公爵令嬢の波瀾万丈な逃亡ライフ

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第2章

第72話 クロエ、飽きられる!?

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(……なんか……最近、拍手が少ない……?)

 クロエは、サーカスの大テントの舞台の上で四つん這いになりながら、観客席を見渡した。

「シュル……ツンッ!!」

「スッ……パカッ!!」

「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!!!」

 会場には笑い声が響く――

 が、その熱量が以前より明らかに低い。

(おかしい……前は大爆笑だったのに……)

 クロエは、内心の不安を抑えながら、芸を続ける。

「ほらほら! みんな、行くわよぉぉぉ!!」

 しかし、観客の反応はイマイチ。

「うーん……もうこの芸、何回も見たしな……」

「最初は爆笑だったけど、さすがに飽きてきたかも……?」

「やっぱり、新しい芸が見たいよな……」

(……あぁぁぁ!!! やっぱり飽きられてるぅぅぅ!!!)

◆マンネリ化の危機!!

 1ヶ月近く 「大蛇×見えざる手カンチョー芸」 を続けたクロエ。

 最初は 「伝説の芸人」 扱いだったが、
 今では 「毎回同じパターンの芸」 になってしまい、観客も慣れてしまった。

(やばい……このままだと……)

 クロエは “サーカス団のメインスター” の地位を失うかもしれない。

「団長、そろそろ新しい演目を考えないと……」

「そうだな……クロエの芸、すごいけど……毎回同じパターンじゃな……」

(いやぁぁぁ!!! 私、リストラされるのぉぉぉ!?)

◆クロエ、次の芸を考える!?

 クロエは焦りながらも、新しい芸を考えようとする。

(何か……何か新しい芸を……)

 しかし、クロエは 獣人化を解除できない。

(人間の姿に戻ったら、絶対バレる……!!)

 逃亡奴隷の身分がバレたら 即指名手配再開。

(となると、獣人のまま新しい芸をしないと……)

 クロエは頭を抱える。

(……でも、私……今の芸以外、できることないのよね……)

 そして――

「クロエ、新しい芸を考えろ。」

「えぇぇぇ!?!?」

 団長から “次の芸を考えないとリストラ” という宣告が下される。

(やばいぃぃ!!! 私、どうしたらいいのぉぉぉ!!??)
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