公爵令嬢の破滅願望:呪われた運命

最終話 永遠の破滅

冥界の薄暗い空間に、クロエはひたすらに彷徨っていた。かつては王国で最も美しい公爵令嬢として崇められ、全てを手に入れていた彼女。しかし、今やその名声は無く、ただの奴隷として亡者たちの慰み者となっていた。彼女の身には、屈辱的な隷属の首輪が輝き、その重みが彼女の心をさらに押し潰していた。

かつての高貴な自分を思い出すたびに、クロエは痛みを感じる。思い出の中の自分は、希望に満ちていた。しかし、彼女は今、欲望と屈辱の中に埋もれ、自らの破滅を選んでしまったことを痛感していた。彼女の心には、破滅願望と陵辱願望が強く根付いており、これらの呪いは彼女の存在そのものとなっていた。

冥界では、亡者たちが彼女を取り囲む。彼らは楽しそうに笑い、彼女に対してさまざまな罰を与え、また彼女の屈辱を愉しむ。クロエはその中で自らの運命を受け入れるしかなかった。彼女はもはや、命を取り留めるために抗う存在ではなくなっていた。心の奥底で自らの破滅を望む気持ちが、彼女を再び支配していく。

「お前は我々のものだ。お前の存在は我々の楽しみのためにある。」亡者の声が彼女の耳に響く。彼女は無言で頷き、何も言い返すことができなかった。彼女の高貴さは消え、ただの奴隷としての自分を受け入れるしかないのだ。呪いによって彼女の心は満たされ、同時にその呪いはさらに深く彼女の魂を蝕んでいった。

その日、クロエは彼女の心を支配する欲望に身を任せることを決める。屈辱に満ちた生活を続けることは、彼女にとって逃れられない運命であり、彼女はその中に安らぎを見出すようになる。彼女は、永遠に続く屈辱の中で新たな自己を発見し、心の奥底で彼女が渇望していた快楽を求めることに喜びを感じ始めた。

彼女は、破滅を求めることに意味を見出し、その中で自らを慰める方法を見つける。亡者たちに支配され、辱められることが、かつての栄光とはかけ離れた新たな生き方として彼女の心に根を下ろしていく。そして、彼女の人生は、もはや救済を求めることも、かつての自分を取り戻すこともできない状態へと至ってしまった。

時間が経つにつれ、彼女は冥界での生活に完全に適応していく。彼女は亡者たちの中で、自らの存在意義を見つけ出し、屈辱を受け入れることで生き続ける術を見いだしていく。その代償として、彼女は高貴さや美しさを完全に失い、ただの堕落した存在へと変貌を遂げるのだった。

最終的に、クロエの物語は、彼女がかつての自分を完全に忘れ、冥界で永遠に続く屈辱と破滅の中で生き続けることで幕を閉じる。彼女の破滅への旅は終わることなく、彼女は今や亡者たちの慰み者として、無限の時間を生き続けることとなる。彼女の心の奥深くに根付いた呪いは、彼女が希望を持つことを許さず、永遠に彼女を支配し続けるのだった。