールと言うものだ。

普通のファイヤーボールとは比べ物にならないくらいに勢いがすごく触れた瞬間に燃えて即死と言われる技だ。

俺は何も対処が出来ずただ見るだけになっていた。

俺が諦めていたその時ハイパーファイヤーボールを軽く剣で斬り止めた茶色髪のロングで目の色が濃い紫色なのが特徴の白い騎士団服を着ている高身長の女の人が俺の目の前に立っていた。

「大丈夫?」
俺に心配する余裕まであるのか俺の方を見ながら言っていた。

「だ、大丈夫です」 
と思わず貧弱な声を無意識に出してしまっていた。

「それなら大丈夫だは」
と短い会話を終え彼女はシンの元えと向かっていた。

数分後に「死んでるはこの人」といった瞬間に彼女の部下が瞬時に死体を片付けていた。

俺は思わず「あ、あなたは……」と聞くと彼女は「私の名前はリカ・アンダーウォット王国騎士団副団長よ」と言った。

王国騎士団? この世界は5つの大きな国で構成されていてそのトップに君臨するのが中央王国だ。

王国騎士団になりたい人は多く毎年100万人以上もの人が試験に参加すると聞いている。

そして合格者がほとんどいなく王国騎士団の人達は大半がAランクでまれにBランクの騎士がいると言う感じだ。

そんな王国騎士団の団長はハルト・グレイジャーという人は古代魔法を所有している。

その他にも技を隠し持っているという噂が絶えない。

そして王国騎士団団長ハルト・グレイジャーは18歳という若さでめちゃくちゃイケメンで毎日ラブレターが数万個届くと話題になっている。

その団長を陰で支える副団長になると言うことは相当の強者だろう。さっきだって超特級技のファイヤーボールを軽々と止めていたし……

「じゃあ私は行くはね」
と一言伝え彼女は去っていった。

ってミア! 俺は完全にミアの事を忘れており瞬時に土の壁を解除した。

そしてミアは「遅いよ!」と笑いながら言ってくれた。
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