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いざ、新天地へ!! そして残されたバカ王子の心情
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クラルフェラン共和国から正式な返答が返って来た。
全面的に俺達を受け入れてくれるとの事だが一つ、条件が有るらしい。
それは....クラルフェラン共和国へ移住した後、落ち着いてから俺とヴァランティーヌがクラルフェラン共和国を守護し護る事を国民に発表してほしいと言うものだ。
まあ、それに関しちゃ別段俺に依存はねえ。
エミリア達の今後を考えると平和な国は必須だしな。
てな事で俺達はクラルフェラン共和国へ行くことになった。
亡命が完全に決まってからクズ王に「俺達は大人しくこの国から出て行くから邪魔すんな!」って内容の書簡を送ったのだがあいつ等はどうやら俺達を捕まえる気満々らしく「出国を認めない!大人しく捕まれ!!」と返事を寄越して来やがった。
当然の如く無視して俺達の脱走準備も終わり、俺が昔に破壊した港町に来ていた。
「ここからクラルフェラン共和国に旅立つんだね!!」
エミリアが浜風になびいている輝く髪を手で押さえながら興奮気味に言う。
「おう!クラルフェラン共和国は海を渡った向こう側の国みたいだからここから船で行くぞ!」
「領地から数家族、僕らと一緒に来るようですが本当に良いのでしょうか?」
少し不安そうなエリュセルがついて来ると聞かなかった領民を見ながら呟いている。
「心配すんな!ウチに勤めてる奴らの家族含めて俺が守ってやんよ!」
「その通りです。自分の召喚獣が何者なのか思い出しなさい。エリュセル達は私も守ると誓うわ。」
澄ました顔でヴァランティーヌが爺に煎れてもらった茶をすすりながら答える。
「...ですね。うん、吹っ切れました。僕はフォルティーナとヴァランティーヌを信じる!」
決意に満ちた表情でエリュセルがしっかりとした喋りで俺達に答えを出した。
「よっしゃ!じゃあこんなクソッタレな国から出てくぞ!!野郎共!!」
「「はい!!」」
みんなが船に乗り込んだのを確認した後に俺は元の巨大な龍に戻り海に入る。
「きゅきゅーん!!」
咆哮を上げるとみんなを乗せた船を背中に背負って新天地へと俺達は旅立った。
「カーツ殿下、屋敷内は既にもぬけの殻で御座います。」
「...そうか。」
フォルティーナ殿達は本当にこの国から出奔したのだな。
私は騎士達を率いてリヴァイア領の領主の屋敷に到着し、フォルティーナ殿が宣言通りに屋敷を引き払っていたことに驚いていた。
フォルティーナ殿がエミリア・アルフェールの召喚獣だった事を王である父上に聞かされた時には驚いたが、更に驚いたのは父上がフォルティーナ殿達を捕らえようとしたことだった。
「あの者達が所有しているアーティファクトを我が王家で差し押さえたい。...あれらの物が我が王家の所有になれば他国から歴史の短い成り上がりの国等と蔑まれることも無くなる。」
「父上!!そのアーティファクトはフォルティーナ殿やヴァランティーヌと言う方の物と私の耳には入っております。それを取り上げるのは流石に...」
「何を言うか!カーツよ、アーティファクトとは元々は人間の物...ならば我らの手に取り戻すのは至極当然である!...そう言えばお前はフォルティーナに執心している様子を見せているようだったな。良い考えがある。龍王と竜王は人間に臣従しておる様子だった...ならばアレックスからフォルティーナへお前の召喚獣の変更を認めようぞ!!」
なん..だと!?私のフォルティーナ殿を召喚獣に認めてくれるだと!!
