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番外編~結婚生活編
26※後半R18
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撫子さんが転移魔術でソルマーレ国に送ると言い張ったが、龍彦さんが「あたしが着いていくからぁ、大丈夫よぅ」と説得してくれて、朱雀州の港まで送ってもらう。
撫子さんは一度消えると、英樹さんと織部さんを連れてきた。…また、そんな簡単に…。いいんだろうか…。
「ソフィアさん、またぜひ来てくださいね。わたくしもそのうちソルマーレ国にお邪魔させていただきます、アリスちゃんにもまた会いたいですし…」
うっとりする英樹さんに、
「父上、ロリコンかと誤解を受けるような発言はおやめください。…ソフィアさん、俺もそのうち行くよ。下着事業、楽しみにしてるから。藤乃が10月には赤ん坊が生まれるし、そうしたら顔を見に来てやってくれ。朝霧のとこも、9月に生まれる予定だろ?気をつけてな。龍彦、くれぐれも頼むぞ。ギデオンさんにジャポン皇国を潰されるわけにはいかないからな」
…もう何も言えない。
3人に見送られて龍彦さんと船に乗る。
「そう言えば聞けなかったんですけど、撫子さんと蘇芳さんは仲直りできたんでしょうか」
「ええ、そりゃあもう、頑張ったからねぇ、蘇芳ちゃん!撫子ちゃんも懐妊しちゃうかもよぉ~」
ニヤニヤする龍彦さんの言葉に、詳しく聞こうという気持ちは消滅した。
「ソフィアちゃんの結婚式には、あたしも行くからね、蘇芳ちゃんの付き添い…ん、間違えた、護衛で☆」
付き添い、って、保護者みたいな…。
はぁ~、ソフィアちゃんの花嫁姿楽しみぃ!ドレスは何着くらい着るの?白は当たり前だけどぉ、形を変えて2着白を着てもいいかもね、あとはギデオンちゃんの好きな紫でしょ、ピンクも似合うだろうし、瞳に合わせて緑も…ギデオンちゃんの瞳の色、青はもちろん外せないわよね!背中が見えてももちろんキレイなんだけど、ギデオンちゃんがそのデザインは許さないわよねぇ…なんなら友好の証に和装もどうかしら?陛下が喜んでプレゼントしちゃうわよぅ。ついでに王妃陛下とアリスちゃん、オリヴィアちゃんにも和服を…その前にソルマーレ国の侍女に着付けを習わせないとダメだわね、あたしがやってあげてもいいんだけどぉ、ラインハルトちゃんに睨み殺されそうだからやめておくわぁ。ギデオンちゃんとおんなじ匂いがするものぉ。
と捲し立てられた私は、現実逃避をする理性に勝てず、また寝落ちしてしまった。昨日からどれだけ寝てるんだろう。
まもなくソルマーレ国の港、というところでハッ、と覚醒する。龍彦さんに頭を撫で撫でされていた。
「おはよう、ソフィアちゃん。顔洗ってらっしゃいよ、もうすぐ着いちゃうからぁ」
龍彦さんに促され、身だしなみを整える。龍彦さんはいつも通りの顔だ。
「あたしはこのまま船で帰るから。ソルマーレ国には降り立てないでしょ、まだ手続きとかの枠組みできてないし」
そう言うと龍彦さんはフワリ、と微笑んだ。
「ソフィアちゃん、会えて良かったわ。また遊びに来てちょうだいね、楽しみに待ってるから」
「私もです。いろいろお世話になりました」
「撫子ちゃんに伝えてもらったから、ギデオンちゃんが迎えに来てるからねぇ、心配しなくて大丈夫よ☆」
…いつの間に。
船から降り立つと、悪魔が馬車の前で仁王立ちしていた。
「…フィー。ずいぶん遅かったですね」
…そうは言っても、まだ4日目だよね、悪魔が帰ってから。
なんて答えたものか悩んでいると、無表情の悪魔は私を横抱きにし馬車に乗り込んだ。ドアが閉まると同時に噛みつくように口づけられる。
舌をグゥッと差し込まれ、絡めとられた私の舌は痛いくらいに吸い上げられ口の端から涎が零れる。
まったく離してくれず息が苦しい。必死に押し戻そうとすると、ようやく離してくれた。
「フィーがいない間、文句を言わせない量の仕事を片付けましたので、今から離宮に籠ります。明後日までは外に出しませんよ、フィー」
「え、待って、」
「いいえ、待ちません。今からフィーのカラダを全部点検します」
「点検って、私、」
「フィーが浮気してないなんてことはわかってます!フィーのカラダを確かめたいんです!もう何日も抱いてないんですよ、わたくしの我慢も限界です!」
悪魔はそう叫ぶと、「フィー、触って」と自分の昂りを取り出した。
「ギ、ギデオンさん、まだ明るいんだよ、」
「見て見ぬふりをするのも家臣の役目です。挿入まではしませんから、安心してください。…フィー、お願いです、触って、もう我慢できない」
