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第10話 脚光の中で
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朝日が差し込むクロエ・ハートフィリアの屋敷の中、彼女は重たいまぶたを開けた。昨夜の屈辱的な経験がまだ彼女の心と体に深く刻まれていたが、今日はまた別の仮面を被らなければならなかった。今日は魔術学園での一大イベント、魔術大会の日だった。
クロエは自分の体に残る奇妙な感覚を無視するようにして、ベッドからゆっくりと起き上がった。彼女の腹部にはまだ、触手が増殖し続けている感覚が残っていた。朝になると、再びそれを排出しなければならないという現実が彼女の心を重くした。しかし、そんなことを考えている暇はなかった。今日は、彼女が公爵令嬢としての誇りを守るために、学園の舞台に立たなければならないのだ。
クロエは深呼吸をし、意識を集中させた。彼女の顔には、完璧な笑顔が浮かんだ。それは、彼女が今まで何度も練習してきた仮面だった。触手の存在やゴブリンの支配に苦しんでいることなど、誰にも悟られてはならない。
「今日は大切な日....私は公爵令嬢、クロエ・ハートフィリア...私は...負けない...」
クロエは自分に言い聞かせるように呟いた。彼女は、ゴブリンに支配された奴隷ではなく、魔術学園で最も優れた生徒の一人である自分を取り戻そうとしていた。
豪華なドレスを身にまとい、クロエは屋敷の玄関を出た。彼女の目には、一瞬だけ決意の光が宿っていた。しかし、その光はすぐに消え去り、無機質な表情に戻った。触手の存在が、彼女を現実に引き戻したのだ。
学園に到着すると、周囲の生徒たちは彼女に注目した。クロエ・ハートフィリアは、その美貌と才能で誰もが知る存在だった。彼女が魔術大会でどのような力を見せるのか、誰もが期待していた。
「クロエ、お前なら必ず優勝できるさ。」
友人たちは彼女を励まし、その言葉にクロエは微笑んで答えた。しかし、内心では触手が彼女の胎内で動き続けているのを感じていた。それがもたらす感覚は、次第にクロエにとって奇妙な快感へと変わっていった。最初は苦痛だったそれが、今や彼女に新たな刺激と快感を与える存在となっていたのだ。
魔術大会の会場は、華やかで緊張感に満ちていた。クロエは他の生徒たちと共に舞台に立ち、順番を待った。彼女の胸は緊張で高鳴っていたが、その原因は大会そのものではなかった。触手が再び彼女の胎内で蠢き始め、心の奥底から湧き上がる快感が彼女を悩ませたのだ。
「次は、クロエ・ハートフィリア。」
司会者の声が響き、クロエはゆっくりと前に進んだ。すべての視線が彼女に集中する。その瞬間、彼女は触手の存在を忘れ、目の前の勝負に集中しようとした。彼女は公爵令嬢であり、何よりも自分の誇りを守りたいという強い意志があった。
クロエは闇属性の魔力を操り、複雑な魔法を次々と繰り出した。彼女の動きは優雅で、力強さを感じさせるものだった。観客たちは息を呑んで彼女の演技を見守り、その美しさと力強さに魅了されていった。
しかし、クロエの内面では、別の戦いが繰り広げられていた。触手が胎内で蠢き続け、その動きが彼女に快感をもたらし、集中力を奪おうとしていたのだ。彼女はその感覚に抗いながら、必死に演技を続けた。彼女が一瞬でも気を緩めれば、すべてが崩壊してしまうだろう。
演技の終盤、クロエはついに限界に達した。彼女の動きがわずかに乱れ、魔法の流れが乱れた。しかし、観客たちはそのわずかな乱れに気づくことはなかった。
彼女の演技は、依然として完璧に見えたからだ。
クロエは最後の魔法を放ち、観客たちから大きな拍手が巻き起こった。彼女の姿は、まさに完璧な令嬢のように映っていた。しかし、クロエ自身はすでに限界を超えていた。彼女の体は、触手によって完全に支配されていたのだ。
舞台を降りたクロエは、友人たちの祝福を受けながらも、その笑顔の裏で必死に耐えていた。彼女の内側で触手が暴れ回り、彼女の身体をさらに支配していた。
しかし、彼女はそれを隠し続けた。誰にも知られてはならない。公爵令嬢クロエ・ハートフィリアは、完璧でなければならないのだ。
その日の夜、クロエは屋敷に戻り、再び地下室へと向かった。ゴブリンが待っているのを知りながら、彼女は重い足取りで進んだ。魔術大会での成功も、彼女にとってはもはや虚しいものでしかなかった。
「お前はよくやった、クロエ。だが、それも無駄だ。お前はもう完全に私のものだ。」
ゴブリンの冷たい言葉が、クロエの心に突き刺さった。彼女はその言葉に反論することもできず、ただ黙って立ち尽くしていた。彼女の中では、触手が胎内で増殖し続けている感覚が広がり、手びそれを排出しなければならないという現実が待ち受けていた。
クロエは、自分がかつての栄光を取り戻すことはできないと悟った。彼女の人生はすでに終わりを迎え、今はただゴブリンの奴隷として生き続けるしかないのだ。触手によって支配され、ゴブリンの意志のままに動く生活が、彼女の唯一の現実となっていた。
