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エピローグ 素直になれない天使たち
素直になれない天使たち.2
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「まずはおめでとう、でいいのかな?」
気障な語調で対面の私たちにそう言ったのは、スラックスに白シャツ、それにベストっていう、およそ女子大生というよりは社会人といった感じの装いをした莉音だった。
どんな服装をしていようと莉音は莉音だが、結構、会う度に毛色の違う服装を身にまとっているところから見るに、色んなオシャレを楽しみたいタイプなのかもしれない。それか、単に飽き性かな?
「…温かいお言葉をありがとうございます。で、ご用件はなんでしょうか?」
他人行儀な言葉で冷たく距離を置く夜重を机の下で慌てて咎めると、彼女は不愉快そうな顔をしてじろり、と私のほうを睨みつける。
元々切れ長の目が細められると、すごい怖い。美人の圧力の前に、私は成すすべもなく撤退しかけたが、『いや、こんな顔してても、こいつは私にべた惚れなんだ』と言い聞かせ反転攻勢に出る。
「そんな顔しても無駄なんだからね、夜重。ちゃんと丁寧に接して」
「接しているじゃない。貴方の言葉遣いに比べたらマシよ」
「ぐ…」
「合理的に反論できないのであれば、少し黙っていなさい」
「ぐぬぬ…!」
なんという冷血女、と夜重を睨みつけるも、どこ吹く風と受け流される。私なんかより、今は目の前の莉音に意識が集中している様子。美人がいいってか。
「あはは、付き合い始めてもそういうところは変わらない、ということかな?」
愉快そうに莉音が笑うから、私も夜重も揃って唇を尖らせる。
「別に、そんなんじゃないよ。夜重が嚙みついてくるから…」
「初めに噛みついてくるのは、だいたい祈里のほうでしょう」
「えぇ?夜重が煽ってくるんじゃん」
「被害妄想ね。お疲れ様」
「なにぃ?」
売り言葉に買い言葉とはいえ、今のはちょっと頭にきた。
「そんなことを言ったらさぁ――」
「まあまあ」
ちょっと本気でイラっとしたところで、莉音が間に入る。
「そういうのも君たち二人のコミュニケーションなのかもしれないけれど、見ている僕が気もそぞろな感じになるから、そのあたりにしておいてくれ」
困り顔で莉音がそう言うから、私と夜重は互いの様子を盗み見るように横目で確認し合うと、しょうがないなぁ、とどちらからともなく小言を言い合うことをやめる。
「うんうん。素直で良い子たちだ」
子ども扱いされたことはどこか不服だったが、莉音の爽やかな笑みを見ていると、こういうのも悪くないかって自然と思えた。これこそが莉音の魅力なのかもしれない。
それから私は莉音に今回の件のお礼を告げた。莉音のおかげで互いのことを見直すきっかけができたこと、そして、背中を押してもらって勇気が出たことをだ。
莉音は、「僕は手伝っただけだよ。行動を変えたのは君たち二人だ」と恩着せがましくない感じで告げた後、真面目な顔で指を組み、私たちを見つめた。
なにやら、真剣な様子にまた私たちは顔を見合わせる。
「さて、今回の本題に移ろう。君たち二人に報告したいことがあってね」
そう言った莉音は、腰に巻いていたボディバックから一冊の本を取り出し、それを机の上にそっと丁寧に置いた。
桜色と黒の二色を基調とした、北欧風のデザイン。よく見ると装丁は手作業で行われているらしく、少しだけ歪だった。でも、そこに味があるとも思えた。
「何ですか、それは」
「どうぞ、手に取って開いてみてくれ。ただし、大事に扱ってくれよ?私が同志たちに怒られる」
同志なんて芝居がかった言い回しだなぁ、なんて思いながら夜重が手に取った本を横から覗き込む。
本のタイトルは『素直になれない天使たち』。
表紙の絵の中には、制服を着た黒髪ロングの女の子とふんわりセミロングの女の子が描かれていた。
どことなく、ロングの子は夜重に似ている。
「へぇ、何の本――」
すると、唐突に夜重がぐいっと本を私から遠ざけた。急になんだよ、と怪訝な顔で夜重を見やると、彼女はとても狼狽している感じで視線を逸らしていた。
「え、なに。どうしたの?」
「…」
「その本、知ってるの?」
「…い、いえ、その…」
「知らないんかい。だったら、ほら、貸して」
「ダメよ」
ぴしゃり、と断る夜重。それを見て、どうしてか莉音が笑っている。
夜重はそんな莉音を赤い顔で睨みつけると、地の底から響くような声で、「嫌な予感がするわ。酷く、嫌な予感が」と意味深なことを呟いた。
嫌な予感がするから読むな、と言うつもりかもしれないが、ダメだと言われたらますますやってしまいたくなるのが人間というもの。
私は素早く夜重の手から本をひったくった。そして、夜重が「あっ」と可愛い声を発している隙に、思い切って本を開いた。
「お、おぉう…」
表紙をめくってすぐのページ。そこに描かれていたイラストを見て、私はつい変な声を出してしまった。
雨の中、制服を半脱ぎして互いに見つめ合う少女二人のイラスト。ちょっと刺激的なイラストだが、本の大半は活字、つまりは小説らしい。
それにしても…これ、どう見ても『真っ最中』じゃん。ってか、女の子同士のエロほ――恋愛小説なんて、どうしてこんなものを持ってきたのか…。ま、まさか、これで勉強しろとでも!?
