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【朗報】先輩に奢ってもらってしまう
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「ぷっはぁ~!仕事終わりのコーラは身体に染みるぜぇー」
「先輩、おっさんみたいっすね」
「はー?毎回、奢られてる癖して焼き鳥食べまくる君に言われたくないです~!」
ということで、あの日無理やり居酒屋に連れられて以来、金曜日の夜こうして居酒屋で飯を食うのが定番になっていた。
いや...はい。
うん。タダ飯に負けましたね。はい。
他人の金で食う飯は嗜好だぜぇぇぇ!うぇーい!
「あ、ホルモン来たみたいだよ」
客足も多く活気のある店内は常に店員の掛け声が聞こえてくる。
でも流石に客層は仕事終わりのサラリーマンやOLが多く、俺たちみたいな高校生は見る限りいなかった。
「んんぅ””!おいひ~!」
仕事終わりで余程お腹が空いていたのか、ホルモンと白米が見る見るうちに減っていく。
バイト先ではあまり飯を食う方ではないので、この店の飯が好きと言うこともあるのだろう。
「...君はホルモン食べないの?さっきから干し芋しか手付けてなくない?」
「なんか、社会に干されたイモいヤツっていう共通項から親近感が湧いちゃって!あっ?でも、食べてるし同族嫌悪ってやつなのかな?HAHAHA」
「笑いのツボがわからないよ!?」
ちなみに俺は教室でよくわからない所で笑い、場の空気を凍らせる程度の能力を持っている。
自分もちょっぴり傷つくというデバフ付きだが、リア充たちの青春の1ページを俺色に染められたと思えば安いものだ。
げへへ、ざまあww
「...もう!わかりました!わかりましたよ!...あーん」
先輩は少し頬を紅色に染め、目を瞑りながら箸を俺の口の突っ込んできた。
ホルモンの濃紺なうまみと控えめな塩気が口いっぱいに広がる。
「...どう?おいしいしでしょ?」
「はい、めちゃくちゃ美味しいです」
これは素直にうまいとしか言わざる負えない。
ただでさえうまいホルモンにタダ飯ブーストが掛かっているのだ。
もうさ...ぶっ飛ぶよね。。。
「お~...珍しく素直じゃん!そうすれば可愛いのに」
俺が可愛い?
...まあ、世の中には虫が可愛いという好き者もいるし、その類だろう。
「ならさ、この流れで優しくて綺麗でご飯も奢ってくれるお姉さんに感謝の念を伝えてみたまえよ。いや?私は別にいいんだけどね?先輩としてね?教育と言うかね?うん」
「けっ、金さえ払えばえらいのかよ」
「唐突な辛辣!?」
「冗談です。いつもありがとうございます。本当に排便製造機の俺なんかに施しを下さる女神は千歌先輩しかいません」
「...絶妙に自虐があったけど、まあそれが君なりの愛情表現なんだよね!うん!お姉さんがこれからも奢ってあげよう!」
「ありがとうございます!」
先輩は機嫌が良いのかバシバシと俺の皿に肉を入れてきた。
まるで餌付けされている気分である。
まあ、でもよくよく考えたら動物は可愛さや商売道具として等価交換を出来ているが俺はただ消費するだけなので、施しと言うのが正しいだろう。
「所で君は兄妹とかいるの?」
「なんですか急に」
「何か君って生態が謎じゃん?こういう身の上話とかもしたことなかったし、気になっちゃって」
生態ならwikiでゴキブリと検索すれば一発だ。
ちなみにゴキブリは核戦争になっても生き残れるらしい。
へえー。
「一個下の妹がいますね」
「写真とかあったら見たいかも!」
ということで、俺はスマホを先輩に差し出した。
「わあ!めちゃくちゃ美人さんだね!」
スマホには画面には端正な顔立ちをで、メイクやその他グッズをフル装備し、だいぶ昔に染めたのか毛先が少し黒がかっている茶髪の少女がいた。
そうこのバリバリの陽キャこのが我が妹である。
あれれ?DNAさ~ん?どうしてぼくちんの時だけ仕事しなかったんですかねー
「先輩は兄妹いるんですか?」
「うん、私も一個したの妹いるよ~」
ということは同い年だろう。
「これしゃしn...」
「大丈夫です!」
「な、なんで...?拒むの!?も、もしかして私何か怒らせちゃったかな...?」
そんなの、そんなの決まっている......
「同い年でキラキラしてる人みたら劣等感で灰になりそうだからです!」
「...君はホントに崩れないよね!?」
それが俺の唯一の長所である。
一生このまま、停滞したままで居続ける。
それが俺の夢だ!
「えっへん!よく我を持ってるねってイマフレに言われます」
「誇らないでよ!...あと、今なんかさらっとめちゃくちゃ悲しいこと言わなかった...!?」
イマフレが悲しい...?
はああ!?
昔から言われているが、ストレスの原因の大半は人間関係によるものである。
つまり、イマフレが最強なのだ!(早口)
「...まあ、その方が君らしくて可愛いとは思うけどね」
「何言ってんだこいつ」
「その急に辛辣になるの何なの!?」
なんて俺たちはこの後もくだらない雑談し続け、結局午後八時に帰路についたのだった。
創作活動の励みになりますので、作品のフォロー、★よろです...!
