公爵令嬢の波瀾万丈な逃亡ライフ

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第1章

第17話 スケルトン騎士団、誕生!

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 ――クロエ・ハートフィリア、新たな決断。

 これまでの苦難(という名の羞恥プレイ)を乗り越え、クロエはついに**「スケルトンの活用計画」**を思いついた。

 

(もう……こうなったらスケルトンたちをフル活用して、完璧な生活を作るしかない!!)

 

 ・掃除、料理、洗濯 → スケルトンにやらせる(家政婦化)
 ・屋敷の護衛 → スケルトンに鎧を着せて護衛騎士化
 ・冒険にも同行 → スケルトンに武器を持たせて戦力化

 

(これで私は、もう戦わずに済む……! スケルトンに戦わせて私は後ろで指示を出せばいい!!)

 

 クロエはこうして**「スケルトン騎士団」**を結成することを決意した。

 まずは、スケルトンたちに装備を買うため、鍛冶屋へ向かった。

鍛冶屋「グロッグ鍛冶店」へ

 
 ローゼンベルクの鍛冶屋「グロッグ鍛冶店」。

 以前、クロエがマスケット銃型の魔導具を購入した店だ。

 

「おう、嬢ちゃん! また来たのか!」

 

 鍛冶屋の主人、ドワーフのグロッグがカウンターの奥から顔を出した。

 クロエは早速、本題を切り出した。

 

「今日は鎧5セットと、マスケット銃型の魔導具5丁が欲しいの。」

 

「……へ?」

 

 グロッグは、クロエの言葉を聞いて目を丸くした。

 

「お、お前、Fランク冒険者だろ!? なんでそんなガチガチの装備を買うんだ!?」

 

(そりゃ、普通のFランクが護衛5体をフル装備させようとするなんておかしいよね……)

 

 しかし、クロエは誤魔化しながら言う。

 

「まぁ、ちょっと護衛が必要になってね。信頼できる仲間を雇ったの。」

 

「……なるほどな。ま、金さえ払ってくれるなら何も言わねぇよ。」

 

 こうして、クロエはスケルトンたちのために鎧と武器を購入することになった。

スケルトン騎士団、装備を整える

 
 クロエが購入したのは以下の装備だった。

✅ フルプレートアーマー ×5
 → 全身を覆う重厚な鎧。顔部分はフルフェイスの兜で、スケルトンだとバレにくい。

✅ マスケット銃型の魔導具 ×5
 → クロエと同じドワーフ製の銃。装弾数2発、有効射程距離20m。爆炎石の弾丸を使用。

✅ 補助武器:ロングソード ×5
 → 銃の弾が尽きた時用の近接武器。シンプルで扱いやすい。

 

「おう、これでいいだろう。鎧はオーダーメイドじゃないが、十分頑丈だぜ。」

 

「ありがとう、グロッグさん!」

 

 こうして、スケルトンたちは完全武装した護衛騎士へと進化した。

◆ギルドへ、新たな依頼を受けに!

 
 クロエはスケルトン騎士団を引き連れ、冒険者ギルドへと向かった。

 街中を歩くと、道行く人々が驚いた顔をする。

 


「お、おい……あれ見ろよ……」

 

「すげぇ騎士団だな……あんなの、この街で見たことねぇぞ……」

 

(うん、めっちゃ目立ってる……!!)

 

 しかし、フルアーマーのおかげでスケルトンだとはバレていない。

 **「クロエが超強い護衛を雇った」**と思われているだけのようだった。

 

(このままギルドに行けば、私は堂々と依頼を受けられる!!)

 

◆ギルドに到着――しかし、注目の的

 
 冒険者ギルドに入った瞬間、場の空気が凍った。

 

「おい……あれ、見ろよ……」

 

「なんだあの騎士団……?」

 

「誰だあのFランク!? なんであんな重装備の護衛を連れてるんだ!??」

 

 ギルド内の冒険者たちの視線が、一斉にクロエに向いた。

 

(えっ……ちょっと待って!? なんか思ったより目立ってない!?)

 

 クロエは静かに受付へと向かい、気にしないフリをしながら依頼掲示板を確認する。

 

(よし、今回は絶対にまともな依頼を選ぶ!)

 

 しかし――

 

スッ……

 

見えざる手が、クロエの目の前で「魔獣討伐依頼」を剥がした。

 

「ちょっ!? ちょっと待って!? それは私が選んだ依頼で――」

 

ツンッ!!

 

「ぎゃあああああああ!!?」

 

 ギルド内に響き渡るクロエの悲鳴。

 またしても、カンチョーによる**「強制依頼受注」**が発動。

 

「えっ!? 何この子!? なんで悲鳴あげてるの!?」

 

「それより、あの騎士団……ヤバくね?」

 

「Fランクのレベルじゃねぇぞ、あれ……」

 

 ギルド内が騒然とする中、クロエは涙目で受付嬢に依頼書を提出した。

 

「え、えっと……この依頼、受けます……」

 

「かしこまりました!」

 

 こうして、クロエはまたもや見えざる手の策略によって「魔獣討伐」の依頼を受けることになった。

 

(どうしてこうなるのよぉぉぉぉ!!!!!)
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