「うぅん、こんなものを白昼堂々と女子高生に見せて、莉音ってなに?変態!って罵られたいの?」
「えぇ?まあ、それも悪くないけど…」
莉音は私ではなく、夜重へ視線をやる。よくよく見たら、小説のイラストを覗き込んだ夜重の顔は真っ赤だった。
「どしたん、夜重。そんなに初心とは言わせんぞ」
「…はぁ、鈍いわね、祈里。オイルでも挿してあげましょうか」
「失礼な!今日は調子良いやい!」
「だったら、そこの文字で気づきなさい。馬鹿」
険しい顔でそう言った夜重が指差したもの。それは、登場人物である二人の女の子の名前だった。
――『青崎八重(あおさきやえ)』と、『花井いのり(はないいのり)』。
「へー、私たちの名前に似て――…」
似て…る?
ぱらぱらとめくる。痴話喧嘩みたいなもめ方をしている八重といのり。
互いに素直になれないだけの、犬も食わない二人の関係性。
雨降る社で結ばれて、勢いのままそこで深く関係を結ぶ八重といのり…。
「…」
ん?
これ、もしかして…。
顔を上げる。莉音は今までで一番、幸せそうに笑っていた。まるで、その顔が見たかったんだ、とでも言いたそうに。
「こ、これ、わ、私…」
もう一度、イラストに目を落とす。耳を澄ませば、あの日の雨音が聞えてきそうな社を背景にした、半脱ぎの女の子。
あぁ、そうか。
取材料。
莉音が言ってたのは、このことか。
なんだか、遠いところで夜重が莉音に苦言を呈しているが、私はあまりそれが聞こえずにいた。
だって、だって…。
パタンっ、と本を閉じて、私は叫ぶ。
「私たち、ま、まだチューしかしてないんだからっ!」
記念にどうぞ、と言って私たちに本を残した莉音は、彼女が所属している大学サークルの同志とやらの電話に応えて、ファミレスを出て行った。『百合同好会』とかいう怪しいサークルらしいが…。
私が恥ずかしいことを叫んだせいで、しばらく注目が集まっていたこの座席も、莉音が颯爽と帰ったことでまた森の中の一本の木みたいに目立たなくなる。ただ、黙ったままの私と夜重にとっては、テーブルの中央に置かれた本は大きな意味を持っていた。
夜重、私が馬鹿なことしたから怒ってるかなぁ。
そんなことを考えていると、びっくりしたことに、夜重が例の本を手に取り、私と二人で見える位置、互いの顔の前に広げてみせた。
開かれたのは、あのイラスト。これが私と夜重をイメージしてるって考えたら、ドキドキしてしょうがない。
「や、夜重…?」
横目で彼女を窺う。夜重も、私を見ていた。
「…エロティックだけれど、素敵な絵ね」
ぼそぼそと、吐息混じりで夜重が呟く。その息が耳にかかって、思わず、変な声で出そうになる。
「う、ん」
黒曜の瞳を覗き込みながら、私は返事をする。
最愛の幼馴染に、そして、大好きなパートナーに。
どちらからともなく、私たちは顔を寄せる。
大丈夫、壁際だし、賑わってもいないから、誰も気づかないよ…なんて、心の中で言い訳をするんだ。
唇が触れる寸前、私たちは同じタイミングで声を発した。
「ねぇ」
重なる問いかけに、目を丸くする。だけど、すぐに幸せな気持ちでいっぱいになる。
だって、考えてることが手に取るように分かったから。同じこと考えてたんだって…ね?
