雪も積もれば冬となる～悪役公爵家に愛されちゃった！？～

設定集※ネタバレ注意

登場人物※第一部終了時

※ネタバレ注意です。イメソンは一部を伏字にしてありますが、ご了承ください。

ウェイン・バディット（名前の由来　ウェイン＝荷馬車を作る人）
　本作の主人公。黒髪に黒い瞳。雪のような白い肌を持つ。
　前世は高校生で御宿みやど　雪信ゆきのぶという名前だった。前世の死因は電車に轢かれて。両親や幼馴染に迷惑をかけて死んでしまったと、後ろめたい気持ちになっている。
　高校が別になってしまった幼馴染のおすすめで、乙女ゲームの”氷華ひょうかの御元みもとで～恋の花が咲く～”をプレイしていた。クリアできたのはオーガストルートだけ。
　死んだあと、運命の神に引き寄せられ、ゲームのラスボスであるウェインに転生。転生後、雪の魔力を持っている為、疎まれていた。8歳になった年の冬に大きな雪の嵐が来て、それを全てウェインのせいにされ、国のはずれの塔に幽閉される。と、同時に呪いを掛けられる。
　あまりの寒さに冬眠と覚醒を繰り返し、更には睡眠薬もどきを服用して自分の年齢までも分からなくなっていった。自分の両親を酷い人達だと思ってはいるが、恨んではない。
　塔を離れたのは、雪が止まったからだと思っている。騎士達に暗い箱に詰められて、外国送りにされる。小さく押し込められ、酷くショックを受けて、その時の記憶があまりない。
　目が覚めて、目の前にメルがいて凄く驚いた。徐々にルダンに心を惹かれていく。
　感情が高ぶったり、情報が多いと体調を悪くすることがあるのは、塔の中にいた時の癖で無意識で自分の心と体を守る為のものだった。
　身長は塔に監禁されるくらいは120センチ、箱に閉じ込められるくらいが130センチ、第二部始まりが150センチくらいです。　
　イメージソング　アンチ〇ミー、月〇ワルツ

ルダン・ディゾル（ルダン＝メルトダウンから、ディゾル＝ディゾルブ（溶ける）から）
　ディゾル家の当主。魔神の子孫。歴代最強とまで言われるほど炎の魔力が強く、他の貴族から劫火公爵と呼ばれることもある。
　両親は既に死亡している。母親はルダンが生まれた瞬間にルダンの魔力に焼かれて死に、父親は寿命で死んでいる。妻はいたが逃げ出したので、探し出して離婚し、契約を破った代償を支払ってもらった。元妻を愛したことは一度もない。
　感情を抑える魔道具を生まれた直後からつけており、人の輪に入れない孤独さを味わう。ウェインと出会い、魔力が相殺されて、感情を知ることができ、彼に特別な思いを持つようになる。プラスの感情やマイナスの感情までも知り、それ故にウェインが味わったであろう塔の中の孤独に酷くショックを受けた。
　メルの事は娘と思って、ウェインに触ることを許している。しかし、彼女の命の危機に手を貸すことはない。
　本当なら全てを放り出してウェインと二人きりになりたい。ディゾル家と王家の契約があるが為に出来ないだけ。心の中では、王家がディゾル家を裏切ることを望んでいたりする。
　身長は190センチほど
　イメージソング　○○が無いなら○○○○すればいいじゃない、〇 wanna y〇ur slave
　イメージカラーは朱殷しゅあん

メル・ディゾル（メル＝メルトから）
　ルダンの一人娘。ルダン程ではないが炎の魔力が多いので、物心がつくまえに感情を抑える魔道具をつけている。性格的にサディズム傾向であり、感情を抑える魔道具によってその傾向も抑えられている面もある。
　両親から愛されたことは無い。自分も彼らを愛そうとは思わない。しかし、愛というものには興味はあった。ウェインが来た時はペットのように思っていたが、接していくうちに彼から愛されたいと思った。ウェインの一喜一憂に心が揺り動かされる。
　イメージソング　〇〇革命ガール、シュビ〇、1〇sh〇ts
　イメージカラーは深紅