65 / 110
第五章
モンタリアーノ国へ(エカテリーナ視点)
しおりを挟む
ジークが崩れ落ちる。
何が、起きた?
剣が胸に刺さったままのジークを抱えると兄上は、「モンタリアーノ国に飛ぶぞ、カティ」と言って私の返事を待たずにジークごと消えた。
混乱する頭でとりあえず兄上を追うことを決めた私の視界に、自分の手を見つめてじっとたたずむルヴィア嬢の姿が映った。
姉様の魔力を探って飛んだ先で、…姉様とカイルセンがジークにすがり付いて泣いていた。
兄上は隣に立ったまま、何も言わない。体から滲み出る覇気に、その部屋にいるモンタリアーノ国の人間は固まって動けないようだった。
「サヴィオン、いったいどういうことなの!?」
怒りの形相で兄上を睨み付ける姉様の体からは怒気がふくれあがっている。その隣でカイルセンは、ジークをゆさぶり、「兄上!兄上!目を開けてください、兄上!」と泣き叫んでいた。
ジークはピクリとも動かない。
すると、ようやくこの部屋の主であるクズが、「いったいなんなんだ…っ」と怒鳴ったが、兄上の視線を受けてすぐに下を向いた。
「ジークは、自殺した」
その言葉に驚いて兄上を見ると、「黙ってろ」と口だけを動かす。
「自殺?自殺ですって!?そんなわけないじゃない、あんなに、あんなに喜んでいたのに…っ」
掴みかかる姉様をそのままに、「だからだ」と言うと、兄上はクズに目を向けた。
「おい、あんた」
「な、」
「俺はアンジェリーナの弟、サヴィオン・エイベルだ」
と言ったあとに、貴様になんぞ名乗るのももったいないがな、と吐き捨てた。
「なんだと…っ」
「あんたさぁ、」
兄上はツカツカとクズに近づくと襟を掴み上げた。
「ひ…っ」
たまらず悲鳴をあげるクズの足元が床から離れる。
「ジークが帰ってくるように、婚約者を勝手に選定したらしいな?」
「え、」
姉様が、キッとクズを睨み付ける。
「本当なの!?答えて!」
「何が悪い!さっさと帰ってきて、僕の補佐をするべきなのにいつまでも遊び歩きやがって!
コリンズ公爵の娘だぞ、落ちこぼれのあいつにはもったいなすぎる相手だろうが!ありがたく思え!」
周りを見ると、明らかに嫌そうな顔をした男がいる。あれがコリンズ公爵なのだろう。
「ジークはな、好いた女がいたんだ」
「だからなんだ、そんなの妾にでもすればいいだろう!次期国王なんだから、何人でも妾を作ればいいじゃないか!子どもを作るのは王族の義務だ!」
「あいつは、あんたと違って下半身でモノを考えられないんだよ、まともだからな」
いや、変質者ですけどね、ルヴィア嬢に関してはという突っ込みは自分だけの胸に留める。
「愛しい女を裏切るのはイヤだと、…自ら命を絶ったんだよ」
姉様は驚愕に目を見開くと、怒りを滲ませた目でクズを睨み付けた。
「あなた」
「なんだ…っ」
姉様は、クズを水泡に入れると、「ジークの苦しみを思いしれ」と言って、コリンズ公爵に向かい、「宰相」と言った。
「王妃陛下」
スッと頭を下げる男に、「承認はとれたわよね?」と言った。
「はい。すでに、お子様もお生まれですので…同い年の皇子が5人も」
まぁ、男児ばかりなんて優秀ねぇ~と言った姉様は、水泡を割った。
ゲホゲホむせりながら涙目で「おまえ…っ」と睨み付けるクズに、「息できたわね?」と言うと、また水泡に入れる。
「じゃあ、これで離縁は成立ね。お世話になりました」
「いえ、」
姉様はまた水泡を割り、むせるクズを踏みつけた。
「じゃ、そういうわけで。お幸せに、人殺しの国王陛下…あ、違ったわ」
そう言うと、蹴り飛ばして雷撃を喰らわせた。ずぶ濡れのお陰でさぞや通りがいいだろう。
ピクピク動くクズを心底嫌そうに見ると、「我が子殺しの能無し屑野郎」と言って、ジークの元に駆け寄る。
