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第三話/非日常
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━━━━ふと、目が覚めた。
襖から差す月明かりが眩しくて、否。
単純に寝苦しくて、否。
ただなんとなく、目が覚めてしまった。
本来なら再び眠りに就くところだが、意識がすっかり覚醒してしまって、なかなか眠れそうにない。
だけど、そんなことよりも━━━━隣に絢音がいない。
トイレかと思って、三十分ほどそのまま布団で横になっているが、一向に戻ってくる気配はなし。
もしかしたら……俺は狭い家の中から庭までをくまなく探し回ったが、絢音の姿はどこにもなかった。
時刻は十二時を過ぎようとしている、外に出歩く時間帯ではないし、絢音は夜遊びをするような人間でもない。
何かしらの事情があるのかもしれないが、夜中に出歩くということはきっとなにかおかしいこと。
俺は自分も身の危険に晒されることも顧みず、護身用に錐のような先端に近付くにつれて尖った円柱型の物(持っていた覚えはないが、実家から送られてきたダンボールに入っていた)を片手に絢音を探すために家を後にした。
なにより、街には今も連続殺人事件の犯人が潜んでいるのだ。 犯人にとって人気の少ない夜、そこを一人で歩いている女というシチュエーションは、これ以上にない恰好の機会だろう。
早急に絢音を見つけなければならない。
幸い、絢音の布団にはまだ温もりが残っていた。
ならば、そこまで遠くには行っていないはず、人影の一つも見逃すものかと辺りを睨め回し、駆け足で夜の街を進んでいく。
しばらく走って、疲れて息を切らせながら歩いていると、人の話し声がしたので反射的に、そして静謐に近くにあった電柱の影に隠れる。
影からそっと覗き込むと、紺色の制服に身を包んだ二人の警察官が何かをぼそぼそと話していた。
犯行が行われているのは、全て深夜の十時頃から三時頃までの深夜帯。
そのため警察官がこうして巡回している。
二分くらい息を殺して待っていると、二人はまた二手に散っていった。
充分に肺に空気を取り込むと、再び夜の街を駆け出す。
◇
一時間ほど走ったか、流石にくたくたに疲れて、膝をつきそうになるや否や、曲がり角を曲がった先に絢音らしき黒艶の髪を肩まで伸ばし、紺色の外套を着込んだ背中を見つける。 反射的に声をかけそうになるが、抑える。
俺は彼女がどんな理由で出歩いているのか、知らないのだ。
闇雲に声をかけて、逃げられてしまっては、今の俺では追いつけそうにない。 このまま、機会を見つけるまでは尾けてよう。
それから五分ほど尾けていると、絢音が一分くらいのタイミングで忙しげに後ろを振り向いては、なにかを確認していることに気付く。
おそらく殺人事件の犯人や警官に警戒しているのだろう。
俺に尾行されているとは夢にも思わないだろうが。
再び、絢音は後ろを振り向くと今度は路地裏に入っていった。 わざわざ、こんな細い道を通る理由とは……。
俺の頭の中の疑問符が加速度的に増えていく。
彼女は路地裏まで、尾行している人間をおびき寄せて捕まえるという可能性が頭を過ぎったので、路地裏から最も近い電柱の影で彼女が出てくるのを待っていることにした。
それから一分ほどだろうか。
絢音は路地裏から頬に血液のような赤い汚れをつけて、バツの悪い顔をして出てきた。
「な━━━━━」
一体、路地裏で何があったというのだ。
絢音の後を追うことも忘れて、俺の体は一秒でも早く事実を確かめたくて路地裏へと駆けて行った。
それは暗に、彼女が連続殺人事件の犯人でない証拠を見つけるためだったのかもしれない。