クロエは夜の闇の中で、再び触手を排出しながら、奇妙な快感に襲われた。それは彼女にとって、何よりも屈辱的でありながら、逃れられない現実だった。彼女が求めた光は、もう二度と戻ってくることはない。闇に覆われた彼女の心には、ただ絶望と苦しみに絡まる奇妙な快感が残されていた。
クロエは自分の体に残る奇妙な感覚を無視するようにして、ベッドからゆっくりと起き上がった。彼女の腹部にはまだ、触手が増殖し続けている感覚が残っていた。朝になると、再びそれを排出しなければならないという現実が彼女の心を重くした。しかし、そんなことを考えている暇はなかった。今日は、彼女が公爵令嬢としての誇りを守るために、学園の舞台に立たなければならないのだ。
クロエは深呼吸をし、意識を集中させた。彼女の顔には、完璧な笑顔が浮かんだ。それは、彼女が今まで何度も練習してきた仮面だった。触手の存在やゴブリンの支配に苦しんでいることなど、誰にも悟られてはならない。
「今日は大切な日....私は公爵令嬢、クロエ・ハートフィリア...私は...負けない...」
クロエは自分に言い聞かせるように呟いた。彼女は、ゴブリンに支配された奴隷ではなく、魔術学園で最も優れた生徒の一人である自分を取り戻そうとしていた。
豪華なドレスを身にまとい、クロエは屋敷の玄関を出た。彼女の目には、一瞬だけ決意の光が宿っていた。しかし、その光はすぐに消え去り、無機質な表情に戻った。触手の存在が、彼女を現実に引き戻したのだ。
学園に到着すると、周囲の生徒たちは彼女に注目した。クロエ・ハートフィリアは、その美貌と才能で誰もが知る存在だった。彼女が魔術大会でどのような力を見せるのか、誰もが期待していた。
「クロエ、お前なら必ず優勝できるさ。」
友人たちは彼女を励まし、その言葉にクロエは微笑んで答えた。しかし、内心では触手が彼女の胎内で動き続けているのを感じていた。それがもたらす感覚は、次第にクロエにとって奇妙な快感へと変わっていった。最初は苦痛だったそれが、今や彼女に新たな刺激と快感を与える存在となっていたのだ。
魔術大会の会場は、華やかで緊張感に満ちていた。クロエは他の生徒たちと共に舞台に立ち、順番を待った。彼女の胸は緊張で高鳴っていたが、その原因は大会そのものではなかった。触手が再び彼女の胎内で蠢き始め、心の奥底から湧き上がる快感が彼女を悩ませたのだ。
「次は、クロエ・ハートフィリア。」
司会者の声が響き、クロエはゆっくりと前に進んだ。すべての視線が彼女に集中する。その瞬間、彼女は触手の存在を忘れ、目の前の勝負に集中しようとした。彼女は公爵令嬢であり、何よりも自分の誇りを守りたいという強い意志があった。
クロエは闇属性の魔力を操り、複雑な魔法を次々と繰り出した。彼女の動きは優雅で、力強さを感じさせるものだった。観客たちは息を呑んで彼女の演技を見守り、その美しさと力強さに魅了されていった。
しかし、クロエの内面では、別の戦いが繰り広げられていた。触手が胎内で蠢き続け、その動きが彼女に快感をもたらし、集中力を奪おうとしていたのだ。彼女はその感覚に抗いながら、必死に演技を続けた。彼女が一瞬でも気を緩めれば、すべてが崩壊してしまうだろう。
演技の終盤、クロエはついに限界に達した。彼女の動きがわずかに乱れ、魔法の流れが乱れた。しかし、観客たちはそのわずかな乱れに気づくことはなかった。
彼女の演技は、依然として完璧に見えたからだ。
クロエは最後の魔法を放ち、観客たちから大きな拍手が巻き起こった。彼女の姿は、まさに完璧な令嬢のように映っていた。しかし、クロエ自身はすでに限界を超えていた。彼女の体は、触手によって完全に支配されていたのだ。
舞台を降りたクロエは、友人たちの祝福を受けながらも、その笑顔の裏で必死に耐えていた。彼女の内側で触手が暴れ回り、彼女の身体をさらに支配していた。
しかし、彼女はそれを隠し続けた。誰にも知られてはならない。公爵令嬢クロエ・ハートフィリアは、完璧でなければならないのだ。
その日の夜、クロエは屋敷に戻り、再び地下室へと向かった。ゴブリンが待っているのを知りながら、彼女は重い足取りで進んだ。魔術大会での成功も、彼女にとってはもはや虚しいものでしかなかった。
「お前はよくやった、クロエ。だが、それも無駄だ。お前はもう完全に私のものだ。」
ゴブリンの冷たい言葉が、クロエの心に突き刺さった。彼女はその言葉に反論することもできず、ただ黙って立ち尽くしていた。彼女の中では、触手が胎内で増殖し続けている感覚が広がり、手びそれを排出しなければならないという現実が待ち受けていた。
クロエは、自分がかつての栄光を取り戻すことはできないと悟った。彼女の人生はすでに終わりを迎え、今はただゴブリンの奴隷として生き続けるしかないのだ。触手によって支配され、ゴブリンの意志のままに動く生活が、彼女の唯一の現実となっていた。
クロエは夜の闇の中で、再び触手を排出しながら、奇妙な快感に襲われた。それは彼女にとって、何よりも屈辱的でありながら、逃れられない現実だった。彼女が求めた光は、もう二度と戻ってくることはない。闇に覆われた彼女の心には、ただ絶望と苦しみに絡まる奇妙な快感が残されていた。
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