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番外編~結婚生活編
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港に着くと、なんと織部さんが立っていた。
「ソフィアさん、いらっしゃい」
「織部さん、ご無沙汰しております…朱雀州知事がわざわざ、」
「ソフィアさんもソルマーレ国の王太子妃なんだよ。俺が来るのは当然でしょ。…初めまして、ジャポン皇国朱雀州知事の拝田織部と申します」
私の後ろに立つ双子王子はさっと前に立つと、
「ソルマーレ国より参りました、ディーン・エヴァンスです」
「同じくゼイン・エヴァンスです。お会いできて光栄です」
と握手を交わしていた。
「ようこそ。俺のことは、織部と呼んでくれ。ソフィアさん、ギデオンさんは?」
「…留守番です」
織部さんはニヤニヤすると、「よく彼らと同行許したね、あの嫉妬の鬼が」と面白そうに笑った後、
「まあ俺も、藤乃に関してはギデオンさんのことを言ってられないけどな」
「藤乃さん、体調どうですか?」
織部さんに馬車にエスコートされ乗り込む。
「おかげさまで、今のところ体調はいいみたいだ。ただ、腹が出てきて風呂とか大変そうでな。心配だから、毎回一緒に入ってるんだ。髪を洗うのも慣れてきたんだぜ」
「織部様は、奥様の髪の毛を洗ってあげているのですか?」
ゼイン王子がびっくりしたように聞く。
「ああ。なんていうか…なんでも、やってやりたくてな。髪の毛を洗うのも、完全に俺の自己満足みたいなもんなんだけど、なんか楽しくてな。…結婚できて、本当に幸せだよ」
くしゃり、と破顔した織部さんからは藤乃さんへの深い愛情が伝わってくる。
「…幸せ」
ディーン王子がポツリと呟いたのを聞いて、織部さんは目を向けた。
「あんたたちは…あ、失礼。貴方たちは、結婚は?」
「僕たちは、まだ学生の身でして」
織部さんは、「そうか、兄のギデオンさんも今年20歳だもんな」と頷いたあと、
「俺はね。朱雀州知事…今の皇帝の子どもとして生まれたんだけど、事情があって白虎州にいたんだ。一緒に育った白虎州知事の子どもらは次々婚約者が決まったんだけど、俺は決めてもらえなくてね。なんでかな、なんて思い悩んだこともあったけど…藤乃を見つけたときに、ああ、この女に出会うために俺はひとりでいたんだな、って素直に思えたんだ。むしろ、決められてなくて良かったと感謝したよ。可愛くて可愛くて…毎日、もったいないくらいの幸せをもらってる」
相変わらず溺愛っぷりが激しい織部さんの言葉を、双子王子は真剣な顔で聞いていた。
「結婚がすべてではないだろう、それはそうだと思う。でも、俺は藤乃と結婚できて良かった。ふたりで手を取り合って、ずっとずっと生きていきたい。結婚はいいよ。オススメする」
ふたりは頷くと、
「僕たちも、兄上とソフィア様を見てそう思うようになりました。今までは、特に結婚に関心もなくて、別に独り身でも構わないかという気持ちだったのですが…。お相手が見つかった方々を、とても、とても羨ましく想います。僕たちも、そういう相手に巡り会いたい…」
「焦る必要はないと思うぜ。あんたら…あ、失礼、」
「そのままで結構です」
「…じゃ、お言葉に甘えて。あんたらはまだ18歳なんだろ?俺なんて、藤乃に出会えたのは23歳だったんだぞ。その年まで、まだ5年もあるだろ」
ゼイン王子は、チラリと私を見ると、
「…でも兄上は19歳でソフィア様に出会いました。ソフィア様と過ごすことで、兄上はインスピレーションも沸くらしくて。今回の発表も、学園でもかなり話題になったのです。女性はどう思っているかわかりませんが、我々若い男には、刺激が強すぎるというか…羨ましいというか…相手がいなくては、それも叶いませんけれども…」
「…なんの話ですか?」
ちょうど駅に着いたので、汽車に乗り換える。誰もいない車両に4人、かなり贅沢だ。
ゼイン王子は、「先ほどの続きですが、」と言うと、みるみる顔を赤くした。
「ゼイン様…?」
「す、すみません、ついあの、…兄上が、女性用の下着を作ると発表したときに、試作品として見せてくれた下着を思い出してしまいまして、」
まさか…。
「あの、ゼイン様、」
ゼイン王子は真っ赤な顔で、「す、すみません、ソフィア様で想像したりはしていませんのでっ」と叫んだ。
「…紫の、」
コクコク頷く様を見て、しばらくジャポン皇国に来て良かったと心底思った。私が王太子妃だということは貴族の皆さんは知っているわけだし、悪魔が見せた時点でそれを私が着てるんだろう、と勘繰られるのは仕方のないことだ…誤解だけど…着てないのに…。
恥ずかしくて涙目になる。悪魔め…!