カイルセンは、ジークが動かないのを目の当たりにし呆然と座っていたが、姉様がジークを抱き上げて泣き出すとスクッと立ち上がりクズの元に歩いて行った。
「カ、カイル…!今日からはおまえが皇太子だ、嬉しいだろ?」
ありがたく思え!と笑うクズの、…顔を、踏みつけた。
「ギャッ」
「おい、腐れ野郎」
カイルセンの顔は怒りで真っ赤になっていた。
「ぼくが大人しくしてたのは、兄上のためだ。兄上が国王になったとき、少しでも手助けしたくて、モンタリアーノ国にいようと思っていたが、」
グリグリと顔を踏みつけ、「もうこんな国に用はない。兄上がいなければ意味がないんだ」とポツリと呟いた。
「お、おまえは、」
「出て行けるよ。ね、宰相」
コリンズ公爵を見据えるカイルセンの瞳に耐えきれなくなったのか、コリンズ公爵は目を反らし「カイルセン様の離脱も承認済みです」と言った。
「兄上がいれば、その承認も使うつもりなかったけど。もういないからね。貴様が殺したから。兄上を」
カイルセンはそう言ってクズの顎を蹴り上げた。いつの間に重力操作ができるようになったのか、6歳の蹴りではあり得ない距離を吹っ飛ばした。
「兄上…」
ボロボロと涙をこぼすと、「行きましょう、母上」と言って、ジークの体を持ち上げスッと消えた。
姉様は、兄上を睨み付けると、「貴方も赦さないわよ、サヴィオン。貴方の力ならジークを止められたはずなのに…っ」と嗚咽を洩らしながら消えた。
「モンタリアーノ国の宰相は、あんたか?」
兄上が呼び掛けると、コリンズ公爵はビクッとしながらも姿勢をただし、「左様です」と言って兄上を見た。
「とりあえず、なんて言っていいのかわからねぇが、邪魔したな」
と言って軽く頭を下げると、吹っ飛ばされて動かないクズの元に歩いていく。
そして何やら唱えると、…クズの左頬に、黒い稲妻のような模様が浮かび上がった。
「宰相さん、こっちにきてくれ。カティ、おまえも…そこにいる、あんたたちもきてくれ」と手招きする。
部屋にいるモンタリアーノ国の人間が恐る恐る近づくと、兄上は足でクズの顔を差して言った。
「これは、俺がかけた従属魔法だ」
「従属、魔法…?」
宰相が呟くと、「一国の主にこんなことするべきじゃねぇんだが、こいつだけは信用ならねぇからな」と言って、宰相に、「さっきの承認書を出してくれ」と言った。
宰相から書類を受けとると、兄上は、ほんのすこし、書類のはじを破いた。
「ギャッ」
途端、クズの顔にある模様から炎があがる。
青ざめる面々を見て、「この書類に何かあったら、こいつがこうなる。理解できたか?」と言った。
コクコクと蒼白な顔で頷く面々を満足そうに見ると、「今のは試しだから、サービスで治してやる」と言って、クズの顔の火傷を治した。
「あんたもわかったか?」
「こ、こんなことして…っ」
と喚くクズに、「ああ、そうそう」と言うと、髪の毛を掴み上げた。
「もし、あんたがカーディナル魔法国を侵略しようとした場合も同じことが起こるぜ」
「、でたらめを、」
「でたらめかどうかやってみろや。ついでに、オメーが関わってなくても、カーディナル魔法国に何かが起きたら顔、燃えるからな」
パッと手を離して立ち上がると、「じゃ、そういうことなんで」と言って、「…アンジェに怒られに帰るかぁ」と消えた。
独り残された私は、待ち受ける姉上の詰問を思い憂鬱な気持ちになる。いくら友好国だとは言え、今後は関係性がどうなるかわからないモンタリアーノ国にカーディナル魔法国のトップを置き去りにするなんて、まったく…姉様も兄上も…!!
愚痴りながらカーディナルに飛ぼうとすると、「女王陛下、お待ちください!!」とコリンズ公爵が私の腕を掴んだ。
何が、起きた?
