僕らは出会う、青く輝く月明かりの下で。
二葉は市内で自殺スポットとして有名な鉄橋の上にいた。
このままここから飛び降りて死んでしまおう。
足をかけた二葉に声をかけたのはうっすらと向こう側が透けて見える青年だった。
自分自身を幽霊だという青年レイから死ぬまでの時間をちょうだいと言われた二葉は、タイムリミットである18歳の誕生日までの四週間をレイと過ごすことになる。
レイは死にたいと言う二葉に四週間の間、鉄橋に自殺に来る人を止めてほしいと頼み――。
四週間後、二葉が選んだ選択とは。
そして、レイの運命とは。
これは死ななければいけない少女と幽霊との切ない青春ストーリー
登場人物
水無瀬 二葉(みなせ ふたば)
高校三年生 17歳
18歳になる四週間後までに死ななければいけない
レイ
鉄橋の地縛霊。
自殺した少年の霊らしい。
死のうとした二葉の時間をもらい、ある頼み事をする
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何故か心に響くとてもおもしろい小説でした。
この体も自分だけのものじゃなくて、周りのみんながいるからこそあるものなんだな,と思ってしまいました
心に響く小説をありがとうございました
私も昔めんどくさくなって生きるのやめたいって思った時がありました。20歳頃、風邪薬、沢山飲んで死ねるかなって思って、でも結局は、いつもどうりに目が開き、やたら眠たい日が続いた事を思い出しました。
みんな生きてて良かった。しんどい事も多々あるけど、死んでなくて良かったって今は思います。自分の事、今は大好きです。ありがとうございました。
ご感想ありがとうございます。
しんどくて生きるのをやめたくなるときってふとした瞬間誰にでも訪れることがあると思います。それはきっと強いとか弱いとか関係なしに。生きてると辛いこと多いですもんね……。
それでも私は今ねむちゃんさんが生きていてくれてよかったとそう思います!
拙作をお読みくださりありがとうございました!
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