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私の名前はアリア・エストリア。結婚する前の名前はアリア・ウェスト。侯爵家の娘で、第一王子殿下の婚約者であった。
政略結婚だと理解していたし、殿下に愛を求めるつもりはなかった。国のため、殿下を支えられる妃になろうと努力し続けた。良くも悪くもない、淡々とした殿下との関係が一変したのは、学園に入った年だった。平民として育ってきたが実は貴族の娘だったという男爵令嬢と出会った殿下は、彼女にのめりこんだ。あんなに冷静沈着だった殿下が、周りの諌める声に激昂し、理不尽な罰を与えて学園から追い出したり、男爵令嬢の要求をすべて叶えるために手段を選ばなくなった。
そして卒業を祝うパーティーで、男爵令嬢に求められるまま、私との婚約を破棄した。まったく身に覚えのない罪を着せられ、国外追放を言い渡された。
政略結婚だと理解していたし、殿下に愛を求めるつもりはなかった。国のため、殿下を支えられる妃になろうと努力し続けた。良くも悪くもない、淡々とした殿下との関係が一変したのは、学園に入った年だった。平民として育ってきたが実は貴族の娘だったという男爵令嬢と出会った殿下は、彼女にのめりこんだ。あんなに冷静沈着だった殿下が、周りの諌める声に激昂し、理不尽な罰を与えて学園から追い出したり、男爵令嬢の要求をすべて叶えるために手段を選ばなくなった。
そして卒業を祝うパーティーで、男爵令嬢に求められるまま、私との婚約を破棄した。まったく身に覚えのない罪を着せられ、国外追放を言い渡された。
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