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第28話 魔王の娘
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クロエが屋敷を出て行ってから、もう直ぐ半年が経とうとしていた。
ハートフィリア家の屋敷では、侍女のアンが、いつもの様にクロエの部屋を掃除していた。
あの日から、クロエの部屋の掃除を怠った事は一度も無い。
いつ帰ってきても恥ずかしくない様に、常に部屋は美しく保っていた。
世間では、既にクロエの失踪事件の噂が広まっており、クロイツェル家との婚約も解消されると言われている。
貴族令嬢達は、クロエの事を好き勝手に噂しており、他の男と駆け落ちしただの、誘拐されて性奴隷として働いているだの、もう死んでいるだのと、根も葉もない噂ばかりが民衆に面白おかしく伝えられている。
今では、ハートフィリア家の評判は地に落ちた。
ハートフィリア家の使用人達ですら、クロエの事を無責任だの、自己中だのと悪口を言い始める始末だ。
当主であるジョシュア・ハートフィリアは、娘を心配する余り、仕事に手が付かず、資産を湯水の様に使い込んで、クロエの捜索に専念している。
貴族社会では、ハートフィリア家が、近い将来消滅するのでは無いかと噂している。
「本当に、どこに行ってしまわれたんですか?」
クロエと仲が良かったアンは、自分に一言も相談する事なく、クロエが消えてしまったので、かなりの衝撃を受けていた。
本当に、ロイドとの婚約が嫌で家出をしたのだろうか?
確かに、クロイツェル家との婚約は、クロエの望むものでは無かった様だが、父親に抗議もする事なく家出に走るほど、無責任なタイプではなかった。
きっと、何か事情があったはずだ。
アンは、クローゼットの中を開けて、ドレスを確認する。
そこには、クロエが着ていた美しいドレスが数多く仕舞われている。
「ちゃんと、全部揃っているわね」
クロエが居なくなってから、使用人の中には、クロエが保管していた宝石やドレスを盗んで、売ろうとする者が現れたので、こうやってアンが毎日確認していた。
しかし、アンはふと疑問が湧いた。
「クロエお嬢様は、どの服を着て行ったのかしら?」
まさか何も着ていないと言う事は無いだろうし、ドレスがここに全部揃っているという事は、別の服を着て行ったと言う事だ。
「まさか・・・?」
アンは、クローゼットの奥にある衣装ケースを取り出した。
この中には、クロエが隠れて冒険者活動をしていた頃の衣服が仕舞ってあったはずだ。
この事実は、当主であるジョシュアも知らないクロエの秘密だった。
侍女のアンがクロエの秘密に気付けたのも、偶然、屋敷を抜け出したクロエが、冒険者ギルドに入るところを見掛けたからだ。
「・・・無い」
衣装ケースの中にあったはずの、冒険者の服や仮面が全て無くなっていた。
「これは、何?」
アンは、衣装ケースの中に見覚えの無い犬の石像が入っているのを発見した。
表面に亀裂が入っており、一部が欠けている。
「何かしら?こんな物、持って無かったはずだけど・・・ヒィッ!?」
アンは、壊れた犬の石像の中身を見て、悲鳴を上げた。
中身は何かの牙だった。
禍々しい瘴気を纏う白い牙は、邪悪な魔力を帯びており、明らかに呪物である事が理解できた。
「当主様にお知らせしなければ!」
アンは、急いでハートフィリア家の当主であるジョシュアの元へと向かった。
柔らかいベッドの感触が気持ち良かった。
窓の外から聴こえてくる鳥の囀りや動物達の鳴き声が耳に心地良く響く。
昨日の出来事が全て夢だったのでは無いかと錯覚してしまう程、長閑な朝を迎えたクロエは、目覚めと共に違和感に気が付いた。
「・・・ん?」
誰かが後ろから抱き着いており、頭に顎を乗せられている?
