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番外編
【BL要素含みます】アキラさん(ジェライト視点)
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アキラさんが、真っ青な顔で倒れ込む。抱き留めた俺に、現れたアルマが「入れるわよ」と声をかける。
俺が頷くと同時に、アキラさんが水泡に入った。
「このまま、そのベッドに載せていいの?」
「あぁ。頼む」
中に入っているアキラさんはまだ顔色が悪いが、このまま待つしかない。呼吸ができているか、それを、確認する。
「うまくいくといいね」
「ナディール大叔父上」
「僕が先に試しても良かったのに」
「…でも、それでは」
「そうだよね。前回のハルト君の寿命が何年だったのかは、わからないんだからね。ライト君が望む通り、30年、使えるといいね」
「ディル様、私は20年使いたいです」
「うん、残っていることを願うしかないね、マディ。ライト君、これから何日かかるかわからないけど、キミは大丈夫なのかい」
「学校には、休業届けを出してありますので。このために時間が欲しくて入学したようなものですから、別にやめてもかまいません」
「お父様とお母様にはなんて説明するの」
「この通り、事実を説明する。もう止められない。元に戻すこともできない、そんな研究はしてないんだから。止めようとしたら、アキラさんが死ぬと伝える。それでも止めようとしたら、父上を殺す」
「ライト君」
「はい」
「これは、ここだけで済ませることはできないだろう。うまく行ったら、戸籍も変える必要が出てくるだろう。カティ姉さんにも話をしておいたほうがいい」
「でも、ディル様、それでは」
「大丈夫だよ、マディ。僕もやるなんてことは言わないんだから。やる直前にカティ姉さんに言伝てるよ。安心して」
「はい、ディル様」
「ナディール大叔父上、では、」
「今日行くかい。早いほうがいいだろう。今日はカティ姉さんは特に公務は入ってない。アンジェリーナ姉さんと、サヴィオン兄さん、あとはリッツ君。関わってないことをはっきりさせるためにカイル君も呼ぼう。あと、ハルト君だね。…ライト君」
「はい」
「…リッツ君には殴らせてあげなよ。キミが痛い思いをするのは可哀想だけど、アキラ君が15歳のときから一緒にいたリッツ君からすれば憤懣やるかたないだろう」
「もちろんです」
「じゃあ、今から言伝てを出す。17時にカティ姉さんの執務室で。行くよ、マディ」
「はい。何か必要なものがあれば知らせてね、ライト」
「ありがとう、アルマ」
ナディール大叔父上はアルマを抱き上げるとスッと消えた。
俺は椅子をベッドの傍らに運び腰かける。
「アキラさん」
大好きな大好きなアキラさんがようやく俺のものになった。研究通りうまくいくかはわからない。うまくいってほしい。そのために、今まで頑張ってきた。
「栄養は入れないといけないな」
うまく行ったのに、栄養失調で死亡なんてなったらシャレにならない。調合して、アルマの水泡に入れる。
さっき抱き締めたアキラさんの感触に、カラダが熱くなる。あの匂い。早く嗅ぎたい。アキラさんの甘い肌を舐めつくしたい。
アキラさんが目覚めて、俺を拒絶したら…
その時はアキラさんと一緒に死ぬ。どちらにしても一緒だ。もう離れない。
「アキラさん」
早くその瞳で俺を見て。優しい声で「ジェライト君」って呼んで。
「アキラさん」
俺はアルマの水泡ごとアキラさんを抱き締めた。もう、逃がさない。絶対に。
アキラさんにはなんの変化も起きないまま、17時を迎えた。陛下の執務室に飛ぶ。
「ナディール、いったいなんなんだ、ただ集まれと言われても、」