夜の街を徘徊する絢音と、頬についた血痕らしきものは頭の中で勝手に照合されると「絢音が犯人なのではないか?」という疑問を生み出した。
もちろん、ありえない。 半狂乱の妄想だと思っているが、否定できる根拠があるならそれを確認したい。
疑ってしまった謝罪など、ことが済んだ後に本人にいくらでもすればいい。
路地裏に入って隅から隅までを睨め回しながら歩いたが、黒い炭化したような、触れた先からぼろと崩れる物体以外には何もなかった。 それなら、あの血痕は……。
それでも、まだ何かが。
否、絢音の殺人を否定する根拠があると思って、何か分からないものを探し続けた。
暗かったので、全部探し切れたとは言えないが、見えるものは全て確認した気がする。
もしかすると、あの血痕は見間違いだったのかもしれない。 いや、きっとそうだ。
絢音に人を殺す理由が見当たらないし、殺人現場にはいつも死体が残されている。
それでもどくどくと、痛いくらいに暴れている心臓はどう説明できよう。
単純に人間は暗いところを恐れるからだろう、と足早に立ち去って絢音の後を追おうと足を踏み出そうとすると━━━━
足が凍らされてしまったように、動かない、そうして足首がクワガタ虫の刃に挟まれているように、鋭く痛む。 逃げろ逃げろと、言うようにばくばく暴れる心臓を抑えて、足元を見る━━━━
俺の右足を厭に歪んだ、くすんだ黄色や錆色そして灰色の骨肉の剥き出しになったグロテスクな左手で掴む、肋骨と頭蓋が完全に肉の衣から露出、その他の部分は影に隠れて漆喰で塗り固められたように黒くなっている、髑髏のような化け物の姿があった。 さながら、死神のよう。
常識を覆す光景に、思考が一瞬、停止する。
こちらに向けられた頭蓋の、本来は目がある部分の空洞にはどういう原理か赤い光が灯り、右足にはぎりぎりと尋常でない力が込められる。
「な……は━━━━あ」
恐怖で喉が張り付いて、助けを求めることもできない。 俺の恐怖が増すのに比例するかのように、右足を掴む左手の力は加速度的に増していって、ついに皮を突き破り、肉に深く爪が食い込み、血が地面に伝う。 灼熱を伴う激痛を覚えるが、体温はどんどん低くなっていく。
髑髏がからからと音を立ててその頭蓋を小刻みに揺らす。
笑って、いるのだろうか。
死ぬ━━━━
そう思った刹那。
ばぁんと、何かが爆ぜるような音がして、突然、目を反射的に瞑ってしまうほどの光が夜闇を搔き消し、夜闇に隠れていた髑髏の全貌が明らかになると、まるで波に押し潰されるように衝撃で後方に吹き飛ぶ。
「ぐ、は━━━━あ」
俺も衝撃で壁に勢いよくぶつかり、肺の中の空気を一ミリ足りとも漏らさずに吐き出す。 後頭部もコンクリート製の壁にぶつかり、頭がクラクラ、目に星が舞い、鼻の奥で鉄の臭いがするが、なんとか意識は保てている。
意識が漠然とした頭で反射的に前に視線を向けると、そこにはコンクリートの粉塵の中、真っ直ぐと立つ女性のシルエットがあった。
紺色の修道服を動き易いように改良したような服。 ベールは被っていないので、修道女(シスター)には見えない。
俺より頭二個分ほど大きい身長に、厚い生地の上からでも曲線の目立つ女性的な体付き。 年の差は十前後だろうか。
横顔から伺える、ハーフのような綺麗な顔立ち、翡翠色の虹彩。 風にたなびく肩までの栗色の髪。
この少女は、一体……。
少女は翡翠色の目線を俺に向けると、地面に転がる髑髏のヒビの入った頭蓋をベルトの沢山ついている長靴で踏み抜き、完全に粉砕する。
その動作は、体重をかけたようにも思えない。
脅威的な膂力だ。
「あれ~? たしかに気絶する威力で打ったつもりなんだけどな~」
彼女の顔が俺と向かいになることで、一つの事実に気付けた。
この少女はオッドアイだ。 右目がどういった理屈か翡翠色に光っていて、もう片方の目は鳶色というより琥珀色。 こっちは光っていない。