悪魔の手に導かれるようにして触れた悪魔のモノは、張り裂けんばかりの硬さだった。
「はあ…気持ちいい、フィー…。フィー、キスしてください。ね、お願いです」
切なそうな瞳で見つめられ、とたんに胸の鼓動が激しくなる。ゆるゆると手でしごくと、「ん…っ」と悪魔が吐息を洩らす。その形のいい唇に、そっと口づける。
悪魔の手が、私の足の間に伸びてくる。
「フィー、着いたらすぐに挿入れたい。ここで、準備していいですよね…下着、はずしますよ」
「ギデオンさん、待って、陛下に挨拶…っ」
「父上には許可を取りました。アリスとオリヴィアに邪魔されたくないので、フィーは明後日帰ってくることになってますから。挨拶は明後日で大丈夫です。…フィー、ここ、まだ尖ってませんね。でも濡れてる…わたくしのを触って、興奮してきましたか?フィー、可愛い…たくさんたくさん触りたかった…ここではだけると見えてしまうので我慢しますね、おっぱいは。着いたらたくさん舐めます。下着は、わたくしが持っていてあげますからね」
悪魔は私の足から外した下着をポケットに突っ込み、指をニュルニュル動かしはじめた。
「ほら、わかりますか?ここ…浅いところ、びしょ濡れですよ。中は、どうですかね…」
「あ…っ、んんぅっ!」
いきなり指を3本挿入され、叫びそうになった私の口を悪魔が塞ぐ。そのままの状態で出し入れされ、グチュグチュと卑猥な音が車内に響き恥ずかしくなる。
「ギデオンさん、あ、や、恥ずかし、」
「大丈夫ですよ、フィーが声を出すのを我慢すればいいんです。…フィー、手が止まってますよ、わたくしも気持ちよくしてください」
声じゃない、音ぉ!と突っ込みたいが、カラダを襲う気持ちよさに何も考えられなくなってくる。
「フィー、気持ちいいです…あ、キュウキュウしてきましたね、イキそうですか?フィー、可愛い…ほら、イって…この服、もう着れませんね、フィーのヌルヌルが染み込んじゃって、イヤらしい匂いがしちゃいますから。他の男に気づかれたら大変だ…あ、フィー、わたくしも…っ、イキそうです…っ、フィーのスカートに出しますね、あ、あっ、出るっ」
ビクビクと痙攣する様が手に伝わり、熱い液体で手が犯される。出したのにまだ硬さを失わない悪魔の昂りに胸がキュンキュンした私は、体勢を変えその熱を口に含んだ。
「…っ、フィー…っ!あ、ああっ、き、気持ちいい、っ、フィー、あ、だ、ダメです、また…っ、まっ、待って…っ」
そう言えば口でするのは初めてかも、とぼんやりしていた私の口に熱い液体が迸った。
撫子さんは一度消えると、英樹さんと織部さんを連れてきた。…また、そんな簡単に…。いいんだろうか…。
「ソフィアさん、またぜひ来てくださいね。わたくしもそのうちソルマーレ国にお邪魔させていただきます、アリスちゃんにもまた会いたいですし…」
うっとりする英樹さんに、
「父上、ロリコンかと誤解を受けるような発言はおやめください。…ソフィアさん、俺もそのうち行くよ。下着事業、楽しみにしてるから。藤乃が10月には赤ん坊が生まれるし、そうしたら顔を見に来てやってくれ。朝霧のとこも、9月に生まれる予定だろ?気をつけてな。龍彦、くれぐれも頼むぞ。ギデオンさんにジャポン皇国を潰されるわけにはいかないからな」
…もう何も言えない。
3人に見送られて龍彦さんと船に乗る。
「そう言えば聞けなかったんですけど、撫子さんと蘇芳さんは仲直りできたんでしょうか」
「ええ、そりゃあもう、頑張ったからねぇ、蘇芳ちゃん!撫子ちゃんも懐妊しちゃうかもよぉ~」
ニヤニヤする龍彦さんの言葉に、詳しく聞こうという気持ちは消滅した。
「ソフィアちゃんの結婚式には、あたしも行くからね、蘇芳ちゃんの付き添い…ん、間違えた、護衛で☆」
付き添い、って、保護者みたいな…。
はぁ~、ソフィアちゃんの花嫁姿楽しみぃ!ドレスは何着くらい着るの?白は当たり前だけどぉ、形を変えて2着白を着てもいいかもね、あとはギデオンちゃんの好きな紫でしょ、ピンクも似合うだろうし、瞳に合わせて緑も…ギデオンちゃんの瞳の色、青はもちろん外せないわよね!背中が見えてももちろんキレイなんだけど、ギデオンちゃんがそのデザインは許さないわよねぇ…なんなら友好の証に和装もどうかしら?陛下が喜んでプレゼントしちゃうわよぅ。ついでに王妃陛下とアリスちゃん、オリヴィアちゃんにも和服を…その前にソルマーレ国の侍女に着付けを習わせないとダメだわね、あたしがやってあげてもいいんだけどぉ、ラインハルトちゃんに睨み殺されそうだからやめておくわぁ。ギデオンちゃんとおんなじ匂いがするものぉ。
