奴らを死刑にしたいと思っていたら集団ストーカー殺害事件が起きて誰が犯人かわからない

藤森馨髏 (ふじもりけいろ)

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懲らしめ

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ネットでサイコパス診断をやったことがあります。ほぼゼロ点でした。私はサイコパスではありません。


その診断をここに転載しても良いかどうかわからないので、内緒で簡略化して書くと、サイコパスは親の葬式に来たイケメン会いたさにたったひとりの姉の葬儀を出すというものでした。


意味わかんないですよね
姉を殺すってことです
イケメン会いたさに

姉の葬儀を出せば
来てくれると……


つい本能的に『コワッ恐ろしいっ』と退けて終わったのですが、振り返ってみると右藻田ウモダの考え方を理解する紐の先っぽになりました。



すいません。
いきなり話が変わりますけど、右藻田からかTV番組かそれとも他の何かか、花が散ることと女を繋げたイメージが入り込んで、歩道の進行方向に花が落ちていたりすると、しかもその花が首から取れた花だったりすると奇妙な胸騒ぎがしたものです。


丁度、生き別れの娘が小学生だった頃です。はっきり自覚したのは娘が中学生になっていたか、高校生か、長い期間ーおいて。不安なイメージが掠める度に、娘は宮古島だから那覇市のような悪辣な集団はいないだろうと鷹を括って安心したかったのですが、直ぐに会いに行くべきでしたよね。


不安なイメージの原因としては欠かせない右藻田という男。普通のストーカーではありません。


「勧善懲悪」


それは小説のみならず映画でもTV番組でも全てのドラマの根底に流れる思想です。


法律自体が犯罪者には「懲悪」を行うようになっていますよね。


小学生のセックスに私は関心を示しませんでした。何処の誰が小学生などとセックスするのだと。


実際にそんな大人がいたら通報ものですが、私はただの都市伝説みたいなものに振り回されたくなかったのです。


「千円あげたら喜んでいた」と聞いても私はほぼ無反応で「安いね」と答え「子供にとっては大金だ」と返されたのみ。


私にはどんな過去をバラしても通報されることなく付き合い続けることができるだろう、と思ったことでしょう。相手も私に鷹を括っていたのですね。


右藻田の話を、私の気を引きたいのだろうと関心を示さなかった私にも闇はあります。だからどんな話でも聞けたのです。


ある日、右藻田は真面目な顔で言いました。


「悪いやつを懲らしめよう」


悪いやつを懲らしめるだって……


「それならあんたが懲らしめを受けるべきだ」


私の答えに右藻田は涙をこぼしました。


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