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学園編
108.ご褒美2
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思い切って、チュッと触るだけのちゅうをし、すぐに口を離した。
もじもじとルダン様の反応を待っていると、彼はまだ目を瞑ったままだった。
「ルダン様?」
「ん?」
ルダン様はゆっくりと目を開いて、俺を凝視する。
「もうしたのか?」
「?ハイ」
コクリと首を縦に振ると、ルダン様は、はぁとため息をついて目を押さえる。その様子からやっぱりご褒美は俺じゃダメなんじゃとショックを受ける。慌てて退こうとすると、俺の腰をガシリと捕まえる。
「全然、分からなかった。もう1度してくれないか?今度はもっとゆっくり」
あぁ、なんだ。そういう事だったのか、と安堵する。
俺はルダン様にもう1度目を閉じてもらい、ちゃんと彼の要望通りに口を合わせて、数秒待つ。温かな唇がじんわりと俺の唇に移っていく。
そして、恥ずかしさから素早く起きあがる。息を止めていたせいでちょっと苦しかった。
今度はどうかなと、ルダン様の反応を待っていると、また、はぁとため息を吐かれた。その反応にショックを受ける暇なく、彼に押し倒される。
「ウェイン、これからもこうしてご褒美が欲しい」
「ハイ」
彼のお願い事に了承する。こんなのでルダン様が喜んでくれるならご褒美じゃなくてもするのに。
「ありがとう。ウェインのご褒美は、また後で考えよう。今は私からキスをしても良いか?」
恥ずかしながらもおずおずと頷くと、ルダン様は優しく口を合わせる。俺がしたやつとは違い、もっと丁寧で優しくて、深いちゅうだ。
啄むように繰り返し、少し口が開いたところで舌を入れる。ねっとりと口内を舐められて、俺の舌を吸われ、声が漏れ出る。
「ふぁ」
ルダン様はちゅうをしている間、身体を撫で始めた。その手は上から順に下へ下がっていく。頭、耳、頬、背中、胸、お腹、お尻。触られた所からゾクゾクと弱い電気のようなものが走った。俺はその感覚を耐えようとして、彼の服を握りしめる。ルダン様はそんな俺を抱きしめてくれたので、ぎゅうっと身体同士が密着した。その間もうなじを触られたり、髪をいじってくるからゾクゾクは更に増した。
1度、口を放し、「まだ足りない」と呟くと、俺が呼吸を整える間もなくまた口を合わせた。今度は、さっきよりも激しく舌を絡ませる。
「んぅ」
溢れそうになる唾液をコクリと飲み込むとようやく唇を離してくれた。俺がはふはふと息を整えていると、ルダン様は俺の首元をチュッと吸った。
「ひゃっ」
チリっとした痛みに思わず声が出た俺を見下ろすルダン様は満足気に笑っていた。
もじもじとルダン様の反応を待っていると、彼はまだ目を瞑ったままだった。
「ルダン様?」
「ん?」
ルダン様はゆっくりと目を開いて、俺を凝視する。
「もうしたのか?」
「?ハイ」
コクリと首を縦に振ると、ルダン様は、はぁとため息をついて目を押さえる。その様子からやっぱりご褒美は俺じゃダメなんじゃとショックを受ける。慌てて退こうとすると、俺の腰をガシリと捕まえる。
「全然、分からなかった。もう1度してくれないか?今度はもっとゆっくり」
あぁ、なんだ。そういう事だったのか、と安堵する。
俺はルダン様にもう1度目を閉じてもらい、ちゃんと彼の要望通りに口を合わせて、数秒待つ。温かな唇がじんわりと俺の唇に移っていく。
そして、恥ずかしさから素早く起きあがる。息を止めていたせいでちょっと苦しかった。
今度はどうかなと、ルダン様の反応を待っていると、また、はぁとため息を吐かれた。その反応にショックを受ける暇なく、彼に押し倒される。
「ウェイン、これからもこうしてご褒美が欲しい」
「ハイ」
彼のお願い事に了承する。こんなのでルダン様が喜んでくれるならご褒美じゃなくてもするのに。
「ありがとう。ウェインのご褒美は、また後で考えよう。今は私からキスをしても良いか?」
恥ずかしながらもおずおずと頷くと、ルダン様は優しく口を合わせる。俺がしたやつとは違い、もっと丁寧で優しくて、深いちゅうだ。
啄むように繰り返し、少し口が開いたところで舌を入れる。ねっとりと口内を舐められて、俺の舌を吸われ、声が漏れ出る。
「ふぁ」
ルダン様はちゅうをしている間、身体を撫で始めた。その手は上から順に下へ下がっていく。頭、耳、頬、背中、胸、お腹、お尻。触られた所からゾクゾクと弱い電気のようなものが走った。俺はその感覚を耐えようとして、彼の服を握りしめる。ルダン様はそんな俺を抱きしめてくれたので、ぎゅうっと身体同士が密着した。その間もうなじを触られたり、髪をいじってくるからゾクゾクは更に増した。
1度、口を放し、「まだ足りない」と呟くと、俺が呼吸を整える間もなくまた口を合わせた。今度は、さっきよりも激しく舌を絡ませる。
「んぅ」
溢れそうになる唾液をコクリと飲み込むとようやく唇を離してくれた。俺がはふはふと息を整えていると、ルダン様は俺の首元をチュッと吸った。
「ひゃっ」
チリっとした痛みに思わず声が出た俺を見下ろすルダン様は満足気に笑っていた。
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