ルナとマロと冒険と恋

Sinbulli

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旅をするには、準備と、お供(護衛)が必要だね〜

王国冒険者ギルド

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王国の庁舎の中で、異彩放っている建物がある


その建物は、蒼銀の屋根壁で囲まれ、凡ゆる魔法を弾く建物である


現代でいう、7~8階はあるだろうか?、大聖堂の尖塔に届く高さである


この大陸のギルド総本部であり、SSSランクの冒険者が好んで訪れる場所だ


ギルドマスターは、魔神王を倒した勇者一行の、聖弓のシェルエスカが未だに続けていた!!


800年という年月の間君臨している為、王族でさえ敬う対象である


そんなギルドマスターには、最近お楽しみの日課がある?


それは、王国一のパン屋で、看板娘のルナと他愛ない会話を楽しむ事だった



だが、その楽しみも唐突に終わりを告げる




「シェル姉~~!、私、東の大陸に早急に行かなきゃいけないの」

「だから、長期で護衛してくれるパーティーいたら、紹介して~」





「ん?、え?、え~~~~~~!」




「ルナ?唐突にどうしたの?」


「私のシンが、あの東の大陸の娼婦の様にあざとく、商魂逞し過ぎる、あのキチガイ姫に囚われてしまったの(泣)」


「私のシン?」


「シンとは、結婚の約束してるの~」


(グゥヌヌヌ~~私のルナをいつの間に?シン~~)


「シェル姉~?なんで青筋立てているの?」


(表情に出ていたか~~!)


「こんなに可愛い、ルナを悲しませる、あのキチガイ姫の事を考えたらね(汗)」


「シェル姉~、ありがとう、やっぱりシェル姉は私の最高のお姉ちゃんだよ~」



《バキュ~~~ン!ズキュ~~~ン!ズガ~~~~ン!》
シェルエスカの胸にハートの矢が何本も突き刺さる(笑)



小声で「反則級の褒め言葉だわ~~」


「なんか言った?シェル姉~?」


「わ、私が、ルナの護衛をするわ!」



周りがザワザワと騒ぎ出す



筆頭サブマスターが、「ギルマス!公務もあれば、業務もあります!一日なら分かりますが、東大陸となると承服し兼ねます」



「クレチナ、そろそろ、君に後任して欲しいんだが?」



「それにサブマスは、君を含め7人いるし、全員100年も業務も公務もこなしているのだから、大丈夫だよ」
(サブマス全員が、長命種族である)



「ギルマスに比べたら、小娘に過ぎません!」  


「今回の事はいい経験になるよ!私が居なくても出来る様にしないと、いずれは私もこの世を去るのだから」


「それにね、私も自分の時間が欲しいんだ!800年もココに縛られているから」


「「「「「「「分かりました、ギルマス!、私達、頑張ってみます」」」」」」」













「あの~~~!シ・ェ・ル・姉!」




「おっとッ!ゴメンルナ!そういう事だから、護衛の1人は、私でいいかな?」


「もちろんだよ~!シェル姉!」




「じゃあ、後は盾職と戦士職と魔法職が必要だね!」




と、話していると、ギルドの長距離転移魔法陣が起動し始め光が溢れてきた



「「「そういう事なら、俺(私)達が行きますよ!」」」



「アルガス!、マキシマ!、ゼラ!、」



「アル兄~~、マキ兄~~、ゼラ兄~~」



光が収束すると、オーディンの血をひくアルガス(盾)、東西どちらの大陸でも名の知れた剣豪マキシマ、この星の叡智を極めた大賢者ゼラが、揃い踏みしていた





「シェルエスカ!真っ先に思い浮かぶのは俺達だと思うが、どうだ?」



「貴様等が居れば、楽しい旅になりそうだ!」




「でもいいの?お兄達?」




「可愛い、妹分のルナが、目を赤くして悲しんでいるのを、私達が、見過ごせる筈がありません!」




「ありがとう、アル兄~、マキ兄~、ゼラ兄~」



「それに、僕等のヒーラーの娘でもあるのだから、当然さ!」






「ママが、旅の支度をしていてくれるって!」



「「「「美味いパン」」」」



「旅の支度~」








パン屋でも、一波乱ありそうな感じだな~~~









次回、ヒーラーの作る極上パン?なんか違う





















マロ:え~~、僕、アルじゃなかったの?
天の声:だからさ~、書き手都合って(爆笑)
マロ:なんかヤダ~、この名前
天の声:いい名前だよ~ホント(爆笑)
マロ:それに今回も忘れられてる~~ルナ~~~(泣)
天の声:そだね~










次回は、王国一のパン屋さんから?




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