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噂と許し
しおりを挟むあなたに無関係の人間が
あなたに関するフェイクの噂を聞いて
あなたに腹を立てた
噂は巧く作られている
誰が知っても腹を立てる
あなたの身に覚えがなくても噂する人間は存在する
噂を聞いて腹を立てて
「懲らしめてやろうと思ったが、許してやる」
と言う者がいた
無関係の人間だ
気に入らないから懲らしめる……これを傲慢と言う
勝手に腹をたてておいて
『許してやる』……これも傲慢から出てくる
このタイプの傲慢な人は
自分の感情を正確に言えていない
正確に言うなら
「お前の噂を聞いて勝手に腹を立てたが
嫌がらせをするのは止めておく」
と言うべき処だ
此の傲慢な人は
そもそも人を許すということが
どんなことかわかっていない
許されるということは
二度と同じ問題で裁かれな立場を得るということだ
そんなちからはないだろう傲慢な人間が
嫌がらせをしようとしていたのを
思い止まっただけの話しだ
しかし
嫌がらせを止めたのだから見所はあるだろう
誰かに言われると良い
其の傲慢な人は同じ傲慢な誰かに
同じく言われると良いのだ
「お前のことも許してやろう」と
無関係な誰かに
あなたに噂を吹き込む人間に気を付けなさい
無関係な人の問題に勝手に腹をたてたが
やっつけるチャンスがありながら
「許そう』と思った時に
自分の中の門外漢の驕り高ぶりに気づいたら
其れは犯罪抑止力になる
其れは他人を『許す』ことではなく
許そうと思った自分自身に対する『許し』だ。
噂の信憑性ではなく
噂とは
聞いた者の犯罪者の性行を引き出す問題
そういう問題なのだ
聞いて腹が立つなら
思わず罪深さを露呈するものだ
無関係な人間のことで
あなたの短絡的な感情を
其の罪深さを
引き出されてはいけない
慎むことは難しいけれど
次世代に伝えなければならないことだ
巧く退け
其れが賢い選択だ
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