「あなた、何者なんですか?」
首を傾げて、少女はそう言った。
襖から差す月明かりが眩しくて、否。
単純に寝苦しくて、否。
ただなんとなく、目が覚めてしまった。
本来なら再び眠りに就くところだが、意識がすっかり覚醒してしまって、なかなか眠れそうにない。
だけど、そんなことよりも━━━━隣に絢音がいない。
トイレかと思って、三十分ほどそのまま布団で横になっているが、一向に戻ってくる気配はなし。
もしかしたら……俺は狭い家の中から庭までをくまなく探し回ったが、絢音の姿はどこにもなかった。
時刻は十二時を過ぎようとしている、外に出歩く時間帯ではないし、絢音は夜遊びをするような人間でもない。
何かしらの事情があるのかもしれないが、夜中に出歩くということはきっとなにかおかしいこと。
俺は自分も身の危険に晒されることも顧みず、護身用に錐のような先端に近付くにつれて尖った円柱型の物(持っていた覚えはないが、実家から送られてきたダンボールに入っていた)を片手に絢音を探すために家を後にした。
なにより、街には今も連続殺人事件の犯人が潜んでいるのだ。 犯人にとって人気の少ない夜、そこを一人で歩いている女というシチュエーションは、これ以上にない恰好の機会だろう。
早急に絢音を見つけなければならない。
幸い、絢音の布団にはまだ温もりが残っていた。
ならば、そこまで遠くには行っていないはず、人影の一つも見逃すものかと辺りを睨め回し、駆け足で夜の街を進んでいく。
しばらく走って、疲れて息を切らせながら歩いていると、人の話し声がしたので反射的に、そして静謐に近くにあった電柱の影に隠れる。
影からそっと覗き込むと、紺色の制服に身を包んだ二人の警察官が何かをぼそぼそと話していた。
犯行が行われているのは、全て深夜の十時頃から三時頃までの深夜帯。
そのため警察官がこうして巡回している。
二分くらい息を殺して待っていると、二人はまた二手に散っていった。
充分に肺に空気を取り込むと、再び夜の街を駆け出す。
◇
一時間ほど走ったか、流石にくたくたに疲れて、膝をつきそうになるや否や、曲がり角を曲がった先に絢音らしき黒艶の髪を肩まで伸ばし、紺色の外套を着込んだ背中を見つける。 反射的に声をかけそうになるが、抑える。
俺は彼女がどんな理由で出歩いているのか、知らないのだ。
闇雲に声をかけて、逃げられてしまっては、今の俺では追いつけそうにない。 このまま、機会を見つけるまでは尾けてよう。
それから五分ほど尾けていると、絢音が一分くらいのタイミングで忙しげに後ろを振り向いては、なにかを確認していることに気付く。
おそらく殺人事件の犯人や警官に警戒しているのだろう。
俺に尾行されているとは夢にも思わないだろうが。
再び、絢音は後ろを振り向くと今度は路地裏に入っていった。 わざわざ、こんな細い道を通る理由とは……。
俺の頭の中の疑問符が加速度的に増えていく。
彼女は路地裏まで、尾行している人間をおびき寄せて捕まえるという可能性が頭を過ぎったので、路地裏から最も近い電柱の影で彼女が出てくるのを待っていることにした。
それから一分ほどだろうか。
絢音は路地裏から頬に血液のような赤い汚れをつけて、バツの悪い顔をして出てきた。
「な━━━━━」
一体、路地裏で何があったというのだ。
絢音の後を追うことも忘れて、俺の体は一秒でも早く事実を確かめたくて路地裏へと駆けて行った。
それは暗に、彼女が連続殺人事件の犯人でない証拠を見つけるためだったのかもしれない。
夜の街を徘徊する絢音と、頬についた血痕らしきものは頭の中で勝手に照合されると「絢音が犯人なのではないか?」という疑問を生み出した。
もちろん、ありえない。 半狂乱の妄想だと思っているが、否定できる根拠があるならそれを確認したい。