と捲し立てられた私は、現実逃避をする理性に勝てず、また寝落ちしてしまった。昨日からどれだけ寝てるんだろう。
まもなくソルマーレ国の港、というところでハッ、と覚醒する。龍彦さんに頭を撫で撫でされていた。
「おはよう、ソフィアちゃん。顔洗ってらっしゃいよ、もうすぐ着いちゃうからぁ」
龍彦さんに促され、身だしなみを整える。龍彦さんはいつも通りの顔だ。
「あたしはこのまま船で帰るから。ソルマーレ国には降り立てないでしょ、まだ手続きとかの枠組みできてないし」
そう言うと龍彦さんはフワリ、と微笑んだ。
「ソフィアちゃん、会えて良かったわ。また遊びに来てちょうだいね、楽しみに待ってるから」
「私もです。いろいろお世話になりました」
「撫子ちゃんに伝えてもらったから、ギデオンちゃんが迎えに来てるからねぇ、心配しなくて大丈夫よ☆」
…いつの間に。
船から降り立つと、悪魔が馬車の前で仁王立ちしていた。
「…フィー。ずいぶん遅かったですね」
…そうは言っても、まだ4日目だよね、悪魔が帰ってから。
なんて答えたものか悩んでいると、無表情の悪魔は私を横抱きにし馬車に乗り込んだ。ドアが閉まると同時に噛みつくように口づけられる。
舌をグゥッと差し込まれ、絡めとられた私の舌は痛いくらいに吸い上げられ口の端から涎が零れる。
まったく離してくれず息が苦しい。必死に押し戻そうとすると、ようやく離してくれた。
「フィーがいない間、文句を言わせない量の仕事を片付けましたので、今から離宮に籠ります。明後日までは外に出しませんよ、フィー」
「え、待って、」
「いいえ、待ちません。今からフィーのカラダを全部点検します」
「点検って、私、」
「フィーが浮気してないなんてことはわかってます!フィーのカラダを確かめたいんです!もう何日も抱いてないんですよ、わたくしの我慢も限界です!」
悪魔はそう叫ぶと、「フィー、触って」と自分の昂りを取り出した。
「ギ、ギデオンさん、まだ明るいんだよ、」
「見て見ぬふりをするのも家臣の役目です。挿入まではしませんから、安心してください。…フィー、お願いです、触って、もう我慢できない」
悪魔の手に導かれるようにして触れた悪魔のモノは、張り裂けんばかりの硬さだった。
「はあ…気持ちいい、フィー…。フィー、キスしてください。ね、お願いです」
切なそうな瞳で見つめられ、とたんに胸の鼓動が激しくなる。ゆるゆると手でしごくと、「ん…っ」と悪魔が吐息を洩らす。その形のいい唇に、そっと口づける。
悪魔の手が、私の足の間に伸びてくる。
「フィー、着いたらすぐに挿入れたい。ここで、準備していいですよね…下着、はずしますよ」
「ギデオンさん、待って、陛下に挨拶…っ」
「父上には許可を取りました。アリスとオリヴィアに邪魔されたくないので、フィーは明後日帰ってくることになってますから。挨拶は明後日で大丈夫です。…フィー、ここ、まだ尖ってませんね。でも濡れてる…わたくしのを触って、興奮してきましたか?フィー、可愛い…たくさんたくさん触りたかった…ここではだけると見えてしまうので我慢しますね、おっぱいは。着いたらたくさん舐めます。下着は、わたくしが持っていてあげますからね」
悪魔は私の足から外した下着をポケットに突っ込み、指をニュルニュル動かしはじめた。
「ほら、わかりますか?ここ…浅いところ、びしょ濡れですよ。中は、どうですかね…」
「あ…っ、んんぅっ!」
いきなり指を3本挿入され、叫びそうになった私の口を悪魔が塞ぐ。そのままの状態で出し入れされ、グチュグチュと卑猥な音が車内に響き恥ずかしくなる。
「ギデオンさん、あ、や、恥ずかし、」
「大丈夫ですよ、フィーが声を出すのを我慢すればいいんです。…フィー、手が止まってますよ、わたくしも気持ちよくしてください」
声じゃない、音ぉ!と突っ込みたいが、カラダを襲う気持ちよさに何も考えられなくなってくる。
「フィー、気持ちいいです…あ、キュウキュウしてきましたね、イキそうですか?フィー、可愛い…ほら、イって…この服、もう着れませんね、フィーのヌルヌルが染み込んじゃって、イヤらしい匂いがしちゃいますから。他の男に気づかれたら大変だ…あ、フィー、わたくしも…っ、イキそうです…っ、フィーのスカートに出しますね、あ、あっ、出るっ」
ビクビクと痙攣する様が手に伝わり、熱い液体で手が犯される。出したのにまだ硬さを失わない悪魔の昂りに胸がキュンキュンした私は、体勢を変えその熱を口に含んだ。
「…っ、フィー…っ!あ、ああっ、き、気持ちいい、っ、フィー、あ、だ、ダメです、また…っ、まっ、待って…っ」
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