ディーン王子もつられて赤くなるのを見て、織部さんが「なんの話だ…?」と訝しげに聞いた。
「あの、実は…ギデオンさんが、私に、その、エッチな下着を着せたいってところから始まったんですけど、」
「あー、あの紫色のやつ!あれ、かなり際どい感じだったもんな」
…え?
「あれ、ギデオンさんから頼まれたのは蘇芳兄上だったんだけど、城が近いのは断然俺だから俺に回ってきたんだよ。着たまま性交できる女性用の紫色の下着、って言ったらあれが出てきた」
「なんか…すみません…」
織部さんはまたニヤニヤすると、「で、どうだった?」と聞く。双子王子も真っ赤な顔ながら私をガン見している。
「まだ、着てません!あんな、…恥ずかしくて着れませんよ…」
そうか、残念、と呟いた織部さんは、
「でも、ギデオンさんのお陰でソルマーレ国の男共は楽しみができたよな。ああいうチラリズムみたいなのは、男心を鷲掴みだよな。俺も、まああそこまでではなくとも藤乃に着てもらいたいと思ったよ。あれで誘われたりしたら、すぐに二人目ができちまう自信しかねえな」
言ってることはかなりエロいのだが、織部さんがサバサバとしているせいなのか悪魔のような淫靡さは感じなかった。
「僕たちは、ずっと勉強ばかりしてきて、女性とかどうでも良かったんですけど、兄上がソフィア様と入籍してから仲睦まじいところを見せつけられて、…今回の下着の件なんかもあって、心底羨ましくて…。でも、ソフィア様には言ったんですけど学園の女性にはまったくトキメキませんし…欲しているのに叶わないもどかしさとはこういうことなのかと…兄上のいままでのおツラさを身を持って体験させられている次第です」
そんな大事になっていたとは…。
「ソフィアさん、いらっしゃい」
「織部さん、ご無沙汰しております…朱雀州知事がわざわざ、」
「ソフィアさんもソルマーレ国の王太子妃なんだよ。俺が来るのは当然でしょ。…初めまして、ジャポン皇国朱雀州知事の拝田織部と申します」
私の後ろに立つ双子王子はさっと前に立つと、
「ソルマーレ国より参りました、ディーン・エヴァンスです」
「同じくゼイン・エヴァンスです。お会いできて光栄です」
と握手を交わしていた。
「ようこそ。俺のことは、織部と呼んでくれ。ソフィアさん、ギデオンさんは?」
「…留守番です」
織部さんはニヤニヤすると、「よく彼らと同行許したね、あの嫉妬の鬼が」と面白そうに笑った後、
「まあ俺も、藤乃に関してはギデオンさんのことを言ってられないけどな」
「藤乃さん、体調どうですか?」
織部さんに馬車にエスコートされ乗り込む。
「おかげさまで、今のところ体調はいいみたいだ。ただ、腹が出てきて風呂とか大変そうでな。心配だから、毎回一緒に入ってるんだ。髪を洗うのも慣れてきたんだぜ」
「織部様は、奥様の髪の毛を洗ってあげているのですか?」
ゼイン王子がびっくりしたように聞く。
「ああ。なんていうか…なんでも、やってやりたくてな。髪の毛を洗うのも、完全に俺の自己満足みたいなもんなんだけど、なんか楽しくてな。…結婚できて、本当に幸せだよ」
くしゃり、と破顔した織部さんからは藤乃さんへの深い愛情が伝わってくる。
「…幸せ」
ディーン王子がポツリと呟いたのを聞いて、織部さんは目を向けた。
「あんたたちは…あ、失礼。貴方たちは、結婚は?」
「僕たちは、まだ学生の身でして」
織部さんは、「そうか、兄のギデオンさんも今年20歳だもんな」と頷いたあと、
「俺はね。朱雀州知事…今の皇帝の子どもとして生まれたんだけど、事情があって白虎州にいたんだ。一緒に育った白虎州知事の子どもらは次々婚約者が決まったんだけど、俺は決めてもらえなくてね。なんでかな、なんて思い悩んだこともあったけど…藤乃を見つけたときに、ああ、この女に出会うために俺はひとりでいたんだな、って素直に思えたんだ。むしろ、決められてなくて良かったと感謝したよ。可愛くて可愛くて…毎日、もったいないくらいの幸せをもらってる」
