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公爵家編
67.愛の告白
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ルダン様の勉強したことが恋だとは思わなかった。そして、話を聞くに俺が、初恋だとらしい!?
「お、俺なんかで良いんデスカ?」
「違う、君が良いんだ」
「お、俺なんかで」
「いきなり言われて、戸惑うのは無理はない。答えはすぐに出さなくても良い」
そう言ってルダン様は、距離を取ろうとする。せっかく近づいたのに、また離れてしまう。そう思った俺は慌てて、ルダン様の袖を掴んで引き止めた。混乱する中で早く返事をしなきゃと焦る。
ずっとルダン様達は、俺をペットのようなものだと、そう思っているのだと思っていた。それが俺と同じように恋してくれているなんて、思いもよらなかった。
「お、おれも、す、すきデス。あなたのそばにいさせてクダサイ」
俺は精一杯の答えを返す。ルダン様に伝わっているだろうかと、その不安と、この心を伝えても良いという喜びで、感情がグチャグチャになって目から涙となって溢れ出る。好き。好き。俺はルダン様が大好き。どうかこの気持ちが彼に伝わりますように。
目を擦ろうとした瞬間、ルダン様がその手を掴み、引き寄せ、唇を合わせた。俺も応えるように、背伸びをして、ルダン様の首に手を回す。背中に回るルダン様の腕により力が込められた。
「んッ」
食べられてしまうかのような口づけに、俺は翻弄され、呼吸さえもままならなくなる。
俺の涙を拭い、耳たぶを触った。そこにはお揃いのイヤリングがある。意識させるようにカリカリと引っ掻かれた。
舌を吸われたり、噛まれたり、送られてくる唾液を飲み込んだり。いつものちゅうがどんなに俺を気遣っていたのか、知ってしまった。けれど、それと同時にこんなにも俺を求めてくれているのかと、嬉しくて胸が苦しくなる。そして何より、ルダン様が与えてくれる刺激の全てが気持ちいい。
唇を離す頃には、力が入らなくて、抱きかかえてもらった。はぁと息を整える。幸せな気持ちが身体中に広がって、安心から瞼が重くなる。
「もう眠いんだろう?」
「……んーん」
首を振って、そんな事はないと言いたい所だが、いつもの就寝時間は過ぎていて俺は限界に来ていた。それでも、頑張って起きようとしたが、いつの間にか、ベッドに横たわり、目の上にルダン様の手が乗せられた。
もっといっぱい、ちゅうがしたいのに。そうは思っても、身体は言うことを聞いてくれない。どんどんと眠気の方が勝っていく。
「明日、起きたらいろんな話しよう。おやすみ」
その言葉を最後に俺は夢へと旅立った。夢の中でも俺はルダン様に抱きしめられて、幸せだった。
「お、俺なんかで良いんデスカ?」
「違う、君が良いんだ」
「お、俺なんかで」
「いきなり言われて、戸惑うのは無理はない。答えはすぐに出さなくても良い」
そう言ってルダン様は、距離を取ろうとする。せっかく近づいたのに、また離れてしまう。そう思った俺は慌てて、ルダン様の袖を掴んで引き止めた。混乱する中で早く返事をしなきゃと焦る。
ずっとルダン様達は、俺をペットのようなものだと、そう思っているのだと思っていた。それが俺と同じように恋してくれているなんて、思いもよらなかった。
「お、おれも、す、すきデス。あなたのそばにいさせてクダサイ」
俺は精一杯の答えを返す。ルダン様に伝わっているだろうかと、その不安と、この心を伝えても良いという喜びで、感情がグチャグチャになって目から涙となって溢れ出る。好き。好き。俺はルダン様が大好き。どうかこの気持ちが彼に伝わりますように。
目を擦ろうとした瞬間、ルダン様がその手を掴み、引き寄せ、唇を合わせた。俺も応えるように、背伸びをして、ルダン様の首に手を回す。背中に回るルダン様の腕により力が込められた。
「んッ」
食べられてしまうかのような口づけに、俺は翻弄され、呼吸さえもままならなくなる。
俺の涙を拭い、耳たぶを触った。そこにはお揃いのイヤリングがある。意識させるようにカリカリと引っ掻かれた。
舌を吸われたり、噛まれたり、送られてくる唾液を飲み込んだり。いつものちゅうがどんなに俺を気遣っていたのか、知ってしまった。けれど、それと同時にこんなにも俺を求めてくれているのかと、嬉しくて胸が苦しくなる。そして何より、ルダン様が与えてくれる刺激の全てが気持ちいい。
唇を離す頃には、力が入らなくて、抱きかかえてもらった。はぁと息を整える。幸せな気持ちが身体中に広がって、安心から瞼が重くなる。
「もう眠いんだろう?」
「……んーん」
首を振って、そんな事はないと言いたい所だが、いつもの就寝時間は過ぎていて俺は限界に来ていた。それでも、頑張って起きようとしたが、いつの間にか、ベッドに横たわり、目の上にルダン様の手が乗せられた。
もっといっぱい、ちゅうがしたいのに。そうは思っても、身体は言うことを聞いてくれない。どんどんと眠気の方が勝っていく。
「明日、起きたらいろんな話しよう。おやすみ」
その言葉を最後に俺は夢へと旅立った。夢の中でも俺はルダン様に抱きしめられて、幸せだった。
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