こんなにうれしい話は他には無い!!...しかし...。
「父上...長い間この国の守護をしてくれていたアレックスをどうするおつもりで?」
私の言葉に眉間にシワを寄せて父上が思考を巡らせている様子を見せる。
「ふむ。アレックスはブルードラゴン種、飛竜の頂点に君臨する竜王を我の召喚獣として迎えヴァランティーヌの部下としよう。...うむ!それが良いな!よし、あの者達を逃がしてはならんぞ!!!精鋭の一万人の兵力を率いて捕らえよ!!」
「...は!わかりました!!」
私は集まった兵をリヴァイア領へと進め、隣の領で野営している最中に近くにいた住民から噂を聞いた。
やはりフォルティーナ殿は公明正大で善政で良い領主らしい。
これまで通り良い噂話しか聞かなかった。
リヴァイア領へと入ると領民から向けられる我々への視線は冷たい物に変わる。
部下達がリヴァイア領民から話を聞いて話を軍議で聞くと、やはりフォルティーナ殿の領政は以前から聞き及んでいた噂と同じくフォルティーナ殿を褒め称える者は多く、不満を持っていた者は少数だったようだ。
そして、フォルティーナ殿がこの領から出奔したとの噂を聞いた。
まあ、有り得ないだろう。
一度手にした地位や名声を簡単に捨てられる筈が無い!!
この地域は長い間この領を放って置いた王都への反発心が強く「フォルティーナ様がこの領から出て行かれたのはお前達のせいだ!!恥をしれ!!」となじられたり「どうぞフォルティーナ様と王都の中枢の方との仲違いを解消して下さい!!そうすればフォルティーナ様もまたこの地に戻って来てくれる筈...」と言う嘆願ばかりが届いてきていた。
ふん!フォルティーナ殿...いや、フォルティーナは私の召喚獣になる女性だ!!これから王都に居ることになるのにこの領に戻って来るわけが無いだろ!!諦めろ愚民共!!
私達は意気揚々と領主の屋敷へと進軍させ先見の報告通りの空き家の様になった領主の屋敷の中を見て呆然とした。
まさか宣言通り本当に地位や名誉まで捨てて他国に亡命するなんて...
逃がしませんよフォルティーナ!!貴女は私の物だ!!
全面的に俺達を受け入れてくれるとの事だが一つ、条件が有るらしい。
それは....クラルフェラン共和国へ移住した後、落ち着いてから俺とヴァランティーヌがクラルフェラン共和国を守護し護る事を国民に発表してほしいと言うものだ。
まあ、それに関しちゃ別段俺に依存はねえ。
エミリア達の今後を考えると平和な国は必須だしな。
てな事で俺達はクラルフェラン共和国へ行くことになった。
亡命が完全に決まってからクズ王に「俺達は大人しくこの国から出て行くから邪魔すんな!」って内容の書簡を送ったのだがあいつ等はどうやら俺達を捕まえる気満々らしく「出国を認めない!大人しく捕まれ!!」と返事を寄越して来やがった。
当然の如く無視して俺達の脱走準備も終わり、俺が昔に破壊した港町に来ていた。
「ここからクラルフェラン共和国に旅立つんだね!!」
エミリアが浜風になびいている輝く髪を手で押さえながら興奮気味に言う。
「おう!クラルフェラン共和国は海を渡った向こう側の国みたいだからここから船で行くぞ!」
「領地から数家族、僕らと一緒に来るようですが本当に良いのでしょうか?」
少し不安そうなエリュセルがついて来ると聞かなかった領民を見ながら呟いている。
「心配すんな!ウチに勤めてる奴らの家族含めて俺が守ってやんよ!」
「その通りです。自分の召喚獣が何者なのか思い出しなさい。エリュセル達は私も守ると誓うわ。」
澄ました顔でヴァランティーヌが爺に煎れてもらった茶をすすりながら答える。
「...ですね。うん、吹っ切れました。僕はフォルティーナとヴァランティーヌを信じる!」
決意に満ちた表情でエリュセルがしっかりとした喋りで俺達に答えを出した。