「カティ姉さん、今から説明するから」
陛下の執務室に、陛下、アンジェリーナ様、サヴィオンお祖父様、リッツさん、カイルセン叔父上、ナディール大叔父上、アルマ、父上、そして俺の9人が揃う。
「まず、一番最初に言っておきたいのが、関わってるのは僕、マディ、ライト君の3人だけってこと。カイル君、ハルト君はまったく関わりがない」
「それで、」
「エカたん、その前に。おい、ジェライト」
「なんですか、リッツさん」
「おまえ、さっき部屋からアキラ連れて行ったらしいけど、どこにやったんだ」
「ジェライト?おまえ、さっき、団長に許可はとってあるって、」
「ジーク、こいつはおまえと同じなんだぞ」
「どういう意味ですか」
「ジェライトは、おまえと同じで狙ったものは絶対に手に入れるってことだよ。ジェライト、おまえは、アキラが好きなんだろ」
「そうです」
「オレは、別にそのことについてとやかく言うつもりはねぇ。好きになったのがたまたま男だったってだけだろ。ただし、無理矢理手に入れるのはダメだ。ジークみたいに卑怯な手を使うのはなしだ」
「リッツさん!?俺は卑怯な手なんて、」
「いや、卑怯だから」
「そうよ、卑怯よ」
「あんなふうにしておいて、よく言えるな、ジーク。息子ながら恥ずかしい」
「自覚がないから困る」
「僕も言いたくはないですが、卑怯ですよ、兄上」
「え!?」
「で、どこにやったんだ」
「俺の部屋です」
「…まさか、繋いでんじゃねぇだろうな」
「水泡に入ってます」
「…水泡?」
「リッツ君、その説明を今からするよ。とりあえずいまのところアキラ君は無事だ」
「いまのところってどういう意味ですか、ナディール様。アキラは俺の部下なんですよ。知ってて止めなかったんですか!」
「僕も関わってるからね」
「…早く説明してください。何をしたんですか、アキラに」
「アキラ君を若返らせるんだよ」
「…は?」
「アキラ君は今年51歳になるよね」
「そうです」
「ライト君は、今年16歳。35歳差だ」
「それはどうしようもないことですよね。それをわかってて、おまえはアキラを好きになったんだろ、ジェライト」
「そうです。でも、諦められなかったんです。アキラさんが、先に死んじゃうのが。俺より先に死んじゃうのが。そして、年齢を理由にして俺を受け入れてはくれない。だったら、それをどうにかしようと思ったんです」
「どうにかなんてならねぇだろ、自然の摂理なんだぞ!!バカ言うな!!」
「だから、3歳のときからずっと研究してきたんですよ。どうにかするために」
「…おまえ、狂ってるよ。アキラが可哀想だと思わないのか?そんな無理矢理ねじ曲げられて、あいつはどうすればいいんだよ!今すぐアキラ連れてこい!」
「今水泡から出したらアキラさんは死にますよ。それでもいいですか」
「…本当に卑怯だな、ジェライト」
「卑怯でいいです。俺はアキラさんを手に入れるためなら何でもします」
「ナディール、おまえはそれをわかっててジェライトを手伝ったのか!?」
「サヴィオン兄さん」
「なんだ!」
「ライト君は、エイベル家の人間なんだよ。自分の運命に対する執着が半端ない。兄さんだって、サフィア嬢に…義姉上に対する執着が激しいじゃない。最近、外に出さないって聞いてるよ」
「…誰からだ」
「僕は諜報部のトップだよ。隠し事はなしだ」
「サヴィオン、貴方…!」
「アンジェ、黙ってくれ。わかってる、わかってるんだが、どうしようもねぇんだよ。抑えきれねぇんだよ」
「自分がそうなんだからライト君を責める権利はないよ、サヴィオン兄さん。もちろん、ハルト君は一番権利がない。キミを見て育ったからライト君はこうなったんだ」
「え!?」
「とりあえず、話を戻せ、ナディール。ジークが悪いのは今さら言うことではない」
