Real~Beginning of the unreal〜

美味いもん食いてぇ

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2章

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『上がったぞ!』
        『二、三日ぶりか。マジで心配したぜ』

『数日動画上げないだけでネットニュースの急上昇に載ってたぞ』

                   『今や社会現象だからな』

『そのせいで最近回線遅くなって動画重くなってるよな』

『まぁ再生回数億越える様な動画だし、それはしょうがないだろ。上がったの見て、後日纏めサイトでラグが無い動画見るのが今の主流だしな』

『戦闘シーンは別で作られてっからラグ少ないのが救いだな』

        『そろそろ個人でやるの限界じゃないか?』

『それは二人に任せるとして、そろそろ見ようぜ』
             『だな』


「ノエルはめちゃかわダンスへびー♪
ほらこれみて尻尾をふりふりー♪
スーパーへびーはパンチもすごい♪
顔面パンチそれめちゃかわパンチ♪
邪魔する奴は皆殺し♪」

 「どんな歌だよ……」


             『いやどんな歌だよ』
『可愛すぎかよ』
             『へびーってなんだ?』

『べびーじゃね?ノエルちゃんの肌赤ちゃんみたいに柔らかいし』

             『変態がいるぞ』
『捕えろ』
『ち、違う‼俺はただげふゥっ――』
『悪鬼滅殺』




――「ここか?」
「でか」



『なんだこれ……』
             『バカでけぇ』
『城壁だな』
                     『中のモンスターも強いらしいぞ』

『そこに躊躇なく飛び込んでいく二人よ』


――「鉄砲っ鉄砲っ」
「バズーカバズーカ。……お」



『こんな奴等絶対皇居に入れちゃダメだろ』

                  『あ、装甲車』

『いやあんたが運転するんかいw』

        『道路交通法違反、並びに銃刀法違反』

『犯罪のオンパレードじゃあっ‼』

                  『流せんのかこれ』

『今更だろ』




――「おいおいおいっ、どんどん集まって来たぞ!」
「あははははっ」



『なになになに⁉後ろで何が起きてんの⁉』
                     
『カオナシが拾ったマシンガンぶっ放してると推測』
 
『ノエルちゃんも笑ってモンスター轢き殺しまくってるし、こいつらヤベェッて‼』




――「穴だらけになっちまいな」


『⁉』
     『⁉』
『⁉』
     『⁉』

『うるさッ⁉』

『何の音だよこれ⁉』

『連射音?にしては多すぎる』

                 『っ⁉今度は爆発音⁉』

『後ろスゲェことになってんだろ‼』

                 『見た過ぎるぅぅぅ‼』

『後ろは任せて俺達はノエルちゃんを応援するんだ‼声出せ‼』

            『がんばえっ』
『がんばえっ』
            『がんばえっ』
『がんば、何だこいつ⁉』




――「コゲェアッ‼」「「――ッ⁉」」


『⁉』『⁉』『⁉』『⁉』

            『おいヤバくないかこれ‼』

『目回る』

            『ノエルちゃん無事か⁉』

『ちくしょうあの鶏野郎‼ぶっ殺してやる‼』
                      『……おさまった』

『画面の半分黒いな。壊れたか?』
              
『そんなはずはない。この二人が持ってる機械は異常にタフなんだ』

            『お、見えた』

『な?』

            『これってカオナシさんのやつじゃね?』

『とっさにノエルちゃん守ったのか?』
                     『イケメン過ぎんだろ』

『じゃあカオナシさんは……』




――「あぁ――。――との思い出は忘れない。……たぶん」


『……そんな』

           『嘘だ』

『僕は信じないぞ‼』

           『立ち上がってくれよ‼』

『カオナシィィィッ‼』



――「――ッテェだろぅがゴラァッ‼」
「――ッ⁉コゲョぼギャッ――


『『『『YEAAAAAAAAAA‼‼‼』』』』






――「上手に焼けましたー!」
「たー!」


『本当に食う気だぞこいつら……』

                 『まぁ美味そうではある』




――「あばふっ」「うおっ」


『⁉』

          『ノエルちゃん⁉』

『なんてことを⁉』

          『どいつだぶっ殺してやる‼』




――「ボルルルル……」


『ひぇっ』
       『ひぇっ』
『ひぇっ』
       『ごめんなさい』



――「……—————は手出さなくていい。持ってて」


『怒だ』
           『怒ってらっしゃる』
『な⁉はっや⁉』
           『うわっおぉ』


――「ノエルを見ろ」


『はい』
         『勿論です』
『仰せのままに』
         『貴女しか見ていません』

『このクソ目玉‼ノエル様が話してる途中だろ、ぉ⁉』

『何あれゴーレム⁉』

『腕だ‼』

           『スゲェっ‼』

『……なんだよあれ』

                『……空が見えねぇ』

『天変地異だろ、こんなの』

                『あ』

『……止まった?』




――「どいつもこいつも。ノエルの前で、大地に命令するな」


『……俺、この二人に惚れたわ』

                    『安心しろ。俺もだ』

『一緒に二人のハーレムに加わろうぜ』
                    『⁉』

『……爆撃だ』

      『個人が持っていい戦力じゃないって……』




――「……『ロゼ』」

「――ッボっグボッ、ボァ‼っギャベっぁびゃ――



『……』
     『わりいちょっと吐いてくる』
『俺も』
            『凄惨の一言だな』
『今までの比じゃねぇ』






――「うめぇうめぇ」
「うみゃいうみゃい」



『この二人、俺らが思ってる以上にイカレてるかもな』
                         『……今更だろ』

『俺はそんな二人が好きだぜ?』

               『間違いないな!』

『ハハハ』
『ハハハ』
『ハハハ』
『ハハハ』


          §


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