27 / 29
第27話 色欲の代償
しおりを挟む
忠誠を誓う行為は、主従契約の一種だ。
魔物と人間が行う従魔契約や奴隷商人が使う隷属契約の場合は、主人が従者に従属を強制するのに対して、忠誠は、従者が自ら主人に対して従属を誓う行為である。
両方とも主従関係であり、絶対命令権を主人が持つ事に変わりは無い。
但し、従魔契約や隷属契約は、契約者である主人が従者を従える為に、代償を支払ったり、一定の条件をクリアする必要があるのに対して、忠誠の場合は、従属側が主人への忠誠の証として代償を支払う必要がある。
基本的に忠誠を誓う行為は、従属側にメリットが無く、殆ど使われる事は無かった。
かつては、王家や皇帝の家臣が信頼を得る為に忠誠を誓っていたが、今では形式的な儀式であり、実際に契約を行っている国は殆ど無い。
なので、代償がどの様なモノなのか、クロエもよく知らなかった。
「・・・ウグッ!?」
色欲の魔導書に血を注いだ瞬間、血を通して、何かが身体の中に入り込んで来る感じがした。
まるで身体の中から汚され、陵辱されている様な不快感と快感が入り乱れ、卑猥な気分になる。
血が煮えたぎる様に熱くなり、子宮が疼く。
燻っていた小さな火種に油を注がれた様に、自分の中の小さな欲望の炎が燃え上がるのが分かった。
一度勢いを付けた炎は、自分では消せないくらいの大きな炎となっており、次第に怖くなる。
抑えようとする理性が炎に焼かれ、獣の様な本性が顔を出すと、今まで、必死に押さえていた願望や欲望が溢れ出す。
人を殺したい。
陵辱されたい。
血を飲みたい。
破滅してしまいたい。
力でねじ伏せたい。
誰でも良いから踏み躙って欲しい。
頭の中で殺人衝動や破壊衝動が込み上げるのと同時に相反する破滅願望や陵辱願望が込み上げる。
理性が効かないクロエは、欲望を欲望で上書きする事でしか、自分の獣を抑制出来なくなっていた。
クロエの魂が暴かれ、剥き出しにされると、まるで、自分の中の卑しく浅ましい欲望を見透かされている様な羞恥心が込み上げる。
そして、色欲の契約が魂に刻印された瞬間、クロエは、全身をビクッと震わせて絶頂と共に快感が突き抜けた。
色欲の魔導書のプレートに、クロエ・ハートフィリアの名前が浮かび上がると同時に、クリスタルの床が輝き出し、紫色の怪しい光に包まれる。
膨大な魔力の渦が巻き起こり、クリスタルの床がガラスの様に砕け散った。
「グオオオオ!」
床の下から咆哮と共に巨大な黒龍ルドラが現れ、地下室の中を飛び回る。
よく見ると黒龍の頭の上には黒髪の少女が立っており、黄金色の瞳でクロエ達を見下ろしていた。
漆黒のローブの様なドレスを纏い圧倒的なオーラを放つ美少女は、そのまま龍の頭から飛び降りて床に着地した。
「ヤッホー!久しぶり?」
黒髪の少女が、軽いノリで挨拶をすると、6体の魔物達は一斉に彼女の前に跪き、こうべを垂れた。
「復活を心待ちにしておりました!」
亡霊の騎士 は、感無量で肩を震わせていた。
「七絵様~!」
ピクシーは、我慢の臨界点を超えた様に七絵と呼ばれた少女の胸に抱きついて頬擦りをする。
「フィンは相変わらず甘えん坊さんだね」
まるで、長らく留守にしてた主人が帰ってきた犬の様な反応に、七絵も笑みを浮かべて、ピクシーの頭を撫でた。
ガルムも尻尾をブンブンと振って喜びを隠し切れない様子だ。
「あれれ?そっちの子は新顔かな!?」
突然、七絵の関心が自分に向けられて、クロエは、ビクッと肩を震わせる。
先程の周りの反応からして、恐らくこの魔物達の主人は、七絵と呼ばれる黒髪の少女なのだろうと予想は付く。
それはつまり、クロエが忠誠を誓った相手という事になるので、クロエにとってもご主人様だという事だ。
とは言え、面識も無い相手にご主人様と遜るのも気が引ける。
しかも、相手はクロエと同世代くらいの人間の少女と変わらない姿をしており、魔物なのかも怪しい。
「ほら、さっさと挨拶しなさいよ」
エニスにお尻を叩かれたクロエは、一歩前に踏み出して、七絵の前に立たされた。
「・・・クロエです、宜しくです」
クロエは、渋々だが、自己紹介をして軽く会釈をする。
忠誠を誓ったとは言え、封印を解く為に一時的に仕方なくやった事であり、七絵をご主人様として認めたわけでは無い。
それに、ピクシーとの約束では、封印を解除できたら、この屋敷から出て行ってくれる事になっている。
この恐ろしい魔物の集団と、これ以上深く関わるつもりは無かった。
「キャー!?何この可愛い生物!ケモノ娘!?」
クロエを見た瞬間、七絵のテンションが爆上がりして、クロエは、ビクッと肩を震わせた。
「耳触らせて!」
七絵は興奮した様に荒い息でクロエのモフモフの犬耳を揉みくちゃに触る。
擽ったいが、七絵の興奮が怖くて、クロエは抵抗も出来ないでなされるままだった。
「尻尾も付いてる!?」
七絵は、クロエのフワフワな尻尾に気付くと、鷲掴みにして摩って来た。
「フニャアッ!?」
初めて、他人に尻尾を触られたクロエは、変な声を上げてしまい、顔を真っ赤に染める。
尻尾には、神経が集まっていて敏感な性感帯の様になっており、触られた瞬間、快感で動けなくなる。
「え、何、もしかして、尻尾触られると気持ち良いの!?」
七絵は、面白い玩具を見つけた子供の様な笑みを浮かべて、クロエの尻尾を指で擦ったり握ってみる。
「アッ、ダメ、擦らないで!?」
尻尾を弄られる度にクロエは、顔を真っ赤にして、体をくねらせながら、色っぽい声を出すので、益々七絵の黄金の瞳に輝きが増した。
「ヤバイ、興奮してきちゃった・・・ってかこの尻尾、めっちゃエロい!」
七絵は、思わず鼻血を拭く。
その光景を鬼の様な形相のピクシーが見ていた事を、エニスだけが見ていた。
「・・・怖」
エニスは、フィンの嫉妬の怒りを買ってしまったクロエを見て、憐れみの目を向けた。
