闇に堕ちた公爵令嬢:ゴブリンの呪印

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第4話 屈辱の日々

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クロエの生活は、日を追うごとに陰鬱なものになっていった。昼間は魔術学園で優秀な生徒として振る舞い、家族や婚約者の前では完璧な貴族令嬢を演じなければならない。しかし夜になると、彼女はゴブリンの命令に従い、屈辱的な行動を強いられる。毎晩が恐怖と絶望の連続であり、その日常は彼女の精神をじわじわと蝕んでいった。

その日、クロエは学園での授業を終え、夕暮れが迫る中、屋敷へと戻った。家族と夕食を共にし、何気ない会話を交わしている間も、彼女の心の中ではゴブリンの存在が消えることはなかった。彼の冷たい視線と不気味な笑みが、まるで影のようにクロエの背後に付きまとっているように感じられた。

食事を終え、クロエは自室へと向かう。扉を閉めた瞬間、彼女は疲れ切ったようにベッドに倒れ込んだ。だが、そのわずかな休息も長くは続かなかった。

「クロエ、準備をしろ。」

不意に背後から低く冷たい声が響いた。クロエはぎょっとして顔を上げた。そこには、彼女の従魔を装ったゴブリンが立っていた。いつの間にか部屋に忍び込んでいたのだ。

「今夜は、特別な命令がある。」

ゴブリンの目が妖しく光り、クロエの心に恐怖が走った。彼女は立ち上がり、かすかに震える手で自分を守るかのように腕を抱えたが、その抵抗も虚しく、ゴブリンの命令には逆らえないのだということを痛感する。

「何を…命令するの…?」

クロエは絞り出すように声を出した。ゴブリンはにやりと笑い、彼女に近づいてきた。

「今夜は、お前に自分の力を試してもらう。透明化し、屋敷内での任務を遂行するんだ。」

その言葉に、クロエは心の中で叫びたくなった。透明化の力を使うためには、全ての衣服を脱がなければならない。彼女にとって、それは屈辱的で耐え難い命令だった。

「何を考えているのか、わかっているな?」ゴブリンが冷たく言い放つ。

クロエは、恐怖と屈辱感で一瞬躊躇したが、彼の命令に逆らうことはできなかった。仕方なく、彼女は震える手でゆっくりと衣服を脱ぎ始めた。その行為がどれほど屈辱的で、どれほど自分の尊厳を傷つけるものであるかを痛感しながらも、彼女には他に選択肢がなかった。

すべての衣服を脱ぎ去ったクロエは、透明化の魔力を発動させた。身体が徐々に透明になり、部屋の中の風景に溶け込んでいく。彼女は無防備で何も身にまとっていない状態で、ただ命令に従うしかない自分自身に深い羞恥心を感じた。

「今から屋敷内を見回り、怪しい者がいないか確認しろ。家族には気づかれるな。」

ゴブリンの命令に従い、クロエは透明なまま屋敷を歩き回った。裸で無防備な自分が屋敷内を徘徊するという状況は、クロエにとって耐え難い屈辱だった。彼女は自分が透明であることに感謝しながらも、その一方で自分の存在が薄れていくような感覚に恐怖を感じた。



途中で家族の部屋の前を通り過ぎるたび、クロエは胸が締め付けられるような思いに苛まれた。家族は彼女がこのような屈辱を味わっているとは夢にも思わないだろう。もし見つかったらどうなるのかという恐怖と、何も知らない家族への申し訳なさが交錯し、クロエの心をさらに追い詰めた。

任務を終え、クロエは再び自室に戻った。透明化を解除し、床に崩れ落ちるように座り込んだ彼女は、涙を堪えることができなかった。ゴブリンが冷たく彼女を見下ろしながら立っている。

「よくやったな、クロエ。」

彼の言葉は、皮肉でしかなかった。クロエはその声に応えることもできず、ただ静かに涙を流した。彼女はこの屈辱の日々がいつまで続くのか、何もわからなかった。ただ、今はこの恐ろしい現実に耐えるしかないと、自分に言い聞かせるしかなかった。

「褒美に今夜は朝まで抱いてやる」



そんな褒美は要らないと言いたい。しかし、今のクロエには拒否権は無かった。ゴブリンは全裸のクロエをベッドに押し倒すと、乱暴に熱り勃つ肉の棒を押し込んで来た。前戯も無ければ、ムードも無い獣の様な交尾。呪印の影響なのか防衛本能に因るものか、クロエの蜜穴は前戯も無しに濡れており、ゴブリンの肉棒をすんなり受け入れてしまう。それが、更なる屈辱感をクロエに与えた。

「ヒウッ!?」

胸を乱暴にむしゃぶられ、噛みつかれる度に悲痛な声が漏れてしまう。激しく腰を打ち付けられる度に、肉と肉がぶつかり合う生々しい音が部屋に響き渡り、クロエのくぐもった喘ぎ声が漏れた。

「アッ・・フゥッ!・・・ングッ?」

クロエは、家族に聴こえない様に必死に口を押さえて、声を押し殺す。しかし、夜が耽るにつれて、くぐもった喘ぎ声に艶が出始めて、日が昇る頃には、快感で頭が真っ白になっていた。

ゴブリンが部屋を去った後、クロエは自分の身体を抱きしめるようにして床に横たわった。彼女の中にある唯一の希望は、いつかこの屈辱から解放される日が来ることだったが、その希望さえも今は薄れていくように感じられた。

彼女の心に刻まれた屈辱の痕跡は、次第に彼女を蝕んでいく。そして、これからも続くであろう屈辱の日々を考えると、クロエは果たして自分がどこまで耐えられるのか、その自信を失いかけていた。
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