私たちは、呼吸を合わせるように、二人で一緒にその先を続けるんだ。
「ドキドキ、してる?」
気障な語調で対面の私たちにそう言ったのは、スラックスに白シャツ、それにベストっていう、およそ女子大生というよりは社会人といった感じの装いをした莉音だった。
どんな服装をしていようと莉音は莉音だが、結構、会う度に毛色の違う服装を身にまとっているところから見るに、色んなオシャレを楽しみたいタイプなのかもしれない。それか、単に飽き性かな?
「…温かいお言葉をありがとうございます。で、ご用件はなんでしょうか?」
他人行儀な言葉で冷たく距離を置く夜重を机の下で慌てて咎めると、彼女は不愉快そうな顔をしてじろり、と私のほうを睨みつける。
元々切れ長の目が細められると、すごい怖い。美人の圧力の前に、私は成すすべもなく撤退しかけたが、『いや、こんな顔してても、こいつは私にべた惚れなんだ』と言い聞かせ反転攻勢に出る。
「そんな顔しても無駄なんだからね、夜重。ちゃんと丁寧に接して」
「接しているじゃない。貴方の言葉遣いに比べたらマシよ」
「ぐ…」
「合理的に反論できないのであれば、少し黙っていなさい」
「ぐぬぬ…!」
なんという冷血女、と夜重を睨みつけるも、どこ吹く風と受け流される。私なんかより、今は目の前の莉音に意識が集中している様子。美人がいいってか。
「あはは、付き合い始めてもそういうところは変わらない、ということかな?」
愉快そうに莉音が笑うから、私も夜重も揃って唇を尖らせる。
「別に、そんなんじゃないよ。夜重が嚙みついてくるから…」
「初めに噛みついてくるのは、だいたい祈里のほうでしょう」
「えぇ?夜重が煽ってくるんじゃん」
「被害妄想ね。お疲れ様」
「なにぃ?」
売り言葉に買い言葉とはいえ、今のはちょっと頭にきた。
「そんなことを言ったらさぁ――」
「まあまあ」
ちょっと本気でイラっとしたところで、莉音が間に入る。
「そういうのも君たち二人のコミュニケーションなのかもしれないけれど、見ている僕が気もそぞろな感じになるから、そのあたりにしておいてくれ」
困り顔で莉音がそう言うから、私と夜重は互いの様子を盗み見るように横目で確認し合うと、しょうがないなぁ、とどちらからともなく小言を言い合うことをやめる。
「うんうん。素直で良い子たちだ」
子ども扱いされたことはどこか不服だったが、莉音の爽やかな笑みを見ていると、こういうのも悪くないかって自然と思えた。これこそが莉音の魅力なのかもしれない。
それから私は莉音に今回の件のお礼を告げた。莉音のおかげで互いのことを見直すきっかけができたこと、そして、背中を押してもらって勇気が出たことをだ。
莉音は、「僕は手伝っただけだよ。行動を変えたのは君たち二人だ」と恩着せがましくない感じで告げた後、真面目な顔で指を組み、私たちを見つめた。
なにやら、真剣な様子にまた私たちは顔を見合わせる。
「さて、今回の本題に移ろう。君たち二人に報告したいことがあってね」
そう言った莉音は、腰に巻いていたボディバックから一冊の本を取り出し、それを机の上にそっと丁寧に置いた。
桜色と黒の二色を基調とした、北欧風のデザイン。よく見ると装丁は手作業で行われているらしく、少しだけ歪だった。でも、そこに味があるとも思えた。
「何ですか、それは」
「どうぞ、手に取って開いてみてくれ。ただし、大事に扱ってくれよ?私が同志たちに怒られる」
同志なんて芝居がかった言い回しだなぁ、なんて思いながら夜重が手に取った本を横から覗き込む。
本のタイトルは『素直になれない天使たち』。
表紙の絵の中には、制服を着た黒髪ロングの女の子とふんわりセミロングの女の子が描かれていた。
どことなく、ロングの子は夜重に似ている。
「へぇ、何の本――」
すると、唐突に夜重がぐいっと本を私から遠ざけた。急になんだよ、と怪訝な顔で夜重を見やると、彼女はとても狼狽している感じで視線を逸らしていた。
「え、なに。どうしたの?」
「…」
「その本、知ってるの?」
「…い、いえ、その…」
「知らないんかい。だったら、ほら、貸して」
「ダメよ」
ぴしゃり、と断る夜重。それを見て、どうしてか莉音が笑っている。
夜重はそんな莉音を赤い顔で睨みつけると、地の底から響くような声で、「嫌な予感がするわ。酷く、嫌な予感が」と意味深なことを呟いた。
嫌な予感がするから読むな、と言うつもりかもしれないが、ダメだと言われたらますますやってしまいたくなるのが人間というもの。
私は素早く夜重の手から本をひったくった。そして、夜重が「あっ」と可愛い声を発している隙に、思い切って本を開いた。
「お、おぉう…」
表紙をめくってすぐのページ。そこに描かれていたイラストを見て、私はつい変な声を出してしまった。
雨の中、制服を半脱ぎして互いに見つめ合う少女二人のイラスト。ちょっと刺激的なイラストだが、本の大半は活字、つまりは小説らしい。
それにしても…これ、どう見ても『真っ最中』じゃん。ってか、女の子同士のエロほ――恋愛小説なんて、どうしてこんなものを持ってきたのか…。ま、まさか、これで勉強しろとでも!?