「叔母上!?」
「僕たちは、ようやく手に入れたんだよ、手段を。そして、ハルト君が前回自殺してくれたおかげで、その残りの寿命を使うことに辿り着いたんだ」
「お父様、それだけは感謝いたします」
「アルマ!?それだけは、って」
「だって私は、公になってないだけで犯罪者の娘なんですよ。本来なら自殺ものですわ」
「ひどい!俺は犯罪者じゃない!」
「ジークはいいから入ってくるな!話が進まん!で、もうそれを実行したということか」
「そう。ライト君が調合したお茶を飲ませた。あとは、どうなるか待つことしかできない」
「あんたら、揃いも揃って最悪だよ!こんな卑怯なヤツラが、」
「リッツ君、でももう戻せないんだ。ないことにするなら、アキラ君を殺すしかない」
「アキラの命をかけるつもりはない。このまま待ちますよ。…ジェライト」
「はい」
「アキラがもし今の状態で、死んだりしたら赦さねぇからな」
「その時は俺を殺してください。アキラさんが死んだら生きてる意味がない」
「ジェライト!おまえ、なんてこと…!」
「父上だって、母上が殺されて自殺したではありませんか!自分がやったのに、偉そうに俺に説教するのはやめてください!俺はアキラさんがいればいいんです。母上の気持ちを考えろ、とかありきたりなこと言わないでくださいよ。…もういいですか。アキラさんを見ておかないと。何かあったら困るんです。俺しか対処できない」
「…わかった、帰れ」
「エカたん!!」
「リッツ、アキラが死んだら困るだろ。今は待つしかない」
「…失礼します」
「ジェライト!絶対死なすなよ!俺は、あいつがいないと仕事にならねぇんだ!あいつの嫌みを聞かないと仕事が進まねぇんだよ!」
「死なせませんよ。当たり前じゃないですか。リッツさんにも戻しません」
何か言いかけたリッツさんを無視して、俺は部屋に飛んだ。
アキラさんはまだ何も変化がない。呼吸は大丈夫だ。
ずっとずっと一緒にいる。
「アキラさん」
好きです。あなたが。
俺が頷くと同時に、アキラさんが水泡に入った。
「このまま、そのベッドに載せていいの?」
「あぁ。頼む」
中に入っているアキラさんはまだ顔色が悪いが、このまま待つしかない。呼吸ができているか、それを、確認する。
「うまくいくといいね」
「ナディール大叔父上」
「僕が先に試しても良かったのに」
「…でも、それでは」
「そうだよね。前回のハルト君の寿命が何年だったのかは、わからないんだからね。ライト君が望む通り、30年、使えるといいね」
「ディル様、私は20年使いたいです」
「うん、残っていることを願うしかないね、マディ。ライト君、これから何日かかるかわからないけど、キミは大丈夫なのかい」
「学校には、休業届けを出してありますので。このために時間が欲しくて入学したようなものですから、別にやめてもかまいません」
「お父様とお母様にはなんて説明するの」
「この通り、事実を説明する。もう止められない。元に戻すこともできない、そんな研究はしてないんだから。止めようとしたら、アキラさんが死ぬと伝える。それでも止めようとしたら、父上を殺す」
「ライト君」
「はい」
「これは、ここだけで済ませることはできないだろう。うまく行ったら、戸籍も変える必要が出てくるだろう。カティ姉さんにも話をしておいたほうがいい」
「でも、ディル様、それでは」
「大丈夫だよ、マディ。僕もやるなんてことは言わないんだから。やる直前にカティ姉さんに言伝てるよ。安心して」
「はい、ディル様」
「ナディール大叔父上、では、」
「今日行くかい。早いほうがいいだろう。今日はカティ姉さんは特に公務は入ってない。アンジェリーナ姉さんと、サヴィオン兄さん、あとはリッツ君。関わってないことをはっきりさせるためにカイル君も呼ぼう。あと、ハルト君だね。…ライト君」
