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まさかのリアルBL
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夕飯の時間に、半年ぶりに双子王子と顔を合わせる。
「ソフィア様、お手紙ありがとうございました!お忙しい中、添削までしていただいて…ありがとうございます」
「ソフィア様、お怪我は大丈夫ですか。無理をなさらないでくださいね」
相変わらずイケメンである。優しい。彼らの婚約者などはどうなっているのか。もう17歳だし、王家だからね。とっくに決まってるか。皇太子なんて赤ん坊の時に私と婚約したんだし。
しかし私の予想に反して、「婚約者はいない」と言われた。
「父上もそうだったのですが、自分で相手を見つけていいと言っていただいてまして…。ただ、僕たちはまだまだ勉強がしたいので、結婚もまだ先の話です。な、ゼイン」
「そうだな。今回、ソフィア様のおかげでだいぶジャポン語が理解できるようになったし…できれば、ジャポン皇国に留学したいと考え始めたのです。父上のお許しが出れば、ですが」
「きちんとした目的があるならかまわねぇよ。まあ、あちらさんの意向もあるがな。…なんだ、ソフィア。なんか言いたそうだな。とりあえず、飯にしようぜ。食いながら話せ」
じとっと見る私に気づくと、チンピラはニヤニヤしながら食べ始めた。
膝に乗せようとする悪魔から逃れ、王妃様の隣に座る。あちらからもジト目で見られるが、さっきの発言はなんだったんだと言ってやりたいのは私のほうだ。勝手に結婚、子作りなんて。
「あの、陛下。さっきの話ですけど、なぜ離縁を認められたのかわかりません。私は、まだ何も」
「しただろ。貿易協定が有利に結べたって言ったじゃねえか」
「それは、私が結んだんじゃなくて、私のケガを盾にして陛下とギデオンさんがあちらをある意味脅したからですよね?それは私の功績ではありません」
チンピラは私をじっと見ると、「なんだ、離縁したくねえのか?したくなくても、離縁させるぞ」と言う。ジャポン皇国に行く前に、あんなに脅したくせに…!
「それにな、ソフィア。おまえはもう、ソルマーレ国の利益になることを成し遂げてくれたんだよ。だからもう離縁させるのは決まってたんだ」
「…なんの話ですか?いつ、私が、なにを、」
「ところでギデオン」
話をぶったぎるように王妃様が発言した。
「貴方、さっきソフィアちゃんと子作り宣言してたけど、ソフィアちゃんの離縁が成立するまでは認めないわよ。ソフィアちゃんにはびっちり2年間、私の補佐官として学んでもらうんだから。子どもができちゃったら仕事にならない。わかったわね」
悪魔は王妃様をじっと見つめたが、反撃するのかという予想を外れ、ポツリと「わかりました」と答えたあとに、
「でも、性交はして構わないですよね。フィーがいいと言ったのですから」
…双子王子の前で何を言い出すんだ。いたたまれないことをなぜするんだ。
しかし、双子王子はなんの反応も見せず、ニコニコしながらご飯を食べている。悪魔の言動は、無視することにしているのだろうか。あまりにおかしすぎるから。
「ソフィアちゃんに無理強いをしないことと、きちんと避妊できるならば許可します」
悪魔はホッとしたように「ありがとうございます」と言うと、私に視線を移してニコリとした。あいかわらずムダにキレイな顔。なんていうか…申し訳ないなあ…。なんとかならないのかな、その変な呪いみたいなの。
未婚の女性だけ動物に見えるなんて、ほんとおかしいよね。チンピラが調べてくれた、って言ってたからどうしようもなかったんだろうけど…。どうにかしてあげられたらいいのになあ…。ん?待てよ、あれ?あれ、ソフィアは、私は、未婚じゃないよね。だもん、人間に見えるのは当たり前なのでは…。離縁誓約書に書かれてる通り、他の人と恋愛したりそれこそエッチしたりしても問題ないから良かったのかな。悪魔は誓約書の内容もしっかり知ってるみたいだし。…既婚女性とまさかエッチするわけにいかないし、口説いたりできないもんねえ。だから、私とならエッチできると思って好きになったのかな。…なんか複雑。