剣が胸に刺さったままのジークを抱えると兄上は、「モンタリアーノ国に飛ぶぞ、カティ」と言って私の返事を待たずにジークごと消えた。
混乱する頭でとりあえず兄上を追うことを決めた私の視界に、自分の手を見つめてじっとたたずむルヴィア嬢の姿が映った。
姉様の魔力を探って飛んだ先で、…姉様とカイルセンがジークにすがり付いて泣いていた。
兄上は隣に立ったまま、何も言わない。体から滲み出る覇気に、その部屋にいるモンタリアーノ国の人間は固まって動けないようだった。
「サヴィオン、いったいどういうことなの!?」
怒りの形相で兄上を睨み付ける姉様の体からは怒気がふくれあがっている。その隣でカイルセンは、ジークをゆさぶり、「兄上!兄上!目を開けてください、兄上!」と泣き叫んでいた。
ジークはピクリとも動かない。
すると、ようやくこの部屋の主であるクズが、「いったいなんなんだ…っ」と怒鳴ったが、兄上の視線を受けてすぐに下を向いた。
「ジークは、自殺した」
その言葉に驚いて兄上を見ると、「黙ってろ」と口だけを動かす。
「自殺?自殺ですって!?そんなわけないじゃない、あんなに、あんなに喜んでいたのに…っ」
掴みかかる姉様をそのままに、「だからだ」と言うと、兄上はクズに目を向けた。
「おい、あんた」
「な、」
「俺はアンジェリーナの弟、サヴィオン・エイベルだ」
と言ったあとに、貴様になんぞ名乗るのももったいないがな、と吐き捨てた。
「なんだと…っ」
「あんたさぁ、」
兄上はツカツカとクズに近づくと襟を掴み上げた。
「ひ…っ」
たまらず悲鳴をあげるクズの足元が床から離れる。
「ジークが帰ってくるように、婚約者を勝手に選定したらしいな?」
「え、」
姉様が、キッとクズを睨み付ける。
「本当なの!?答えて!」
「何が悪い!さっさと帰ってきて、僕の補佐をするべきなのにいつまでも遊び歩きやがって!
コリンズ公爵の娘だぞ、落ちこぼれのあいつにはもったいなすぎる相手だろうが!ありがたく思え!」
周りを見ると、明らかに嫌そうな顔をした男がいる。あれがコリンズ公爵なのだろう。
「ジークはな、好いた女がいたんだ」
「だからなんだ、そんなの妾にでもすればいいだろう!次期国王なんだから、何人でも妾を作ればいいじゃないか!子どもを作るのは王族の義務だ!」
「あいつは、あんたと違って下半身でモノを考えられないんだよ、まともだからな」
いや、変質者ですけどね、ルヴィア嬢に関してはという突っ込みは自分だけの胸に留める。
「愛しい女を裏切るのはイヤだと、…自ら命を絶ったんだよ」
姉様は驚愕に目を見開くと、怒りを滲ませた目でクズを睨み付けた。
「あなた」
「なんだ…っ」
姉様は、クズを水泡に入れると、「ジークの苦しみを思いしれ」と言って、コリンズ公爵に向かい、「宰相」と言った。
「王妃陛下」
スッと頭を下げる男に、「承認はとれたわよね?」と言った。
「はい。すでに、お子様もお生まれですので…同い年の皇子が5人も」
まぁ、男児ばかりなんて優秀ねぇ~と言った姉様は、水泡を割った。
ゲホゲホむせりながら涙目で「おまえ…っ」と睨み付けるクズに、「息できたわね?」と言うと、また水泡に入れる。
「じゃあ、これで離縁は成立ね。お世話になりました」
「いえ、」
姉様はまた水泡を割り、むせるクズを踏みつけた。
「じゃ、そういうわけで。お幸せに、人殺しの国王陛下…あ、違ったわ」
そう言うと、蹴り飛ばして雷撃を喰らわせた。ずぶ濡れのお陰でさぞや通りがいいだろう。
ピクピク動くクズを心底嫌そうに見ると、「我が子殺しの能無し屑野郎」と言って、ジークの元に駆け寄る。
カイルセンは、ジークが動かないのを目の当たりにし呆然と座っていたが、姉様がジークを抱き上げて泣き出すとスクッと立ち上がりクズの元に歩いて行った。