特に★を押してくださると本当に助かります....
「先輩、おっさんみたいっすね」
「はー?毎回、奢られてる癖して焼き鳥食べまくる君に言われたくないです~!」
ということで、あの日無理やり居酒屋に連れられて以来、金曜日の夜こうして居酒屋で飯を食うのが定番になっていた。
いや...はい。
うん。タダ飯に負けましたね。はい。
他人の金で食う飯は嗜好だぜぇぇぇ!うぇーい!
「あ、ホルモン来たみたいだよ」
客足も多く活気のある店内は常に店員の掛け声が聞こえてくる。
でも流石に客層は仕事終わりのサラリーマンやOLが多く、俺たちみたいな高校生は見る限りいなかった。
「んんぅ””!おいひ~!」
仕事終わりで余程お腹が空いていたのか、ホルモンと白米が見る見るうちに減っていく。
バイト先ではあまり飯を食う方ではないので、この店の飯が好きと言うこともあるのだろう。
「...君はホルモン食べないの?さっきから干し芋しか手付けてなくない?」
「なんか、社会に干されたイモいヤツっていう共通項から親近感が湧いちゃって!あっ?でも、食べてるし同族嫌悪ってやつなのかな?HAHAHA」
「笑いのツボがわからないよ!?」
ちなみに俺は教室でよくわからない所で笑い、場の空気を凍らせる程度の能力を持っている。
自分もちょっぴり傷つくというデバフ付きだが、リア充たちの青春の1ページを俺色に染められたと思えば安いものだ。
げへへ、ざまあww
「...もう!わかりました!わかりましたよ!...あーん」
先輩は少し頬を紅色に染め、目を瞑りながら箸を俺の口の突っ込んできた。
ホルモンの濃紺なうまみと控えめな塩気が口いっぱいに広がる。
「...どう?おいしいしでしょ?」
「はい、めちゃくちゃ美味しいです」
これは素直にうまいとしか言わざる負えない。
ただでさえうまいホルモンにタダ飯ブーストが掛かっているのだ。
もうさ...ぶっ飛ぶよね。。。
「お~...珍しく素直じゃん!そうすれば可愛いのに」
俺が可愛い?
...まあ、世の中には虫が可愛いという好き者もいるし、その類だろう。
「ならさ、この流れで優しくて綺麗でご飯も奢ってくれるお姉さんに感謝の念を伝えてみたまえよ。いや?私は別にいいんだけどね?先輩としてね?教育と言うかね?うん」
「けっ、金さえ払えばえらいのかよ」
「唐突な辛辣!?」
「冗談です。いつもありがとうございます。本当に排便製造機の俺なんかに施しを下さる女神は千歌先輩しかいません」
「...絶妙に自虐があったけど、まあそれが君なりの愛情表現なんだよね!うん!お姉さんがこれからも奢ってあげよう!」
「ありがとうございます!」
先輩は機嫌が良いのかバシバシと俺の皿に肉を入れてきた。
まるで餌付けされている気分である。
まあ、でもよくよく考えたら動物は可愛さや商売道具として等価交換を出来ているが俺はただ消費するだけなので、施しと言うのが正しいだろう。
「所で君は兄妹とかいるの?」
「なんですか急に」
「何か君って生態が謎じゃん?こういう身の上話とかもしたことなかったし、気になっちゃって」
生態ならwikiでゴキブリと検索すれば一発だ。
ちなみにゴキブリは核戦争になっても生き残れるらしい。
へえー。
「一個下の妹がいますね」
「写真とかあったら見たいかも!」
ということで、俺はスマホを先輩に差し出した。
「わあ!めちゃくちゃ美人さんだね!」
スマホには画面には端正な顔立ちをで、メイクやその他グッズをフル装備し、だいぶ昔に染めたのか毛先が少し黒がかっている茶髪の少女がいた。
そうこのバリバリの陽キャこのが我が妹である。
あれれ?DNAさ~ん?どうしてぼくちんの時だけ仕事しなかったんですかねー
「先輩は兄妹いるんですか?」
「うん、私も一個したの妹いるよ~」
ということは同い年だろう。
「これしゃしn...」
「大丈夫です!」
「な、なんで...?拒むの!?も、もしかして私何か怒らせちゃったかな...?」
そんなの、そんなの決まっている......
「同い年でキラキラしてる人みたら劣等感で灰になりそうだからです!」
「...君はホントに崩れないよね!?」
それが俺の唯一の長所である。
一生このまま、停滞したままで居続ける。
それが俺の夢だ!
「えっへん!よく我を持ってるねってイマフレに言われます」
「誇らないでよ!...あと、今なんかさらっとめちゃくちゃ悲しいこと言わなかった...!?」
イマフレが悲しい...?
はああ!?
昔から言われているが、ストレスの原因の大半は人間関係によるものである。
つまり、イマフレが最強なのだ!(早口)
「...まあ、その方が君らしくて可愛いとは思うけどね」
「何言ってんだこいつ」
「その急に辛辣になるの何なの!?」
なんて俺たちはこの後もくだらない雑談し続け、結局午後八時に帰路についたのだった。
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