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最愛の夫だった義理の兄に再び溺愛される 8*

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初めて入るラブホテルの部屋。大きなテレビに二人は余裕で寝られるくらいの大きなベッド。至って普通のホテルに見えたけど。違ってたのは
「あ……。」
ベッドの側に置いてあったコンドームとローション。これから羅漢に抱かれるって実感したら。
自分もしたいって間違いなく思ってたのに一気に怖くなってきた。ちゃんと出来るかな。
羅漢は急に黙り込んだオレを見て手招きしてきた。
「アイン。おいで。」
「え……。なに。わぷっ!」
おいでって言われて大人しく来たら手を優しく引かれて抱き締めたら、ポンポンと優しく背中を叩いてくれる羅漢。緊張したからリラックスさせてくれたのかな。
「オレは絶対にアインが痛がる事なんてしないから。」
一緒に気持ちよくなる事だけ考えたら良いからって優しく言ってくれた。
「…………。羅漢、羅漢ぁ。」
「アイン。大丈夫。」
そう言って優しく目元や鼻にキスしてくれる。それだけで気持ちが解れてきた。
「風呂に入る前に何か飲もう。喉乾いただろ。」
やっぱりラブホ行きなれているだけあるなぁ。羅漢は少し冷蔵庫探したらミネラルウォーター持ってきた。
「ほら。」
「うん、ありがと。」
「2日宿泊にしたから時間はたっぷりあるんだ。ゆっくりしよう。」
「へぇ、2日宿泊に……。って、ええ!?」
「早とちりしないように言うけどな。アインがもうムリなら止める。この部屋に泊まってる間二人で誕生日パーティーしようか。それで好きな事しよう。ラブホでも食事は出るからな。」
「……………………。うん……。」
オレの事、ちゃんと考えてくれてた。それだけでスゴい愛されてるって実感してきて。
「ら、羅漢……。」
羅漢と一つになりたいって思ったら抱き付いてた。羅漢はオレが甘えてるって思ってるみたい。もう怖くない。羅漢が溶かしてくれたから。
「お風呂、行こ……?」
「もう大丈夫なのか?」
「うん。大丈夫。羅漢と一つになりたい。」
そう見上げて言ったら、羅漢は何か我慢してるみたいな顔して落ち着くようにため息付いたら。
「先に入ってくる。」
「え?一緒に入らないの?」
「後から一緒に入る。それに気持ちを落ち着けたいし、アインを最初に抱くのはベッドがいい。」
あ。オレとしてはどっちでも良いけどな。けど。多分羅漢は落ち着きたかったんだ。
シャワーに行った羅漢を待ってる間、どうしようかなって考えて折角テレビがあるから番組でも見ようと着けたら即座に消した。
「ななななな!何あれ!」
いきなり男同士でセックスしてる所謂アダルトビデオが写った。え?ラブホのテレビってあんなの流すの?知らなかった。もっと調べとくんだった。いきなりでビックリしたけど。ちょっとだけ見てみよかな。うん。まだ高校卒業してないけど、ごめんなさい。
「………………。わ……。」
これ、青姦ものだ。外でしてる。ドキドキしてきた。女役の男優が必死に声我慢してフェラされてる。
「……………………。」
あ、舐められながらアナルも弄られてる。女役の男優、足がガクガクしてきてる。目が反らせられなくてドキドキしながら見てたらフェラしてる男優の顔が写った。
「我慢しないで声もザーメンもどっちも出せよ。」
あ、ヤバい。フェラしてる男優。どことなく顔も声も羅漢に似てる。羅漢にフェラされてるって、そんな錯覚さえしてくる。
「ぁ……。」
スゴい大きい。モザイク入ってるけど色、黒いの分かる。腰を掴んで立ちバックさせたらお尻の割れ目に擦ったら入れてきた。それはもう、少しかな。乱暴に。なのに。
「ははっ、入れただけでトんでるな。もっと腰振るなりしろよ。」
「あ、ぅ。う、うん……。」
羅漢なら。こうは、言わないかな。けど。入れただけでトんだら。可愛いって、言うかな。
「は…………。」
テレビの男優のアナルを犯すとこ見ててオレと羅漢に置き換えて妄想する。
場所は何処かの森か山の中で、場所を気にしないで。解すのもそこそこにして。ゴムしないで生で入れて。誰かに見られるかもって興奮しながら獣じみたセックスして。
「ぁ……っ。」
