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第18話 路地裏
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イステリアの街中を歩いていると、新聞売りの少年を発見した。
「お一つ如何ですか?」
少年が持っている新聞の束を見て、クロエは、思わず立ち止まった。
「・・・一部貰えるかしら?」
クロエは、少年にお金を渡して、新聞を一部購入した。
「私の捜索に騎士団を投入したの!?」
新聞の見出しには、ハートフィリア家の当主が、行方不明の長女を捜索する為に、王国騎士団を投入したと書かれている。
本来、国の防衛や治安維持の為に在るべき騎士団を当主が私的な理由で使用した事に対して、他の貴族や市民から批判が集まっていた。
しかし、王家が騎士団投入の許可を出した事で、表立った批判は沈静化したものの、王家とハートフィリア家の結婚に反対していた三大公爵家の2つは、王国騎士団の私物化について、反対の姿勢を表明しており、追随する貴族達によって、シエロ王国は、2つに分断された対立状態にあり、緊迫しているとの事だ。
「・・・相変わらず、貴族の不祥事ネタは人気な様ね」
新聞の裏面には、クロエの失踪事件について、様々な憶測が書かれていた。
誘拐された説から愛人と駆け落ちした説や殺された説など、記者達が好き勝手にクロエの噂を広めている。
貴族達の間では、クロエが第一王子との結婚式を目前にしていた事から、王家とハートフィリア家の結婚に反対していた貴族によって暗殺されたと考えられており、王国内の対立を激化している様だ。
「・・・ここにも私の肖像画が載せられてるのね」
恐らく、クロエの捜索を円滑にする為に、ハートフィリア家が肖像画を掲載する許可を出したのだろう。
まさか、ゴシップ誌にまで肖像画が載せられているとは思っていなかったので、驚きだ。
「髪・・・切ろうかな?」
ここまで、顔を晒されてしまうと、バレるのも時間の問題だ。
少しでも気付かれない為に、髪を短くして、雰囲気を変えた方が良いだろう。
路地裏に入ったクロエは、ダガーナイフを抜き、自らの長い黒髪を切り落とした。
貴族令嬢にとって髪の毛は命よりも大切であり、伸ばす事が一つのステータスであるが、クロエはあまり気にした事は無かった。
むしろ、貴族令嬢としての自分から解放された様な清々しい気分だ。
「・・・スッキリした」
これなら、クロエを見て貴族令嬢だと思う者はいないはずだ。
ショートヘアで、パーカーを着た貴族令嬢なんか居るはずがない。
人の先入観というのは、想像以上に影響力がある。
「これからは、平民の冒険者として生きていかないとね」
人間に戻るという当初の目的は、変わっていないが、人間に戻ったからと言って、今更、ハートフィリア家に戻って貴族令嬢として生きて行く気にはなれない。
いっそのこと、このまま冒険者として生きて行く方が自分には合っている。
「よし!パーッと買い物でもして帰ろ!」
その時、クロエの背後から、1匹の犬が近づいて来た。
「クゥーン」
人気の無い路地裏にいる事から、野良犬だろうか?
甘える様な鳴き声を上げて、クロエに近づき、クロエの股間の匂いを嗅ぐ。
「ちょ、ちょっと?」
私・・・何で濡れてるのよ!?
クロエは、自分の下腹部がジュワッと濡れてるのが分かって、赤面する。
初体験の相手が犬だから、犬相手に発情する様になっちゃったの!?
灰色狼に、初めてを奪われた時の記憶を思い出してしまい、どうしようもなく、体が興奮してしまう。
溢れ出る愛液が、ホットパンツの隙間から垂れ落ちて、太ももまで濡らしていた。
「ヒャアッ!?」
野良犬に太ももを舐められて、クロエは、思わず声を上げてしまう。
まるで、全身が性感帯になったかの様に敏感になっており、犬の滑らかな舌触りを感じた瞬間、灰色狼に舐めらた快感がフラッシュバックする。
どうしよう・・・我慢出来ない。
すると、野良犬もクロエの愛液に含まれている媚薬で興奮してしまったのか、発情状態で、クロエのホットパンツを脱がそうとして来た。
「いや、ちょっと、引っ張らないで!」
クロエも抵抗をするが、本気で嫌がっているわけではなく、簡単にパンツを剥ぎ取られてしまった。
「や、ヤバいって! こんな場所で下半身露出している所を見られたら・・・終わっちゃう」
真昼間から、路地裏で下半身を晒してしまったクロエは、焦りと同時に、露出して興奮している自分に困惑していた。
誰かに見られたら、どうしようと不安が込み上げると同時に快感を感じてしまう。
「フヒィッ!? な、舐めちゃ・・・ダメなのに」
野良犬に性器を舐め上げられて、クロエは膝が震える程の快感を感じてしまう。
「アッ、そこは・・・フゥンッ!?」
野良犬は、溢れ出る愛液を溢さずに舐めとろうと、必死にクロエの性器を舐め回し、しゃぶりついて来た。
クロエも快感に逆らえず、自ら脚を開いており、倒れない様に背中を壁に寄り掛かる。
見ず知らずの野良犬相手に股を開くなんて・・・まるで犬の娼婦みたいね。
クロエは、快楽に身を任せながら、自嘲気味に笑った。