犬耳に吐息が吹きかけられて、ゾワッと鳥肌が立った。
「ヒウッ!?」
クロエの尻尾が背後から太腿の間に挟まれて、変な声が漏れてしまう。
「うふふ、可愛い」
クロエに抱き着いている者の正体は、七絵だった。
「な、何で同じベッドで寝てるんですか!?」
昨日の夜、寝る時は確かに1人で寝たはずなのに、いつの間にベッドの中に忍び込んだのだろうか?
女同士とは言え、寝起きに後ろから抱き付かれている状況に、クロエは、顔を赤くして恥じらいを見せる。
「クロエちゃんって、裸族なの?裸で寝るとかエロ過ぎ~」
七絵は、小悪魔な笑みを浮かべると、クロエの胸を鷲掴みにして、揉みしだきながら、耳元で呟いた。
・・・夢じゃ無かった。
結局、ピクシーのフィンとした約束は守られなかった。
クロエの胸を揉みしだいている黒髪の少女、七草七絵の鶴の一声で、彼女達がこの屋敷に居座る事が決まった。
当然だが、七絵はクロエのご主人様であり、拒否権は無い。
彼女達の説明によると、七絵は、300年前に死んだ魔王の娘であり、魔族の生き残りらしい。
つまり、クロエは、魔王の娘の封印を解いて、復活させてしまったと言う事になる。
自分がとんでもない事をしてしまったと、今更ながら震えている。
だが、不思議と後悔はしていない。
七絵や他の魔物達に人間味を感じたからだろうか?
それとも、自分が人間を同類として見れなくなった代わりに、魔物を仲間として受け入れてしまったのだろうか?
・・・ただ、寂しかったのかも知れない。
魔物とは言え、今の自分を受け入れてくれる仲間ができた事が、ただ嬉しかった。
どこまで行っても、孤独は辛い。
この屋敷に独りで住むと決めた時も、掃除で体を動かす事で孤独感を紛らわせていた。
七絵やエニスを見ても、クロエの中の殺人衝動が反応しないと言う事が嬉しくてたまらない。
こうして、新たな仲間達との共同生活が始まった。
ハートフィリア家の屋敷では、侍女のアンが、いつもの様にクロエの部屋を掃除していた。
あの日から、クロエの部屋の掃除を怠った事は一度も無い。
いつ帰ってきても恥ずかしくない様に、常に部屋は美しく保っていた。
世間では、既にクロエの失踪事件の噂が広まっており、クロイツェル家との婚約も解消されると言われている。
貴族令嬢達は、クロエの事を好き勝手に噂しており、他の男と駆け落ちしただの、誘拐されて性奴隷として働いているだの、もう死んでいるだのと、根も葉もない噂ばかりが民衆に面白おかしく伝えられている。
今では、ハートフィリア家の評判は地に落ちた。
ハートフィリア家の使用人達ですら、クロエの事を無責任だの、自己中だのと悪口を言い始める始末だ。
当主であるジョシュア・ハートフィリアは、娘を心配する余り、仕事に手が付かず、資産を湯水の様に使い込んで、クロエの捜索に専念している。
貴族社会では、ハートフィリア家が、近い将来消滅するのでは無いかと噂している。
「本当に、どこに行ってしまわれたんですか?」
クロエと仲が良かったアンは、自分に一言も相談する事なく、クロエが消えてしまったので、かなりの衝撃を受けていた。
本当に、ロイドとの婚約が嫌で家出をしたのだろうか?