最後に中に出される。羅漢は、中に。出してくれるかな。や、でも。ムリかな。そうこう考えてたらビデオの中の女役の男優は中出しされてて。アナルからチンコ抜かれて声出して
「アンッ!」
「ぁ……っ。すご……。」
スゴい出されたみたい。アナルから中出しされたザーメンが音立てて吹き出てる。スゴい気持ち良さそう。……。
お風呂でアナルの中ちゃんと洗ったら生で入れてくれるかな。そう考えたら
「中出しされたいの?」
「っ!ぁ、羅漢……。」
「オレが風呂から上がったのも気付かないでスゴい夢中で見てたね。ところでさ、アインは青姦が好きなの?それともああいう風にされて中出しされるのが好きなの?」
それとも両方?って耳元で言ってくるから。真っ赤になりながら
「…………。り、両方……。」
可愛いって言って笑う気配がして羅漢はまだ耳元で
「外でヤるのはまだ先だけど場所とか考えておくよ。」
え?外、で。してくれるの?真っ赤になって俯いてたら
「今夜は中に出すよ。中も綺麗に洗ってきて。」
中、出してくれる。アナル、さっきからヒクヒクして。早く欲しいってなってて。前もって調べた方法でちゃんと洗ってくることにした。

「ん、ん……。」
さっさと服を脱いでお風呂に入ったらシャワーを軽く浴びて髪の毛と身体洗ったら最後にボディーソープを取り出して指をヌルヌルにして指を入れる。
「は、ぁう……。」
早く、早く欲しい。けど、羅漢を性病なんかにさせたくは無いから。ちゃんと洗わなきゃ。
「ふ、ふ…………。」
中に出すって、言ってくれた。アナルが期待でヒクヒクしてオレの指を締め付ける。もう充分。洗えた、かな。
我慢、出来そうにないし。シャワーから上がって下着着ないでローブを着て部屋に行った。これからされることの期待で頭が可笑しくなりそう。
「ら、羅漢……。」
「待ってたよ。」
「あ、ご、ごめん……。」
「良いから。おいで。」
優しい声なのに。有無を言わさない感じに聞こえてきた。ベッドに座ってた羅漢に近寄ったら手を引かれてベッドに押し倒された。
「アイン。」
「ら、羅漢……。んぅ。」
「ん……。」
キス、気持ちいい。最初は軽めのキスだけど。すぐに口を開けてって言ってるみたいに歯列をなぞってきて。オズオズと少しだけ口を開けたらぬるりって遠慮なしに羅漢の舌が口の中に入ってきた。
「んっ!?」
ビックリして思わずオレの舌は引っ込んだけど、逃がさないってばかりに舌を絡めてきて。息が上がる。
「ふ、ふぅ……。」
段々気持ちよくなってきた。もっとして欲しいな。そう思ってたのに口を離されて
「ふぁ……?りゃか……?」
「ん。アイン、息してなかったから苦しくなる前に止めた。」
チュッ。と軽く唇に何度かキスして、今度は唇を軽く触れさせて舌で舐めるのしてきた。
確か、これもキスの1つだったよね。って思い出す。考え事してる余裕あるって思われたのか羅漢は
「考え事してるなんて余裕あるんだなアイン。」
「え?」
「遠慮しなくていいよな?」
あ、これから自分は食べられる。そう思った。遠慮なんてしないでよって小声で言ったらローブを半分だけ脱いだ。

足広げてアナルを解される。解されるというより、オレの気持ちいいとこ弄られてるかんじ。ローブ脱がされた時に下着着けてなくて羅漢は驚いてたけど期待していたって分かって嬉しそうだった。
「あっ、あっ、あっ!!」
「ココが好きだったよな。こんな風にコリコリ弄られるの。」
「あっ!好きぃ!コリコリされるの好きだからっ、もっとぉ!」
そしたら羅漢が。前立腺をコリコリしながら耳元であの言葉言ってきた。
「可愛い。もっとメチャクチャにしたいよ。」
「ぁっ!」
小さく悲鳴を上げる。初めてアナニーした想像の中の羅漢も。そう言ったからゾクゾクしてきた。
確か、あの後。オレ。初めてだったのに。
「やっ、やっ、やっ!」
目の前がチカチカして身体ガクガクさせて。神経が焼き切れる感覚がして。中イキしたんだった。
「アイン。」
中イキしたね。って頭撫でながらキスして囁かれる。囁かれただけでまだイッてるのが続いてて身体がまだ震えたままでいるオレ。アナルも未だに指を締め付けてる。
「少し休ませたいけどムリ。」
みっともなくがっついてゴメンなって謝ってくる。そんなの。羅漢がオレに興奮して欲しがってるだけじゃない。
「あっ、謝んないでよぉ……。」
オレは欲しがってくれて嬉しいんだからって何とか言ったら。いきなり指を引き抜かれて声出した。
「ふぁっ!?」