「カ、カイル…!今日からはおまえが皇太子だ、嬉しいだろ?」
ありがたく思え!と笑うクズの、…顔を、踏みつけた。
「ギャッ」
「おい、腐れ野郎」
カイルセンの顔は怒りで真っ赤になっていた。
「ぼくが大人しくしてたのは、兄上のためだ。兄上が国王になったとき、少しでも手助けしたくて、モンタリアーノ国にいようと思っていたが、」
グリグリと顔を踏みつけ、「もうこんな国に用はない。兄上がいなければ意味がないんだ」とポツリと呟いた。
「お、おまえは、」
「出て行けるよ。ね、宰相」
コリンズ公爵を見据えるカイルセンの瞳に耐えきれなくなったのか、コリンズ公爵は目を反らし「カイルセン様の離脱も承認済みです」と言った。
「兄上がいれば、その承認も使うつもりなかったけど。もういないからね。貴様が殺したから。兄上を」
カイルセンはそう言ってクズの顎を蹴り上げた。いつの間に重力操作ができるようになったのか、6歳の蹴りではあり得ない距離を吹っ飛ばした。
「兄上…」
ボロボロと涙をこぼすと、「行きましょう、母上」と言って、ジークの体を持ち上げスッと消えた。
姉様は、兄上を睨み付けると、「貴方も赦さないわよ、サヴィオン。貴方の力ならジークを止められたはずなのに…っ」と嗚咽を洩らしながら消えた。
「モンタリアーノ国の宰相は、あんたか?」
兄上が呼び掛けると、コリンズ公爵はビクッとしながらも姿勢をただし、「左様です」と言って兄上を見た。
「とりあえず、なんて言っていいのかわからねぇが、邪魔したな」
と言って軽く頭を下げると、吹っ飛ばされて動かないクズの元に歩いていく。
そして何やら唱えると、…クズの左頬に、黒い稲妻のような模様が浮かび上がった。
「宰相さん、こっちにきてくれ。カティ、おまえも…そこにいる、あんたたちもきてくれ」と手招きする。
部屋にいるモンタリアーノ国の人間が恐る恐る近づくと、兄上は足でクズの顔を差して言った。
「これは、俺がかけた従属魔法だ」
「従属、魔法…?」
宰相が呟くと、「一国の主にこんなことするべきじゃねぇんだが、こいつだけは信用ならねぇからな」と言って、宰相に、「さっきの承認書を出してくれ」と言った。
宰相から書類を受けとると、兄上は、ほんのすこし、書類のはじを破いた。
「ギャッ」
途端、クズの顔にある模様から炎があがる。
青ざめる面々を見て、「この書類に何かあったら、こいつがこうなる。理解できたか?」と言った。
コクコクと蒼白な顔で頷く面々を満足そうに見ると、「今のは試しだから、サービスで治してやる」と言って、クズの顔の火傷を治した。
「あんたもわかったか?」
「こ、こんなことして…っ」
と喚くクズに、「ああ、そうそう」と言うと、髪の毛を掴み上げた。
「もし、あんたがカーディナル魔法国を侵略しようとした場合も同じことが起こるぜ」
「、でたらめを、」
「でたらめかどうかやってみろや。ついでに、オメーが関わってなくても、カーディナル魔法国に何かが起きたら顔、燃えるからな」
パッと手を離して立ち上がると、「じゃ、そういうことなんで」と言って、「…アンジェに怒られに帰るかぁ」と消えた。
独り残された私は、待ち受ける姉上の詰問を思い憂鬱な気持ちになる。いくら友好国だとは言え、今後は関係性がどうなるかわからないモンタリアーノ国にカーディナル魔法国のトップを置き去りにするなんて、まったく…姉様も兄上も…!!
愚痴りながらカーディナルに飛ぼうとすると、「女王陛下、お待ちください!!」とコリンズ公爵が私の腕を掴んだ。
99
お気に入りに追加
8,285
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる