悪魔令嬢の冒険者ライフ

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第15話 巣穴

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 私は、いつからこんな変態になってしまったんだろうか?

 女の子の大切な部分を無防備に晒して、医療鰻ドクターイールに性器を吸われてるのに、喜んでしまっている自分がいる。

「ふグゥッ・・・そんなに入んないよぉ」

 医療鰻ドクターイールが窮屈そうにクロエの穴に群がり、体を押し込もうとして来る。
 まるで自分達の巣穴であるかの様に、我が物顔で性器を踏み荒らされてるのに、どうしようもないくらい快感が込み上げてくる。

 三大公爵家の令嬢がこんな変態だって知ったら、王都の貴族達は大騒ぎでしょうね。

 親に隠れて火遊びをしている子供の様にドキドキが止まらない。

 ああ・・・知られたく無いはずなのに、変態な私を知って欲しい。

 娼婦扱いされるのは嫌だけど・・・ゴミを見る様な目で蔑まれたい。

 矛盾した欲求に、頭がおかしくなりそう。

 軽蔑されて、唾を吐きかけられて、踏みつけられたら、どんな気分だろう?

 身も心も・・・魂までも穢されたい。

「ウヒィッ!?」

 医療鰻ドクターイールは、クロエの蜜壺に入りきらないと、今度は別の穴を探し始めた。

「ちょっ、待って!そっちは違うから!」

 当然、直ぐ隣に丁度いい穴を見つけた医療鰻ドクターイールは、クロエのアナルに頭を擦り付けてくる。
 本来、出すためにある穴に入って来られる不快感に、クロエの顔は青ざめる。



 クロエは、必死にお尻の穴に力を入れて防ごうとするが、医療鰻ドクターイールのヌルッとした体液で、クロエのアナルは既にトロトロにされていた。

「うヒィッ!? お尻の中に入ってる!?」

 ニュルッとアナルをこじ開けられて、医療鰻ドクターイールの頭が侵入して来たのが分かった。

 本来のお尻の穴の使い方と真逆な動きに、何とも言えない不安が込み上げる。
 お尻の穴が広がり、排便しているかの様な快感が混ざり合って、思わず逝ってしまった。

「ヒゥッ!!」

 その瞬間、お尻の穴が収縮し、ズルッと医療鰻ドクターイールの全身がお尻の中に侵入する。

「な、中で暴れてる!?」

 腸内に入った医療鰻ドクターイールは、ウネウネと暴れ回り、膣内の仲間と肉の壁越しに踊っていた。

「ゥンッ!?」

 1匹の侵入を許した瞬間、まるで、堰を切ったように、次々と医療鰻ドクターイールがクロエのお尻の中へと侵入して来た。

 ローション塗れになったクロエのアナルは、何の抵抗も無く医療鰻ドクターイールの侵入を許してしまう。

 数十匹もの医療鰻ドクターイールがクロエの中に入ると、クロエのお腹は妊婦の様に膨れていた。



「お、お腹の中で蠢いてる!?」

 胎内に入った医療鰻ドクターイールが暴れ回り、腸に張り付いているのが分かった。
 何とか排出しようと、お尻に力を入れて踏ん張ってみるが、出したそばから侵入してくるので、ずっと排便をしているみたいな感覚になる。

 ・・・うんちが止まらないみたい。

 排便の快感に震えながらも、流石に不味いと感じたクロエは、一旦、川から上がろうとして、違和感に気付いた。

「嘘・・・立てない」

 お腹と膣内には大量の医療鰻ドクターイールが入っており、妊婦の様に膨らんだお腹は重く、何度も絶頂を繰り返したクロエの体は、筋肉が弛緩して力が入らない。

「・・・ひょっとして、不味い?」

 慌てて、医療鰻ドクターイールを抜こうとするが、ヌルッとした表皮はなかなか掴めない上に、吸盤の口で、胎内に張り付いているので、抜く事も出来ない。

「ヤァッ・・・な、なに今の?」

 クロエの体内で、医療鰻ドクターイール同士が絡み合って、ウネウネと蠢いている。

 もしかして・・・私の中で交尾してるの!?

 ブニュブニュッとした音がお腹の中から聴こえており、体内で医療鰻ドクターイール達が、何かを排泄しているのが分かった。

「もしかして・・・中で卵を産んでるの?」

 医療鰻ドクターイールは、栄養が豊富な場所に卵を植え付ける習性があり、寄生した水性生物の体内や皮膚に卵を植え付ける事が多い。

 そして、クロエの体内は、医療鰻ドクターイールにとって、最適な産卵場だった。

「このままじゃ、苗床にされちゃう・・・」

 クロエの心配とは、裏腹に、淫魔サキュバスの本能が、無意識に生命力吸収エナジードレインを発動していた。

「・・・あれ?」

 体内の医療鰻ドクターイールが、射精や産卵をすると同時に生命力を奪っており、クロエは、凄い速度で力が満たされて行くのを感じていた。

 ・・・動かなくなっちゃった。

 先程まで、体内で暴れ回っていた医療鰻ドクターイールは、いつの間にか静かになっていた。

 安心すると同時に、少しだけ物足りなさが残る。

「私・・・何やってるんだろ?」

 冷静になると、急に虚しさが込み上げてきた。
 
 これが賢者タイムってやつなんだろうか?
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