小説ネタ集(１話完結モノ)

初体験

高校二年生の主人公ヨイチは小柄な真性受け、新入生のヨースケは大柄体躯のスポーツマンで攻めタイプ。

ヨイチは女子の話をするクラスメートとつるみながら退屈な学園生活に飽き飽きしている。

対してヨースケは14才で年上女性と初体験したが不発で終わり、ゲイだと自覚する。

野球で有名な高校を目指すも手首腱鞘炎で断念し、近場の全寮制男子校に。

そこで、三年のミムラが部長を務める映画鑑賞クラブに入部。部員はミムラとヨイチの他は部室に寄り付きもしない幽霊部員たち。そこにヨースケが加わって三名になったが、三年のミムラは受験勉強で部活リタイアする。

攻めのヨースケは早速ヨイチ先輩にそれとなく迫り始め、ヨイチはヨースケの狙いが分からずに混乱する日々が始まった。

「あの、ヨイチ先輩。このイヴンゼリクス帝国綱紀って、法律関係だろ。何が面白いの」

「あのな、ヨースケ。初代皇帝のテティオンが恐ろしいやつで、その甦りを願う神官たちも恐ろしい奴らで……待って……」

「うん、聞いているよ、ヨイチ先輩。もっと声を聞かして……」

「ヨースケ、待て、待てっ。触るな。脱がそうとするな。待て。ハウス。ハウスっ。お前っ、犬でも待てはできるぞっ」

「俺、猫なんです、ヨイチ先輩」

「待てぇぇぇ。お前、イヴンゼリクス帝国綱紀によるとだな、お前みたいな、ああっ……何で俺に跨がるんだっ」

「最近、目が悪くてヨイチ先輩の顔がハッキリ見えないんです。耳も遠くなって、ヨイチ先輩の声があんまり聞こえないから」

「嘘つけっ、こら、降りろっ。重い」

続きはあなたの妄想にお任せします。