チンピラの話もぶったぎられちゃったけど、王妃様の手前、蒸し返すのもなあ…。
ふと手元を見ると、悪魔に渡された指輪が目に入る。そうだ、
「陛下、あの…教えていただきたいことがあるんです」
「なんだ?」
「ソルマーレ国で、ダイヤモンドって採れますか」
「ダイヤモンド…ダイヤモンドは、あいつ…ボールドウィンの領地で採れるな」
ボールドウィン…、って、
「ミューズの、」
「元父親な。今は独り身だ。正式に離縁したからな。ところで、ダイヤモンドがどうした」
ジャポン皇国で私の指輪を見た撫子さんが、「お姉さま、これはなんですか?素敵な装飾ですね」と言ったのを思い出す。
「あの…ジャポン皇国は、こういう、指輪をする習慣がないみたいで。私の前世の日本は、婚約指輪とか、結婚指輪とか、あと、結婚10周年に旦那さんから奥さんへ感謝をこめた記念指輪とかがあって、ダイヤモンドが使われている指輪が多いので、そういう習慣をジャポン皇国で作ってもらったら…利益になるかな、って思ったんです。3ヶ月後に織部さんの結婚式があるので、気に入ってもらえるかわからないですけど、おふたりにプレゼントして、ついでにアピールしてもらえたらなあ、なんて…」
ふーん、と呟いたチンピラは、
「んじゃおまえ、ボールドウィンに会ってこいよ。指輪もたしか作ってるはずだし、今の話してみたらどうだ?」
「…いいんですか?」
「いいに決まってんだろ。そうやって、おまえの前世の知識を生かそうとしてくれるのが俺は嬉しいよ。だから、まだ離縁を認めるって言いたくなかったんだけどよ。…これからも頼むな、ソフィア」
いつになく優しい眼差しのチンピラに落ち着かなくなる。そんなふうに言ってくれるなんて。
「とりあえず俺のほうからボールドウィンには打診しとくからよ。返事来るまで待っててくれ」
「わかりました」
この思い付きは、指輪を貸してくれた悪魔のお陰でもあるし…悪魔にも何かしら返したい。そんな思いで悪魔を見ると、悪魔は何か考えているような顔をしていた。
「ソフィア様、お手紙ありがとうございました!お忙しい中、添削までしていただいて…ありがとうございます」
「ソフィア様、お怪我は大丈夫ですか。無理をなさらないでくださいね」
相変わらずイケメンである。優しい。彼らの婚約者などはどうなっているのか。もう17歳だし、王家だからね。とっくに決まってるか。皇太子なんて赤ん坊の時に私と婚約したんだし。
しかし私の予想に反して、「婚約者はいない」と言われた。
「父上もそうだったのですが、自分で相手を見つけていいと言っていただいてまして…。ただ、僕たちはまだまだ勉強がしたいので、結婚もまだ先の話です。な、ゼイン」
「そうだな。今回、ソフィア様のおかげでだいぶジャポン語が理解できるようになったし…できれば、ジャポン皇国に留学したいと考え始めたのです。父上のお許しが出れば、ですが」
「きちんとした目的があるならかまわねぇよ。まあ、あちらさんの意向もあるがな。…なんだ、ソフィア。なんか言いたそうだな。とりあえず、飯にしようぜ。食いながら話せ」
じとっと見る私に気づくと、チンピラはニヤニヤしながら食べ始めた。
膝に乗せようとする悪魔から逃れ、王妃様の隣に座る。あちらからもジト目で見られるが、さっきの発言はなんだったんだと言ってやりたいのは私のほうだ。勝手に結婚、子作りなんて。
「あの、陛下。さっきの話ですけど、なぜ離縁を認められたのかわかりません。私は、まだ何も」
「しただろ。貿易協定が有利に結べたって言ったじゃねえか」
「それは、私が結んだんじゃなくて、私のケガを盾にして陛下とギデオンさんがあちらをある意味脅したからですよね?それは私の功績ではありません」
チンピラは私をじっと見ると、「なんだ、離縁したくねえのか?したくなくても、離縁させるぞ」と言う。ジャポン皇国に行く前に、あんなに脅したくせに…!