街中で露出して、犬に性器を舐められて感じているなんて・・・私って、本当に変態なのね。
「お一つ如何ですか?」
少年が持っている新聞の束を見て、クロエは、思わず立ち止まった。
「・・・一部貰えるかしら?」
クロエは、少年にお金を渡して、新聞を一部購入した。
「私の捜索に騎士団を投入したの!?」
新聞の見出しには、ハートフィリア家の当主が、行方不明の長女を捜索する為に、王国騎士団を投入したと書かれている。
本来、国の防衛や治安維持の為に在るべき騎士団を当主が私的な理由で使用した事に対して、他の貴族や市民から批判が集まっていた。
しかし、王家が騎士団投入の許可を出した事で、表立った批判は沈静化したものの、王家とハートフィリア家の結婚に反対していた三大公爵家の2つは、王国騎士団の私物化について、反対の姿勢を表明しており、追随する貴族達によって、シエロ王国は、2つに分断された対立状態にあり、緊迫しているとの事だ。
「・・・相変わらず、貴族の不祥事ネタは人気な様ね」
新聞の裏面には、クロエの失踪事件について、様々な憶測が書かれていた。
誘拐された説から愛人と駆け落ちした説や殺された説など、記者達が好き勝手にクロエの噂を広めている。
貴族達の間では、クロエが第一王子との結婚式を目前にしていた事から、王家とハートフィリア家の結婚に反対していた貴族によって暗殺されたと考えられており、王国内の対立を激化している様だ。
「・・・ここにも私の肖像画が載せられてるのね」
恐らく、クロエの捜索を円滑にする為に、ハートフィリア家が肖像画を掲載する許可を出したのだろう。
まさか、ゴシップ誌にまで肖像画が載せられているとは思っていなかったので、驚きだ。
「髪・・・切ろうかな?」
ここまで、顔を晒されてしまうと、バレるのも時間の問題だ。
少しでも気付かれない為に、髪を短くして、雰囲気を変えた方が良いだろう。
路地裏に入ったクロエは、ダガーナイフを抜き、自らの長い黒髪を切り落とした。
貴族令嬢にとって髪の毛は命よりも大切であり、伸ばす事が一つのステータスであるが、クロエはあまり気にした事は無かった。
むしろ、貴族令嬢としての自分から解放された様な清々しい気分だ。
「・・・スッキリした」
これなら、クロエを見て貴族令嬢だと思う者はいないはずだ。
ショートヘアで、パーカーを着た貴族令嬢なんか居るはずがない。
人の先入観というのは、想像以上に影響力がある。
「これからは、平民の冒険者として生きていかないとね」
人間に戻るという当初の目的は、変わっていないが、人間に戻ったからと言って、今更、ハートフィリア家に戻って貴族令嬢として生きて行く気にはなれない。
いっそのこと、このまま冒険者として生きて行く方が自分には合っている。
「よし!パーッと買い物でもして帰ろ!」
その時、クロエの背後から、1匹の犬が近づいて来た。
「クゥーン」
人気の無い路地裏にいる事から、野良犬だろうか?
甘える様な鳴き声を上げて、クロエに近づき、クロエの股間の匂いを嗅ぐ。
「ちょ、ちょっと?」
私・・・何で濡れてるのよ!?
クロエは、自分の下腹部がジュワッと濡れてるのが分かって、赤面する。
初体験の相手が犬だから、犬相手に発情する様になっちゃったの!?
灰色狼に、初めてを奪われた時の記憶を思い出してしまい、どうしようもなく、体が興奮してしまう。
溢れ出る愛液が、ホットパンツの隙間から垂れ落ちて、太ももまで濡らしていた。
「ヒャアッ!?」
野良犬に太ももを舐められて、クロエは、思わず声を上げてしまう。
まるで、全身が性感帯になったかの様に敏感になっており、犬の滑らかな舌触りを感じた瞬間、灰色狼に舐めらた快感がフラッシュバックする。
どうしよう・・・我慢出来ない。
すると、野良犬もクロエの愛液に含まれている媚薬で興奮してしまったのか、発情状態で、クロエのホットパンツを脱がそうとして来た。
「いや、ちょっと、引っ張らないで!」
クロエも抵抗をするが、本気で嫌がっているわけではなく、簡単にパンツを剥ぎ取られてしまった。
「や、ヤバいって! こんな場所で下半身露出している所を見られたら・・・終わっちゃう」
真昼間から、路地裏で下半身を晒してしまったクロエは、焦りと同時に、露出して興奮している自分に困惑していた。
誰かに見られたら、どうしようと不安が込み上げると同時に快感を感じてしまう。
「フヒィッ!? な、舐めちゃ・・・ダメなのに」
野良犬に性器を舐め上げられて、クロエは膝が震える程の快感を感じてしまう。
「アッ、そこは・・・フゥンッ!?」
野良犬は、溢れ出る愛液を溢さずに舐めとろうと、必死にクロエの性器を舐め回し、しゃぶりついて来た。
クロエも快感に逆らえず、自ら脚を開いており、倒れない様に背中を壁に寄り掛かる。
見ず知らずの野良犬相手に股を開くなんて・・・まるで犬の娼婦みたいね。
クロエは、快楽に身を任せながら、自嘲気味に笑った。
街中で露出して、犬に性器を舐められて感じているなんて・・・私って、本当に変態なのね。
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