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1章 日常
タイトル「大発明」
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この薬物が大好きな女子大生、土屋芥(つちや あくた)はゼミに急ぐ。
朝から決める薬、通称「ブレイキングドラッグ」と呼ばれる。
それをキメて、恍惚となりながら大学の研究室を目指す。
ああ、もう時間がない!急がなきゃ!
大学に行くうえでの一番の楽しみはこれなんだから。
この研究室を取り仕切っている教授は、この素晴らしい薬から得られる幸福を考え世に広めた第一人者が教授をつとめてるからね。
みんなは彼を「ドリーマー花咲」と呼ぶ
この男を簡単に説明すると、快楽第一優先主義の思想の名のもと、人生で快楽だけをただひたすら求め、快楽をひたすら愛し、追求した、快楽の探究者なのだ。
そんな男が行き着いた場所は脳による快楽物質の放出。
いわば報酬系のホルモンの分泌を強制的に促してしまう、そういう薬を生み出した。
その生み出した薬の数は1000を優に超えていた。
だが、世に出回っている、薬はわずか100種類ほど。
こんなに薬を作る理由は薬学雑誌でも話題になり
「ただの快楽的欲求ですよ、気持ちいい手段はたくさんあったほうがいいでしょ?手数はあるが治験が追い付かないからね」
彼は快楽第一主義思想の徹底ぶりを見せつけたのだった。
そんな気持ちのいい研究を日々やっている。
それが花咲のいる研究室であった。
花咲は芥率いる研究生たちの前で研究前のミーティング始まりに皆に質問した。
「君たちは快楽がどのようなものだと思う?」
朝から決める薬、通称「ブレイキングドラッグ」と呼ばれる。
それをキメて、恍惚となりながら大学の研究室を目指す。
ああ、もう時間がない!急がなきゃ!
大学に行くうえでの一番の楽しみはこれなんだから。
この研究室を取り仕切っている教授は、この素晴らしい薬から得られる幸福を考え世に広めた第一人者が教授をつとめてるからね。
みんなは彼を「ドリーマー花咲」と呼ぶ
この男を簡単に説明すると、快楽第一優先主義の思想の名のもと、人生で快楽だけをただひたすら求め、快楽をひたすら愛し、追求した、快楽の探究者なのだ。
そんな男が行き着いた場所は脳による快楽物質の放出。
いわば報酬系のホルモンの分泌を強制的に促してしまう、そういう薬を生み出した。
その生み出した薬の数は1000を優に超えていた。
だが、世に出回っている、薬はわずか100種類ほど。
こんなに薬を作る理由は薬学雑誌でも話題になり
「ただの快楽的欲求ですよ、気持ちいい手段はたくさんあったほうがいいでしょ?手数はあるが治験が追い付かないからね」
彼は快楽第一主義思想の徹底ぶりを見せつけたのだった。
そんな気持ちのいい研究を日々やっている。
それが花咲のいる研究室であった。
花咲は芥率いる研究生たちの前で研究前のミーティング始まりに皆に質問した。
「君たちは快楽がどのようなものだと思う?」
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