相変わらず溺愛っぷりが激しい織部さんの言葉を、双子王子は真剣な顔で聞いていた。
「結婚がすべてではないだろう、それはそうだと思う。でも、俺は藤乃と結婚できて良かった。ふたりで手を取り合って、ずっとずっと生きていきたい。結婚はいいよ。オススメする」
ふたりは頷くと、
「僕たちも、兄上とソフィア様を見てそう思うようになりました。今までは、特に結婚に関心もなくて、別に独り身でも構わないかという気持ちだったのですが…。お相手が見つかった方々を、とても、とても羨ましく想います。僕たちも、そういう相手に巡り会いたい…」
「焦る必要はないと思うぜ。あんたら…あ、失礼、」
「そのままで結構です」
「…じゃ、お言葉に甘えて。あんたらはまだ18歳なんだろ?俺なんて、藤乃に出会えたのは23歳だったんだぞ。その年まで、まだ5年もあるだろ」
ゼイン王子は、チラリと私を見ると、
「…でも兄上は19歳でソフィア様に出会いました。ソフィア様と過ごすことで、兄上はインスピレーションも沸くらしくて。今回の発表も、学園でもかなり話題になったのです。女性はどう思っているかわかりませんが、我々若い男には、刺激が強すぎるというか…羨ましいというか…相手がいなくては、それも叶いませんけれども…」
「…なんの話ですか?」
ちょうど駅に着いたので、汽車に乗り換える。誰もいない車両に4人、かなり贅沢だ。
ゼイン王子は、「先ほどの続きですが、」と言うと、みるみる顔を赤くした。
「ゼイン様…?」
「す、すみません、ついあの、…兄上が、女性用の下着を作ると発表したときに、試作品として見せてくれた下着を思い出してしまいまして、」
まさか…。
「あの、ゼイン様、」
ゼイン王子は真っ赤な顔で、「す、すみません、ソフィア様で想像したりはしていませんのでっ」と叫んだ。
「…紫の、」
コクコク頷く様を見て、しばらくジャポン皇国に来て良かったと心底思った。私が王太子妃だということは貴族の皆さんは知っているわけだし、悪魔が見せた時点でそれを私が着てるんだろう、と勘繰られるのは仕方のないことだ…誤解だけど…着てないのに…。
恥ずかしくて涙目になる。悪魔め…!
ディーン王子もつられて赤くなるのを見て、織部さんが「なんの話だ…?」と訝しげに聞いた。
「あの、実は…ギデオンさんが、私に、その、エッチな下着を着せたいってところから始まったんですけど、」
「あー、あの紫色のやつ!あれ、かなり際どい感じだったもんな」
…え?
「あれ、ギデオンさんから頼まれたのは蘇芳兄上だったんだけど、城が近いのは断然俺だから俺に回ってきたんだよ。着たまま性交できる女性用の紫色の下着、って言ったらあれが出てきた」
「なんか…すみません…」
織部さんはまたニヤニヤすると、「で、どうだった?」と聞く。双子王子も真っ赤な顔ながら私をガン見している。
「まだ、着てません!あんな、…恥ずかしくて着れませんよ…」
そうか、残念、と呟いた織部さんは、
「でも、ギデオンさんのお陰でソルマーレ国の男共は楽しみができたよな。ああいうチラリズムみたいなのは、男心を鷲掴みだよな。俺も、まああそこまでではなくとも藤乃に着てもらいたいと思ったよ。あれで誘われたりしたら、すぐに二人目ができちまう自信しかねえな」
言ってることはかなりエロいのだが、織部さんがサバサバとしているせいなのか悪魔のような淫靡さは感じなかった。
「僕たちは、ずっと勉強ばかりしてきて、女性とかどうでも良かったんですけど、兄上がソフィア様と入籍してから仲睦まじいところを見せつけられて、…今回の下着の件なんかもあって、心底羨ましくて…。でも、ソフィア様には言ったんですけど学園の女性にはまったくトキメキませんし…欲しているのに叶わないもどかしさとはこういうことなのかと…兄上のいままでのおツラさを身を持って体験させられている次第です」
そんな大事になっていたとは…。
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