「あんまり煽るなって言ったよな?」
そう言ってローブ脱ぎ捨てた。ドキドキしてソロリと羅漢の見たら
「やっ、大きい……。壊れちゃ……。」
記憶の中よりは大きかった。カリも太さも一回りは大きかった。こんなの入れられたら壊されるって思って言ったら
「アイン、お前な。」
「やっ……。」
それを煽るって言ってるんだ。って囁かれた。それから羅漢は
「けどアインが嫌なら止めておくよ。無理やりしたいワケじゃないから。」
「え……。」
押し当てられてたのを離されて。軽く絶望する。もう入れてもらえるって思ってたから。オレの顔見て羅漢は
「入れて欲しいなら言って。言ったよね?オレは無理やりしたいワケじゃないからって。アインはどうして欲しいの?」
そんなの、入れて欲しいに決まってるけど。羅漢にオネダリ出来てたのは妄想の中のオレだけで。実際にするのは恥ずかしくなってきた。だけど我慢出来ない。
「ぁ……。」
これ、入れてもらえてぐちゃぐちゃにされたらどれだけ気持ちいいんだろ。
恥ずかしさと早く気持ちよくなりたいで板挟みされて頭はごちゃ混ぜで泣きながら羅漢に精一杯のオネダリをする。
「も、も。ムリ。入れてよぉ。」
「やっぱり可愛い。泣きながら欲しがってるアインって。」
スゴくそそられる。って目元にキスされて。羅漢は最初からオレが入れて欲しいの分かってたんだって思った。
「も、酷いよぉ!」
「ゴメン。オレも、アインから欲しがってもらいたかったから。」
それ言われたら何も言えなくなるじゃない。だからオレはしてもらいたい事言った。これくらい、良いよね。
「いっぱい気持ちよくして。」
「うん。」
「キスも。いっぱいやって。」
「うん。するよ。」
「それから。ずっとオレを抱き締めてて。」
「………………。うん。」
ずっと抱き締めてるから。そう答えてくれた羅漢はすぐ抱き締めてくれた。
「ふぁ……!あっ!」
「ふ……。キツくない?」
「うん……。」
ゆっくり腰を進めていって、少しずつ馴染ませるように動いてくれる。羅漢が言うには半分入ったって。オレも出来るだけ力抜いてるけど。中々すんなりとはいかないみたい。だけど。
「は……。」
「……。ねえ羅漢、気持ちいい?」
「うん。締め付けてきて堪んない。」
羅漢としては。オレの中突き上げて掻き回したい筈なのにな。それを必死に我慢してるだろな。
「ねえ、羅漢。も、全部入れて。我慢してない?」
「え、けど。」
「少しくらい、痛くて良いから。」
そうだった。思い出した。前世の時だって。初めてブラッカと身体を重ねた時だって。お互い初めてなのもあって中々思うように中に入らなくて、オレは。
少しくらい、痛くて良いから入れてって言ったんだった。
それ、羅漢は覚えてるかな。
「……。本当に何も変わってないな。」
あの時はこじ開けるように半ば強引に入れたんだった。後になってアインは気持ちいいとは程遠いものだったと知ったんだ。だから今度は。今度こそは。アインを気持ちよくさせたい。セックスは自分1人だけ善くなっても意味は無いんだ。お互い気持ちよくなって幸せって思わないとこの行為に意味は無いんだ。
「だけど今度はオレは強引になんてしないからな。」
そう言ってキスしてきた。あんまり優しくて気持ちいいキスするから、夢中になってたし。力もさっきより抜けてたかも。
「ふぁ……。ぁ、ん……。」
「ん……。」
羅漢の声スゴい色っぽい。上顎舐められたりしてすっかり痛いのとか忘れてた。そしたら羅漢が
「ん……。全部入った。」
「ふぇ……?」
そう言われて繋がってる部分見たら本当に全部入ってた。羅漢もすごい気持ち良さそう。
「ふ、ぅ……。」
「ねえ、動かないの……?」
「今動いたらすぐ出る。アインに早漏れとは思われたく無いしな。今でもギリギリなんだ。」
それより今はこうして抱き締めていたい。って繋がったまま両腕で抱き締めてきた。汗ばんだ肌と肌が密着してて何だか気持ちいいし、幸せな気持ちになってきた。
「羅漢……。大好き。」
そう言って厚い胸板に顔を埋める。羅漢が微笑んだ気がして。
「アイン、誕生日おめでとう。誰より愛してる。」
何だか胸がいっぱいになって少しだけ泣いた。こんな幸せな誕生日は初めてだった。誰より好きな人に自分の初めてを貰ってくれて、身体も心も愛してくれたから。
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