確かに、クロイツェル家との婚約は、クロエの望むものでは無かった様だが、父親に抗議もする事なく家出に走るほど、無責任なタイプではなかった。
きっと、何か事情があったはずだ。
アンは、クローゼットの中を開けて、ドレスを確認する。
そこには、クロエが着ていた美しいドレスが数多く仕舞われている。
「ちゃんと、全部揃っているわね」
クロエが居なくなってから、使用人の中には、クロエが保管していた宝石やドレスを盗んで、売ろうとする者が現れたので、こうやってアンが毎日確認していた。
しかし、アンはふと疑問が湧いた。
「クロエお嬢様は、どの服を着て行ったのかしら?」
まさか何も着ていないと言う事は無いだろうし、ドレスがここに全部揃っているという事は、別の服を着て行ったと言う事だ。
「まさか・・・?」
アンは、クローゼットの奥にある衣装ケースを取り出した。
この中には、クロエが隠れて冒険者活動をしていた頃の衣服が仕舞ってあったはずだ。
この事実は、当主であるジョシュアも知らないクロエの秘密だった。
侍女のアンがクロエの秘密に気付けたのも、偶然、屋敷を抜け出したクロエが、冒険者ギルドに入るところを見掛けたからだ。
「・・・無い」
衣装ケースの中にあったはずの、冒険者の服や仮面が全て無くなっていた。
「これは、何?」
アンは、衣装ケースの中に見覚えの無い犬の石像が入っているのを発見した。
表面に亀裂が入っており、一部が欠けている。
「何かしら?こんな物、持って無かったはずだけど・・・ヒィッ!?」
アンは、壊れた犬の石像の中身を見て、悲鳴を上げた。
中身は何かの牙だった。
禍々しい瘴気を纏う白い牙は、邪悪な魔力を帯びており、明らかに呪物である事が理解できた。
「当主様にお知らせしなければ!」
アンは、急いでハートフィリア家の当主であるジョシュアの元へと向かった。
柔らかいベッドの感触が気持ち良かった。
窓の外から聴こえてくる鳥の囀りや動物達の鳴き声が耳に心地良く響く。
昨日の出来事が全て夢だったのでは無いかと錯覚してしまう程、長閑な朝を迎えたクロエは、目覚めと共に違和感に気が付いた。
「・・・ん?」
誰かが後ろから抱き着いており、頭に顎を乗せられている?
犬耳に吐息が吹きかけられて、ゾワッと鳥肌が立った。
「ヒウッ!?」
クロエの尻尾が背後から太腿の間に挟まれて、変な声が漏れてしまう。
「うふふ、可愛い」
クロエに抱き着いている者の正体は、七絵だった。
「な、何で同じベッドで寝てるんですか!?」
昨日の夜、寝る時は確かに1人で寝たはずなのに、いつの間にベッドの中に忍び込んだのだろうか?
女同士とは言え、寝起きに後ろから抱き付かれている状況に、クロエは、顔を赤くして恥じらいを見せる。
「クロエちゃんって、裸族なの?裸で寝るとかエロ過ぎ~」
七絵は、小悪魔な笑みを浮かべると、クロエの胸を鷲掴みにして、揉みしだきながら、耳元で呟いた。
・・・夢じゃ無かった。
結局、ピクシーのフィンとした約束は守られなかった。
クロエの胸を揉みしだいている黒髪の少女、七草七絵の鶴の一声で、彼女達がこの屋敷に居座る事が決まった。
当然だが、七絵はクロエのご主人様であり、拒否権は無い。
彼女達の説明によると、七絵は、300年前に死んだ魔王の娘であり、魔族の生き残りらしい。
つまり、クロエは、魔王の娘の封印を解いて、復活させてしまったと言う事になる。
自分がとんでもない事をしてしまったと、今更ながら震えている。
だが、不思議と後悔はしていない。
七絵や他の魔物達に人間味を感じたからだろうか?
それとも、自分が人間を同類として見れなくなった代わりに、魔物を仲間として受け入れてしまったのだろうか?
・・・ただ、寂しかったのかも知れない。
魔物とは言え、今の自分を受け入れてくれる仲間ができた事が、ただ嬉しかった。
どこまで行っても、孤独は辛い。
この屋敷に独りで住むと決めた時も、掃除で体を動かす事で孤独感を紛らわせていた。
七絵やエニスを見ても、クロエの中の殺人衝動が反応しないと言う事が嬉しくてたまらない。
こうして、新たな仲間達との共同生活が始まった。
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