魔塔の魔物と呼ばれた男が心に秘めた恋を成就させるために禁書目録の管理者となった話
魔塔の図書館長に就任した若き天才フェイブラリー。BL学園時代の恋人を捨てた黒歴史が追いかけてくる。
自作品「亡国のマニフェスト」の登場人物カルアミルクの君にまつわるスピンオフ作品。
廃牢の魔物とは私のことだ
カルアは継母から逃れて
寄宿学園で私と出会った
カルアの継母……
呪い殺したい女だ
いっそ真っ赤に焼けた
鉄の靴を履かせて
躍り狂わせて死なせたい
その時、カルアは殴られたらしく鼻血を出して腕を捻り上げられていた。屈強な男たちに取り押さえられて衣服を剥ぎ取られるところだ。
カルア身にラハミーム(神の憐れみ)を願うフェイブラリーだが……
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