魔物と人間が行う従魔契約や奴隷商人が使う隷属契約の場合は、主人が従者に従属を強制するのに対して、忠誠は、従者が自ら主人に対して従属を誓う行為である。
両方とも主従関係であり、絶対命令権を主人が持つ事に変わりは無い。
但し、従魔契約や隷属契約は、契約者である主人が従者を従える為に、代償を支払ったり、一定の条件をクリアする必要があるのに対して、忠誠の場合は、従属側が主人への忠誠の証として代償を支払う必要がある。
基本的に忠誠を誓う行為は、従属側にメリットが無く、殆ど使われる事は無かった。
かつては、王家や皇帝の家臣が信頼を得る為に忠誠を誓っていたが、今では形式的な儀式であり、実際に契約を行っている国は殆ど無い。
なので、代償がどの様なモノなのか、クロエもよく知らなかった。
「・・・ウグッ!?」
色欲の魔導書に血を注いだ瞬間、血を通して、何かが身体の中に入り込んで来る感じがした。
まるで身体の中から汚され、陵辱されている様な不快感と快感が入り乱れ、卑猥な気分になる。
血が煮えたぎる様に熱くなり、子宮が疼く。
燻っていた小さな火種に油を注がれた様に、自分の中の小さな欲望の炎が燃え上がるのが分かった。
一度勢いを付けた炎は、自分では消せないくらいの大きな炎となっており、次第に怖くなる。
抑えようとする理性が炎に焼かれ、獣の様な本性が顔を出すと、今まで、必死に押さえていた願望や欲望が溢れ出す。
人を殺したい。
陵辱されたい。
血を飲みたい。
破滅してしまいたい。
力でねじ伏せたい。
誰でも良いから踏み躙って欲しい。
頭の中で殺人衝動や破壊衝動が込み上げるのと同時に相反する破滅願望や陵辱願望が込み上げる。
理性が効かないクロエは、欲望を欲望で上書きする事でしか、自分の獣を抑制出来なくなっていた。
クロエの魂が暴かれ、剥き出しにされると、まるで、自分の中の卑しく浅ましい欲望を見透かされている様な羞恥心が込み上げる。
そして、色欲の契約が魂に刻印された瞬間、クロエは、全身をビクッと震わせて絶頂と共に快感が突き抜けた。
色欲の魔導書のプレートに、クロエ・ハートフィリアの名前が浮かび上がると同時に、クリスタルの床が輝き出し、紫色の怪しい光に包まれる。
膨大な魔力の渦が巻き起こり、クリスタルの床がガラスの様に砕け散った。
「グオオオオ!」
床の下から咆哮と共に巨大な黒龍ルドラが現れ、地下室の中を飛び回る。
よく見ると黒龍の頭の上には黒髪の少女が立っており、黄金色の瞳でクロエ達を見下ろしていた。
漆黒のローブの様なドレスを纏い圧倒的なオーラを放つ美少女は、そのまま龍の頭から飛び降りて床に着地した。
「ヤッホー!久しぶり?」
黒髪の少女が、軽いノリで挨拶をすると、6体の魔物達は一斉に彼女の前に跪き、こうべを垂れた。
「復活を心待ちにしておりました!」
亡霊の騎士 は、感無量で肩を震わせていた。
「七絵様~!」
ピクシーは、我慢の臨界点を超えた様に七絵と呼ばれた少女の胸に抱きついて頬擦りをする。
「フィンは相変わらず甘えん坊さんだね」
まるで、長らく留守にしてた主人が帰ってきた犬の様な反応に、七絵も笑みを浮かべて、ピクシーの頭を撫でた。
ガルムも尻尾をブンブンと振って喜びを隠し切れない様子だ。
「あれれ?そっちの子は新顔かな!?」
突然、七絵の関心が自分に向けられて、クロエは、ビクッと肩を震わせる。
先程の周りの反応からして、恐らくこの魔物達の主人は、七絵と呼ばれる黒髪の少女なのだろうと予想は付く。
それはつまり、クロエが忠誠を誓った相手という事になるので、クロエにとってもご主人様だという事だ。
とは言え、面識も無い相手にご主人様と遜るのも気が引ける。
しかも、相手はクロエと同世代くらいの人間の少女と変わらない姿をしており、魔物なのかも怪しい。
「ほら、さっさと挨拶しなさいよ」
エニスにお尻を叩かれたクロエは、一歩前に踏み出して、七絵の前に立たされた。
「・・・クロエです、宜しくです」
クロエは、渋々だが、自己紹介をして軽く会釈をする。
忠誠を誓ったとは言え、封印を解く為に一時的に仕方なくやった事であり、七絵をご主人様として認めたわけでは無い。
それに、ピクシーとの約束では、封印を解除できたら、この屋敷から出て行ってくれる事になっている。
この恐ろしい魔物の集団と、これ以上深く関わるつもりは無かった。
「キャー!?何この可愛い生物!ケモノ娘!?」
クロエを見た瞬間、七絵のテンションが爆上がりして、クロエは、ビクッと肩を震わせた。
「耳触らせて!」
七絵は興奮した様に荒い息でクロエのモフモフの犬耳を揉みくちゃに触る。
擽ったいが、七絵の興奮が怖くて、クロエは抵抗も出来ないでなされるままだった。
「尻尾も付いてる!?」
七絵は、クロエのフワフワな尻尾に気付くと、鷲掴みにして摩って来た。
「フニャアッ!?」
初めて、他人に尻尾を触られたクロエは、変な声を上げてしまい、顔を真っ赤に染める。
尻尾には、神経が集まっていて敏感な性感帯の様になっており、触られた瞬間、快感で動けなくなる。
「え、何、もしかして、尻尾触られると気持ち良いの!?」
七絵は、面白い玩具を見つけた子供の様な笑みを浮かべて、クロエの尻尾を指で擦ったり握ってみる。
「アッ、ダメ、擦らないで!?」
尻尾を弄られる度にクロエは、顔を真っ赤にして、体をくねらせながら、色っぽい声を出すので、益々七絵の黄金の瞳に輝きが増した。
「ヤバイ、興奮してきちゃった・・・ってかこの尻尾、めっちゃエロい!」
七絵は、思わず鼻血を拭く。
その光景を鬼の様な形相のピクシーが見ていた事を、エニスだけが見ていた。
「・・・怖」
エニスは、フィンの嫉妬の怒りを買ってしまったクロエを見て、憐れみの目を向けた。
10
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説

捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。

会うたびに、貴方が嫌いになる
黒猫子猫(猫子猫)
恋愛
長身の王女レオーネは、侯爵家令息のアリエスに会うたびに惹かれた。だが、守り役に徹している彼が応えてくれたことはない。彼女が聖獣の力を持つために発情期を迎えた時も、身体を差し出して鎮めてくれこそしたが、その後も変わらず塩対応だ。悩むレオーネは、彼が自分とは正反対の可愛らしい令嬢と親しくしているのを目撃してしまう。優しく笑いかけ、「小さい方が良い」と褒めているのも聞いた。失恋という現実を受け入れるしかなかったレオーネは、二人の妨げになるまいと決意した。
アリエスは嫌そうに自分を遠ざけ始めたレオーネに、動揺を隠せなくなった。彼女が演技などではなく、本気でそう思っていると分かったからだ。

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは

【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。

側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。

身体強化って、何気にチートじゃないですか!?
ルーグイウル
ファンタジー
病弱で寝たきりの少年「立原隆人」はある日他界する。そんな彼の意志に残ったのは『もっと強い体が欲しい』。
そんな彼の意志と強靭な魂は世界の壁を越え異世界へとたどり着く。でも目覚めたのは真っ暗なダンジョンの奥地で…?
これは異世界で新たな肉体を得た立原隆人-リュートがパワーレベリングして得たぶっ飛んだレベルとチートっぽいスキルをひっさげアヴァロンを王道ルートまっしぐら、テンプレート通りに謳歌する物語。
初投稿作品です。つたない文章だと思いますが温かい目で見ていただけたらと思います。

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる