ヤンデレ短編集

竜胆

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自己犠牲型

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好きな人ができた……そう、君が言った。
おかしいな。ずっと君の隣に居れるって、ずっと信じてたのに……もしかして、僕は裏切られたの?君が?僕を?裏切ったの?ううん、そんなこと……あるはずないよね?だって、小さい頃に約束したじゃないか!僕と結婚してくれるって……僕を君のお嫁さんにしてくれるって……好きって、大好きって……言ってくれた。だから何かの間違いだよね?君が僕以外を好きになるなんてありえないよね?だって、この前だって、他の誰かといるより僕と一緒の方が楽しいって言ってたもんね?あの言葉は嘘だったの?嘘じゃないよね?だって君は僕に嘘ついたりしないもんね?もし、もし本当に君の意識が他の人に向いてるのなら、僕は……どうすれば……どうすれば君は僕を見てくれるんだろう?また昔のように大好きって言ってもらえなかったらどうしよう?お嫁さんにしてくれなかったらどうしよう?きっと僕は何もできなくなっちゃうなぁ………だってあの日からずっとずぅーと君のためだけに僕は生きてるのに……あぁ、そっか。君が僕を見てくれないなら死ねばいいんだ。だってそうでしょ?僕は君のためだけに生きてるんだから、君が居なくなったら僕は結局死ぬしかないんだ……そっか、そうだよね!死ねばいいんだ……僕が死ねば、きっと君は僕を見てくれるよね?だって君はとっても優しい人だから、僕のことをずっと忘れられないはず、そうして君の心に残れるので有れば……死ぬのも、悪くないなぁ。きっと僕が死んだら他の人のことなんて忘れてしまうよね?だって君に一番近くて、一番一緒にいた。僕が君の目の前で死んだ。その事をきっと後悔して僕のことを背負って生きていってくれるでしょ?そうすれば君は僕だけのものになるんだよね?ふふ、そうしたら素敵な舞台を用意しなきゃ!君が僕を忘れないように、他の人を信じられなくなるように、僕以外を愛さないように、心に入れないように、とびっきり素敵な死に方をしなくちゃ!愛してるよ!大好き!だから僕のことだけ考えてね?
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