疑ってしまった謝罪など、ことが済んだ後に本人にいくらでもすればいい。
路地裏に入って隅から隅までを睨め回しながら歩いたが、黒い炭化したような、触れた先からぼろと崩れる物体以外には何もなかった。 それなら、あの血痕は……。
それでも、まだ何かが。
否、絢音の殺人を否定する根拠があると思って、何か分からないものを探し続けた。
暗かったので、全部探し切れたとは言えないが、見えるものは全て確認した気がする。
もしかすると、あの血痕は見間違いだったのかもしれない。 いや、きっとそうだ。
絢音に人を殺す理由が見当たらないし、殺人現場にはいつも死体が残されている。
それでもどくどくと、痛いくらいに暴れている心臓はどう説明できよう。
単純に人間は暗いところを恐れるからだろう、と足早に立ち去って絢音の後を追おうと足を踏み出そうとすると━━━━
足が凍らされてしまったように、動かない、そうして足首がクワガタ虫の刃に挟まれているように、鋭く痛む。 逃げろ逃げろと、言うようにばくばく暴れる心臓を抑えて、足元を見る━━━━
俺の右足を厭に歪んだ、くすんだ黄色や錆色そして灰色の骨肉の剥き出しになったグロテスクな左手で掴む、肋骨と頭蓋が完全に肉の衣から露出、その他の部分は影に隠れて漆喰で塗り固められたように黒くなっている、髑髏のような化け物の姿があった。 さながら、死神のよう。
常識を覆す光景に、思考が一瞬、停止する。
こちらに向けられた頭蓋の、本来は目がある部分の空洞にはどういう原理か赤い光が灯り、右足にはぎりぎりと尋常でない力が込められる。
「な……は━━━━あ」
恐怖で喉が張り付いて、助けを求めることもできない。 俺の恐怖が増すのに比例するかのように、右足を掴む左手の力は加速度的に増していって、ついに皮を突き破り、肉に深く爪が食い込み、血が地面に伝う。 灼熱を伴う激痛を覚えるが、体温はどんどん低くなっていく。
髑髏がからからと音を立ててその頭蓋を小刻みに揺らす。
笑って、いるのだろうか。
死ぬ━━━━
そう思った刹那。
ばぁんと、何かが爆ぜるような音がして、突然、目を反射的に瞑ってしまうほどの光が夜闇を搔き消し、夜闇に隠れていた髑髏の全貌が明らかになると、まるで波に押し潰されるように衝撃で後方に吹き飛ぶ。
「ぐ、は━━━━あ」
俺も衝撃で壁に勢いよくぶつかり、肺の中の空気を一ミリ足りとも漏らさずに吐き出す。 後頭部もコンクリート製の壁にぶつかり、頭がクラクラ、目に星が舞い、鼻の奥で鉄の臭いがするが、なんとか意識は保てている。
意識が漠然とした頭で反射的に前に視線を向けると、そこにはコンクリートの粉塵の中、真っ直ぐと立つ女性のシルエットがあった。
紺色の修道服を動き易いように改良したような服。 ベールは被っていないので、修道女(シスター)には見えない。
俺より頭二個分ほど大きい身長に、厚い生地の上からでも曲線の目立つ女性的な体付き。 年の差は十前後だろうか。
横顔から伺える、ハーフのような綺麗な顔立ち、翡翠色の虹彩。 風にたなびく肩までの栗色の髪。
この少女は、一体……。
少女は翡翠色の目線を俺に向けると、地面に転がる髑髏のヒビの入った頭蓋をベルトの沢山ついている長靴で踏み抜き、完全に粉砕する。
その動作は、体重をかけたようにも思えない。
脅威的な膂力だ。
「あれ~? たしかに気絶する威力で打ったつもりなんだけどな~」
彼女の顔が俺と向かいになることで、一つの事実に気付けた。
この少女はオッドアイだ。 右目がどういった理屈か翡翠色に光っていて、もう片方の目は鳶色というより琥珀色。 こっちは光っていない。
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