「うぅん、こんなものを白昼堂々と女子高生に見せて、莉音ってなに?変態!って罵られたいの?」
「えぇ?まあ、それも悪くないけど…」
莉音は私ではなく、夜重へ視線をやる。よくよく見たら、小説のイラストを覗き込んだ夜重の顔は真っ赤だった。
「どしたん、夜重。そんなに初心とは言わせんぞ」
「…はぁ、鈍いわね、祈里。オイルでも挿してあげましょうか」
「失礼な!今日は調子良いやい!」
「だったら、そこの文字で気づきなさい。馬鹿」
険しい顔でそう言った夜重が指差したもの。それは、登場人物である二人の女の子の名前だった。
――『青崎八重(あおさきやえ)』と、『花井いのり(はないいのり)』。
「へー、私たちの名前に似て――…」
似て…る?
ぱらぱらとめくる。痴話喧嘩みたいなもめ方をしている八重といのり。
互いに素直になれないだけの、犬も食わない二人の関係性。
雨降る社で結ばれて、勢いのままそこで深く関係を結ぶ八重といのり…。
「…」
ん?
これ、もしかして…。
顔を上げる。莉音は今までで一番、幸せそうに笑っていた。まるで、その顔が見たかったんだ、とでも言いたそうに。
「こ、これ、わ、私…」
もう一度、イラストに目を落とす。耳を澄ませば、あの日の雨音が聞えてきそうな社を背景にした、半脱ぎの女の子。
あぁ、そうか。
取材料。
莉音が言ってたのは、このことか。
なんだか、遠いところで夜重が莉音に苦言を呈しているが、私はあまりそれが聞こえずにいた。
だって、だって…。
パタンっ、と本を閉じて、私は叫ぶ。
「私たち、ま、まだチューしかしてないんだからっ!」
記念にどうぞ、と言って私たちに本を残した莉音は、彼女が所属している大学サークルの同志とやらの電話に応えて、ファミレスを出て行った。『百合同好会』とかいう怪しいサークルらしいが…。
私が恥ずかしいことを叫んだせいで、しばらく注目が集まっていたこの座席も、莉音が颯爽と帰ったことでまた森の中の一本の木みたいに目立たなくなる。ただ、黙ったままの私と夜重にとっては、テーブルの中央に置かれた本は大きな意味を持っていた。
夜重、私が馬鹿なことしたから怒ってるかなぁ。
そんなことを考えていると、びっくりしたことに、夜重が例の本を手に取り、私と二人で見える位置、互いの顔の前に広げてみせた。
開かれたのは、あのイラスト。これが私と夜重をイメージしてるって考えたら、ドキドキしてしょうがない。
「や、夜重…?」
横目で彼女を窺う。夜重も、私を見ていた。
「…エロティックだけれど、素敵な絵ね」
ぼそぼそと、吐息混じりで夜重が呟く。その息が耳にかかって、思わず、変な声で出そうになる。
「う、ん」
黒曜の瞳を覗き込みながら、私は返事をする。
最愛の幼馴染に、そして、大好きなパートナーに。
どちらからともなく、私たちは顔を寄せる。
大丈夫、壁際だし、賑わってもいないから、誰も気づかないよ…なんて、心の中で言い訳をするんだ。
唇が触れる寸前、私たちは同じタイミングで声を発した。
「ねぇ」
重なる問いかけに、目を丸くする。だけど、すぐに幸せな気持ちでいっぱいになる。
だって、考えてることが手に取るように分かったから。同じこと考えてたんだって…ね?
私たちは、呼吸を合わせるように、二人で一緒にその先を続けるんだ。
「ドキドキ、してる?」
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