「よっしゃ!じゃあこんなクソッタレな国から出てくぞ!!野郎共!!」
「「はい!!」」
みんなが船に乗り込んだのを確認した後に俺は元の巨大な龍に戻り海に入る。
「きゅきゅーん!!」
咆哮を上げるとみんなを乗せた船を背中に背負って新天地へと俺達は旅立った。
「カーツ殿下、屋敷内は既にもぬけの殻で御座います。」
「...そうか。」
フォルティーナ殿達は本当にこの国から出奔したのだな。
私は騎士達を率いてリヴァイア領の領主の屋敷に到着し、フォルティーナ殿が宣言通りに屋敷を引き払っていたことに驚いていた。
フォルティーナ殿がエミリア・アルフェールの召喚獣だった事を王である父上に聞かされた時には驚いたが、更に驚いたのは父上がフォルティーナ殿達を捕らえようとしたことだった。
「あの者達が所有しているアーティファクトを我が王家で差し押さえたい。...あれらの物が我が王家の所有になれば他国から歴史の短い成り上がりの国等と蔑まれることも無くなる。」
「父上!!そのアーティファクトはフォルティーナ殿やヴァランティーヌと言う方の物と私の耳には入っております。それを取り上げるのは流石に...」
「何を言うか!カーツよ、アーティファクトとは元々は人間の物...ならば我らの手に取り戻すのは至極当然である!...そう言えばお前はフォルティーナに執心している様子を見せているようだったな。良い考えがある。龍王と竜王は人間に臣従しておる様子だった...ならばアレックスからフォルティーナへお前の召喚獣の変更を認めようぞ!!」
なん..だと!?私のフォルティーナ殿を召喚獣に認めてくれるだと!!
こんなにうれしい話は他には無い!!...しかし...。
「父上...長い間この国の守護をしてくれていたアレックスをどうするおつもりで?」
私の言葉に眉間にシワを寄せて父上が思考を巡らせている様子を見せる。
「ふむ。アレックスはブルードラゴン種、飛竜の頂点に君臨する竜王を我の召喚獣として迎えヴァランティーヌの部下としよう。...うむ!それが良いな!よし、あの者達を逃がしてはならんぞ!!!精鋭の一万人の兵力を率いて捕らえよ!!」
「...は!わかりました!!」
私は集まった兵をリヴァイア領へと進め、隣の領で野営している最中に近くにいた住民から噂を聞いた。
やはりフォルティーナ殿は公明正大で善政で良い領主らしい。
これまで通り良い噂話しか聞かなかった。
リヴァイア領へと入ると領民から向けられる我々への視線は冷たい物に変わる。
部下達がリヴァイア領民から話を聞いて話を軍議で聞くと、やはりフォルティーナ殿の領政は以前から聞き及んでいた噂と同じくフォルティーナ殿を褒め称える者は多く、不満を持っていた者は少数だったようだ。
そして、フォルティーナ殿がこの領から出奔したとの噂を聞いた。
まあ、有り得ないだろう。
一度手にした地位や名声を簡単に捨てられる筈が無い!!
この地域は長い間この領を放って置いた王都への反発心が強く「フォルティーナ様がこの領から出て行かれたのはお前達のせいだ!!恥をしれ!!」となじられたり「どうぞフォルティーナ様と王都の中枢の方との仲違いを解消して下さい!!そうすればフォルティーナ様もまたこの地に戻って来てくれる筈...」と言う嘆願ばかりが届いてきていた。
ふん!フォルティーナ殿...いや、フォルティーナは私の召喚獣になる女性だ!!これから王都に居ることになるのにこの領に戻って来るわけが無いだろ!!諦めろ愚民共!!
私達は意気揚々と領主の屋敷へと進軍させ先見の報告通りの空き家の様になった領主の屋敷の中を見て呆然とした。
まさか宣言通り本当に地位や名誉まで捨てて他国に亡命するなんて...
逃がしませんよフォルティーナ!!貴女は私の物だ!!
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