「はい」
「…リッツ君には殴らせてあげなよ。キミが痛い思いをするのは可哀想だけど、アキラ君が15歳のときから一緒にいたリッツ君からすれば憤懣やるかたないだろう」
「もちろんです」
「じゃあ、今から言伝てを出す。17時にカティ姉さんの執務室で。行くよ、マディ」
「はい。何か必要なものがあれば知らせてね、ライト」
「ありがとう、アルマ」
ナディール大叔父上はアルマを抱き上げるとスッと消えた。
俺は椅子をベッドの傍らに運び腰かける。
「アキラさん」
大好きな大好きなアキラさんがようやく俺のものになった。研究通りうまくいくかはわからない。うまくいってほしい。そのために、今まで頑張ってきた。
「栄養は入れないといけないな」
うまく行ったのに、栄養失調で死亡なんてなったらシャレにならない。調合して、アルマの水泡に入れる。
さっき抱き締めたアキラさんの感触に、カラダが熱くなる。あの匂い。早く嗅ぎたい。アキラさんの甘い肌を舐めつくしたい。
アキラさんが目覚めて、俺を拒絶したら…
その時はアキラさんと一緒に死ぬ。どちらにしても一緒だ。もう離れない。
「アキラさん」
早くその瞳で俺を見て。優しい声で「ジェライト君」って呼んで。
「アキラさん」
俺はアルマの水泡ごとアキラさんを抱き締めた。もう、逃がさない。絶対に。
アキラさんにはなんの変化も起きないまま、17時を迎えた。陛下の執務室に飛ぶ。
「ナディール、いったいなんなんだ、ただ集まれと言われても、」
「カティ姉さん、今から説明するから」
陛下の執務室に、陛下、アンジェリーナ様、サヴィオンお祖父様、リッツさん、カイルセン叔父上、ナディール大叔父上、アルマ、父上、そして俺の9人が揃う。
「まず、一番最初に言っておきたいのが、関わってるのは僕、マディ、ライト君の3人だけってこと。カイル君、ハルト君はまったく関わりがない」
「それで、」
「エカたん、その前に。おい、ジェライト」
「なんですか、リッツさん」
「おまえ、さっき部屋からアキラ連れて行ったらしいけど、どこにやったんだ」
「ジェライト?おまえ、さっき、団長に許可はとってあるって、」
「ジーク、こいつはおまえと同じなんだぞ」
「どういう意味ですか」
「ジェライトは、おまえと同じで狙ったものは絶対に手に入れるってことだよ。ジェライト、おまえは、アキラが好きなんだろ」
「そうです」
「オレは、別にそのことについてとやかく言うつもりはねぇ。好きになったのがたまたま男だったってだけだろ。ただし、無理矢理手に入れるのはダメだ。ジークみたいに卑怯な手を使うのはなしだ」
「リッツさん!?俺は卑怯な手なんて、」
「いや、卑怯だから」
「そうよ、卑怯よ」
「あんなふうにしておいて、よく言えるな、ジーク。息子ながら恥ずかしい」
「自覚がないから困る」
「僕も言いたくはないですが、卑怯ですよ、兄上」
「え!?」
「で、どこにやったんだ」
「俺の部屋です」
「…まさか、繋いでんじゃねぇだろうな」
「水泡に入ってます」
「…水泡?」
「リッツ君、その説明を今からするよ。とりあえずいまのところアキラ君は無事だ」
「いまのところってどういう意味ですか、ナディール様。アキラは俺の部下なんですよ。知ってて止めなかったんですか!」
「僕も関わってるからね」
「…早く説明してください。何をしたんですか、アキラに」
「アキラ君を若返らせるんだよ」
「…は?」
「アキラ君は今年51歳になるよね」
「そうです」
「ライト君は、今年16歳。35歳差だ」
「それはどうしようもないことですよね。それをわかってて、おまえはアキラを好きになったんだろ、ジェライト」