「それにな、ソフィア。おまえはもう、ソルマーレ国の利益になることを成し遂げてくれたんだよ。だからもう離縁させるのは決まってたんだ」
「…なんの話ですか?いつ、私が、なにを、」
「ところでギデオン」
話をぶったぎるように王妃様が発言した。
「貴方、さっきソフィアちゃんと子作り宣言してたけど、ソフィアちゃんの離縁が成立するまでは認めないわよ。ソフィアちゃんにはびっちり2年間、私の補佐官として学んでもらうんだから。子どもができちゃったら仕事にならない。わかったわね」
悪魔は王妃様をじっと見つめたが、反撃するのかという予想を外れ、ポツリと「わかりました」と答えたあとに、
「でも、性交はして構わないですよね。フィーがいいと言ったのですから」
…双子王子の前で何を言い出すんだ。いたたまれないことをなぜするんだ。
しかし、双子王子はなんの反応も見せず、ニコニコしながらご飯を食べている。悪魔の言動は、無視することにしているのだろうか。あまりにおかしすぎるから。
「ソフィアちゃんに無理強いをしないことと、きちんと避妊できるならば許可します」
悪魔はホッとしたように「ありがとうございます」と言うと、私に視線を移してニコリとした。あいかわらずムダにキレイな顔。なんていうか…申し訳ないなあ…。なんとかならないのかな、その変な呪いみたいなの。
未婚の女性だけ動物に見えるなんて、ほんとおかしいよね。チンピラが調べてくれた、って言ってたからどうしようもなかったんだろうけど…。どうにかしてあげられたらいいのになあ…。ん?待てよ、あれ?あれ、ソフィアは、私は、未婚じゃないよね。だもん、人間に見えるのは当たり前なのでは…。離縁誓約書に書かれてる通り、他の人と恋愛したりそれこそエッチしたりしても問題ないから良かったのかな。悪魔は誓約書の内容もしっかり知ってるみたいだし。…既婚女性とまさかエッチするわけにいかないし、口説いたりできないもんねえ。だから、私とならエッチできると思って好きになったのかな。…なんか複雑。
チンピラの話もぶったぎられちゃったけど、王妃様の手前、蒸し返すのもなあ…。
ふと手元を見ると、悪魔に渡された指輪が目に入る。そうだ、
「陛下、あの…教えていただきたいことがあるんです」
「なんだ?」
「ソルマーレ国で、ダイヤモンドって採れますか」
「ダイヤモンド…ダイヤモンドは、あいつ…ボールドウィンの領地で採れるな」
ボールドウィン…、って、
「ミューズの、」
「元父親な。今は独り身だ。正式に離縁したからな。ところで、ダイヤモンドがどうした」
ジャポン皇国で私の指輪を見た撫子さんが、「お姉さま、これはなんですか?素敵な装飾ですね」と言ったのを思い出す。
「あの…ジャポン皇国は、こういう、指輪をする習慣がないみたいで。私の前世の日本は、婚約指輪とか、結婚指輪とか、あと、結婚10周年に旦那さんから奥さんへ感謝をこめた記念指輪とかがあって、ダイヤモンドが使われている指輪が多いので、そういう習慣をジャポン皇国で作ってもらったら…利益になるかな、って思ったんです。3ヶ月後に織部さんの結婚式があるので、気に入ってもらえるかわからないですけど、おふたりにプレゼントして、ついでにアピールしてもらえたらなあ、なんて…」
ふーん、と呟いたチンピラは、
「んじゃおまえ、ボールドウィンに会ってこいよ。指輪もたしか作ってるはずだし、今の話してみたらどうだ?」
「…いいんですか?」
「いいに決まってんだろ。そうやって、おまえの前世の知識を生かそうとしてくれるのが俺は嬉しいよ。だから、まだ離縁を認めるって言いたくなかったんだけどよ。…これからも頼むな、ソフィア」
いつになく優しい眼差しのチンピラに落ち着かなくなる。そんなふうに言ってくれるなんて。
「とりあえず俺のほうからボールドウィンには打診しとくからよ。返事来るまで待っててくれ」
「わかりました」
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