「そうです。でも、諦められなかったんです。アキラさんが、先に死んじゃうのが。俺より先に死んじゃうのが。そして、年齢を理由にして俺を受け入れてはくれない。だったら、それをどうにかしようと思ったんです」
「どうにかなんてならねぇだろ、自然の摂理なんだぞ!!バカ言うな!!」
「だから、3歳のときからずっと研究してきたんですよ。どうにかするために」
「…おまえ、狂ってるよ。アキラが可哀想だと思わないのか?そんな無理矢理ねじ曲げられて、あいつはどうすればいいんだよ!今すぐアキラ連れてこい!」
「今水泡から出したらアキラさんは死にますよ。それでもいいですか」
「…本当に卑怯だな、ジェライト」
「卑怯でいいです。俺はアキラさんを手に入れるためなら何でもします」
「ナディール、おまえはそれをわかっててジェライトを手伝ったのか!?」
「サヴィオン兄さん」
「なんだ!」
「ライト君は、エイベル家の人間なんだよ。自分の運命に対する執着が半端ない。兄さんだって、サフィア嬢に…義姉上に対する執着が激しいじゃない。最近、外に出さないって聞いてるよ」
「…誰からだ」
「僕は諜報部のトップだよ。隠し事はなしだ」
「サヴィオン、貴方…!」
「アンジェ、黙ってくれ。わかってる、わかってるんだが、どうしようもねぇんだよ。抑えきれねぇんだよ」
「自分がそうなんだからライト君を責める権利はないよ、サヴィオン兄さん。もちろん、ハルト君は一番権利がない。キミを見て育ったからライト君はこうなったんだ」
「え!?」
「とりあえず、話を戻せ、ナディール。ジークが悪いのは今さら言うことではない」
「叔母上!?」
「僕たちは、ようやく手に入れたんだよ、手段を。そして、ハルト君が前回自殺してくれたおかげで、その残りの寿命を使うことに辿り着いたんだ」
「お父様、それだけは感謝いたします」
「アルマ!?それだけは、って」
「だって私は、公になってないだけで犯罪者の娘なんですよ。本来なら自殺ものですわ」
「ひどい!俺は犯罪者じゃない!」
「ジークはいいから入ってくるな!話が進まん!で、もうそれを実行したということか」
「そう。ライト君が調合したお茶を飲ませた。あとは、どうなるか待つことしかできない」
「あんたら、揃いも揃って最悪だよ!こんな卑怯なヤツラが、」
「リッツ君、でももう戻せないんだ。ないことにするなら、アキラ君を殺すしかない」
「アキラの命をかけるつもりはない。このまま待ちますよ。…ジェライト」
「はい」
「アキラがもし今の状態で、死んだりしたら赦さねぇからな」
「その時は俺を殺してください。アキラさんが死んだら生きてる意味がない」
「ジェライト!おまえ、なんてこと…!」
「父上だって、母上が殺されて自殺したではありませんか!自分がやったのに、偉そうに俺に説教するのはやめてください!俺はアキラさんがいればいいんです。母上の気持ちを考えろ、とかありきたりなこと言わないでくださいよ。…もういいですか。アキラさんを見ておかないと。何かあったら困るんです。俺しか対処できない」
「…わかった、帰れ」
「エカたん!!」
「リッツ、アキラが死んだら困るだろ。今は待つしかない」
「…失礼します」
「ジェライト!絶対死なすなよ!俺は、あいつがいないと仕事にならねぇんだ!あいつの嫌みを聞かないと仕事が進まねぇんだよ!」
「死なせませんよ。当たり前じゃないですか。リッツさんにも戻しません」
何か言いかけたリッツさんを無視して、俺は部屋に飛んだ。
アキラさんはまだ何も変化がない。呼吸は大丈夫だ。
ずっとずっと一緒にいる。
「アキラさん」
好きです。あなたが。
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